比良坂結羽介物語〜虹ヶ咲学園〜   作:naogran

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果てしない空の向こう。未来へと橋を架けよう。行こう!明日へ!第2回スクールアイドルフェスティバル開催決定!!




と言うPVを見た。季節は秋前。虹ヶ咲学園は2学期に入り冬服に衣替えしてる。

侑「流石桜坂監督!」

しずく「気に入って貰えて何よりです。」

彼方「璃奈ちゃんも侑ちゃんも。編集お疲れ様。」

侑「ウフフ。」

璃奈「テレテレ。」

侑「皆もお疲れ様!」

果林「ファンの皆にも、早く見て欲しいわね。」

歩夢「これ、すぐネットに公開するの?」

かすみ「今、お披露目出来る場所を生徒会と相談している最中なんです!」

せつ菜「まぁ生徒会長はここに居るんですけどね・・・」

侑「今度は、もっと沢山のスクールアイドルや、ファンの皆にも参加出来るフェスにしたいな!」

愛「前回も盛り上がったし、結構集まるって!」

エマ「フェスの動画も凄く見て貰っているみたいだしね!」

璃奈「東雲や藤黄以外にも、色々な高校から連絡が来てるよ?」

歩夢「何か嬉しいね!」

侑「うん!」

かすみ「皆さんの期待に応える為にも、今日も張り切って練習して行きますよー!でもその前に・・・かすみん特製コッペパンで腹ごしらえですー!」

手作りコッペパン10個作って来たのだ。

かすみ「いっぱい食べて下さいよ〜?」

侑「でもかすみちゃん、1個余ってるよ?」

かすみ「あ、何時もの癖で結羽介さんの分も作っちゃって・・・」

愛「でも、ユッキーはまだ戻って来てないんじゃ・・・」

侑「じゃあ、この1個はじゃんけんにする?」

エマ「良いね!」

???「へぇ〜。美味そうなコッペパンだな。」

そこに1人の人物がコッペパン1個を手に取った。

侑「え?」

その人物の正体は。

結羽介「よう。」

一時離脱した比良坂結羽介だった。コッペパンを咥えてる。

全員「結羽介さん!」

コッペパンを食べ終えた。

結羽介「・・・皆、元気そうだな。」

侑「結羽介さん!戻って来たんだね!」

結羽介「俳優の仕事が一段落したから、サプライズで戻って来ちゃった。」

歩夢「テレビで見ましたよ!凄く楽しそうでしたね!」

結羽介「でもちょっと疲れたけど。今はしばらく休止してこっちに戻って来たから。改めて、顧問として復帰した比良坂結羽介だ。皆、宜しくな!」

戻って来た結羽介とスクールアイドル同好会の新たな物語が始まる。


#第2期編#
第14話「新しいトキメキ」


虹ヶ咲学園の廊下。1人の女子生徒がLINEを見た。

 

『来たわよ、日本!』

 

栞子「あ・・・」

 

虹ヶ咲学園1年生・三船栞子。

 

 

 

 

 

 

空港では、香港からの留学生の鐘嵐珠が外を眺めている。

 

ランジュ「・・・・・」

 

 

 

 

そして空港にもう1人。

 

ミア「School idol・・・」

 

アメリカからの留学生のミア・テイラー。

 

ランジュ「曲聴いたわ。良いじゃない。」

 

ミア「当然だろ?僕が作ったんだから。」

 

ランジュ「フッ。さぁ行くわよ!」

 

 

 

 

 

 

翌日。高咲侑の部屋。

 

侑「・・・・」

 

幼馴染みの歩夢からの着信で起きて、ベランダに出る。隣の部屋は歩夢の部屋。

 

侑「ふぁ〜〜・・・おはよう・・・」

 

歩夢「おはよう!また遅くまでピアノの練習してたの?」

 

侑「まあね・・・」

 

 

 

 

制服に着替えて登校。

 

歩夢「音楽科にはもう慣れた?」

 

侑「まだ転科したばかりだからね。1学期分の補習もあるし、ピアノも毎日弾いた方が良いし。」

 

歩夢「あんまり無理しないでね?」

 

侑「平気平気!やりたい事なんだから、大丈夫だよ!」

 

 

 

 

 

 

虹ヶ咲学園・駐輪場。

 

結羽介「ふぅ。」

 

