ドラえもん のび太のSTARWARS   作:断空我

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評価バーが赤くなっていたのでびっくりしました。

今回の話は賛否両論あるかもしれないのですが、後々の展開を考えて、このような流れにしています。




オーダー66…………?

コルサントで異変が起こっていた頃、野比のび太とオビ=ワン・ケノービはグリーヴァスを捕えるためにウータパウへ潜入。

 

ウータイからドラゴンマウントをレンタルしてグリーヴァスがいるであろう場所へ突入。

 

オビ=ワンの突然の行動にのび太は面食らいながらも迫るドロイドをライトセーバーとブラスターを使って撃退する。

 

ホイールに乗って逃走するグリーヴァスをオビ=ワンと共に灰色のドラゴンマウントの雌に跨ってのび太は追跡していた。

 

そして、グリーヴァスを追い詰める。

 

「しつこい奴らだ!ここで始末してやる!」

 

「お前を逮捕するぞ」

 

ライトセーバーを道中で落としたオビ=ワンだが、グリーヴァスから奪ったエレクトロ・スタッフを握りしめる。

 

笑いながらグリーヴァスは隠していたブラスターを使おうとしたが、のび太の早撃ちによってブラスターを手から落としてしまう。

 

獣のような咆哮をあげながらオビ=ワンへ飛び掛かるグリーヴァス。

 

「マスター!」

 

のび太は助けようとするがグリーヴァスはのび太の射撃を警戒してオビ=ワンを盾にして射線上に入らない。

 

オビ=ワンは両手でグリーヴァスの装甲をこじ開ける。

 

こじ開けられた装甲の中にあるのはむき出しになった臓器。

 

グリーヴァスはオビ=ワンを投げ飛ばす。

 

のび太がブラスター・ピストルで狙おうとするがグリーヴァスは足元に転がっていた岩を蹴る。

 

咄嗟にのび太は腕でガードするも、不意打ちによってブラスター・ピストルを落としてしまう。

 

起き上がったオビ=ワンに狙いを定めるグリーヴァス。

 

オビ=ワンは離れたところにあるエレクトロ・スタッフ、近くにあるブラスターをみて、咄嗟にブラスターを手に取る。

 

飛び掛かろうとするグリーヴァスの臓器に一発。

 

ブラスターの直撃を受けてグリーヴァスの臓器は瞬く間に燃え上がる。

 

何とか火を消そうとするグリーヴァスだが、二発目の光弾のよって体が燃え上がり、残ったのは纏っていたドロイドのボディのみ。

 

オビ=ワンは自身の手の中にあるブラスターを手放す。

 

「野蛮な武器だ」

 

「いつつつ」

 

オビ=ワンはのび太が落としたブラスター・ピストルを拾い上げて近づく。

 

「大丈夫か?」

 

「腕が少し痺れます」

 

腕を振りながらのび太はグリーヴァスだったものをみる。

 

「倒したんですね?」

 

「あぁ、倒した」

 

「……これで、戦争が終わるんですよね?」

 

「まだだ、残っているドロイドを一掃する仕事がある」

 

オビ=ワンの言葉にのび太は苦笑する。

 

「アニーに良い報告ができる」

 

「間違えるな。まずは評議会へ報告だ。その後にアナキンへ自慢できるかな」

 

ニコリと笑うオビ=ワンに続いてのび太も笑みを浮かべる。

 

「さて、問題はここからどうやって戻るかという事だが」

 

「マスター、あれを」

 

のび太に言われて視線を向けると離れていた二体のドラゴンマウントがやってくる。

 

「本当に賢いお嬢さん達だ……」

 

「そうですね」

 

やってきたドラゴンマウントを撫でて跨ろうとするオビ=ワンだが、思い出したように振り返る。

 

「そういえば、ノビタ。私がライトセーバーを落としたことは秘密だぞ」

 

「あははは、わかりましたよ」

 

戦闘中にライトセーバーを落としたことを秘密にするように言われたのび太は苦笑しながらも頷いた。

 

ドラゴンマウントに跨ったオビ=ワンとのび太の二人はコーディがいる部隊のところまで戻ることが出来た。

 

「将軍、敵は撤退しております」

 

「このまま片付けてしまおう」

 

