TOKYO GARDEN THEATER前。
結羽介「遂に来たな。虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会のファーストステージ。」
麗奈「もう楽しみね!可愛いパフォーマンスをこの目に焼き付けたいよ!」
恵美「私の生徒達の素晴らしいライブが楽しみね。」
結羽介「じゃあ俺は皆の所へ行くから楽しんでって。」
控室。
ミア「このサンドイッチ美味しそう!」
エマ「本当だ~!」
彼方「遥ちゃん特製厚焼き玉子サンドだよ~!」
歩夢「部室棟の皆からの差し入れすっごく個性的だよね!」
愛「ニジガクだからね!」
侑「皆ちょっと来てくれる?」
結羽介「最高の贈り物があるぜ!」
ファン一同からのイラストや花が贈られて来てる。
全員「わぁ~!」
ランジュ「すっごい綺麗!」
侑「ファン有志からだって!」
かすみ「可愛いです~!」
せつ菜「メッセージもこんなに沢山・・・!」
しずく「嬉しくて泣いちゃいそうです・・・!」
結羽介「おいおい泣くのは早いぞ?」
副会長「皆さ~ん!そろそろ開場の時間です!」
侑「じゃあ行こっか!」
全員「うん!」
ライブ会場にファンや保護者達が集まっている。
恵美「多いわね・・・」
結羽介「これだけ居るって事は、物凄く人気なのが伺えるな〜。」
副会長「高咲さん!結羽介さん!こちらは準備OKです!」
映像研究部部長「生配信も問題なし!」
結羽介「グッド!」
ステージ裏。
せつ菜「改めて見ると広いですね会場!」
栞子「皆さん私達同好会の為だけに集まってくれたんですよね。」
かすみ「・・・・」
果林「緊張してるの?」
彼方「手握ってあげようか?」
かすみ「武者震いです!」
しずく「はいはい。そろそろ円陣しよ。」
ランジュ「円陣!?やってみたかったの!」
エマ「教えてあげるね。」
愛「これでいい?」
璃奈ちゃんボードを装着させた。
璃奈「うん。ありがと。璃奈ちゃんボード ニコッ。」
愛「ん?」
ニコッが怒り顔になってる。
愛「りなりー怒ってる?」
璃奈「えっ?」
突然の璃奈ちゃんボードバグが発生。
せつ菜「故障ですか?」
璃奈「そうかも。でも大丈夫。自分の出番までに何とかするから。愛さん手伝ってくれる?」
愛「オッケー!」
かすみ「始めますよ!皆さん!」
全員「うん!」
皆が円陣を組む。
かすみ『虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会!FIRST LIVE with You!ここからが新しいスタートです!私達を支えてくれた、皆さんへのありがとうを込めて、今出来る全部を出し切りましょう!」
歩夢「行こう!」
虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会「私達の虹を咲かせに!」
ステージにランジュが立った。
ランジュ「私達の、伝説の始まりを心に刻みなさい!!」
麗奈「ランジュちゃーん!」
裏方。
エマ「流石だね!」
果林「ええ!それに楽しそう!」
かすみ「かすみんも負けてられませーん!」
このライブは、全世界で生配信されている。
ライブを終えたランジュは、かすみにタッチした。
次はかすみのライブ。
恵美「かすみーん!」
かすみ「皆さーん!かすみんと、世界一可愛いステージにしましょー!」
するとステージに巨大なかすみんバルーンが飛んで来た。
かすみ「かすみんバルーン!」
恵美・麗奈「おおおーー!」
次は彼方のライブ。
遥「お姉ちゃーん!」
巨大な彼方天幕を母と友達で広げた。彼方が手を振った。
次はエマのライブ。
エマ「ciao!」
麗奈「エマちゃんキター!」
エマ「皆〜!絆を繋げようー!」
そして、スイスに住むエマの家族達も。
エマの妹「お姉ちゃんだよ!」
エマのライブ配信を見てる。
一方控え室では。
璃奈「直らない・・・」
愛「これはちょっと・・・」
不具合が起きた璃奈ちゃんボードの復旧が終わらない。
ミア「・・・僕が先に行こうか?」
璃奈「?」
だがミアの手が少し震えており、璃奈が立ち上がった。
璃奈「大丈夫。見てて!」
璃奈のライブが始まった。
色葉・今日子・浅希「璃奈ちゃーん!ん?」
だが璃奈は、璃奈ちゃんボード無しで登場した。
恵美「天王寺さん!?ボードがない!?」
麗奈「壊れたのかしら?」
しかし、色葉達3人がある事を思い付いて周囲の観客達に提案を言った。
璃奈「?」
すると観客達のサイリウムの光が、巨大な璃奈ちゃんボードになった。
璃奈「・・・!ありがとう!」
次はミアのライブ。
ミア(凄いよ・・・!璃奈も凄い・・・!ファンも凄い・・・!スクールアイドルって・・・最高だ!!)
次は果林のライブ。
麗奈「果林ちゃーん!」
恵美「神秘的だね。朝香さん。」
果林(今、この瞬間を大切に!)
