ドラえもん のび太のSTARWARS   作:断空我

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今まで、どうして、のび太とアナキンが交信みたいなことができていたのか。

独自解釈ですが、一つの答えをだしております。

また、彼らの秘密についてもすこし


共和国の終わり、帝国が生まれた日

ジェダイ聖堂はクローンの攻撃を受けていた。

 

聖堂を守護するテンプルガードや残っていたナイト、マスター達が迎撃しようとするも多勢に無勢で一人、また一人とジェダイが殺されていく。

 

クローンだけならなんとか撃退できただろう。

 

しかし、クローンを指揮する者がシスのアプレンティスだったことが状況をさらに悪化させていた。

 

「ジェダイは子どもだろうと生かすな。全員、殺せ」

 

赤いライトセーバーを操りながら一人のテンプルガードを殺して指示する。

 

指示を受けたクローンはブラスターで逃げようとしていたパダワンを撃つ。

 

「やめてぇ!」

 

子どもが撃たれた事に悲鳴を上げたジェダイの一人がライトセーバーを振り上げる。

 

「遅い」

 

ライトセーバーを躱して赤い刃で心臓を貫いた。

 

こと切れたジェダイの手が素顔を隠していたローブをめくりあげる。

 

そこから覗いた顔はアナキン・スカイウォーカー、そのものだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

聖堂の一角でクワイ=ガン・ジンはライトセーバーを操り、クローンの攻撃を防いでいた。

 

彼の後ろには隠れているイニシエイトの子ども達がいる。

 

子ども達だけでも逃がしたいところだが発着場は既に抑えられており、脱出するには目の前のクローン達を蹴散らさなければならない。

 

一人、また一人とクローンを撃退していくクワイ=ガン。

 

「へぇ、中々、強そうじゃないか。アンタ」

 

クローン達をかき分けるようにして彼が現れる。

 

「アナキン……いや、違うな。誰だ」

 

クワイ=ガンは彼の顔を見て、アナキンだと驚くもすぐに違うと察する。

 

「驚いたな。俺が殺したジェダイ達は俺をアナキン・スカイウォーカーだと信じて疑わなかったが、アンタは特別らしい。流石はマスターが警戒するジェダイってところか」

 

「何者だと聞いている」

 

「ダース・ベイダー、それが俺の名前だ」

 

赤いライトセーバーを起動して刃を向けるベイダー。

 

クワイ=ガンは冷静に緑の刃を構える。

 

最初に仕掛けたのはクワイ=ガンだった。

 

振るう刃をベイダーは冷静に受け流す。

 

受け流して激しい攻撃を仕掛けるベイダー。

 

クワイ=ガンはベイダーの攻撃をギリギリのとこで避ける。

 

相手の攻撃が強すぎて攻撃に徹することで被害を最小限にするしかなかった。

 

「ハハッ、腐ってもジェダイだな。だが、俺の方が強い!」

 

「そのようだな。だが、強ければ良いというわけではない」

 

ベイダーの攻撃によって体中が傷だらけのクワイ=ガン。

 

傷だらけでまだ済んでいた。

 

並のジェダイであれば、ベイダーによって細切れにされている。

 

クワイ=ガンの体力は限界を迎えつつある。クローン戦争に加えて、彼は年老いた。

 

その事で体力も落ちつつあった。

 

「だが、遊びもこれで終わりだ。中々、楽しかったよ。ジェダイ!」

 

振るわれるライトセーバーがクワイ=ガンの命を刈り取る瞬間。

 

横から割り込んだライトセーバーの刃がベイダーの攻撃を阻んだ。

 

「お前は」

 

「年老いたかい、ジェダイ」

 

二人の間に割り込んだのはアサージ・ヴェントレスだった。

 

ヴェントレスはクワイ=ガンを守るようにしながら二本のライトセーバーを構える。

 

「貴様、どうやってここに」

 

「オンボロタクシーできたんだよ。そっくりさん」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「誰がタクシーだよ!誰が!」

 

「高度を維持しろ」

 

サヴァージ・オプレスに怒鳴られながらホンドー・オナカーは貨物船の操縦桿を握りしめていた。

 

ホンドー・オナカーはクローン大戦中期にドゥークー伯爵を捕えて共和国へ身代金を要求した海賊だ。

 

しかし、欲に目が眩み交渉にきたアナキンとオビ=ワンを捕まえてその分の身代金を要求。

 

