近江家。
遥「美味しい!」
作った肉じゃがを美味しいと褒めてくれた。
遥「お母さんは?」
彼方「夜勤だから、もう出たみたい。」
遥「そうなんだぁ・・・あのねお姉ちゃん!今度の日曜日、ライブに出る事になったんだよ!」
彼方「本当!?凄〜い!何処で何処で!?」
遥「お台場のヴィーナスフォート・・・私センターに選ばれて・・・」
すると彼方が立ち上がり、遥の手を握った。
彼方「遥ちゃん!最前列で観るよ!!凄いなぁ〜!東雲学院のスクールアイドル部のセンターなんてぇ〜!頑張ってたもんね〜!」
遥「えへへ♪私もお姉ちゃんのライブ、早く観てみたいなぁ〜!」
彼方「彼方ちゃんも早く遥ちゃんに見せたいよぉ〜!」
夜。2人の部屋。彼方は夜遅くまでデザインを描いている。遥は2段ベッドの上から彼方の事を何か感じていた。
翌朝。彼方が卵焼きを作っていると。
遥「おはよう!お姉ちゃん!」
彼方「おはよ〜!今朝は随分早いねぇ〜。」
遥「うん!手伝おうと思って。」
彼方「いいよいいよ。遥ちゃんはゆっくりしてて?」
遥「でも・・・」
彼方「もうすぐだから、待っててね?」
遥「・・・お姉ちゃん!あのね!今日お姉ちゃんの同好会、見学しても良い?」
彼方「?・・・!!大歓迎〜!」
ある日の放課後。遥が見学に来た。
彼方「じゃ〜ん!遥ちゃんで〜す!」
遥「き、今日は宜しくお願いします!」
侑「凄い凄ーい!あの東雲学院で注目度No.1の近江遥ちゃんに会えるなんて!ときめいちゃう〜!」
遥「いえ、そんな・・・」
歩夢「侑ちゃん、他校のスクールアイドルもチェックしてるんだね。」
侑「だって!あの東雲学院だよ!?」
結羽介「そう言えば、都内で有名なスクールアイドル部に期待の1年生現る!ってネットでもバズりにバズってたな。」
彼方「そうなんだよ〜!侑ちゃんに結羽介さん分かってる〜!」
遥「急なお願いだったのに、ありがとうございます・・・」
せつ菜「いえ。お越し頂いて光栄です!」
遥「あ、あの・・・結羽介さん・・・」
結羽介「ん?何?」
スクールバッグから色紙を出した。
遥「サイン、お願いします!」
結羽介「およよ?」
彼方「遥ちゃん、結羽介さんのファンなんだよ〜?」
結羽介「喜んで!」
色紙を貰ってサインをしてあげた。
結羽介「はいどうぞ。」
遥「わぁ〜!ありがとうございます!去年主演した映画、とても面白かったです!」
結羽介「おぉ!ありがとうございます!光栄です!」
頭を何度も下げて遥にお礼を言った。
侑「可愛い上に礼儀正しくて、天使!」
結羽介「更にその上を昇って女神!」
彼方「でしょ〜!何かね、最近の彼方ちゃんがと〜っても楽しそうだから。同好会に興味津々なんだって〜!」
侑「うんうん!彼方さん、どんな練習でも楽しそうだもんね!」
結羽介「まぁ楽してる部分はあるけど。」
彼方「フフフ〜♪今日の彼方ちゃんは一味違うよ〜!」
歩夢「妹さんも彼方さんの様子が見たいって、素敵な関係だよね〜。」
侑「うん!」
結羽介「流石姉妹!仲が良い証拠だ!」
侑「よぉ〜し!遥ちゃんにニジガクのスクールアイドルの良い所、い〜っぱい見て貰おう!」
部室では。
かすみ「彼方先輩の妹とは言え、敵情視察に来た事に変わりありません!!ここは如何に我々が圧倒的ダークホースのスクールアイドルであるか、見せ付けてやりましょう!!」
ホワイトボードにデカく『先手必勝!!』と書かれてある。
