比良坂結羽介物語〜虹ヶ咲学園〜   作:naogran

26 / 33
数日後の虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会部室。

侑「お泊まり会楽しかったなぁ〜!」

歩夢「皆で曲も作れたしね。」

結羽介「それに、この前皆で観たアレも盛り上がったしね。」

ランジュ「また皆で楽しい事したいわ!」

結羽介「ああ。」

侑「そうだね。私達14人だからこそやれる事はこれからいっぱい考えていこうよ!」

果林「・・・・」

窓の外を眺める果林。すると遅れてたかすみが慌てて入って来た。

かすみ「大ニュースです!!」

結羽介「ん?どうしたかすみ?」

かすみ「なんと!私達スクールアイドル同好会が・・・スクールアイドル部になっちゃいそうなんです!!」

結羽介「何だと?本当かそれ?」

かすみ「本当です!確かに聞いたんです!!皆さんが話しているのを!!」

せつ菜「ただの噂話ですね。そもそも部への昇格は希望制です。」

かすみ「へ?」

結羽介「かすみぃ?」

かすみ「・・・テヘッ☆」

結羽介「誤魔化すな。」

愛「な〜んだ。ちょっとビックリしたよ〜。」

栞子「ですが、実際部になる事は可能だと思います。実績は十分ですし。」

果林「部になると何が変わるの?」

栞子「より広い部室やトレーニングルームが使用出来るようになったり、後は正式に学校の公認となるので公式大会に出場する事が出来ます。」

全員「っ!」

ミア「公式大会って?」

エマ「スクールアイドルの全国大会だよ。藤黄や東雲、YGや紫苑の皆も出ると思うよ?」

彼方「遥ちゃんも出るんだ〜。」

ミア「僕達は出ないの?」

せつ菜「活動を始めた当初は、私達もラブライブを目指していたんですが・・・」

結羽介「まあ話せば長いんだが・・・」






外ではんぺんが寛いでる。

はんぺん「ミャ〜。」






スクールアイドル同好会部室。

エマ「ふーん。そんな事があったんだ。」

結羽介「顧問として赴任した途端から大変だったもんな〜。」

璃奈「出場したかった?」

ミア「別に?僕は歌えればそれで良い。」

栞子「私もです。ラブライブだけがスクールアイドルではないと皆さんを見て知る事が出来たので。」

ランジュ「うん。」

せつ菜「そうですか。」

果林「ラブライブには出ないにしても、部になるかどうかは考えないとね。」

愛「確かに。どうしよう?」

侑「まぁ、急いで答えを出す必要はないんじゃない?」

歩夢「そうだね。」

結羽介「急に部になりましたーって言われたら皆ビックリするだろうし。」

歩夢「それに、もうすぐ定期試験だし。考えるのはその後で良いかも。」

果林「うっ・・・」

もうすぐ定期試験。果林が歯切れ悪そうな表情を見せた。

結羽介「そうか。もうそんな時期か。」

かすみ「て、定期試験!?」

しずく「大丈夫!一緒に勉強しよ!」

璃奈「エイエイオー!」

せつ菜「では、各学年それぞれ協力し合って、ベストな成績を目指しましょう!」

全員「さんせーい!」

かすみ「はぁ〜い・・・」

果林「・・・・・」


第24話「過去・未来・イマ」

定期試験期間中のスクールアイドル同好会部室。

 

結羽介「・・・・・・」

 

1人スマホと向き合ってる結羽介の姿があった。

 

結羽介「文化祭。スクールアイドルフェスティバル。合宿。映画。・・・皆試験勉強頑張ってるだろうな〜?」

 

 

 

 

 

 

食堂では、1年生組が試験勉強している。

 

栞子・璃奈「ん?」

 

1人外を見てるかすみを見た。

 

栞子「かすみさん?」

 

かすみ「・・・・・・」

 

璃奈「スイッチオフしちゃってる。」

 

栞子「休憩しましょうか。」

 

かすみ「するするー!」

 

休憩すると途端にかすみが元気になった。

 

しずく「もう。」

 

飲み物を買って休憩。

 

かすみ「ねぇ、もしかすみん達がスクールアイドル部になったら今までとは違う新しいステージとか出来るようになるのかな?」

 