救援に駆け付けたのび太とクワイ=ガンの手によって計画は失敗。

 

失敗後、海賊として活動していたものの、グリーヴァスの邪魔をしたばかりにドロイドの部隊による襲撃を受けて自分以外は壊滅。

 

殺されるという所で賞金稼ぎとして活動していたサヴァージ・オプレスとアサージ・ヴェントレスの二人に助けられて、運び屋としてこき使われている。

 

そんな彼らがどうしてコルサントに訪れ、そしてジェダイを助けているのか。

 

兄であるモールがコルサントで起る異変を察知して賞金稼ぎをしているサヴァージへ救援を要請。

 

報酬もあるということからヴェントレスも参加。

 

運び役としてホンドーも巻き込み、ジェダイを助けるためにオンボロ貨物船で救援に駆け付けたのである。

 

子ども達が閉じこもっているエリアに突入したヴェントレスは「生き残りたかったら乗り込むんだな!」と叫びながら部屋の扉を開けてその先で戦っているクワイ=ガンとベイダーの戦いに割り込んだのである。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「アンタもさっさと下がりな…………限界だろ」

 

「すまない」

 

ヴェントレスはクワイ=ガンの体力が限界であることを見抜き、貨物船へ向かうように促す。

 

クワイ=ガンはライトセーバーを仕舞うと振り返らずに貨物船の方へ向かう。

 

「撃て!」

 

ベイダーの指示にクローン達がブラスターで発砲するも光弾はクワイ=ガンに当たらずに逃げられてしまう。

 

追跡しようとするベイダーを阻むようにヴェントレスが非常装置を起動して隔壁を下す。

 

通路を断たれ、ベイダーは怒りを隠さずにフォースで壁を破壊しようと試みるも大きなへこみを残すのみだ。

 

「チッ。まぁいい、残っているジェダイを逃すな」

 

「了解」

 

頷いたクローン・トルーパーは部隊を引き連れて離れる。

 

ベイダーは鳴り出す通信機に気付く。

 

「こちらベイダーだ」

 

『こちらレン。そちらの状況はどうだ?』

 

「今のところ順調といったところかな?スカイウォーカーの方は?」

 

『逃げられる訳がないさ。俺がいる。オーダー66に従っているクローンもいる。だが』

 

「だが?」

 

『ノビタ・ノビの死の報告がきていないのが気がかりなだけだ』

 

「死んだら困る?」

 

『当たり前だ。奴は俺の手で始末するって決めているからな』

 

「そうか、こちらは仕事に戻る」

 

ベイダーはジェダイ抹殺に意識を集中させる。

 

全ては我らがマスターの為に。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

オビ=ワンとのび太を助けたトランスポートはあっという間に宇宙空間へ出るとクローンの艦隊が展開している方向と別の宙域へ向かう。

 

しばらく飛行していると貨物船が近づいてくる。

 

貨物船のハッチが開くとトランスポートが入った。

 

「ファイヴス、ここは一体?」

 

オビ=ワンは警戒しながら尋ねる。

 

「そこまで身構えることはないぞ?ジェダイ」

 

貨物船の入口から一人の男が現れる。

 

マンダロリアンのアーマーを纏い、腰に下げているのは二丁のブラスター・ピストル。

 

クローンのホストとなったジャンゴ・フェットだ。

 

「久しぶりだな。ジェダイ、お前達の噂は銀河の端まで届いているぞ」

 

「助けてくれてありがとう賞金稼ぎ、ファイヴスを貴方に託して正解だったよ」

 

"元ARCトルーパー" ファイヴス。

 

彼はある任務中にジェダイを抹殺しようとしたクローンの調査をしていた時、シスに知られたら困る事を察してしまい、命を狙われるものび太のおかげで本来なら死ぬところを助けられ、賞金稼ぎのジャンゴ・フェットへ彼を預けたのである。

 

「再会を喜びたいところだが、ファイヴス、一体、何が起きているんだ?我々はどうして仲間であるクローンに命を狙われたのか」

 

「それは頭に埋め込まれていたバイオチップが原因です」

 

「チップ、確か、感情抑制の為にカミーノ人が埋め込んでいたものだな」

 

「感情不要が連中の考えだからな。そのチップに共和国をジェダイが裏切らないという名目でオーダーが一つ埋め込まれていた。最も、連中はジェダイの裏切り防止だと信じていたようだが」