ヘルメットを脱ぐ結羽介の姿があった。

 

結羽介「よっと。」

 

W800から降りると。

 

侑「結羽介さんおはよー!」

 

結羽介「よう。朝から元気で宜しいな。」

 

 

 

 

 

 

一方かすみは。

 

かすみ「ムムムムムム・・・・・・」

 

何かを物凄く睨んでいる。

 

愛「頑張れかすみん!」

 

彼方「講堂で歌えるかの瀬戸際だよ?」

 

かすみ「プレッシャー掛けないで下さいよ!」

 

彼女は今、虹ヶ咲学園オープンキャンパスの抽選箱に挑んでいる。

 

愛「よぉーし!じゃあ愛さん達が、運をうーんっと分けてあげる!」

 

彼方「うんうん!運だけにね!」

 

かすみ「もう真面目にやって下さい!でも何だか・・・行けそうな気が出来ましたーーーー!!」

 

当たれば講堂で歌えるが、果たして?

 

 

 

 

 

 

生徒会室。生徒会長中川菜々が実行員を集めて、オープンキャンパスに向けた会議を行っている。その中には、栞子の姿もあった。

 

菜々「2学期は、学校行事が目白押しとなりますが、その先駆けとなる虹ヶ咲のオープンキャンパスは、毎年在校生全員で入学希望の中学生に向けた体験授業や部活紹介を行っています。円滑な運営を行うには、ここに居る実行委員皆さんの協力が不可欠です。一緒に良い行事にしていきましょう。」

 

実行委員達「はい!」

 

副会長「今年はスクールアイドルへの注目度が上がっておりますし、盛り上がるかも知れませんね!」

 

菜々「そ・・・そうかも知れませんね。」

 

中川菜々。彼女こそ優木せつ菜の正体である。

 

栞子「普通科1年の三船栞子です。質問があるのですが。」

 

菜々「どうぞ。」

 

栞子「部活説明会で、スクールアイドル同好会が行う発表とは何でしょうか?」

 

菜々「次のスクールアイドルフェスティバルについての告知を行うそうです。」

 

栞子「それなら、私も調べた事があります。皆の夢を叶える場所。素晴らしい理念だと思います。学園の生徒の皆さんにとって、良いイベントになるのなら私もお手伝いしてみたいです。」

 

菜々「っ!是非お願いします!!」

 

実行委員「ん?生徒会長?」

 

菜々「あ・・・」

 

せつ菜の正体を明かしてはならない。それが彼女のルールである。

 

 

 

 

 

 

スクールアイドル同好会部室。

 

果林「そう。当日はライブ出来ないのね。」

 

愛・彼方「面目ない・・・」

 

かすみ「悔しいですー!」

 

結羽介「抽選だったんだから仕方ねぇよ。部活の数が多いし上に倍率も高いし。」

 

侑「抽選に漏れても西棟のブースも貰えるし。当日はそこでチラシ配りだね。」

 

せつ菜「出来る事は他にもありますよ!実は、フェスの告知映像を東棟の大きなスクリーンで流せる事になったんです!」

 

歩夢・しずく・エマ「え!?」

 

結羽介「マジで!?」

 

せつ菜「時間は限られていますけど、宣伝効果はバッチリです!」

 

彼方「凄いじゃ〜ん!」

 

しずく・璃奈「・・・・・」

 

侑「どうしたの?2人共。」

 

結羽介「何か不安があるのか?」

 

しずく「侑先輩。1週間あるなら、もっと映像のクオリティを上げられます!」

 

璃奈「折角見て貰うんだから、全力を尽くしたい!」

 

しずく「うん!」

 

侑「・・・!そうだね!分かった!やろう!」

 

歩夢「私達も負けずに、オープンキャンパスの準備頑張ろうね!」

 

果林「ええ!」

 

結羽介「それじゃあ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会!レッツゴー!」

 

全員「オーー!!」

 

 

 

 

 

オープンキャンパスに向けて準備を開始。

 

歩夢と愛が看板作り。

 

エマはコンビニのコピー機でチラシをコピー。

 

侑はピアノの授業。

 

かすみと菜々は打ち合わせ。

 

しずくと璃奈は映像の編集。

 

結羽介は映像編集の監修。

 

彼方と果林は道具の飾り付け。

 

 

 

 

歩夢「調子はどう?」

 

しずく「試行錯誤です。」

 

