にじよん1「ヒミツの結羽介」
ある日の虹ヶ咲学園。
エマ「わあ!やったー!揃ったー!」
今日のスクールアイドル同好会は神経衰弱で遊んでいる。そこに結羽介が部室に入って来た。
結羽介「皆何やってんだ?」
エマ「神経衰弱だよ〜!」
しずく「トランプを持って来たので、皆で遊んでいるんです。」
エマ「結羽介君も一緒に遊ぶ?」
結羽介「あー、俺この後予定あるからパス。」
侑「予定?何かあるの?」
結羽介「まぁな。連絡まだだからちょっと居座っておく。」
部室のソファーに座ってSwitch2を取り出してマリオカートワールドをプレイ。
しずく「それじゃあ、次は何のゲームをしましょうか?」
かすみ「大富豪やりたーい!」
せつ菜「もう一度ババ抜きやりたいです!」
璃奈「その前に私達と入れ替え。」
愛「しおっティーもね!」
”〜〜〜♪”
arc jump'n to the skyの着信音が鳴った。
結羽介「お。もしもし?・・・ああ。あ、終わった?もう新橋に着きそう?分かった。すぐ行く。」
通話を切って、Switch2をショルダーバッグに仕舞う。
結羽介「皆、予定入ったから早退するわ。じゃあな。」
彼は部室を出た。
歩夢「結羽介さん、何の予定が入ってるんだろう?」
栞子「電話からすると、誰かとのご予定でしょうか?」
かすみ「う〜む。これは気になりますねぇ。」
歩夢「え?」
かすみ「皆さん、気になりませんか?」
台場駅でゆりかもめに乗って新橋駅へ向かう結羽介。
結羽介「・・・・・」
ウォークマンで音楽聴きながら外の景色を見る。
隣の車両から虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会の侑、かすみ、せつ菜、愛が覗いてる。
かすみ「一体誰と会う約束なんでしょうかね?」
愛「もしかして、彼女さん?」
侑「か、彼女さん!?」
せつ菜「いえ、結羽介さんにそんな雰囲気はないはず・・・」
新橋駅に降りて、新橋SL広場で誰かを待っている。
結羽介「・・・・・」
遠くの茂みからスクールアイドル同好会メンバーが覗く。
侑「結羽介さんに彼女なんて・・・こっちが緊張するよ・・・」
結羽介「っ!」
誰かを発見して手を振った。すると1人の男性が結羽介に駆け寄った。
ミア「彼女じゃないね。」
侑「男の人・・・?」
エマ「って事は、結羽介君のお父さんかな?」
果林「でも結羽介君、お父さんは生まれる前に亡くなったって言ってたけど。」
ランジュ「じゃあ、あの人は誰かしら?」
結羽介は男性と一緒に何処かへ歩く。
新橋のある場所に着いた。
歩夢「ここは・・・」
せつ菜「バイク屋さんみたいですね。」
そこは新橋で人気のバイクショップ。
バイクショップ前。
男性「悪いな結羽介。付き合って貰って。」
結羽介「いいよいいよ。久々に会えて嬉しいし。」
男性「じゃあ早速入ろうか。」
結羽介「っと、その前に。」
男性「ん?」
結羽介「そこの淑女の皆さーん!隠れてないで出て来たらどうですかなー?」
スクールアイドル同好会「っ!」
気付かれてしまってビックリし、物陰から出て来た。
男性「おや、あの子達は噂の?」
結羽介「そっ。虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会の部員達だ。」
かすみ「き、気付かれちゃいました〜。テヘッ♪」
結羽介「いや、ゆりかもめの時から知ってたぞ?」
スクールアイドル同好会「え?」
結羽介「尾行されてるの勘で分かってたからな。」
栞子「あの結羽介さん。そちらのお方は?」
結羽介「ああ、紹介しよう。この人は典之さん。俺の母さんのお兄さんだ。」
侑「え?お兄さん?」
典之「筑波典之です。結羽介がお世話になっております。」
歩夢「お母さんのお兄さんって事は、結羽介さんの伯父さんですか?」
典之「そうですね。」
結羽介「今日典之さんが新しいバイクを買うって言ってな。仕事終わりに付き合ってあげてるんだ。」
バイクショップ。
侑「わあー!色んなバイクがいっぱいあるねー!」
歩夢「凄いね・・・」
エマ「果林ちゃんなら似合いそうだね。」
果林「え?私?」
バイクに乗る自分を想像してみる。
果林「・・・違和感無いわね。」
侑「せつ菜ちゃんだったら、ヒーローになりそうだね。」
仮面ライダーのようなせつ菜を想像する。
せつ菜「おお!格好良いですね!」
結羽介「典之さん。今回で何台目?」
典之「ん〜。ざっと数えて6台目だな。」
ランジュ「6台!?」
