ドラえもん のび太のSTARWARS   作:断空我

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今回から、ドラえもんの見せ場も少々。

個人的な見解を一つ。

世代によって大山さん、水田さん、どちらの声が~っていうのがあるかと思いますが、自分は両方の世代が好きなので、話の内容において、どちらでもイメージできるようにしつつ、書いています。

偶にどちらかへ傾いているかもしれませんが……。

ちなみに、今回は大山版要素が多めかもしれません。




デス・スター

「おい、こりゃ、どういうことだ!?」

 

ミレニアム・ファルコン号がハイパースペースを抜けた所、大量の隕石群の中に突入してしまう。

 

「オルデランについたんじゃないのか?」

 

「その、オルデランがなくなったんだよ!?」

 

「計算を間違えたんじゃないのか!」

 

叫ぶルークにソロは首を振る。

 

「座標に間違いはない!」

 

叫ぶチューバッカ。

 

「帝国が吹き飛ばしたんだ」

 

「丸ごと吹き飛ばすなんてできっこないぜ」

 

オビ=ワンの言葉をソロは否定する。

 

「船がくる!」

 

「交信を試みる?」

 

「帝国の戦闘機だ」

 

ファルコン号の傍をTIE・ファイターが通過する。

 

「追ってきたんだ!」

 

「あれは短距離戦闘機だ。近くに基地はないぜ」

 

「報告されたらまずいよ」

 

「チューイ、通信妨害」

 

「無駄だ、追い付けない」

 

追いかけようとするファルコン号の動きを止めようとするオビ=ワンだが、ソロは速度を上げる。

 

「もうすぐだ」

 

「おかしい、一機だけが飛んでいるなんて」

 

「はぐれたのかもしれない」

 

「すぐに片づけてやる」

 

ルークはTIE・ファイターがある方向へ進んでいることに気付く。

 

「あの衛星に向かっている」

 

「あそこに帝国の基地が?」

 

「衛星ではない、宇宙ステーションだ」

 

「デカすぎるぜ!」

 

運び屋として帝国と遭遇することのあるソロも惑星規模のステーションをみるのは初めてで、最初は信じられなかった。

 

「嫌な予感がする」

 

「引き返そう」

 

「その方がよさそうだ」

 

ソロがミレニアム・ファルコンを反転させようとするが牽引ビームによってどんどん宇宙ステーションに引き寄せられてしまう。

 

「戦う準備だ」

 

「勝てはしない。別の方法を考えよう」

 

ミレニアム・ファルコン号はデス・スターの牽引ビームによってベイ327に強制的に着陸させられてしまう。

 

ベイ327の前に待機するストーム・トルーパー達。

 

報告を受けたベイダーは部下を伴ってベイ327へやってきた。

 

「船に誰も乗っていません」

 

先に調査をしていた将校が報告をする。

 

「ドロイドは?」

 

「いいえ、脱出ポッドがありませんでした。既に逃げたのかも」

 

「探査機を入れて徹底的に調べろ」

 

「イェッサー」

 

「…………何かを感じる。昔感じたような……」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ルーク達はファルコン号の二重底の中にいた。

 

「密輸品を隠すための二重底だ。こういう時の為に用意しているのさ」

 

「それで、これからどうするのさ?」

 

「よくある手だが」

 

 

オビ=ワンの提案でトルーパーのアーマーと装備を奪い、施設の一部を占拠する。

 

「ハデに撃ちすぎだよ!騒ぎに気付かれたら見つかってしまう」

 

「コソコソするのは苦手でね」

 

ルークの非難の声にソロは肩を竦めながらトルーパーのヘルメットを脱ぐ。

 

R2が外部端子に接続して情報を調べ始める。

 

牽引ビームのシステムを調べたところ、設備の一角をオフにすれば牽引ビームは機能しなくなるという。

 

「私が行く」

 

「僕も」

 

「キミはここでドロイドを守れ、あれを奪われたら多くの星が滅びる羽目になる……」

 

オビ=ワンはルークの肩を優しく触れる。

 

「キミは私と違う運命を歩むのだ。フォースはいつもキミと共にある」

 

そういうとオビ=ワンは外に出ていく。

 

「化石みたいな爺さんだぜ」

 

「偉大な人だ!」

 

「まぁまぁ、ここで僕達がもめても」

 

ドラえもんが止めようとしたところでR2が大きな音を鳴らす。

 

「どうしたんだ?」

 

「それが、しきりにみつけた、みつけたと叫んでいます。どうやら彼女がここにいるようです」

 

「彼女……まさか、レイア姫か!」

 

3POの報告に驚くルーク。

 

「待て、待った!何の話だ!」

 

事情を知らないソロは困惑する。

 

「それと、他に三人、宇宙狐みたいな奴、ウーキーみたいな奴、女の子がいるそうです」

 

「まさか、その三人は!」

 

ドラえもんはこのステーション内に宇宙でちりぢりになったスネ夫、ジャイアン、しずかの三人ではないかと考える。

 