栞子「新しいステージ、ですか?」

 

かすみ「歌もダンスも、皆の気持ちも一致団結!みたいな?」

 

璃奈「グループで活動している人達みたいに?」

 

かすみ「うん!」

 

璃奈「・・・だから上の空だったんだ。」

 

かすみ「あはは・・・」

 

しずく「でも!今はちゃんと勉強しないと、ニャンニャンがワンワンになっちゃうかもよ?」

 

22点から11点のマイナスになる可能性がある。

 

かすみ「ワン!?」

 

栞子「動物の話ですか?」

 

璃奈「ううん。テストの話。」

 

 

 

 

 

 

同じ頃2年生組は、音楽科の教室で試験勉強。

 

せつ菜「ランジュさんは良かったんですか?ラブライブ。」

 

ランジュ「え?」

 

せつ菜「先程少し変な様子でしたので。もしかして・・・出たかったのでは、と。」

 

ランジュ「確かに心惹かれるけど・・・ステージで皆と一緒にパフォーマンスをするって言うのが、今の私にはまだ難しいと思うの。」

 

侑「そっか。」

 

愛「じゃあ出来るようになったら、最高のスクールアイドルになっちゃうね!」

 

ランジュ「あ。」

 

侑「ランジュちゃんなら、誰と一緒でも凄いパフォーマンス出来るようになるよ!」

 

歩夢「少しずつ練習していこ?」

 

ランジュ「・・・うん。」

 

せつ菜「私もご一緒させて下さい!」

 

ランジュ「ええ!」

 

 

 

 

 

 

3年生組は教室で試験勉強だが。

 

果林「・・・・・」

 

上の空の果林の頬をエマが軽く突っ突いた。

 

果林「ん?」

 

エマ「果林ちゃんボーッとしてる。」

 

彼方「疲れたなら、お昼寝が1番だよ?はいどうぞ。」

 

マイ枕を果林に貸してあげる。

 

果林「いいえ。大丈夫よ。ちょっと部の昇格の事を考えてただけ。」

 

彼方「確かに悩むよね〜。」

 

エマ「でも今は頑張らないと。前回も赤点ギリギリだったんだから。」

 

果林「うっ・・・」

 

ミア「大変そうだね。果林は。」

 

果林「ミア。あなたは勉強しなくていいの?」

 

ミア「僕はステイツじゃ大学に通ってたんだよ?」

 

果林・彼方・エマ「えっ!?」

 

エマ「ミアちゃんって確か、まだ14歳だったよね!?」

 

彼方「神童じゃ〜ん!」

 

ミア「フッ。勉強教えてあげようか?果林。」

 

果林「あ・・・フッ。ありがとうミア。何だか無性にやる気が出てきたわ。」

 

ドヤ顔で煽られた果林にやる気が出た。

 

かすみ「皆さーん!気分転換に何か甘いものでも・・・」

 

教室のドアを開けたかすみだが、ミアが果林に勉強を教えてあげてる光景が見えた。

 

かすみ「んん?あ、あれ・・・?」

 

 

 

 

 

 

スクールアイドル同好会全員で勉強会をした。

 

せつ菜「結局、全員での勉強会になりましたね。」

 

果林「意外に教え方上手なのね。」

 

ミア「お陰でこっちがクタクタだよ・・・」

 

栞子「ん?」

 

掲示板に貼られてる『虹ヶ咲学園生徒会長選挙立候補者受付中』の貼り紙を見た。

 

栞子「・・・・」

 

 

 

 

 

 

スクールアイドル同好会部室。

 

かすみ「結羽介さ〜ん!お待たせしまし・・・た?」

 

結羽介「よぉ皆の衆〜・・・」

 

グッタリしてる結羽介が手を振る。

 

結羽介「皆が試験勉強中ずーっと1人で退屈だったから、多分皆より疲れてると思う・・・」

 

侑「あはは。ごめんね。」

 

結羽介「いや気にするな。試験は大事だから。」

 

部室を出て鍵を閉めた。

 

結羽介「よし行こうか。」

 

かすみ「はい!それじゃあ今度こそ気分転換に行きましょ~!」

 