典之「色々乗りたくてしょうがないんよぉ〜。今日は、キープしていたコイツにするぜ。」
ハーレーダビッドソンのロードキングスペシャルを購入。
バイクショップを出て近くの公園で一休みする。侑達はジュース。結羽介と典之はコーヒーを飲んでる。
典之「いやぁ〜、良い買い物したわ〜。」
結羽介「典之さん。その内散財しちゃうんじゃねぇの?」
典之「大丈夫大丈夫。金の管理はちゃんとしてるし。こう見えて高給取りなんだからな。」
結羽介「それ俺もだけど。」
典之「納車は1週間程度だから、納車したら一緒にツーリング行こうぜ。」
結羽介「ああ。」
しずく「典之さんって何のお仕事しているんですか?」
典之「俺か?俺は司法書士をやってるんだ。」
栞子「司法書士!凄いお仕事ですね!」
典之「昔ドラマを見て憧れていてな。」
結羽介「俺がバイク好きになったのも典之さんの影響だしな。」
彼方「おおー。趣味が継がれたんたんだねぇ〜。」
果林「典之さんは結羽介君のお父さんの事知っているんですか?」
典之「ん?ああ勿論だ。アイツは俺と麗奈の幼馴染みだったんだ。」
侑「へぇ〜。」
典之「アイツは昔から面白い事が好きでな。人を笑わせるのが得意だった。そんなアイツが妹の麗奈と結婚して恵美を授かるなんて驚いたよ。もう可愛くて毎日デレデレだったよ。」
彼方「おぉー。先生が可愛かったんですね。私も妹が可愛くて可愛くてー。」
典之「君は凄い妹さん思いなんだな。・・・けどショックだったな。結羽介が生まれる前に病気で逝っちまいやがって。」
全員「・・・・・・」
典之「けどアイツ、亡くなる前でも笑顔を絶やさなかったな。ずっと言ってたよ。病気になっちゃったのは俺が病気とお友達になっただけだからって。常にポジティブな奴だった。死ぬ時も、俺の代わりに息子に愛を注いでやって下さいって。最後まで楽しい奴だったよ。」
結羽介「・・・・・・」
典之「それから俺は、結羽介が大きくなるまで伯父と言う事を忘れて、父親代わりになって愛情を注いでやった。今じゃこんな立派な俳優になって、尚且つスクールアイドルの顧問を担うようになりやがって!典之さん嬉しいぞ!」
結羽介「それもこれも典之さんのお陰でもあるんだ。もし典之さんが居なかったら、今の俺は無かったと思う。」
典之「良い事言うじゃねぇか。そうだ結羽介。お前、彼女出来たか?」
結羽介「ブッ!!」
突然の質問に結羽介がコーヒーを吹いた。
典之「どうなんだ?もし居なかったら彼女達の誰を選ぶんだ?」
結羽介「それは言わない約束なのに・・・」
彼方「前途多難だねぇ〜。」
典之「さて、そろそろ帰るかな。」
結羽介「え?もう?もうちょっと話そうよ。」
典之「司法書士は忙しいんだ。帰って資料とか整理しないといけないし。それでは皆さん、末長く結羽介を宜しくお願いしますね。」
結羽介「もう誤解するような言い方すんなよ!」
典之「悪い悪い。じゃあな!」
全力ダッシュで家へ帰って行った。
結羽介「全く典之さんは・・・」
せつ菜「でも良い人ですね典之さん。結羽介さんに愛を注いでくれたお人なんですから。」
結羽介「まぁそれは感謝している。けどもうちょっとジョークを抑えてくれたらな〜。」
”グゥ〜”
結羽介「あ、ヤベ、腹減った・・・」
侑「あ、もう夕方だね。」
結羽介「・・・折角だし、皆で飯食うか。」
栞子「え?良いんですか?」
結羽介「たまには皆で食おうぜ。この近くに美味い寿司屋があるんだ。今日は俺の奢りだ!」
かすみ・エマ・ランジュ「わーい!」
歩夢「太っ腹だね結羽介さん。」
1週間御。首都高を走る2台のバイクがあった。
典之「これがロードキングの馬力か!中々良い走りだ!」
結羽介「今日は何処へ行くんだ?」
典之「思い切って鎌倉へ行こー!」
結羽介「オーーー!!」
『END』
キャスト
比良坂結羽介:島崎信長
高咲侑:矢野妃菜喜
上原歩夢:大西亜玖璃
中須かすみ:相良茉優
桜坂しずく:前田佳織里
朝香果林:久保田未夢
宮下愛:村上奈津実
近江彼方:鬼頭明里
優木せつ菜:林鼓子
エマ・ヴェルデ:指出毬亜
天王寺璃奈:田中ちえ美
三船栞子:小泉萌香
ミア・テイラー:内田秀
鐘嵐珠:法元明菜
筑波典之:野島健児
どっちが面白い?
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比良坂結羽介物語〜虹ヶ咲学園〜
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ラブライブEXTRAシリーズ