 

「それでは、クローンは」

 

「お前達の敵、シスとやらの手駒というわけだ」

 

ジャンゴの言葉にオビ=ワンやのび太は言葉を失う。

 

「この船はどこへ向かうんだ?」

 

「本来なら俺達の拠点へ向かうところだが、お前達を連れていくわけにいかない。危険を持ち込むわけにいかないからな」

 

「ジャンゴ、それは……」

 

ファイヴスがジャンゴへ意見しようとするが、のび太が止める。

 

「賞金稼ぎの言葉は正しいよ。僕はコルサントへ行きたい。途中まで送ってくれないかな?」

 

「それなら、格納庫にあるアレも持って帰ることを勧めるぞ」

 

「持って帰る?」

 

のび太が首を傾げると派手な機械音をあげてアストロメク・ドロイドがやってくる。

 

「R3?R3!!どうしてここに!」

 

「俺達をこんな場所まで呼び込んだのはソイツだ。どうやらクローンの異変に気付いて行動を起こしたようだぞ」

 

「優秀なドロイドですよ」

 

ファイヴスの言葉にのび太は頷いた。

 

沈黙していたオビ=ワンだったが、ジャンゴへ声をかけようとした。

 

「父さん」

 

マンダロリアンのアーマーを纏った青年がやってくる。

 

「ボバ、どうした?」

 

「そこのドロイドが発した信号に反応があったよ。同業者だ」

 

「よし、通信をここへ繋いでくれ」

 

「わかったよ」

 

頷いたボバはシステムを操作して通信回線を繋いだ。

 

『おやおやぁ、愛しのケノービじゃないかい。生きていたようだね』

 

「アサージ・ヴェントレス!?」

 

「落ち着いてください。今は賞金稼ぎとして働いています。金をもらっている限りは裏切りません」

 

ファイヴスの言葉でオビ=ワンは警戒を緩める。

 

『そういうことだよ。もっとも、アンタが金を持っているとは思えないけど』

 

「無駄話をするために通信をしたわけじゃないんだろ?早く話せよ」

 

ヴェントレスの悪態に呆れながらボバが急かす。

 

『うるさい坊やだね。ケノービ、アンタの師匠やガキ達を保護している。引き取るなら座標を指定しな。しなければ、適当なところで放り出すよ』

 

「……クワイ=ガンが!?聖堂の子達もいるのか!」

 

『全員ではない。限られた時間で助けられた子供だけだ』

 

サヴァージ・オプレスが通信に入り込む。

 

「合流するなら丁度いい。おたくらを探している連中がいるようだ」

 

ジャンゴがパンと手を叩いた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

のび太やオビ=ワンを乗せた貨物船に接近してくるベイル・オーガナの宇宙船。

 

貨物船から移動してオビ=ワンとのび太、R3そしてファイヴスは艦内へ入り込む。

 

オーガナはクローンであるファイヴスをみて身構えるものび太やオビ=ワンが味方であることを伝えた。

 

「マスターヨーダ!無事だったんですね」

 

「脱出したところをオーガナ議員に助けてもらったのじゃ、二人とも無事でひとまず安心じゃ」

 

「マスタークワイ=ガンの方は頼りになる者達が救援へ向かっている」

 

「他のジェダイは?」

 

オビ=ワンはヨーダとオーガナへ尋ねる。

 

「わからぬ……聖堂からは戦争は終結した、戻ってくるようにというビーコンが出ておる」

 

「そんな!」

 

オビ=ワンは目を見開く。

 

オーダー66によりクローン達はジェダイを殺す。

 

何も知らずにコルサントへ戻ったらジェダイは死んでしまう。

 

「信号を信じた者が危ないです。戻らないと」

 

「危険だが……やむを得ん。何が起こっているか知る必要がある」

 

「わかりました。進路をコルサントへ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ベイル・オーガナの所有するタンティヴⅣがコルサントへ接近すると緊急回線の反応が表示された。

 

「気付かれましたかな?」

 

「そうではないだろう。通信に出るのじゃ」

 

ヨーダに促されてオーガナは回線を開く。

 

通信の相手はマス・アミダで、内容は緊急招集を開くというものだった。

 

「罠、でしょうか?」

 

「それはありえん。連中はオーガナ議員が飛び出した理由を把握しておらん。何より、我々は死んだ、もしくは別の場所へ逃走したことになっておる。よもや、危険地帯のコルサントへ戻るなんて思ってはおらんじゃろう」