しずく「あのぉ〜。スクールアイドルはライバルであっても、敵ではないのでは?」
かすみ「いいえ!敵です!!しかも相手は同じ1年生なのに!!ネットでちやほや・・・じゃなくて!注目されてて羨ましい!!いや悔しい!!そう思うでしょ!?しずこ!!」
しずく「えぇ?私は別に・・・」
かすみ「そこは悔しがって!!!」
愛「おぉ!かすみん燃えてる〜!」
かすみ「我々が東雲学院のスクールアイドル部に負けてないって事を、部長のかすみん自ら証明してみせます!!」
愛「あれ?かすみんって部長だったの?」
しずく「自称ですけど・・・」
果林「でも実際、知名度に関してはウチと東雲学院じゃ天と地程の差があるわよ?」
かすみ「うぐっ!!それを言われると・・・」
愛「校内では、割と有名になって来たんだけどねぇ〜。」
そこにエマと璃奈が戻って来た。四角い持ってる。
エマ「ティーセット借りて来たよ〜!遥ちゃんに会うの、とっても楽しみだねぇ〜!」
璃奈「うん。天使みたいで可愛いって、彼方さんよく言ってるし。」
かすみ「可愛さでは負けませんよ!!」
愛「よぉ〜し!愛さんも気合入れちゃおうかな!愛だけに!なんてね!あはははは!」
その後。遥を部室に招いた。
結羽介「皆揃ってるな?今日このスクールアイドル同好会の見学に来てくれた近江遥さんだ。」
遥「近江遥です!宜しくお願いします!」
しずく「此方こそ宜しくお願い致します。」
愛「楽しんでってね〜!」
果林「宜しくね。」
エマ「待ってたよ〜!」
璃奈「宜しく。璃奈ちゃんボード『にっこりん!』。」
遥「あ、ありがとうございます!」
結羽介「ん?かすみ?後ろ向いてどったの?」
かすみ「初めまして〜!あなたの可愛いはここに居るスペシャルスクールアイドルかすみんこと、中須かすみです♡今日はかすみんに会いに来てくれてありがと〜!」
しかし、誰も居なかった。
かすみ「ええ!?」
廊下。
かすみ「ちょっとー!置いてかないで下さいよーーーー!!」
結羽介(さっきの自己紹介、にこを思い出すなぁ・・・)
構内でランニング。
彼方「うおおおおおおおーーーーーー!!」
今日の彼方は全力ダッシュ。
彼方「遥ちゃーーーーん!」
遥「お姉ちゃんが、あんなに速く走れるなんて・・・!」
侑「うん!同好会の活動が再開してから、彼方さん凄く頑張ってるんだよ!」
結羽介「それに、遥さんに良い所を見せたくて頑張ってるんだよ。」
遥「そうなんですね・・・」
侑「ん?」
結羽介「?」
2人は、遥が何かを抱えていると疑問に思ってる。
屋上で前屈。
彼方「うおおおおお〜〜〜〜〜〜!」
歩夢「彼方さん!良い感じです!」
結羽介「良いぞ!昨日より出来てるぞ!」
次は腕立て伏せ。
彼方「うおおおおお〜〜〜〜〜〜!」
侑「凄い彼方さん!!今までで1番低い!」
結羽介「頑張れ!」
遥「頑張れお姉ちゃん!!」
彼方「ぐはっ!」
限界が来て倒れた。
侑「彼方さん!?」
結羽介「大丈夫か!?」
次はバランスボールでプランク。
せつ菜「良いですね彼方さん!良い調子!」
結羽介「頑張れ!もう少し!」
かすみ「ぐはっ!!」
足が滑ってしまい、バランスボールがかすみの顔にジャストミート。
結羽介「かすみ!大丈夫か!?」
かすみ「だ、大丈夫です・・・」
せつ菜「では、今日の練習はここまでにしましょう。」
部室に戻ると、ティータイムが準備されていた。
侑「改めまして〜。」
