年内最後の投稿になる予定です。
アミダラの船から離れた炎の海の近くでのび太とカイロ・レンは戦う。
「!?」
フォースで繋がっているベイダーの異変にレンは気づく。
「そこ!」
隙をついたのび太の一撃がカイロ・レンの左手を斬り落とす。
「ふざけるな!」
のび太から距離をとりながらライトセーバーを構えなおすカイロ・レン。
「キミも感じた筈だよ。ベイダーは……倒された」
「違う!俺と一緒に目的を果たすんだよ。こんなところで」
「キミ達は悲しすぎるよ」
ライトセーバーを収めてのび太は言う。
「なんだと?侮辱するのか!?」
「違うよ……僕やアニーと同じ遺伝子から生み出されたから、同じことをしないといけないなんてことはないんだよ」
「うるさい!お前に何がわかる!俺達の事を知った風に語るな!」
激昂と共にフォースライトニングを繰り出すが片手で疲労しており威力が低下していた。
のび太はフォースライトニングを躱しながらライトセーバーを見つめる。
「わかった、これでしか、キミをとめられないというのなら」
緑の刃を展開してのび太は駆ける。
フォースライトニングを放つカイロ・レンだが、手の痛みと灼熱の大地にいることによる疲労の蓄積によって命中率や威力は落ちている。
「来るな、来るなぁああああああ」
この時、カイロ・レンは野比のび太に恐怖していた。
正面に立つのび太へフォースライトニングを放つが、緑の刃で受け止められてしまう。
「終わりだ」
カイロ・レンへのび太は刃を突き立てる。
「くそ、オリジナル……」
刃で貫かれたカイロ・レンはどさりと音を立てて地面に崩れ落ちる。
「ごめん、こんな事しか、僕はできなかったよ」
のび太はライトセーバーを戻して船の方へ歩き出す。
船に向かうとアナキンとオビ=ワンが別の場所からやってきた。
「アニー」
「ノビタ」
二人は互いの無事を喜ぶと軽く抱き合う。
「無事でよかった」
「キミの方も無事でよかった……」
「終わらせたようだな」
オビ=ワンの言葉にのび太は頷く。
安堵の表情を浮かべた三人だが、すぐに身構える。
「マスター」
「あぁ、私も感じた」
「この気配」
彼らが感じ取った気配の正体が明らかになるようにその人物は現れる。
「よもや、よもや、儂が一から育て上げた最強の弟子を倒してしまう……予言にあるフォースにバランスをもたらす者は恐ろしい」
「……議長」
「やぁ、アナキン。早速だが、ジェダイは死んでもらう」
パルティーンの言葉にアナキン達は身構える。
「だが、その前に邪魔な女から始末をするとしよう」
「やめろぉぉぉ!」
シディアスの狙いに気付いたアナキンが地面を蹴る。
フォースライトニングを受けたアナキンが地面に倒れた。
「アニー!」
のび太は駆け寄ると、起き上がったアナキンが無事だと手で伝えた事で安心する。
「マスター!パドメを連れて早く逃げて!」
「お前達を置いて逃げることはできない!」
「いいえ、マスター。貴方なら任せられる」
起き上がったアナキンがライトセーバーを握りしめる。
「僕達でコイツを抑えます。マスター。パドメを安全なところに、僕の大事な人を、貴方なら信じて任せられる!」
「大丈夫、僕とアニーは選ばれし者なんだから、すぐに追いつきます!」
アナキンの横に立ったのび太。
オビ=ワンはしばらく悩みながらも二人に頷いた。
「先に行っている。すぐにくるんだぞ!」
「信じてください!」
「僕とアニーなら大丈夫です!」
二人に背を向けてオビ=ワンは船に乗り込む。
操縦席に向かうと船をムスタファーから脱出させる進路をとる。
外を見るとフォースライトニングを放つシディアスにアナキンとのび太が立ち向かっていく。
彼らを置いていく事に後ろ髪をひかれながらもオビ=ワンはムスタファーを脱出した。
ムスタファーを脱出したオビ=ワンはベイル・オーガナのタンティヴⅣと合流する。
パドメは容態が悪化した為、医療ドロイドがみていた。
オビ=ワン、ヨーダ、ベイル、ファイヴスの四人は今後について話をしている。
「ノビとスカイウォーカーは」
「わかりません。現れた皇帝を足止めするために……」
「そうか」
「これからどうします?」
「皇帝の暗殺に失敗した以上、我らは命を狙われる。身を隠さなければなるまい」
ヨーダは自分が隠れるために適した場所があるという。
オーガナに乗組員が駆け寄ってくる。
パドメの状態がよくないという。
四人が向かうと医療ドロイドが赤ん坊を取り出しているところだった。
「生まれました。双子です」
「双子?!」
「男の子と女の子です」
医療ドロイドの言葉にオビ=ワンは驚く。
「パドメ、子どもだ。キミとアナキンの子どもだ」
オビ=ワンは意識が朦朧としているパドメへ告げる。
パドメは息が途絶えながら二人の子どもへ手を伸ばす。
「ルーク、レイア……私と、アニーの子ども」
涙を零しながら震える手が二人の赤ん坊を撫でる。
警報が鳴り出す。
「生命力が落ちています」
医療ドロイドが手を施そうとするもパドメはそのまま目を閉じてしまう。
「パドメ!パドメ、そんな……アナキンに私はなんといえばいいんだ!」
ショックを受けるオビ=ワン。
ファイヴスは何も言わずに拳を壁に叩きつけた。
ヨーダは赤子をみる。
「とてつもないフォースを宿しておる。この子達も隠さなければ、男の子をタトゥイーンへ、女の子をオーガナ議員、そなたが」