 

 

 

 

 

クレープを買って食べる。

 

エマ「このチョコクレープとってもBuono!皆もほら!食べて!」

 

侑「じゃあ、私のハムチーズも食べてみて?」

 

結羽介「ん〜。照り焼きチキンステーキ美味いなぁ。」

 

しずく「私、甘くないクレープって食べた事ないです。」

 

かすみ「・・・・・」

 

せつ菜「ん?お口に合いませんか?」

 

ランジュ「ランジュが食べてあげるわよ?」

 

かすみ「ダ、ダメです!あげません!じゃなくて、まだ色々考えちゃって・・・」

 

結羽介「まだ部の事を考えてるのか?」

 

かすみ「あーもう!皆さん!部の昇格の事ここで決めちゃいませんか!?とは言っても、かすみんはまだハッキリした答えが出てないんですが・・・」

 

果林「やっぱりもう少し考えてみた方が・・・」

 

かすみ「でも!こうやって悩んでる時点で違うかなって思うんです!」

 

せつ菜「そうかも知れません。」

 

璃奈「私達は、いつでも団結してる訳じゃない。」

 

侑「やりたい事も叶えたい事も違うしね。」

 

結羽介「皆がそれぞれの個性を持ってる同好会だもんな。」

 

歩夢「それでも、私達が一緒にいるのは想いが1つだから。」

 

しずく「ステージに立つ時はバラバラでも、皆さんとスクールアイドルがしたいです!」

 

愛「それにスクールアイドルが大好きな所は一緒だよね?」

 

エマ「まさに同好会だね!」

 

ランジュ「ランジュも大好きよ!スクールアイドルも、ランジュの事を受け入れてくれた皆の事も!」

 

栞子「私、虹ヶ咲じゃなかったらスクールアイドルになっていなかったかも知れません。」

 

ミア「僕も。この場所が気に入ってるよ。」

 

彼方「そう言って貰えると嬉しいな〜。」

 

せつ菜「だったら!これから入る誰かの為にも、今の私達で居たいです!」

 

侑「決まりだね!」

 

かすみ「ええ!部の申請はしません!私達はこれからもずーっと虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会です!!」

 

全員「うん!」

 

かすみ「ん〜〜〜!やっとスッキリしました!」

 

璃奈「これで勉強に集中出来るね。」

 

かすみ「うっ!頑張ります・・・」

 

結羽介「しっかりやれよ?赤点はアカンぜよ?」

 

かすみ「プレッシャー掛けないで下さいよ!」

 

エマ「じゃあ、テストが終わったら改めて次の活動を話し合おうよ!」

 

歩夢「うん!私達らしくて!」

 

ランジュ「楽しい事を皆でしたいわ!」

 

侑「良いね良いね!」

 

 

 

 

 

 

翌朝。果林がスマホのアラームで起きれた。

 

 

 

 

 

 

一方結羽介は、NM4-02で虹ヶ咲学園へ向かってる。

 

結羽介「うっへぇ〜寒ぃ・・・やっぱ冬は寒いなぁ・・・」

 

 

 

 

 

 

近江家。

 

彼方「おはよ〜遥ちゃん・・・」

 

遥「おはよう!」

 

彼方「もう出るの?」

 

遥「もうすぐ東京予選だから自主練しようと思って。」

 

彼方「予選って、オンラインライブだよね?」

 

遥「うん!」

 

彼方「じゃあ当日は、画面越しに応援するからね〜。」

 

遥「ありがとうお姉ちゃん!」

 

 

 

 

 

 

制服に着替えた果林は登校中。

 

果林「ん?」

 

愛「果林ーー!」

 

璃奈「愛さん速い・・・」

 

途中でジョギングしてる愛と璃奈と出会った。

 

愛「おはよー!」

 

璃奈「おはよう・・・果林さん・・・」

 

果林「おはよう。2人でジョギング?もしかして何時も走ってるの?」

 

璃奈「体力付けて、応援してくれる皆にもっと応えられるようになりたいから。」

 

果林「っ!そう。偉いわね。」

 

愛「よーし!それじゃあ行くぞー!」

 

璃奈「おーー!」

 

ジョギング再開。

 