部員達「ようこそ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会へ!!」
遥「凄い・・・!本格的・・・!」
結羽介「何故ティータイム?ここは貴族の憩いの場か?」
せつ菜「喜んで頂いて嬉しいです!」
侑「ほら。座って座って?」
遥「あ、はい。」
椅子に座った。
エマ「急いで準備してたから、お菓子はクッキーしかなくて。」
かすみ「かすみんは特製コッペパンを用意しました!」
結羽介「前々から準備がどうのこうのとか言ってたけど、これかよ。」
遥「可愛い〜!」
かすみ「フフ〜ン。それ程でもありますよ〜!」
結羽介「お前じゃねえよ。」
全員「あはははは。」
ティータイムが始まった。彼方が特製コッペパンを食べる。
彼方「お!遥ちゃん!これ、彼方ちゃんイチオシ!」
遥「じゃあ!」
特製コッペパンを食べてみる。
遥「美味しい〜!」
かすみ「ニシシ!」
結羽介「このクリーム、ブルーベリーか。かすみ、今度レシピ教えてくれ。」
かすみ「喜んで〜!」
エマ「クッキーも沢山食べてね?」
果林「そうね。エマが食べ過ぎる前に。」
エマ「果林ちゃ〜ん!」
全員「あははははは!」
侑「今日、見てみてどうだった?」
結羽介「どんな感じだったか?」
遥「は、はい!お姉ちゃんも皆さんも楽しそうでした!それぞれに個性が合った練習もあって、素敵な同好会ですね!」
侑「本当!?嬉しいなぁ〜!」
”ガタッ!”
突然彼方がテーブルに倒れてしまった。
遥「え?お姉ちゃん・・・?」
結羽介「あぁ、寝ちゃったか。」
寝てしまった彼方に、しずくが枕を差し出し、エマがブランケットを掛けた。
しずく「大丈夫ですよ。枕はちゃんとありますから。」
遥「ええ!?」
エマ「この枕、彼方ちゃんのお気に入りなの。寝心地良いんだって。」
遥「あの!お姉ちゃんはよく寝ちゃうんですか?」
しずく「はい。私の知る限り、彼方さんは寝るのが大好きだと思いますよ?」
エマ「特に膝枕で寝るのが好きだよね。」
遥「膝枕!?」
愛「そうそう!愛さんもしてあげたよ?」
遥「お姉ちゃん・・・皆さんに膝枕をしてあげる程頻繁に寝ているんですね・・・って事はまさか結羽介さんも・・・?」
結羽介「止めてくれ。俺はやってない。」
しずく「そう言われると、最近何時にも増してよく寝ているような・・・」
璃奈「確かに。練習しながら寝てた。」
しずく「この前も、全然起きない位熟睡してて・・・」
エマ「彼方ちゃん?」
外は夕方になり、部室で遥ちゃんとの会話が続いている。
侑「私は、皆の応援団みたいな感じかな?」
遥「へぇ〜。そうなんですね。」
結羽介「俺は、顧問を依頼されて赴任したんだ。」
遥「顧問ですか?」
結羽介「そう。正式にオファーされててね。一時期はどうなるかと思ったけど、こうして顧問として精を出してる。そうだ遥さん、今度俺が出演したアニメや舞台や映画のDVDを貸してあげようか?」
遥「良いんですか!?ありがとうございます!!」
彼方「・・・?あれ?」
寝ていた彼方が起きた。
遥「目、覚めた?」
彼方「・・・はっ!くぅ〜・・・遥ちゃんにお姉ちゃんの恥ずかしい所を見られてしまった・・・!」
遥「恥ずかしくなんかないよ?お姉ちゃん。疲れて当然だよ?いっぱい無理してるんだから。」
彼方「ん?無理してるって、何を?」
遥「やっぱり・・・」
彼方「遥ちゃん?」