「待ってください。引きはがすのですか!?家族なのに」
「そんな!この子達はスカイウォーカー将軍とアミダラ議員の子だと知らせないつもりですか!?」
「ケノービ、この子達を皇帝の目につけられるわけにいかん。ファイヴスよ。この赤子の身元がバレるということは、この子達の危機へ繋がるのじゃ……今は隠すしかない」
うなだれている彼らにヨーダは言う。
「いずれ、希望が芽吹く。それまで我らは姿を隠す」
薄暗い部屋。
パルパティーンは目の前の存在へ語りかける。
「ベイダー卿、余がわかるか?」
「はい、マスター……私は……私は」
「お前はダース・ベイダー。我が作ったカイロ・レンと並ぶ素晴らしい弟子だ」
「そうだ、レン。マスター……彼は?」
「カイロ・レンは……死んだ。残念なことだが、お前達のオリジナルと相打ちになったのだ」
「あぁ、そんなぁ、嘘だぁあああああああああ」
叫びと共にフォースの激流が走り、医療ドロイドや機材を全て破壊する。
平然としているパルパティーンはゆっくりと動き出すベイダーへ告げた。
「オリジナルは死んだ。お前は自分を得たのだ。ベイダー卿よ。その力を余の為に振るうのだ」
「はい、マスター」
頷くベイダー。
邪魔者はすべて消えた。
後はパルパティーンが銀河を支配するのみ。
医療施設からシャトルで彼らはある場所へ移動する。
目の前に広がるのは建造中の巨大宇宙ステーション。
これが完成すれば銀河帝国に敵などいなくなる。
そう、すべてがパルパティーンのものになるのだ。
彼の後ろで腕を組むベイダー。
こうして、銀河帝国を脅かすものはいなくなった。
否、一時、彼らに対抗する者がいなくなったに過ぎない。
オビ=ワンは砂の惑星タトゥイーンへ訪れる。
彼の姿に気付いたオーウェン・ラーズ、シミは驚いた表情でルークを受け取った。
オルデランの一室。
ベイルの妻は自分の腕の中で眠るレイアを優しく抱きしめていた。
そして、遠く離れた第三惑星、地球。
「のび太君、何をしているの?」
体を揺さぶられてのび太は目を覚ます。
「あれ、僕は」
「もう~、僕が特売のどら焼きを買って戻ったら昼寝しているんだから」
呆れるドラえもん。
のび太は周りを見る。
毎日のようにみている自分の部屋。
だが、違和感を覚える。
まるでずっとその場にいないような感じがした。
のび太が首を傾げているとドラえもんがどら焼きを差し出してくる。
「ん?」
「ほら、映画がみれないからって拗ねないでこれをあげるから」
ドラえもんなりにのび太を気遣ってくれている。
それが嬉しくてどら焼きを手に取った。
ぱくりと食べる。
「うーん、特売のどら焼き、おいしいなぁって、どうしたの!?のび太君!」
驚いた顔をしているドラえもんにのび太は首を傾げる。
「どうしたのさ?」
「キミ、泣いているよ?」
「え?」
ドラえもんに指摘されて頬を触るのび太。
ぺたぺたと触ると指先に冷たいものが当たる。
のび太はどら焼きを食べて泣いていたのだ。
「もしかして、泣くほど嬉しかったの?」
「そう、なのかな?」
戸惑いながらのび太はどら焼きを見る。
何かを感じながらどら焼きを食べた。
銀河帝国樹立から数年後。
ムスタファーの大地へモールが降り立つ。
「凄まじい戦いだったようだな」
降り立った彼はパルパティーン、アナキン、のび太が戦ったであろう場所へ辿り着いた。
そこはミサイルの爆心地というくらい巨大なクレーターやライトセーバーの斬り跡が残っている。
「……」
ふと、モールは足元に落ちている二つの道具に気付く。
「これは」
地面の中から掘り出したもの、それはアナキン・スカイウォーカーとノビタ・ノビのライトセーバーだった。
「……」
モールは二つを握りしめるとその足でムスタファーを去る。
ジェダイ・スターフタァイターで彼が進路をとったのはブラッカ。
ある情報からそこにジェダイの生き残りがいるという。
先に救助へ向かった彼らに追い付くべく、モールはハイパースペースに入った。
シスの復讐はこれにて終了です。
お付き合いいただいてありがとうございます。
アナキンとのび太がどうなったかについての話は帝国の逆襲で明らかにする予定です。
次はフォールンオーダーを前編後編で書く予定です。
ゲームのネタバレを含みますので、嫌な人はスルーしても一応、大丈夫にしておきます。
その後は新たなる希望です。
以下、新たなる希望の予告(嘘ありきかつダイジェイスト)で行います。
遠い昔、遥か彼方の銀河系で、
太陽系、第三番惑星、地球。小さな空地へ落ちてきたもの、それが彼らの大冒険のはじまりだった。
「こんなのが落ちてきたんだよ!」
「空から、いきなり!」
「うーん、これは地球よりも高度な文明のものだ」
「これより、この星は我ら銀河帝国の属領となる!逆らう者は容赦しない!」
「なんかないかなんかないか!」
「キミのお父さんはジェダイの騎士だった。そして、キミも」
「僕はジェダイの騎士になります」
「俺はハン・ソロ、こいつはチューバッカ」
「これはお祈りよ」
「無理だよ!勝てっこないよぉ!」
「バカ野郎!やる前から諦めるんじゃねぇ!」
「みんな、気を付けて……」
「お前を殺せば、ジェダイは滅びる!」
「そう、うまくいくかな?この悪魔め」
「ドラえもん!銀河系の危機だよ!僕達も戦おう!」
「フォースを使うんだ。フォースを使え」