 

 

 

 

 

虹ヶ咲学園。食堂。果林が飲み物を運んでいると。

 

ミア「はぁ・・・かすみの勉強まで見させられるなんて。」

 

かすみ「だってぇ〜!今日はしお子忙しいし!」

 

ミア「ん?子犬ちゃんは何を書いてるんだい?」

 

タブレットで何かを書いてる。

 

かすみ「誰が子犬なの!?同好会の予算申請書だよ。休憩の間にちょっとでも書いておこうと思って。」

 

ミア「へぇー。ちゃんと部長してるんだ。」

 

かすみ「えへへ〜!もっと褒めて〜?偉いでしょ〜?賢いでしょ〜?」

 

ミア「本当に子犬みたいだな・・・」

 

しずく「そう言えばミアさんって短期留学でこの学園に来たんだよね?いつまでいられるの?」

 

かすみ「短期って事はすぐに帰っちゃうって事!?」

 

ミア「帰らないよ。」

 

かすみ・しずく「ん?」

 

ミア「やっと夢に手を伸ばしたばかりなんだから。」

 

かすみ・しずく「・・・・」

 

果林「フフ。」

 

 

 

 

 

 

次に廊下を歩くと。

 

ランジュ「何言ってるの!歩夢は完璧よ!」

 

歩夢「えへへ、ありがとう。」

 

ランジュ「ん?果林!」

 

果林「あ。」

 

ランジュ「丁度良い所に来たわ!」

 

果林「どうしたの?」

 

ランジュ「今歩夢と侑に話を聞いてたの。どうしたらあなた達みたいにパフォーマンス出来るのか知りたくて。」

 

果林「私達みたいに?」

 

ランジュ「仲間と高め合ったり、ファンと一体になったりって事よ!」

 

侑「他の皆にも聞いてるんだよね?」

 

果林「そう。頑張ってるのね。私で良かったら協力するわよ。」

 

ランジュ「果林謝謝!」

 

侑「きっとすぐ出来るようになるよ!そしたら個性的でバラバラで、でも心を合わせて1つにもなれる最強の12人になっちゃうね!」

 

歩夢・ランジュ「ん?」

 

歩夢「12人じゃないよ!」

 

ランジュ「14人でしょ!」

 

侑と歩夢を抱き締めた。

 

歩夢「ちょっとランジュちゃーん!」

 

果林(皆、成長してるのね。)

 

 

 

 

 

 

再び廊下を歩いていると、結羽介が恵美と会話しているのが見えた。

 

恵美「あなた退屈してるでしょ1人で。気分転換に外にでも歩いたら?」

 

結羽介「毎日やってるんだけど、やっぱり皆が居ないと気が済まないな。」

 

恵美「本当にスクールアイドル同好会の皆が好きなのね。あなたは。」

 

結羽介「そっちの意味の好きって訳じゃねぇよ。皆個性的で、活気に溢れて、皆に元気と楽しさと癒しを与えてくれる。やっぱり虹ヶ咲学園は最高だな!」

 

恵美「ありがとうね。私の母校を褒めてくれて。」

 

果林(結羽介君・・・)

 

 

 

 

 

 

生徒会室。

 

菜々「そう言えば、試験が終わったら生徒会選挙ですね。」

 

栞子「あ・・・菜々さんは次も会長に立候補されるんですか?」

 

菜々「いいえ。私は次の選挙には出ません。」

 

栞子「え?」

 

菜々「生徒会長として叶えたかった事、果たすべき事は全てやり切ったつもりです。残りの学生生活はスクールアイドルに捧げたいと思っています。」

 

栞子「そうですか。私は皆さんのお陰でスクールアイドルとしての一歩を踏み出す事が出来ました。でも皆さんの夢を応援しサポートしたいと言う思いが今もあるんです。この学園の皆さんのために働きたい。私、生徒会長に立候補します!」

 

菜々「ええ!栞子さんは栞子さんの叶えたい未来を創って下さい!」

 

 

 

 

 

 

一方果林は、エマに勉強を教えて貰ってる。

 

エマ「出来てるよ!果林ちゃん凄いよ!これなら定期試験も・・・」

 

また果林の上の空になってる。

 