遥「お姉ちゃん、同好会が再開してからあんまり寝てないでしょ?」
彼方「うん。つい楽しくて〜。」
遥「私、お姉ちゃんが忙し過ぎて倒れちゃうんじゃないかって心配で・・・それで、今日見学に来たの。」
彼方「そうだったの?」
遥「でも、今日のお姉ちゃんは疲れを感じさせない位元気で楽しそうで、凄く嬉しかった!何時も私を優先してくれたお姉ちゃんが、やっとやりたい事に出会えたんだ!って。」
彼方「遥ちゃん・・・」
遥「今のお姉ちゃんには、同好会がとても大事な場所だってよく分かったの。だから私、決めたよ!」
彼方「ん?何を?」
遥「私・・・」
「スクールアイドル辞める!!」
彼方「・・・・ん!?」
侑・彼方「えええええーーーー!?」
結羽介「や、辞める・・・だと・・・!?」
彼方「や・・・やめ・・・やめ・・・?」
侑「どうして!?」
結羽介「スクールアイドルを辞めるって、遥さん!?」
遥「このままじゃ・・・お姉ちゃんが身体壊しちゃうから・・・」
彼方「彼方ちゃんが寝ちゃったせいで、遥ちゃんの事を心配させちゃったの!?大丈夫だよ〜!」
遥「全然大丈夫じゃないよ!!お姉ちゃんはお母さんが忙しいからってお家の事を全部して!家計を助けたいからってアルバイト掛け持ちして!奨学金貰ってるからって勉強も頑張って!その上スクールアイドルもなんて、誰だって倒れちゃうよ!!」
彼方「・・・・・・」
遥「もういいの・・・」
彼方「え?」
遥「私の事より、お姉ちゃんにはやりたい事を全力でやって欲しいの!」
彼方「遥ちゃん・・・」
しずく「あの・・・その為に遥さんはスクールアイドルを辞めるんですか?」
遥「はい!」
結羽介「全ては、お姉ちゃんの為に?」
遥「そうです!」
彼方「ダ、ダメ!そんな!遥ちゃんは夢を諦めちゃダメ!!」
遥「お姉ちゃんが苦労してるのは分かってる!!夢を追い掛けるなんて出来ないよ!!」
彼方「そ、そんなの気にしなくて良いんだよ・・・だって、遥ちゃんは大事な妹なんだもん・・・」
遥「・・・どうして?妹だったら、気にしちゃいけないの?」
彼方「心配させちゃってごめんね?彼方ちゃん、もっと頑張るから・・・」
遥「・・・っ!!お姉ちゃんの分からず屋!!!!!」
侑「遥ちゃん!!」
激怒した遥は部室を飛び出した。
結羽介「遥さん!!俺、行って来る!!」
侑「私も見て来る!!」
2人は飛び出した遥を追った。
彼方「は・・・遥ちゃんが・・・怒った・・・」
外。飛び出した遥を発見した。
侑「遥ちゃーーーーん!!」
遥「?」
結羽介「遥さん、教えてくれ。スクールアイドルを本気で辞めるのか?」
遥「はい!」
侑「本当に、それで良いの?」
結羽介「突然辞めるなんて・・・君のファン達が悲しむんじゃないの・・・?」
遥「もう決めたんです。お姉ちゃんが背負って来た物は、今度は私が背負うべきなんです!」
結羽介・侑「・・・・」
遥「お姉ちゃんの事、宜しくお願いします。」
彼女は虹ヶ咲学園を去った。
その後。彼方はスーパーでアルバイト。
彼方「はぁ・・・遥ちゃん・・・」
妹に怒られて、かなりのショックを受けてしまっている。
翌日。構内の中庭。
結羽介「・・・」
侑「・・・あの。」
彼方「昨日の夜ね。」
侑「ん?」
彼方「遥ちゃんと、話そうとしたの。」
結羽介「どうだったんだ?」
昨夜。彼方と遥が夕飯のカレーを食べていると。
遥『ごちそうさま。』
