次からクローンの攻撃に入ります。
次回の投稿は少し間を置くかも。
ナブーの戦いから一年後。
コルサントのジェダイ聖堂の一角。
昼時に小さな爆発が起こる。
突然の事に聖堂を守護するテンプルガードが身構えるも方角を見て、構えを解いた。
何故なら、そのエリアは毎日のように小さな爆発が起こる。
いってしまえば日常茶飯事のエリアとなっていた。
そして。
「アナキン!ノビタ!また、お前達は!」
決まってジェダイナイト オビ=ワン・ケノービの怒号が響き渡っていた。
室内で黒焦げになっているアナキンとのび太。
二人の傍には転がっている機材がある。
「今度は何をやったんだ?」
眉間へしわを寄せながらオビ=ワンは尋ねる。
滅多なことでは驚かないぞと目が語っていた。
「えっと、通り抜けフープのサイズをLLサイズにしようって考えて」
「構造を確認して、幅を広げようとしたんです。でも」
「「何がいけなかったのかなぁ?」」
二人同時に首を傾げる姿にオビ=ワンは深い息を吐いた。
「それ以前に二人は昼からセーバーの鍛錬だったはずだ。今の時間は?」
「「あ」」
ヤベッという表情を浮かべて二人が時間を確認する。
「お前達は科学者じゃない。ジェダイになるんだ。不思議な道具に意識を向けるんじゃなくセーバーの訓練へ意識を向けるんだ!」
「でも、クワイ=ガンさんが」
「マスタークワイ=ガンだ。パダワン」
アナキンへオビ=ワンは厳しく告げる。
「ジェダイというのは」
一歩、踏み出したオビ=ワンの足に何かが当たった。
「なんだ?」
「あ、それ、ショックガンを強化できるかと思って用意したスピーダーのエンジン」
「なんか、熱を放って」
直後、爆発が起こった。
オビ=ワン達は軽傷で済んだ。
「はっはっはっはっ」
「笑い事ではありません」
隣で笑うクワイ=ガンにオビ=ワンは怒る。
「まったくあの二人は」
「まだまだ忍耐の修業が足りないのではないか?オビ=ワン」
「まさか、貴方と一緒にいて嫌というほど忍耐を学びましたよ」
ジェダイナイトになったオビ=ワンだが、クワイ=ガンとは未だにマスターとパダワンの関係のようなやり取りが続いている。
そのやり取りをすぐに卒業しなければと考えるオビ=ワンだが、今のところうまくいっていない。
クワイ=ガン自身がそこまで変化を急いでいないというのもあるのかもしれないが。
「ところで、マ、クワイ=ガン、ノビタについては?」
「公文書館で調査を続けているがやはり、ノビタ・ノビの言うチキュウとやらの場所についてはわかっていない」
野比のび太が住んでいたという地球。
クワイ=ガンはジェダイの管理している公文書館で調べてみたのだが該当する場所は見つからなかった。
「そういえば、ノビタは今?」
「マスタードゥークーに預けている」
「大丈夫ですか?その、マスタードゥークーはオーダーを去るという噂が」
「すべてはフォースの導き次第だ」
クワイ=ガンの表情は変わらないがオビ=ワンは不安な表情が拭えていない。クワイ=ガンの元マスターということだが、オビ=ワンは面識がない。
知っているからこそ、クワイ=ガンなりの考えがあるのだろう。
「そういえば、オビ=ワンよ。お前とアナキンの関係はどうだ?」
尋ねられたオビ=ワンはなんともいえない表情だ。
「マスターと鍛えられたおかげですか多少の事は耐えられます。ですが、ノビタと合わさるとトラブルが倍増です!今日の事もそうですが、この前など、わけのわからないカップに閉じ込められたと思ったら巨大怪物に襲われるなど……あれが遊び?わけがわからない」
ひみつ道具が引き起こす騒動に巻き込まれるのは主にオビ=ワンやジェダイマスターとなったキット・フィストーのパダワン、ナダールが被害にあっている。
「それも修行だ。お前とアナキンは師と弟子の関係となった。互いに学べる関係なのだ。オビ=ワン、フォースがすべてを教えてくれる」
「わかりました。マスター」
「私は次の任務がある。フォースと共にあらんことを」
「はい、フォースと共にあらんことを」
そういって別れるクワイ=ガンとオビ=ワンの二人。
「今日は失敗だったね」
「本当だよ。オビ=ワンは頭が固い」
訓練の時間。
ライトセーバーで模擬戦闘。
彼らの戦いを見ているのはジェダイ・イニシエイトや他のパダワン達。
振るわれるライトセーバーが交差する。
アナキンの持つライトセーバーの色は青。
野比のび太の持つライトセーバーの色は緑。
二人は同時にカイバー・クリスタルを見つけて、共にライトセーバーを組み立てる。