裏方。
愛「行って来るね!」
璃奈「行ってらっしゃい!」
次は愛と果林のDiver Divaのライブ。
Diver Diva「Diver Divaにお任せ!」
愛「これからも宜しくね!」
裏方。
ランジュ「いよいよね。」
栞子のライブ。
恵美「三船さーん!」
彼女のライブを姉の薫子も見ている。
恵美「ん?テイラーさんにランジュさん!」
ステージにミアとランジュが登場した。
栞子「3人のステージ、見て下さい!」
麗奈「まさかのサプライズ!」
R3BIRTHが最高のパフォーマンスを見せた。
裏方。
愛「聞いてないよー!」
ランジュ「サプライズだもの!」
しずく「むぅ・・・私達もやりますよ!」
歩夢・せつ菜「ええ!」
負けじとA・ZU・NAのライブ。
恵美「上原さーん!桜坂さーん!優木さーん!」
せつ菜のソロライブ。
せつ菜「まだまだこれからですよー!」
副会長「せつ菜ちゃーん!サイコーーー!!」
歩夢のライブ。
歩夢「一緒に歌おうー!」
侑「歩夢ー!」
結羽介「サイコー!」
歩夢のライブが終わると、モニターに歩夢へのインタビュー映像が流れた。
侑『ライブへの意気込み、教えてくれる?』
歩夢『ん〜・・・スクールアイドルを始めた頃は、自分がどうしたいかが一番だったけど・・・段々変わっていって・・・今は少しでも皆に元気や勇気をあげられるようにしたいな!』
その他にも、メンバー達のインタビュー映像が流れた。
控え室へ行く途中の歩夢。
エマ「凄いよ!見て見て!」
璃菜「配信の視聴者数、凄く伸びてる。」
彼方「海外の人も、いっぱい見てくれてるみたい。」
歩夢「・・・!メールくれたあの子達も見てくれてるかな?」
彼方「後これも!」
かすみ「スタンド花とは別に届いていたみたいで。」
副会長「ランジュさん達には驚きました!」
結羽介「サプライズ演出とは流石だな!」
侑「ねー!こんなに沢山の人が、同好会のアイドルを好きになってくれて。何だか嬉しいな!」
歩夢『侑ちゃん。』
侑「歩夢?」
結羽介「どうした?」
マイクに歩夢の声が入った。
歩夢『ちょっと来られるかな?』
控え室。
ランジュ「もうすぐ出番ね。」
果林「似合ってるわよ。ランジュ。」
ランジュ「谢谢ね。果林。」
侑「どうしたの?歩夢。」
結羽介「俺達に何か?」
しずく「侑先輩!」
愛「ユッキー!」
歩夢「侑ちゃん!」
侑「え?」
彼女が見せたもの。それは、ファンから侑への花束だった。それぞれカラー、クレマチス、ダリアの3つの花。花束にあるメッセージカードを開ける。そこには、ファン達からの感謝と応援メッセージが書かれてあった。
侑「・・・!」
結羽介「侑へのメッセージか!」
かすみ「流石私達のファンです〜!分かってますね〜!」
エマ「うんうん!」
ランジュ「あなたは私が思ってた以上に凄かったわ!」
侑「ランジュちゃん・・・」
愛「私達14人でスクールアイドル同好会だしね!」
歩夢「うん!侑ちゃんもスクールアイドルだもん!」
侑「ええ!?ちちち、違うって!!」
彼方「違わないよ〜。」
結羽介「照れるなよ侑。同好会に入った時点でスクールアイドルだもんな。」
侑「えええ!?結羽介さんまで!?」
しずく「侑先輩は、もう沢山の人にトキメキを与えられる存在なのですから。」
侑「っ・・・!」
副会長『幕間、後2分です。』
かすみ「もお!?」
結羽介「早!」
栞子「急ぎましょう!」
侑「・・・」
観客席へ向かう侑と結羽介。
侑「もう・・・私は、歩夢達みたいにステージでキラキラ輝ける訳じゃないし。同好会の一員として、スクールアイドルが色んな人達に好きになって貰える手伝いが出来たら最高だなって。そう思ってた・・・だけど!こんなの・・・めちゃくちゃ嬉しいに決まってるじゃん!」
結羽介「フフッ。」
すると侑が観客席へ走る。
結羽介「お、おい待ってくれ侑!」
ステージ裏。
副会長『幕間、間も無く終わります!』
歩夢「行こう!」
全員「うん!」
ステージに歩夢達12人が立った。
観客席に侑と結羽介が到着した。すると。
侑「皆ーーーー!大好きーーーーー!!」
結羽介「っ!?」
観客達「?」
彼女の声が聞こえ、一斉に侑と結羽介の方を向いた。
侑「っ!?」
結羽介「え?」
皆が結羽介と侑に視線を向けた。
ファン「同好会の高咲さん?」
ファン「それに、比良坂結羽介さん?」
歩夢達も侑と結羽介に視線を向けた。
侑「・・・・」
結羽介「えっと・・・これは・・・どうしたものか・・・」
戸惑う2人に、歩夢が優しく声を掛けた。
歩夢『侑ちゃん。結羽介さん。』
すると副会長が役員の2人に指示を出した。スポットライトが結羽介と侑に照らされた。
結羽介「え?」
副会長『高咲さん。結羽介さん。マイク貸します。』