侑「一つ手を入れると、他も気になって来ちゃうんだよね。」

 

歩夢「そうだよね。」

 

かすみ「キリがないですね。」

 

結羽介「編集は簡単じゃないからな。」

 

かすみ「このフォルダは?」

 

部員の名前が入ったフォルダを指差した。

 

璃奈「使わない映像データを入れてるんだ。」

 

かすみ「へぇ〜。見ても良い?」

 

しずく「作業が終わったらね。」

 

結羽介「後のお楽しみにしとけよ?」

 

 

 

 

 

 

その夜。侑は部屋で勉強。

 

 

 

 

 

 

そして結羽介は都内のタワマンに帰って来た。最近1人暮らしを始めたのだ。

 

結羽介「皆頑張ってるな。俺も負けてられないな。」

 

 

 

 

 

 

そして、オープンキャンパス当日。女子中学生達が訪れてる。

 

実行委員「オープンキャンパスご来場の方ー!」

 

実行委員「こちらからお入り下さーい!」

 

栞子「どうぞ。」

 

2人の女子中学生にチラシを配った。

 

中学生「ありがとうございます!」

 

栞子「楽しんで下さい。」

 

中学生「はい!」

 

???「私にも貰える?」

 

栞子「え?」

 

ランジュ「ただいま!栞子!」

 

やって来たのは、留学生のランジュだった。

 

栞子「あ・・・久し振りですね。ランジュ。」

 

この2人は昔馴染みらしいが。

 

ランジュ「会いたい子達がいるんだけど。スクールアイドル同好会に案内してくれる?」

 

栞子「スクールアイドル?」

 

 

 

 

 

その頃結羽介は、侑と歩夢と一緒に荷物を運んでいる。

 

侑「今年も沢山来てるね。」

 

結羽介「スクールアイドルの注目度がアップしたからな。」

 

侑「あーあ。私達も中学の時来れば良かったなぁ。」

 

歩夢「家から近いって理由であんまり考えずに決めちゃったもんね。」

 

結羽介「初耳だ。2人の実家近いんだ。」

 

歩夢「はい。」

 

侑「まっ、結果オーライだったけどね。やりたい事ちゃんと見付かったし。」

 

歩夢「そうだね。」

 

結羽介「んじゃ俺は、顧問として侑のやりたい事を応援しなくちゃな。」

 

侑「ありがとう結羽介さん。」

 

歩夢「侑ちゃん。この後は?」

 

侑「結羽介さんと一緒に映像の編集に戻るよ。」

 

歩夢「まだやってたの!?」

 

結羽介「色々拘り詰め込んでるみたいでな。」

 

侑「でも大丈夫だよ。後少しだから。」

 

結羽介「でも侑。音楽科の方もあるんだし。ちゃんと両立出来てるか?無理してないか?」

 

侑「ああ。この前の小テストは赤点取っちゃったけど・・・」

 

結羽介・歩夢「ええ!?」

 

侑「大丈夫!大丈夫だって!」

 

結羽介「大丈夫って言えば良いと思ってんだろ?ちゃんと休めよ。」

 

歩夢「そうだよ!体壊しちゃうよ!」

 

ランジュ「見付けた!」

 

歩夢「ん?」

 

栞子「廊下は走らないで下さい!」

 

ランジュ「あなた歩夢ね!会いたかったわー!」

 

走って来たランジュが、突然歩夢に抱き付いた。

 

歩夢「わああ!」

 

侑「ええ!?」

 

結羽介「何じゃ!?」

 

ランジュ「ウフフフ!」

 

結羽介・侑・歩夢「ええええーーー!?」

 

突然の出来事に3人がパニックになってる。

 

結羽介「何だ君!?」

 

ランジュ「スクールアイドルをやる為に香港からの短期留学で虹ヶ咲に来たの!宜しく!」

 

 

 

 

 

 

その後同好会の皆にランジュを紹介した。

 

果林「留学生?」

 

結羽介「香港からの短期留学らしくてな。」

 

彼方「スクールアイドルをやる為に香港から?」

 

エマ「私と同じだー!」

 

ランジュ「初次见面(初めまして)!鐘嵐珠よ!」

 

栞子「留学生はもう1人いると聞いていましたが。」

 

ランジュ「あの子は別にスクールアイドルに興味がある訳じゃないから。学校の何処かにいるはずよ。」

 