 

「どうしますか?」

 

「オーガナ議員は緊急招集に応じて下さい。その間に、我々は聖堂のビーコンを」

 

「マスター」

 

今まで沈黙していたのび太が話に割り込む。

 

「僕は行きたいところがあります」

 

「ノビタ?」

 

「ノビよ。どこへ行こうというのじゃ?」

 

「アニーのところです」

 

「……お主はスカイウォーカーがどこにいるのかわかっておるのじゃな?うん?」

 

「はい……不思議とわかるんです。アニーは捕まっている。助けに行かないと」

 

「やはり、お前達は……いや、その事は後でよい。じゃが、ノビ一人を行かせることは危険じゃ」

 

「だったら」

 

のび太は後ろに控えているファイヴスをみる。

 

「ファイヴス、協力してくれないかな?その、ギャラをすぐに払えないけど」

 

ファイヴスは拳を叩く。

 

「自分は貴方に命を救われました。返しきれない恩がある。それを少しでも返せるなら喜んでお供します」

 

「決まりじゃな」

 

ヨーダは頷く。

 

「オーガナ議員は緊急招集へ、その間に儂とケノービで聖堂のビーコンをオフにする。ノビとファイヴスはスカイウォーカーの救出じゃ、くれぐれも油断するでないぞ?シスはすぐ近くにおる」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「どういう状況だ?」

 

「ジェダイが謀反を起こしたと」

 

オーガナはナブーのポッドへ入り、腰かける。

 

「ジェダイの暗殺者達は私を傷つけ、醜い顔を残した。しかし、私の心を傷つけることはできなかった。彼らは私の決意を損なうことはできなかったのだ!残りの反逆者達はどんな隠れ家も根こそぎ暴かれ、正義の裁きを受けることになるだろう!死んでいようと、生きていようと、彼らに手を貸す者は同じ運命がまっている!敵を守る者は敵なのだ!今こそ、その時だ!我々は反撃するのだ!我々を滅ぼそうとする者達を……滅ぼすのだ!民主主義の敵に死を!」

 

「ジェダイが裏切るなど」

 

「何を信じればいいのかわからなくなる」

 

ジェダイが裏切り、最高議長を殺そうとした。

 

証拠まで出された事でパドメは不安に揺れる。

 

だが、真実を知っているオーガナは安心させるようにパドメに裏切りなどないと小声で話す。

 

「戦いは終わったのだ!」

 

黒いローブに隠れているパルパティーンの演説に全員が歓声を上げる。

 

「分離主義勢力は完全に敗北した。共和国はもちこたえたのだ!団結し、自由を勝ち取った」

 

元老院は歓喜する。

 

「我々は二度と分裂することはない。家族や親せき同士が争うことは二度とない。我々は一つの国家だ。分割できない国家なのだ。我々が常に立つことを確かにするために、常に一つの声、一つの行為、一つの手で行うために共和国は変わらなければならない、進化、成長する必要があるのだ。我々は帝国となった!それにふさわしく、名前も変えるべきであろう。共和国は進化、成長し!我々は銀河帝国の創設者となるのだ!」

 

元老院は嵐のような轟きに満ちる。

 

「今、自由は死にました」

 

周りが歓声を上げる中で、パドメは静かに告げる。

 

共和国は死に絶え、ここに帝国が産声をあげた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

元老院が帝国樹立の騒動に包まれていた頃、ジェダイ聖堂でオビ=ワンとヨーダがライトセーバーを振るい、駐留していたクローン・トルーパーを倒す。

 

「数が少ないですね」

 

「ここのジェダイを一掃したということかもしれんの。ビーコンの解除を急ごう」

 

ライトセーバーの刃を収納して二人は聖堂の中へ入る。

 

聖堂内は死んだジェダイやパダワン、クローンの亡骸が横たわっていた。

 

オーダー66の騒動の後処理が終わっていないのだろう。

 

オビ=ワン達はこと切れたジェダイ達の亡骸に悲痛の表情を浮かべながらもビーコン解除の為に行動する。

 

「儂がビーコンを解除する。生存者がいないか確認をしておくのじゃ」

 

「……わかりました」

 

ヨーダはビーコン解除の為、システムルームへ。

 

オビ=ワンは聖堂内を探し始める。

 

数十分後。

 