彼方『あの、スクールアイドルは・・・』
遥『その話題は、もうお終いにしよ?お姉ちゃんと喧嘩したくて、辞める訳じゃないから。今度のライブ、絶対来てね!』
現在。
彼方「って言われたら、何も言えなくなっちゃって・・・遥ちゃん、折角スクールアイドルになれたのに・・・心配掛けちゃって・・・遥ちゃんが辞める位なら、一層彼方ちゃんが・・・」
侑「それはダメ!!」
結羽介「そんな事したら、遥さんが悲しんじゃう!」
彼方「え?」
エマ「彼方ちゃん。それは本当に、彼方ちゃんが望んでいる事なの?」
彼方「・・・違う。彼方ちゃんの望みは・・・ずっと探してた夢は・・・ここにある。同好会が再開してから、ずっと楽しかったんだ。やりたい事がどんどん増えて行って、それを一緒に目指す仲間が居るのが凄く幸せで・・・皆との同好会は、彼方ちゃんにとっても、大事な失いたくない場所だよ。」
全員「っ!」
彼方「でも、遥ちゃんの幸せも守りたいの・・・そんなの、我儘だよね?」
果林「そうかしら?それって我儘じゃなくて、自分に正直って言うんじゃない?」
エマ「うん!自分に嘘吐いてるより、ずっと良いと思うよ?」
歩夢「きっと遥ちゃんも、彼方さんの幸せを守りたいんだと思います!」
結羽介「姉は妹を守り、妹は姉を守る。良い姉妹だと俺は思うぞ?」
璃奈「似た者姉妹だと思う。」
彼方「似た者姉妹?」
愛「だって、2人共言ってる事一緒だよ?」
菜々「そうですね。お2人共全部1人で解決しようとしてます。」
彼方「でも遥ちゃんは、彼方ちゃんが守らないと!」
結羽介「遥さんはもう、彼方に守られるだけの人じゃないと思うぞ?」
彼方「え?」
結羽介「そうじゃなかったら、大好きなお姉さんを助けたいって、あんなに真剣にならないぞ?」
彼方「・・・あ!」
今までの遥の笑顔や言葉を思い返した。
彼方「・・・何となく、分かったような気がする・・・」
結羽介「彼方。お前はこのままで良いのか?遥さんに何か言いたい事があったら、言うべきだと思うぞ?」
彼方「・・・うん!遥ちゃんに伝えなきゃ!!」
結羽介「その意気だ!」
放課後。ヴィーナスフォート。
遥「・・・」
裏から遥が、沢山来てくれてる観客達を見て不安を抱えていると、同じメンバーのクリスティーナが。
クリスティーナ「遥さん!お客様ですよ!」
遥「あ!」
結羽介「ヤッホー!遥さん!」
遥「来て下さってありがとうございます!あの、お姉ちゃんは一緒じゃないんですか?今日はどうしても観て欲しいんです。だって・・・」
侑「遥ちゃん!彼方さんが待ってるよ!来て!」
結羽介「ゴーゴー!」
遥「え!?」
2階から歩夢達がライブステージを見ている。
1階。
遥「あ、あの。何なんですか?」
結羽介「すぐに分かるよ。」
すると照明が消え、ステージにライトが照らされた。そのステージに紫の踊り子衣装姿の彼方が立っていた。彼女は遥にウインクした。
遥「!!」
『Butterfly』
歌が終わり、観客達から歓声が響いた。
ステージ裏。
遥「お姉ちゃーーーーん!!素敵なライブだった!!!」
感動して彼方に抱き付いた。侑、せつ菜、結羽介が様子を見に来ている。
彼方「遥ちゃん!ごめんね?遥ちゃんの事、分かってなくて。遥ちゃん、彼方ちゃんの事、とっても大事に思ってくれていたんだね?ありがとう。」
遥「!!」
彼方「あのね?2人共同じ思いなら、お互いを支え合って行けると思うの。」