 

 

 

 

 

もう1人の留学生ミア・テイラーは、流しそうめん同好会を見物している。偶然にも白猫のはんぺんを目撃。

 

 

 

 

 

 

栞子「そうですか。では私はそろそろ持ち場に戻らないといけないので。」

 

ランジュ「谢谢(ありがとう)!助かったわ!持つべきものは幼馴染みね!」

 

栞子「それでは同好会の皆さん、後ほど東棟の方で。」

 

彼女は持ち場へ戻って行った。

 

ランジュ「バイバーイ。」

 

かすみ「でも、スクールアイドルなら他に有名な高校は幾らでもあるのにどうして虹ヶ咲に?」

 

ランジュ「スクールアイドルフェスティバルの動画を見たからよ。すっごくときめいたわ!」

 

全員「わあ!」

 

ランジュ「そして元アイドルの比良坂結羽介さん!あなたのライブも動画で見たわ!」

 

結羽介「あら本当に!?これはまた光栄だね!」

 

ランジュ「それぞれが自分のやりたい事を表現していて、輝いていて、私もあのステージに立ってみたいって思った!高校生の今しか出来ないから!だから!ここに来たの!」

 

侑「すっごく嬉しいよ!ようこそ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会へ!」

 

愛「この後、次のフェスの告知映像を流すんだ!見ていく?」

 

ランジュ「ホント!?見る見る!」

 

彼方「沢山集まって貰えるようにチラシ配らないとね〜。」

 

愛「せっつーは、運営の仕事があるから来られないのよね?」

 

果林「ええ。しずくちゃんと璃奈ちゃんは?」

 

彼方「まだ編集してるって。」

 

かすみ「えええーーーー!?」

 

侑「私達も2人の所に戻らないと。」

 

結羽介「ラストスパートだし早く完成しないと。」

 

かすみ「ダメです!4人揃ったらまたこのシーンが気になるってなっちゃうに決まってます!」

 

侑「そ、そうかなぁ・・・」

 

結羽介「ぐうの音も出ない・・・」

 

かすみ「かすみんに任せて下さい!」

 

結羽介「かすみ!?何処へ行く!」

 

かすみ「2人の所です!スクリーンの前で合流しましょう!」

 

歩夢「じゃあかすみちゃんに任せて、チラシ配りに行こうか。」

 

結羽介「そうだな。俺も手伝うよ。」

 

ランジュ「・・・・・・」

 

 

 

 

 

 

廊下で結羽介、歩夢、彼方、愛がチラシ配り。

 

歩夢「スクールアイドル同好会でーす!」

 

彼方・愛「宜しくお願いしまーす!」

 

結羽介「じゃんじゃん見に行って下さいねー!」

 

中学生「あ!知ってます!」

 

中学生「動画見ました!」

 

彼方「そうなんだ〜!ありがと〜!」

 

愛「今度またライブやるんだ!よかったら見てね?」

 

中学生「はい!」

 

中学生「あの!上原歩夢さんですよね!?一緒に写真撮っても良いですか!?」

 

歩夢「あ!勿論だよ!」

 

5人の写真を結羽介が撮る。

 

結羽介「行くよー?はいチーズ!」

 

5人「チーズ!」

 

結羽介「はいOKだよ!」

 

中学生「ありがとうございます!あの、俳優の比良坂結羽介さんですよね?サイン下さい!」

 

中学生「私もサイン下さい!」

 

結羽介「良いよ。ちょっと待ってて?」

 

渡された2枚の色紙にサインを書く。

 

結羽介「どうぞ。」

 

中学生「ありがとうございます!」

 

愛「またねー!」

 

侑「あ!そろそろ上映の時間だね。」

 

愛「ゆーゆと歩夢とユッキーは先にランジュを連れて東棟へ行っててよ。」

 

彼方「私達はチラシを配り終わってから行くよ。」

 

侑「うん。分かった。」

 

結羽介「行こうか。」

 

ランジュ「ええ!」

 

 

 

 

 

 

4人は先に東棟へ向かう。

 

侑「スクールアイドルフェスティバルは、好きって言う気持ちさえあれば誰にでも参加出来るようなお祭りにしたいんだ。どんな部活に入ってても良いし。入ってなくても良い。ニジガクの生徒じゃなくても良い。色んな人達が、好きを伝え合えれば良いなって。」