オビ=ワンはシステムルームへ足を運ぶ。

 

腰かけたヨーダは悲痛の表情を浮かべていた。

 

システムに触れてオビ=ワンは聖堂内の監視システムを立ち上げる。

 

「そんな!?」

 

監視カメラのログをみたオビ=ワンは驚きの表情を浮かべる。

 

映像はテンプルガードやジェダイに切りかかるローブを纏った男。

 

フードが捲れて現れた素顔はアナキン・スカイウォーカー。

 

「アナキンが、どうして?」

 

「わからぬ……だが、これが本当にスカイウォーカーかどうか」

 

「どういうことです?映像の記録は捏造されていない……」

 

「ノビの存在じゃ」

 

「ノビタ?」

 

ヨーダは杖で床を突く。

 

「前から気になっていた……今回の件で確信したのじゃ」

 

「何を、です?」

 

困惑するオビ=ワンにヨーダは告げる。

 

「ノビタ・ノビとアナキン・スカイウォーカー、二人のフォースは同一のものじゃ、二人は一人である」

 

「どういう意味です?」

 

「予言にあるフォースのバランスをもたらす者は“どちらか”ではない。“二人が”選ばれし者なのじゃ。じゃから、片方がダークサイドに堕ちれば、同じように片方も影響を受ける。じゃが、ノビにその様子はみられなかった。ならば」

 

「これは、アナキンではないと?」

 

「すべてはノビの感じたもの次第。それで答えがでる」

 

ヨーダとオビ=ワンはこの場にいないのび太の身を案じる。

 

「これを起こした者が我々の知るアナキン・スカイウォーカーなのか、それとも何者かの手によって生み出されたもう一人のアナキン・スカイウォーカーなのか、その答えはノビが引き寄せることじゃろう」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ファイヴス、大丈夫かい?」

 

その頃、のび太とファイヴスはコルサントの都会にある廃工場へ来ていた。

 

この工場はかつて真実を知ったファイヴスがアナキン達に真実を伝えようとして撃たれた場所である。

 

ファイヴスにとって嫌な記憶の残る場所。

 

「大丈夫ですよ。それより、将軍。俺の兄弟を殺さないでくれてありがとうございます」

 

彼らの足元にはスタンモードで気絶したクローン・トルーパー達がいる。

 

どういうわけかこの工場を守護していたトルーパー達。

 

兄弟を殺すことに抵抗があったファイヴスだが、のび太がスタンモードにしたブラスターで次々と狙撃したことから死者はゼロである。

 

「今は敵対しているとはいえ、元は仲間だったんだ。頭の制御チップを破壊できればよかったんだけど、これしか今は手段がないから」

 

「ありがとうございます」

 

ファイヴスはのび太の優しさに感謝していた。

 

「必ずスカイウォーカー将軍を助けましょう」

 

「うん、後で」

 

のび太はファイヴスと別れると工場の中へ侵入する。

 

工場内部にクローン・トルーパーの姿はないがどす黒い何かをのび太は感じ取っていた。

 

ダークサイドに堕ちた存在が近くにいる。

 

のび太は警戒しながら奥へ向かう。

 

しばらくするとレイ・シールドに捕らわれているアナキン・スカイウォーカーの姿を見つける。

 

「アニー!」

 

のび太は驚いてレイ・シールドで囚われているアナキンの方へ駆け寄る。

 

彼はのび太に気付くと立ち上がって、レイ・シールドの傍まで近づいた。

 

よくみると、彼の両手は手錠で拘束されており、いつも下げているライトセーバーもない。

 

「ノビタ!どうして」

 

「キミを助けに来たんだよ。アニー」

 

「ノビタ……」

 

のび太の言葉にアナキンは笑顔を浮かべるも、すぐに険しい表情を浮かべる。

 

「後ろだ!」

 

アナキンの言葉に振り返るのび太。

 

「よぉ、待っていた」

 

のび太の後ろにローブで素顔を隠した者が立っていた。

 

「キミは……」

 

「俺の名前はカイロ・レン。ダース・シディアスに仕えるアプレンティス」

 

カイロ・レンを名乗った男はフードを脱ぐ。

 

「!?」

 

「そんな……どういうことだ!」

 

驚きで言葉が出ないのび太。

 

レイ・シールドに囚われているアナキンも信じられないと驚いている。

 

カイロ・レンの素顔は野比のび太そのものだった。

 

 

 

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