侑「・・・えっと、今日は同好会のライブに来てくれてありがとう!」
結羽介「彼女達のライブに来てくれてありがとうございます。」
侑「私、本当に嬉しくて。同好会を始めてから楽しい事ばっかりで!こんな幸せで良いのかなって!でもね、これってきっと特別な事じゃないんだと思う!皆だってそうだよ!」
2人がステージに向かって歩く。
結羽介「皆の中には、もう走り出してる人だっている。向いてないとか遅いとか。そんな事なんて関係ないんだ。」
侑「それに、上手く行かない事なんていっぱいあるかも知れないけど。」
ステージの前に立った。
侑「その時は、私達が居るから!」
結羽介「元気が欲しい時は、彼女達に会いに来てくれ!」
歩夢「侑ちゃん。」
手を伸ばす歩夢。
結羽介「侑。」
背中を押され、侑が歩夢の手を握ってステージに上がった。
歩夢「虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会は、ずっとあなたと一緒に居るよ!」
虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会「皆ー!ありがとうー!」
サイリウムが虹色に輝いた。
結羽介「皆。」
皆に笑顔を向け、歩夢達が頷いた。結羽介が元の位置に戻って行った。
歩夢「聞いて下さい!これが、最後の曲です!」
『Future Parade』
こうして、虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会のライブは無事に成功を収めた。
ファーストライブから月日が流れた虹ヶ咲学園。
生徒会室。
栞子「ミアさん。生徒会室は作曲をする場所ではありませんよ?」
ミア「堅い事言うなよ。生徒会長。」
栞子「はぁ・・・」
副会長「会長。此方は・・・」
ミア「ん?凧揚げ同好会の設立申請?何これ?認めるの?」
栞子「勿論です!やりたい事は、どんどんやるべきですから。」
外のベンチ。
せつ菜「璃奈さん見ましたか!?アニメ紅蓮の剣姫!第1話!」
璃奈「うん。とっても良かった。璃奈ちゃんボード・激アツ!」
せつ菜「しかも、結羽介さんが主人公の仲間役だなんて凄いです!最高でしたね!」
紅蓮の剣姫。最近スタートしたアニメ。結羽介は声優として出演しており、主人公の仲間役。一時離脱した時に全て収録済み。
彼方「せつ菜ちゃんの膝枕も最高だよ〜♪」
せつ菜「それは良かったです。」
彼方「次は璃菜ちゃん。お願いね〜。」
食堂。
しずく「お芝居に興味あるんですか?」
果林「モデル以外にも、将来の選択肢はあった方が良いと思って。」
しずく「果林さん!ならば体験入部しましょう!果林さんにピッタリのお話があるんです!」
スクールアイドル同好会部室。
ランジュ「あなたも虹ヶ咲の生徒なのね?」
愛「お友達になってくれるかにゃ?」
はんぺん「ニャ〜。」
ランジュ「キャハ!勿論よ!」
かすみ「聞いて下さいよ〜!部室に可愛い部長椅子を置きたいって申請したら・・・しお子に却下されちゃいました・・・」
Amazonで見つけたアンティークチェアを置きたかったが、栞子に即却下されたのだ。
エマ「よしよし。でもそれはせつ菜ちゃんが会長の時でも通らなかったと思うよ?」
かすみ「え〜?」
”ピロリン”
かすみ「ん?」
歩夢からLINEが来た。
かすみ「あ!歩夢先輩到着したみたいですよ!」
LINEを送った歩夢は今、ロンドンに居た。
侑は部屋で制服に着替え、ベランダから空に輝く虹を眺めた。
侑(ときめきはどんどん広がって行く!)
一方結羽介は、また一時顧問を離脱してドラマの撮影に復帰してる。
女優「ありがとうございます。私に前に進む勇気を与えて下さって。」
結羽介「俺はあなたにチャンスを与えただけですよ。次は、あなたの番だ!」
『THE END』
キャスト
比良坂結羽介:島崎信長
高咲侑:矢野妃菜喜
上原歩夢:大西亜玖璃
中須かすみ:相良茉優
桜坂しずく:前田佳織里
朝香果林:久保田未夢
宮下愛:村上奈津実
近江彼方:鬼頭明里
優木せつ菜:楠木ともり
エマ・ヴェルデ:指出毬亜
天王寺璃奈:田中ちえ美
三船栞子:小泉萌香
ミア・テイラー:内田秀
鐘嵐珠:法元明菜
近江遥:本渡楓
彼方の母:皆口裕子
色葉:若井友希
今日子:桑原由気
浅希:川井田夏海
はんぺん:麦穂あんな
副会長:杉山里穂
比良坂恵美:小林ゆう
比良坂麗奈:豊嶋真千子
どっちが面白い?
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比良坂結羽介物語〜虹ヶ咲学園〜
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