「了解です。これをお忘れではありませんか?」

 

コーディがオビ=ワンへライトセーバーを差し出す。

 

「良かったですね。マスター」

 

のび太の言葉にオビ=ワンは苦笑する。

 

「行くぞ」

 

「はい!」

 

ドラゴンマウントを操り駆け出す二人。

 

少ししてコーディの通信機に連絡が入る。

 

『コマンダー・コーディ』

 

通信の相手はパルパティーン最高議長だ。

 

しかし、いつもと異なりフードで素顔を隠している。

 

『時はきた』

 

ヘルメットに隠れているコーディの表情が変わる。

 

『オーダー66を実行せよ』

 

「了解です」

 

頷いたコーディは近くのウォーカーへ指示を出す。

 

「奴らを撃て!」

 

指示と共に発射される砲弾。

 

砲弾は崖を走っていた二人に直撃。

 

大きな悲鳴を上げるドラゴンマウント達と共に落ちるオビ=ワンとのび太。

 

「遺体を探せ」

 

コーディは冷酷に部下へ指示を出した。

 

その直後。

 

「とんとん」

 

握りしめて拳をぶつけあう。

 

「とんとん」

 

同じように彼の前にいたクローン達が一斉に両方の拳をぶつけあう。

 

「ふざけるな。ジェダイの」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

パルパティーンの言うオーダー66。

 

それはクローン・トルーパーの脳に埋め込まれている制御チップに仕込まれている指令を実行に移すためのもの。

 

造られたクローン達全員に埋め込まれているチップの指令は時がくれば実行されるようになっていた。

 

指令の内容は“ジェダイを殺せ”というもの。

 

だが、このオーダー66。パルパティーンは知らなかったがある指令がもう一つ、組み込まれていた。

 

“歌って踊る”。

 

それはサイフォ=ディアスが生きていた頃、のび太がワスレンボーで記憶を消される少し前、カミーノへ来ていたのび太は道に迷い、クローンを製造しているシステムを誤って操作してしまった。

 

 誤った操作の内容は偶然にもオーダー66の内容について。

 

 既に仕込んでいた事によって手を加える事無く、サイフォ=ディアスが死んだ後も制御チップはクローン達に埋め込まれていく。

 

二つの指令が同時に起こるように設定されていたことで銀河中のクローンでジェダイを殺すために行動を起こす者や踊りだすクローン、両方を行うクローンが現れて戦況は大混乱となる。

 

だが、このイレギュラーによって何人かのジェダイの命が救われた。

 

そして、この動作を行ったクローンの多くが戦争で死んだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

キャッシークでドロイド部隊と戦っているクローンを指揮しているヨーダは多くの命が散っていくことをフォースで感じ取る。

 

急速に失われる命にジェダイマスターのヨーダは顔を顰めて膝をつく。

 

彼の持っている杖が地面へ落ちて、ターフルやチューバッカも動揺している。

 

少し離れた所で待機しているクローン・トルーパーに通信が入った。

 

『オーダー66を実行せよ』

 

「了解」

 

通信を終えると控えていたクローンに指示を出してゆっくりとヨーダに近付く。

 

ヨーダは背後から迫る殺意に気付いて懐のライトセーバーを取り出す。

 

地面を蹴り、宙で回転するように舞いながら緑の刃を振るう。

 

一撃で二人のクローン・トルーパーを撃退したヨーダは杖を拾う。

 

「ここから逃げる必要があるの」

 

チューバッカがヨーダを持ち上げる。

 

先を歩くターフルと共に森の中へ逃げ込んだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「あれ、ここどこ?」

 

暗闇の中にのび太はいた。

 

起き上がったのび太は周りを見る。

 

暗闇で何も見えない。

 

戸惑いながら周囲をみていると、人がいた。

 

「アニー?」

 

「……ノビタ!」

 

のび太に気付いたアナキンは駆け寄ってくる。

 

「ノビタ!キミは、キミは無事だったのか!?良かった、キミが生きていてよかった!あぁ、僕はなんてことを」

 

「え?ど、どうしたの?落ち着いて。アニー」

 

泣き崩れているアナキンにのび太は戸惑いながらも落ち着かせようとする。

 