 

結羽介「その内の1人が、顧問をやってる俺って訳だ。」

 

ランジュ「ふーん。面白い事を言うのね。所で気になっていたのだけど。」

 

侑「ん?」

 

ランジュ「あなたは新人アイドル?フェスの動画には居なかったから。」

 

侑「私はスクールアイドルじゃないよ。」

 

ランジュ「え!?どうしてスクールアイドルじゃないのに同好会に居るの?」

 

侑「私は、スクールアイドルから夢を貰ったんだ。だから今は、夢をくれた皆を応援したくて同好会に居るんだ!」

 

ランジュ「・・・」

 

歩夢「私も同好会の皆も、侑ちゃんや結羽介さんや沢山のファンに支えて貰えてるからスクールアイドルで居られるの!」

 

結羽介「スクールアイドルの可能性は無限大だ。俺は未来のスクールアイドルの後世を見る為に顧問をやってるんだ。まあ本当は学園からの依頼からだけど。」

 

ランジュ「ファンがアイドルを支える、ね。」

 

結羽介・侑・歩夢「ん?」

 

 

 

 

 

 

一方部室では。

 

かすみ「もう時間だよぉー!早く早くー!」

 

1年生組が編集のラストスパートに入ってる。かすみが焦らしてる。

 

璃奈「出来た!」

 

遂に動画が完了した。

 

かすみ「データ貰ってくよ!」

 

璃奈「ああ!」

 

かすみ「よし!急ごう!」

 

データが入ったUSBを持って部室を出た。

 

 

 

 

 

 

東棟。

 

歩夢「そろそろ開始時間なのに大丈夫かな?」

 

結羽介「もうすぐで来るはずだ。」

 

かすみ「せんぱーーーい!!」

 

侑「あ!」

 

結羽介「噂をすれば!」

 

侑「かすみちゃん!」

 

1年生組が合流した。

 

かすみ「先輩!これを!」

 

動画データの入ったUSBを侑に渡した。

 

侑「お疲れ様!」

 

結羽介「急いでくれ!」

 

侑「任せて!」

 

パソコンにデータを入れる。

 

 

 

 

 

 

西棟。

 

中学生「急がないと!スクールアイドル同好会の映像が始まっちゃうよ!」

 

ミア「?」

 

クッキーを食べてるミアが東棟へ走る中学生を見てる。

 

 

 

 

 

 

東棟。全員がスクリーンに注目する。

 

菜々「いよいよですね。」

 

 

 

 

侑「始めるよ!」

 

エンターキーを押して動画再生。流れた映像は・・・

 

 

 

 

 

 

かすみ『うわあああーーー!』

 

突風に飛ばされるかすみ。

 

スクリーンバックで演技するしずく。

 

ベッドで寝てる彼方と璃奈。

 

 

 

 

 

 

かすみ「な!?なななななな・・・何ですかこれはーーーーーー!?」

 

しずく「使わない方の映像データだよ!!!!」

 

璃奈「間違えた・・・・!!あわわわわ・・・・・!!」

 

流れているのは、PVのNG集だった。

 

 

 

 

エマ「トラブルみたいだね。」

 

果林「でも、これはこれで可愛いじゃない。ん?」

 

 

 

 

果林『もうちょっと寝かせてよぉ・・・』

 

NG集の中には、果林が寝てるシーンもあった。

 

 

 

 

果林「なっ・・・!?今すぐ止めてーーーーーー!!!」

 

 

 

 

璃奈「正しいデータを持って来る!」

 

侑「お願い!」

 

かすみ「かすみんも行きます!」

 

しずく「私も!」

 

急いで部室へデータを取りに行く。

 

結羽介「何じゃありゃ・・・!?ジャッキー・チェンのNG集か・・・!?」

 

 

 

 

中学生「これで終わり?」

 

中学生「よく分からなかったけど面白かったね。」

 

中学生「他の所も回ろっか。」

 

中学生「うん。」

 

ミア「・・・・・」

 

 

 

 

菜々「何かトラブルでしょうか?」

 

生徒会書記「会長。学科説明会の時間です。」

 

生徒会書記「講堂へ向かいましょう。」

 

菜々「・・・・・」

 

 

 

 

歩夢「折角集まってくれた人達が帰っちゃう・・・」

 