エマ「果林ちゃん?」

 

果林「え!?ああ・・・ありがとうエマ。(私も変わっていく。)」

 

 

 

 

 

 

ゆりかもめ。

 

エマ「ありがとう。お買い物付き合ってくれて。」

 

彼方「何のこれしきだよ~!果林ちゃんも来られればよかったのにね。」

 

エマ「仕方ないよ。行けないって言ってたし。今日の果林ちゃん何か可笑しかったな・・・」

 

彼方「ん?」

 

エマ「あ!」

 

お台場海浜公園駅で果林を目撃した。

 

彼方・エマ「果林ちゃん!待って!」

 

降りようとしたが、ドアが閉まってしまった。果林はお台場海浜公園駅を出た。

 

 

 

 

 

 

駅を出た後、曇り空を眺める。

 

果林「はぁー。」

 

白い息が舞い上がった。

 

中学生A「でね私、来年ニジガク受けようと思うんだ。」

 

中学生B「えっ!?私もだよ!」

 

中学生A「本当に!?」

 

中学生B「一緒に行けたらいいね!」

 

中学生A「そうだね~!」

 

 

 

 

 

 

夕方。果林が海浜公園からレインボーブリッジを眺めていると。

 

彼方・エマ「果林ちゃーん!」

 

彼方とエマが走って来た。

 

果林「エマ!彼方!どうしたの?」

 

エマ「電車から果林ちゃんが見えて。もしかしたらこの公園に行くのかなって。」

 

彼方「隣の駅から走って来ちゃった。」

 

芝浦ふ頭駅から走って来たのだ。

 

果林「大丈夫?」

 

エマ「うん!」

 

彼方「平気平気!」

 

彼方・エマ「・・・・」

 

2人がジッと果林を見る。

 

果林「なあに?」

 

エマ「な、何でもないよ!?」

 

2人もレインボーブリッジを眺めるが、果林がまだ気になる様子。

 

果林「もう何よ?」

 

エマ「あはははは・・・」

 

彼方「えへへへへ・・・」

 

果林「2人共もしかして、私の事心配して来てくれたの?」

 

彼方・エマ「えっ!?」

 

果林「やっぱり。お節介ね〜。」

 

彼方「バレちゃったかぁ〜・・・」

 

 

 

 

夕日が沈む頃、公園に街頭が点いた。すると果林が本心を2人に打ち明ける。

 

果林「同好会、まだ初めて半年ちょっとだけど想像以上に楽しくて充実した時間だったわ。皆で沢山の事を叶えていって、私達のあり方もしっかり考えて。明日へ向かって確実に進んでいる。これからも色んなものが変わっていく中で、ちょっと思っちゃったのよ。3年生の私達は最初にここからいなくなるんだなって。」

 

エマ「寂しくなっちゃったんだね。昨日までの時間が楽し過ぎたから。」

 

彼方「分かるよ~。同じ気持ちだから。・・・寒いね〜。」

 

果林「もう冬だもの。」

 

エマ「ふふふっ。でもね果林ちゃん、昨日や明日の事で悩んでたら、楽しい今が過ぎちゃうよ。」

 

果林「あっ・・・」

 

彼方「そうだね~。毎日今を全力で楽しんでいけば、きっと寂しいだけじゃない未来が来てくれると思うよ。」

 

果林「・・・そうかもね。私スクールアイドル同好会が好きよ。1人で歌うのも、誰かと歌うのも、皆で歌うのも全部好き。もし次に何かやるなら今の私達を・・・」

 

するとレインボーブリッジがライトアップされた。

 

果林・彼方・エマ「わぁー!」

 

果林「そうね。それがいいわ。1つの種類じゃなくて1人1人が違う私達で。」

 

 

 

 

目を開ければ見えてくる。新しい夢が。夢見る度に色が増えていく。

 

 

 

 

果林は同好会全員にLINEを送った。

 

『この前言ってた新しいイベントのことだけど』

『ちょっと思いついたの』

 

侑「え!?」

 

せつ菜『なんですか!?』

 

愛『気になるーーーー!』

 

結羽介『教えて教えて!』

 

思い付いた事をLINEに送信した。

 