のび太のライトセーバーは名刀電光丸のパーツが用いられているのでグリップに面影が残っていた。
アナキンが攻撃的なフォームを使うのに対してのび太は守りのフォーム。
互いに切磋琢磨している姿にイニシエイトやパダワン達は興味津々という様子だ。
一年と言う短い期間ながらも二人の技術は同世代の群を抜いている。
「アニー、師匠なんだからもう少し仲よくしたら?」
「しているよ。けど、オビ=ワンは僕のやることを否定するんだよねぇ。なんでだろう?」
「ひみつ道具で調べてみる?」
「うーん」
「スカイウォーカー、ノビ、鍛錬に集中できぬようじゃの」
ぎょっとした表情でのび太とアナキンは声の方を見る。
杖を突きながらゆっくりとやってくるのはヨーダ。
緑のしわくちゃの老人は二人の顔を交互に見るとため息を零す。
「何に意識が向いておるのじゃ?うん?」
尋ねられて気まずい視線を向けあうのび太とアナキン。
この後、ヨーダから飲まされたお茶に顔をしかめたのは言うまでもない。
「マスターヨーダのお話って長いんだ」
「あのお茶、本当に苦いよね」
とぼとぼと聖堂の通路を歩く二人。
パダワンになった二人はナイトに昇格しない限り許可なく聖堂から出ることはできない。
その為、セイバーの特訓やフォースの瞑想、そして特例として認められているのび太のひみつ道具の改造をするなどしている。
「そういえば、今度のマスターはどうなの?」
「あぁ、その話?」
のび太は気まずそうに視線を逸らす。
「どうしたの?」
アナキンはのび太が定期的に交代するマスターの指導を受けていることを知っていた。
今までに何人ものマスターの修業を受けているが、気まずそうにしている姿を見るのははじめてだ。
「その、なんというか、礼儀作法に厳しいんだよね?今のマスター」
「え、礼儀作法?セーバーの訓練とかは?」
「勿論してくれるんだけど、どうも、その入室の作法とか、話し方とか、そういう指導が多いかなぁ?」
のび太としても教えてくれるのはありがたいのだけれど、小学校に通っていた学校の先生と似たような雰囲気がして少しばかり苦手意識がある。
「ここにいたか、パダワン」
聞こえた声にのび太の動きが固まる。
「ま、マスター」
「セーバーの鍛錬は終了したようだな。では、今日のレクチャーを行うとしよう」
「え、あの」
「失礼」
アナキンへ断りを入れるとやってきたジェダイはのび太を連れて去っていく。
「あー」
呆然とアナキンは見送るしかできなかった。
夜。
様々な鍛錬を終えてまもなく就寝時間になるのだが、ベッドでのび太とアナキンの二人は四次元ポケットから取り出した色々なものをみていた。
「これは?」
「それは絵本入り込み靴、絵本の世界へ入れることが出来るんだ」
「エホン?」
「この惑星だとないから、まぁ、使えないかな?」
「じゃあ、これは?」
「これは、これはなんだったかな?」
首を傾げながら談笑する姿はどこにでもいる子供だ。
本来ならフォースの瞑想などすべきなのだが、アナキンはこの時間が好きだった。
ポケットの中にある一枚の写真をこっそりと取り出す。
のび太が撮影してくれた貴重な一枚。
幼いアナキン・スカイウォーカーとパドメの写真。
勿論、のび太や他の人達も写っているがアナキンにとって大事な宝物。
この時間帯、のび太と一緒でなければ決してみることのできない大事なものをアナキンはみる。
写真を見ていつも思う。
パドメはどうしているだろう?
自分の事を覚えてくれているだろうか?
また、いつか会いたい。
オビ=ワンに打ち明けることが決してできない心の中。
「ノビタ」
「うん?」
「必ずジェダイになろう」
「うん!」
そうして、二人は約束を交わす。
ジェダイになろう。
拳をぶつけあって約束する。
そうして、月日は過ぎて。
新たなる物語がはじまる。
ちなみに、オビ=ワンの巻き込まれた騒動は他にもあったりして、のび太のひみつ道具が原因で飛ぶことが嫌いになっています。
カップメンの奴は名前思い出せないけど、ホラーカップとか、なんとかカップみたいな奴をテレビで見た気がします。
クローン・ウォーズをする場合、のび太にパダワンは必要か?(期限は次話投稿まで)
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いる
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いらない