ドラえもん のび太のSTARWARS   作:断空我

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今回からエピソード2がスタートします。

ここから少しばかり変化がはじまっていきます。

アンケートも実施する予定です。


EP.2 クローンの攻撃
爆破テロ


 ナブーの戦いから十年後。

 

 銀河共和国は腐敗によりその機能を低下させつつあった。

 

 腐敗による機能低下から共和国を見限り次々と離脱する星系が現れ、元ジェダイのドゥークー伯爵を旗頭に分離主義勢力を結成して、共和国と緊張状況が広がっている。

 

 この事態に共和国の軍隊保有の是非についての議論の為、ナブーから女王から元老院議員となったパドメ・アミダラが惑星コルサントへ訪れることになっていた。

 

 まもなくやってくるアミダラ議員を迎える為、発着場に二人の人物が立っている。

 

 一人は腕を組み、もう一人は立ったまま寝ていた。

 

「パダワン、昼寝をするにはまだ時間が早いんじゃないか?」

 

「あ、ごめんなさい、マスター」

 

 クワイ=ガンから指摘されて謝罪するのは青年へ成長した野比のび太だ。

 

 あれから何人ものマスターの指導を受けたのび太はようやくクワイ=ガン・ジンを師として落ち着くことになった。

 

 この結果に親友からかなり羨ましがられたのは懐かしい記憶だ。

 

 羨ましがられてライトセーバーの鍛錬で追撃の連続で毎日が疲弊していた。

 

「どうしたパダワン。心が乱れているぞ?」

 

「ごめんなさい。その、嫌なことを思い出して」

 

「ナブーの船が到着したら護衛開始とはいえ、油断は禁物だ……フォースに妙な揺らぎを感じる」

 

「そうですね、なんだろう。凄い嫌な予感がする」

 

「フォースの流れを読むこともそうだが、お前の直感は時として鋭い。今回の任務はどこかきな臭い。注意しなければ」

 

「あ、来ましたよ」

 

 のび太が指さす方向。

 

 霧の向こうから姿を見せるのは二機のナブー・スターファイターと共にやってくる大型船。

 

 元老院議員となったパドメ・アミダラが乗る船。

 

 ゆっくりと着陸する船。

 

 そこからゆっくりとアミダラ議員と護衛がやってくる。

 

「マスター!」

 

「!」

 

 のび太の叫びにクワイ=ガンはフォースを用いてアミダラ議員を引き寄せる。

 

 四次元ポケットから一つのひみつ道具を取り出す。

 

「ちょっとタンマ!」

 

 取り出したタンマウォッチによって時が止まる。

 

 その間にのび太はアミダラ議員の護衛をしている人達を安全圏まで避難させ、機内のパイロット達も外へ連れ出す。

 

「よし」

 

 カチッとスイッチを押した直後、ナブーの船は大爆発を起こした。

 

「コーデ!」

 

「え?」

 

 スターファイターから降りてきたパイロットがヘルメットを脱ぎ捨てて駆け寄ってくる。

 

 パドメ・アミダラ議員だった。

 

「もしかして、この人は影武者?」

 

「アミダラ議員、彼女は無事です」

 

 ローブで爆風の影響が及ばないように守っていたクワイ=ガンの言葉にパドメは安堵した表情を浮かべる。

 

 彼女の護衛として行動していたキャプテン・タイフォは目を見開きながらも離れたところで呆然としている船のクルー達の方へ駆け寄っていく。

 

「貴方は、ノビタ?」

 

「お久しぶりです。パドメ、あ、ごめんなさい。アミダラ議員」

 

「パドメでいいわ。成長していて誰かわからなかったわ」

 

 コーデや周りの人達が無事だったことをようやく理解したことで余裕が生まれたのだろう。

 

 パドメの言葉にのび太は頷いた。

 

「もしかして、貴方の不思議な力でクルー達を?」

 

「うん、タンマウォッチっていうアイテムで時間を少しだけ止めたんだ」

 

「そんな力が……ありがとうございます。貴方がいなければコーデや皆が」

 

「ううん、それよりも、誰がみんなを狙ったんだろう」

 

 首を傾げるのび太にパドメは力強く答える。

 