結羽介「かすみ・・・ちゃんと確認してから持って来いよって話だよもう・・・」

 

栞子「どうかしましたか?」

 

結羽介「あ、君はさっきの。」

 

侑「上映の時間をズラせませんか?」

 

結羽介「今データを取りに行って貰ってる。どうにか出来ないか?」

 

栞子「・・・すみません。特別扱いは出来ないんです。ここに集まった人の多くは、スクールアイドルだけを見に来た訳ではありません。」

 

結羽介「そうだよね・・・」

 

栞子「残念ですが。」

 

侑「どうすれば・・・」

 

ランジュ「冇问题。」

 

そこにランジュが割り込んだ。

 

結羽介「問題ない?どう言う事?」

 

ランジュ「言葉通りよ。任せなさい。私が出るスクールアイドルフェスティバルにケチがつくのをただ見ている訳にはいかないわ。皆をここに釘付けにすればいいんでしょ?ミア!」

 

ミア「はいはい。I gotta use this.」

 

結羽介「え?あ、はい。」

 

合流したミアが機器を使う。ランジュが階段上に立つ。

 

栞子「何をする気ですか!?」

 

スクリーンにランジュが映し出された。

 

ランジュ「大家注意!就这么回去的话可就亏了!(皆さん注目!このまま帰ったら損だよ!)スクールアイドル!鐘嵐珠のデビューステージよ!!!伝説の始まりを・・・心に刻みなさい!!」

 

突如東棟の照明が変わった。

 

ランジュ「露一手给你们看看(私の力見せてあげるわ)」

 

 

 

 

 

 

『Eutopia』

 

 

 

 

 

 

圧倒的なランジュのライブに、ここに居る全員が圧倒された。そして次々と拍手喝采が沸き起こった。

 

結羽介「すげぇ・・・!」

 

かすみ「侑先輩!これ!」

 

正しいデータの入ったUSBが届いた。

 

侑「ありがとう!」

 

ライブ終わりと同時に、スクールアイドル同好会のPVがスクリーンに流れた。

 

 

 

 

 

 

オープンキャンパス後。

 

栞子「ランジュ。講堂以外で歌うのは禁止です。」

 

ランジュ「そうなの?でも盛り上がったでしょ?」

 

栞子「理由はどうあれ、虹ヶ咲の生徒になった以上反省文を提出して貰います。」

 

ランジュ「えええーー!?」

 

栞子「1週間以内にちゃんと提出して下さいね。」

 

ランジュ「ううう・・・」

 

侑「ありがとうランジュちゃん!」

 

歩夢「ライブも凄かったよ!」

 

結羽介「これまでにない圧倒的なパフォーマンス!チョーイイネ!」

 

ランジュ「ありがとう。私も出られるんでしょ?スクールアイドルフェスティバル。」

 

愛「当ったり前じゃん!」

 

侑「皆でやろうよ!」

 

歩夢「歓迎するよ!同好会へようこそ!」

 

結羽介「それじゃあ早速入部届を・・・」

 

ランジュ「入部は辞めるわ。」

 

歩夢「え?」

 

結羽介「え!?何故!?」

 

ランジュ「あなた達とは考え方が違うみたいだから。」

 

侑「え?どう言う事?」

 

 

 

 

菜々「三船さん。」

 

栞子「会長。」

 

菜々「どうかしましたか?」

 

栞子「それが・・・」

 

 

 

 

ランジュ「私は誰よりも皆を夢中にさせるスクールアイドルになりたい。アイドルがファンに夢を与えるのは素晴らしい事よ。でも与えるだけで良い。誰かに支えられなきゃパフォーマンスも出来ないアイドルなんて情けないわ。」

 

侑・かすみ・果林「っ!?」

 

かすみ「ちょっと!」

 

ランジュ「スクールアイドルフェスティバルには、鐘嵐珠個人として申し込んでおく。この同好会では、私の夢は叶いそうにない。だから1人でやってみせる。もう1度訊くわ侑。あなたはどうして同好会に居るの?」

 

侑「え?」

 

ランジュ「私はスクールアイドルにトキメキを感じて、やりたいと思ったからここまで来た。でもあなたの夢はスクールアイドルじゃないのよね。だったら同好会から離れて、その夢を真剣に追い求めるべきよ。」

 

侑「あ・・・」

 

一瞬困惑したが、笑顔で返答する。

 