遥「支え合って・・・?」
彼方「これからはウチの事をいっぱい手伝ってね?お互い助け合って、スクールアイドル続けて行こ?2人で夢を叶えようよ!」
遥「お姉ちゃんはそれで良いの?アルバイトしながらスクールアイドルって、やっぱり大変だよ?」
彼方「平気平気〜!だって、遥ちゃんがスクールアイドルをするのも、彼方ちゃんの夢なんだもん!」
遥「お姉ちゃん・・・」
彼方「あれ〜?遥ちゃんは〜、彼方ちゃんがこんな素敵なライブをしたのに、今日で辞めるなんて悔しいって思わないの?」
遥「それは・・・思う・・・」
すると彼方が手を差し出した。
彼方「スクールアイドルではライバルだよ?お互い頑張ろう?」
遥「・・・うん!!」
2人は手を繋ぎ、笑顔でピョンピョンした。
クリスティーナ「続ける決心をしたようですね?」
せつ菜「急なお願いだったのに、ステージを貸して下さり、ありがとうございます。」
かさね「お陰でメンバーの危機が救われたよ〜!それに、とっても素敵なライブで!やる気貰っちゃった!!」
結羽介「そっか!お互い頑張ろうぜ!」
かさね「うん!」
翌朝の近江家。テーブルの上に『かな、はるへ 次のライブは絶対に教えてね!!行ってきます。母』と、母親からの置き手紙があった。
遥「あっちゃぁ・・・」
頑張って卵焼きを作ろうとしたが、形が崩れて失敗してしまった。
彼方「それ彼方ちゃんが食べる〜!」
遥「お姉ちゃんは、もっと上手に出来た方を食べて!」
彼方「気にしないのに〜。」
遥「私が気にするの!やっぱり私がアルバイトして、お姉ちゃんが料理した方が・・・」
彼方「遥ちゃんのアルバイトはダ〜メ!」
遥「むぅ!過保護!」
彼方「いいんだも〜ん!遥ちゃんのお料理食べられて幸せなんだも〜ん!」
遥「もぉ〜!・・・夕飯の時、作り方教えて・・・?」
彼方「・・・!勿論!!」
こうして、遥のスクールアイドル脱退は回避され、彼方との絆がより深まって行った。
その日の夕方。しずくは部室で演劇部の台本を見詰めていた。
しずく「・・・・」
『END』
キャスト
比良坂結羽介:島崎信長
高咲侑:矢野妃菜喜
上原歩夢:大西亜玖璃
中須かすみ:相良茉優
桜坂しずく:前田佳織里
朝香果林:久保田未夢
宮下愛:村上奈津実
近江彼方:鬼頭明里
優木せつ菜:楠木ともり
エマ・ヴェルデ:指出毬亜
天王寺璃奈:田中ちえ美
近江遥:本渡楓
クリスティーナ:石見舞菜香
支倉かさね:千本木彩花
結羽介「校内での知名度も上がり、新聞部から取材を受ける事になったスクールアイドル同好会。盛り上がる中、演劇祭の主役を降ろされてしまうしずく。そのことを隠すように、いつも通りに振舞って演じていた。かすみと璃奈はクラスメイトから、しずくが主役を降ろされたことを聞くと、元気づけようとしずくを連れ出す。しかし、そんな2人にも自分を演じて偽ってしまう。作り笑顔で去っていくしずくだったが、自分をさらけ出せない自分が受け入れられず、更に塞ぎ込んでしまう。」
次回・しずく、モノクローム
結羽介「ウルトラ受けるぜ!」
どっちが面白い?
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比良坂結羽介物語〜虹ヶ咲学園〜
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ラブライブEXTRAシリーズ