「この騒動の背後にドゥークー伯爵がいると、私は感じます」

 

 パドメの言葉にクワイ=ガンは瞳を閉じ、のび太はぶるりと体を震わせた。

 

 何かが起ころうとしている。

 

 その予感が間違ってほしいと思いながらものび太達は彼女達を安全な場所へ連れていく。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「多くの星系が分離主義勢力へ加わっている。長い歴史を持つこの共和国を二つに分けることなど出来んよ。交渉は必ず成功させる。話し合いで」

 

「決裂した場合、ジェダイだけで共和国を守ることはできない。我々は平和の守護者であって戦士でないのです」

 

 のび太がパドメと一緒にパルパティーン最高議長のオフィスへ訪れるとヨーダをはじめとするジェダイマスター達と対談中だった。

 

「後にする?」

 

「いいえ、行きましょう」

 

 オフィスへ入るパドメに続くのび太。

 

 パドメの姿を見るとパルパティーンは笑顔で立ち上がる。

 

「アミダラ議員、無事のようで安心しましたぞ」

 

「ありがとうございます。パルティーン最高議長。御覧の通り私は無事です」

 

「アミダラ議員、あの発着場の事件はおそろしいことじゃ、そなたの無事な姿を見て心がほったしたわい。若きパダワンよ。お前とマスタークワイ=ガンに行かせて正解だったようじゃ」

 

「はい」

 

 ヨーダに言われて背筋を伸ばすのび太。

 

 その姿に一部のマスターが苦笑していた。

 

「今回の騒動にドゥークー伯爵がいると思われます」

 

「それはありえない」

 

「彼は政治的理想主義者であって殺人者ではない。議員が知っている通り彼も元はジェダイだ。暗殺など行うわけがありません。彼の人格に反します」

 

 パドメの意見を否定するマスター達。

 

 沈黙するウィンドウはのび太へ視線を向ける。

 

「ノビ、お前はこの事件をどうみる?短い期間とはいえ、お前は彼の弟子だった」

 

「え!?ぼ、僕ですか?その、難しいことはわからないけれど、あの人だったら直接自分の手は汚さずに、そういうことを考えるかなぁ?」

 

 のび太が告げたのはマスター達の考えを否定するものだった。

 

「ほう、どうしてそう思う?」

 

 興味深いという表情でヨーダが尋ねる。

 

「えっとぉ、昔、礼儀作法とか教えてもらった時に直接手を汚すようなことは優雅ではないとか、やるなら、どうとかそういう話を聞いたような」

 

 昔を思い出すように天井を見るのび太。

 

「とにかく、事態の究明がされるまでアミダラ議員はマスタージェダイの保護下へおかれるというのはどうでしょう?」

 

 話を遮るようにパルパティーン議員が提案をする。

 

 反論するパドメや他の議員達。

 

「状況は思うより深刻だと思いますぞ?護衛で身が窮屈に感じるというのなら、仲の良い者はどうです?例えば、旧友のマスタークワイ=ガンなど?」

 

「クワイ=ガンは別の任務がこれから控えておる。じゃが、その意見は賛成じゃの。友人であるケノービがアンシオンの国境紛争から戻ってきておる」

 

「素晴らしい。彼らに護衛を任されてはどうか?」

 

 笑みを深めながら提案するパルパティーンに渋々という形でパドメは護衛を受け入れることにした。

 

「それなら、私から一つ提案を」

 

「何かな?」

 

「友人であるケノービがついてくれるというのならここにいるノビタ・ノビも一緒に」

 

「彼はパダワン。まだジェダイではない」

 

「私は彼に命を助けられています。彼もいれば心強いです」

 

「……ふむ、護衛が多くなるがそれで議員が安心するというのならよかろう」

 

「ノビ、キミにアミダラ議員の護衛を命じる」

 

「はい」

 

「暗殺者はどこから現れるかわからん、用心するのじゃぞ」

 

 ヨーダの言葉にのび太は頷いた。

 

 誰にもみえないところでパルパティーンがのび太を見つめる。

 

 表情は笑っていたが目はひどく冷めていた。

 

 

 

エピソード3以降について

  • IF展開で行く(死亡キャラ生存等)
  • 原作通り(些細な変化あり)
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