侑「確かにランジュちゃんは凄いよ。ライブでも言葉でもあんなにも堂々と自分を表現出来て。でも!やりたい事をやりたいって思う気持ちだったら私だって負けてないつもり!」

 

歩夢「っ。」

 

結羽介「侑。」

 

侑「今はまだ全然だけどね。私だって私のやり方で・・・この同好会で夢を叶いたいって思ってる!」

 

歩夢「それは私達も一緒だよ!」

 

璃奈「皆自分がやりたい事をやる為にここに居る!」

 

結羽介「君にプライドがあるのと同じく。ここに居る俺も皆もそれぞれのプライドがある。それを君にも見せてあげるよ。」

 

ランジュ「ウフ。私は私の正しさを、スクールアイドルフェスティバルまでに証明してみせるわ。スクールアイドルフェスティバルで1番注目を集めるのは、この私よ!」

 

彼方「望むところだよ〜。」

 

愛「楽しみが増えたね!」

 

ランジュ「そこでお互いのパフォーマンスをぶつけ合いましょ。バイバイ。」

 

ミア「やれやれ。」

 

ランジュとミアは華麗に去って行った。

 

かすみ「もう!何なんですかあの人!」

 

果林「でも、本当に凄いパフォーマンスだったじゃない。」

 

結羽介「実際俺でも感動した程だ。」

 

かすみ「う・・・」

 

エマ「きっと日本に来るまでに沢山練習を積んで来たのよ。」

 

しずく「今まで以上に頑張らないといけませんね!」

 

歩夢「侑ちゃん。」

 

侑「ん?」

 

歩夢「夢は違っても、私は何時だって力になるからね。」

 

かすみ「かすみんだっていーっぱい応援しますよ!」

 

果林「私達も同じ気持ちよ。」

 

結羽介「俺もだ。顧問として君の夢を全力で応援してやるからな。」

 

侑「・・・っ!ありがとう!」

 

新たなライバル・鐘嵐珠とミア・テイラー。虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会の新たな物語が始まった。

 

 

 

 

 

 

 

自販機で飲み物を買う2人の少女が居た。

 

ジェニファー「どうだった?」

 

ラクシャータ「流石。ニジガクには面白いスクールアイドルが居ますね。」

 

ジェニファー「この前知り合った子がたまたまスクールアイドルでね。今度声掛けてみるよ。」

 

この2人は一体・・・

 

『END』




         キャスト

    比良坂結羽介:島崎信長

       高咲侑:矢野妃菜喜
      上原歩夢:大西亜玖璃
     中須かすみ:相良茉優
     桜坂しずく:前田佳織里
      朝香果林:久保田未夢
       宮下愛:村上奈津実
      近江彼方:鬼頭明里
     優木せつ菜:林鼓子
   エマ・ヴェルデ:指出毬亜
     天王寺璃奈:田中ちえ美
      三船栞子:小泉萌香
   ミア・テイラー:内田秀
       鐘嵐珠:法元明菜

    生徒会副会長:杉山里穂
     生徒会書記:佐々木李子
           市ノ瀬加那

    ジェニファー:愛美
    ラクシャータ:山北早紀

      女子生徒:倉持若菜
           小針彩希
           藤原夏美
           本泉莉奈
           雨宮夕夏
           綾瀬有
           稲垣好
           岩井映美里
           薄井友里
           風間万裕子
           川村玲奈
           杉浦しおり
           鈴木亜里沙
           高橋咲貴
           豊洲りお
           森山由梨佳



結羽介「着々とフェスティバルの準備を進める中、YG国際学園より合同ライブの誘いを受ける同好会。エマは同じ留学生だからとランジュにも声を掛けるが、あっさりと断られてしまう。また、音楽科の補習に四苦八苦の侑は、課題を軽々とこなすミアが実は世界的な音楽一家・テイラーファミリーの一員であり、更に14歳と言う事実に衝撃を受ける。そんな中、ランジュが再度ゲリラライブを行うと言う噂が流れ、どうしても気になるかすみ、璃奈、彼方、そしてエマの4人はこっそりランジュの後を尾ける事にするのだが・・・」

次回・重なる色

結羽介「ウルトラ尾けるぜ!」

どっちが面白い?

  • 比良坂結羽介物語〜虹ヶ咲学園〜
  • ラブライブEXTRAシリーズ
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