「この状況が夢なのかどうかわからない。だが、聞いてほしい!議長が……最高議長パルパティーンがシスの暗黒卿だ!彼はクローンにジェダイを殺すオーダーを仕込んでいたんだ!ジェダイがクローンに殺されてしまうんだ!止められたのに、僕は止められたかもしれないのに!」

 

「アニー……」

 

アナキンは自分がその場にいたら止められたかもしれない、もしかしたらに苦しんでいる。

 

のび太はアナキンを強く抱きしめた。

 

「起こった事を止められない……止められないならこれから起ころうとしていることを止めよう!」

 

「ノビ……タ」

 

「大丈夫。アニーは一人じゃないよ。マスターケノービやパドメさん、僕だっている!」

 

「……」

 

「待っていて!すぐに僕も行くから」

 

不思議とのび太はアナキンがどこにいるかわかった。

 

彼を助けないといけない。

 

のび太の強い意志を宿した瞳をみて、アナキンも頷いた。

 

「あぁ、待っている」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「げぽ!ごほっごほっ!」

 

「気付いたか」

 

激しくせき込むのび太へオビ=ワンが声をかける。

 

「マスターケノービ、僕は……」

 

「静かに、まだ周囲をクローンが索敵をしている。見つかるとまずい」

 

周囲を警戒しているオビ=ワン。

 

落ち着いたのび太にオビ=ワンは状況を話す。

 

ドラゴンマウントに乗っていたところをクローンに攻撃された二人だが、ドラゴンマウントのおかげで死んだことに偽装され、落ちた池を泳いで安全な場所まで逃げてきたのである。

 

「しばらくここで休むしかないな」

 

「でも、すぐにコルサントへ向かわないと」

 

「コルサントへ?危険だ」

 

オビ=ワンはクローンが攻撃してきた以上、コルサントが一番危険な場所だと思っている。

 

「コルサントにアニーがいます。アニーが助けを求めているからいかないと」

 

「アナキンが助けを?」

 

のび太の言葉にオビ=ワンは悩む。

 

知的な部分のオビ=ワンは危険故にコルサントへ行くべきではないと訴える。

 

しかし、パダワンを、否、彼を大事な家族同然に思っている部分のオビ=ワンはすぐに行動すべきと訴えていた。

 

どうするべきか、本来ならフォースに身を委ねているオビ=ワンだが、悩む。

 

「コルサントへ行くにしても、探索しているクローンが去ってから行動すべきだ。クローンを相手するとなると我々が不利だ」

 

「でも」

 

「焦る気持ちはわかる。だが、慌てて行動してしまえば」

 

バチュン!

 

大きな音を立ててオビ=ワン達のいた近くの岩にブラスターの光弾が直撃する。

 

振り返るとブラスターを構えたクローンの小隊が近づいてきた。

 

「しまった。ここは」

 

逃げるべきと考えたオビ=ワンはライトセーバーを取り出す。

 

クローン達が援軍を呼ぼうとした時、頭上から一機の低空強襲トランスポートが接近してくる。

 

「ノビ将軍!ケノービ将軍!」

 

側面のハッチがスライドして顔を出したのはクローン・トルーパー、ファイヴス。

 

「ファイヴス!?」

 

死んだと報告を聞いていたオビ=ワンは驚いて動きを止めてしまう。

 

のび太は迷わずにトランスポートへ向かった。

 

「ノビタ!?」

 

「マスター、彼は大丈夫です!信じてください!」

 

「……わかった!」

 

背後から迫るブラスターを躱しながらオビ=ワンもトランスポートへ乗り込んだ。

 

トルーパー達からのブラスターを躱すようにしながらあっという間に急上昇していく。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

キャッシークのある場所。

 

ターフルにヨーダは別れの言葉をかける。

 

昔、ヨーダがウーキーを奴隷売買しようとした組織を摘発した事から彼らの家族として受け入れられていた。

 

「さらばだ、友よ」

 

隠していた脱出ポットに乗り込むヨーダ。

 

別れを惜しむターフルとチューバッカ。

 

森の中へ向かう二人。

 

ヨーダは脱出ポットを起動してキャッシークを脱出した。

 

 




次回はジェダイ聖堂がどうなったか、アナキン救出についてをやる予定です。



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