全員「あっ!」

 

愛「それだーーー!!」

 

 

 

 

広がっていく。

 

 

 

 

同好会全員が走り出す。

 

歩夢「果林さん達海浜公園だって!」

 

せつ菜「行きましょう!」

 

結羽介「行くぜ行くぜ行くぜーーー!」

 

 

 

 

 

 

海浜公園の浜辺。皆が合流し、愛が果林の後ろから抱いた。

 

愛「いいよ!めっちゃ良いじゃん!」

 

歩夢「私達同好会のファーストライブ!すっごい面白い事が出来そう!」

 

せつ菜「ソロもユニットもグループも私達13人の全部を詰め込んだステージですね!」

 

しずく「そう言えば、同好会だけのライブと言うのはまだ開催していませんでしたね。」

 

ランジュ「最高のアイデアね果林!」

 

ミア「まぁ、悪くないんじゃない?」

 

果林「でしょ?」

 

栞子「早速具体的な企画を考えてみましょう!」

 

璃奈「これまで支えてくれた皆にありがとうを伝えられるかな?」

 

かすみ「届けようよ!」

 

結羽介「君達でありがとうを届け続けよう!」

 

侑「よ〜し!最高のライブ作るぞー!」

 

結羽介・スクールアイドル同好会「オーーーー!!」

 

 

 

 

 

 

 

数日後。定期試験の結果が返って来た。

 

かすみ「じゃ~ん!どうですか~?」

 

点数は見事55点。

 

璃奈「お~。」

 

せつ菜「かすみさん凄いです!」

 

かすみ「えへへ〜。」

 

ミア「僕が勉強を見てやったのにその点数なのか・・・」

 

しずく「でも、赤点は回避出来ましたから!」

 

結羽介「赤点回避出来れば全てよし!」

 

かすみ「次はもっといい点取るもん!ゴーゴーかすみん!がんばれかすみん!」

 

果林「ゴーゴーね。」

 

同じく果林も、55点取っている。

 

果林「うふふっ。」

 

 

 

 

 

 

後日。同好会の部室で栞子がパソコンを操作していると。

 

栞子「ん?歩夢さんメールが届いていますよ。」

 

歩夢「え?は~い。ありがとう。」

 

届いたメールを見る。そのメールは英語で書かれていた。

 

歩夢「ん?」

 

 

 

 

 

 

廊下の掲示板。

 

侑「よっと。」

 

結羽介「これでOKだな。」

 

虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会ファーストライブのポスターを貼り終えた。

 

結羽介「ライブが楽しみだな。」

 

侑「うん。ん?」

 

ポスターの下には、第35回関東作曲コンクールのポスターがあった。

 

侑「・・・・・」

 

『END』




         キャスト

    比良坂結羽介:島崎信長

       高咲侑:矢野妃菜喜
      上原歩夢:大西亜玖璃
     中須かすみ:相良茉優
     桜坂しずく:前田佳織里
      朝香果林:久保田未夢
       宮下愛:村上奈津実
      近江彼方:鬼頭明里
     優木せつ菜:林鼓子
   エマ・ヴェルデ:指出毬亜
     天王寺璃奈:田中ちえ美
      三船栞子:小泉萌香
   ミア・テイラー:内田秀
       鐘嵐珠:法元明菜

       近江遥:本渡楓

     女子中学生:天野心愛
           鈴代紗弓

     比良坂恵美:小林ゆう



結羽介「ファーストライブに向けて準備に追われる虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会。開催日も決まり、順調に進んでいく一方で、彼方の妹・遥や他校のスクールアイドル達はラブライブ!の予選に向けて準備を進めていた。最愛の妹の為、全力で応援すると意気込む彼方。しかし遥はセンターを任されたプレッシャーにより、日に日に笑顔を失っていく。そんな遥を励まそうと準備をしている彼方に、侑がある悩みを打ち明ける。更に、別の悩みを抱える歩夢もまた彼方へ相談を持ち掛けるのだった。」

次回・エール!

結羽介「ウルトラ話すぜ!」

どっちが面白い?

  • 比良坂結羽介物語〜虹ヶ咲学園〜
  • ラブライブEXTRAシリーズ
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。