「レベル5 監房AA-23…………もうすぐ処刑されます」

 

「助けなくちゃ!」

 

「バカをいうな」

 

「ドロイドの持ち主だよ!」

 

「爺さんはここにいろといったぜ」

 

「どうやっていけば」

 

「俺はここにいるぜ」

 

「何だって?さっきまでここにいたくないっていっていたじゃないか!」

 

シートへ腰かけるソロへルークが詰め寄る。

 

「監房へ突っ込むよりマシだ」

 

「姫が殺される!」

 

「知るか!」

 

ルークは少し考えてあることをソロへ告げる。

 

「金持ちだよ」

 

「金持ち?」

 

「助ければ、報奨金がでる」

 

「……どのくらい?」

 

「腰を抜かすほどだよ」

 

「ウソついたら承知しないぞ」

 

「話がまとまったみたいだし、いよいよ、僕の道具の出番だ!」

 

ソロがやる気を見せたところでドラえもんは四次元ポケットへ手を入れる。

 

「片づけラッカー!これを吹きかけると目にみえなくなる。これで独房まで一気にいけます」

 

「本当かよ?」

 

疑うソロの前でドラえもんが試しにと自分にかける。

 

するとドラえもんの姿がみえなくなった。

 

「凄い、本当にみえないや」

 

「ドラえもんさんは、凄い能力をお持ちなのですね」

 

「これで監房まで問題なく進める」

 

片づけラッカーを使ってルーク、ソロ、チューバッカ、ドラえもんの四人は監房までの道を進む。

 

何かあれば、連絡できるように3POに通信機を預ける。

 

「しかし、みえないのは良いが、こっちの姿がみえないから迷わずにぶつかってこられるのは面倒だな」

 

エレベーターまでの間に何度か帝国の将校とぶつかりそうになったのでソロが悪態をつく。

 

「ここまで問題なくこれたけど、次は……」

 

どうするかというところで後ろのドアが開かれる。

 

開かれると同時に姿の見えないソロがブラスターを撃つ。

 

突然の敵襲に看守達は驚き、手あたり次第、ブラスターを撃つも、次々とソロとチューバッカの二人によって迎撃システム含めて破壊されてしまう。

 

「いきなり、ドンパチなんだもんなぁ」

 

ドラえもんは驚きながらルークと共に独房へ向かう。

 

独房を開けてルークが中に入ると、怯えた様子のスネ夫、ジャイアン、しずか、そして、横になっているレイア姫がいる。

 

「トルーパーにしては小柄ね」

 

「え?あ、この格好か」

 

ルークはヘルメットを脱ぐ。

 

「僕はルーク・スカイウォーカー、貴方を助けに来ました!ベン・ケノービも一緒です」

 

「どこに!」

 

「みんな!無事だったんだね!」

 

「「ドラえもん!」」

 

「ドラちゃん、無事だったのね!」

 

ルークの後ろにいたドラえもんをみて、怯えていた三人も喜びの表情を浮かべる。

 

「いやいや、無事でよかった」

 

「仲良しこよしは後にしろ!敵がくるぞ!」

 

ブラスターを撃ちながらソロが後退してくる。

 

「ドラえもんに出会ったと思ったらどうゆうことだよ!」

 

「悪いけど、詳しい話はあと!今は逃げないと」

 

「3PO!出口は!」

 

『警戒態勢が敷かれており、中央口以外ありません。情報も遮断されていて』

 

「出口はないみたいだ!」

 

「ドラえもん!何とかしろよ!」

 

「何とかって……どこに繋がるかわからないけど、通りぬけフープ!」

 

通りぬけフープを地面にセットする。

 

「どこに繋がるんだよ!?」

 

「わかるわけないでしょ!少なくとも、宇宙空間に放り出されるなんてことはない!」

 

「何ボーッとしているの、さっさと行くわよ!シズカ、行くわよ」

 

「はい!レイアさん」

 

ルークからブラスターを奪ったレイアが撃ちながらフープの中へしずかと共に入る。

 

「元気のある姫さんだ」

 

殿をしていたソロがフープへ飛び込んだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「奴がきています」

 

「オビ=ワン・ケノービが生きているだと?バカな。奴は死んだ。すべてのジェダイが死んで、キミだけが生き残った」

 

帝国樹立後、ジェダイは反乱者として処理された。

 

稀にジェダイを名乗る者達もいるが、それらはベイダーと彼の配下によって粛清されている。

 

それが帝国にとっての事実だった。

 

「フォースの力を侮ってはなりません」

 

「この騒動も彼の仕業だと?」

 

「間違いありません。奴は私が始末します」

 

「ならば、任せる。姫を奪われたとしても、このステーションから逃れることはできない」

 

ターキンと会話を終えた所でベイダーは外に出る。

 

彼はフォースを通して、オビ=ワン・ケノービが生きていることを察した。

 

――奴は必ず儂の手で始末する。

 

フォースを操り、ベイダーは目的地へ向かう。

 

決着をつける為の場所へ。

 

 

 

 

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