報告番号:SPG-042-AFN
名称:カブトムシ型害虫(仮称)
危険度指定:一般
開示判断:閲覧制限→一般非公開
代表報告者:■■研究員
この害虫は、樹液及び果実を主食とする草食性のカブトムシ型の大型害虫です。
主に森林に生息しており、巣を持たず休息時以外は常に徘徊しています。
繁殖期には番を作り行動を共にしますが、それ以外の期間は基本的に単独で行動します。
カブトムシ型害虫(仮称)はカブトムシ型の中でも非常に強力な種であり、攻撃力、防御力、機動力、知能など全てにおいて高い能力を有しています。
全身を強固な甲殻に覆われているため生半可な攻撃では内部まで届かず、酸や熱といった非物理的な攻撃に対しても非常に高い耐性を持っています。
その重量を支える怪力も凄まじく、まともに正面から受けとめれば花騎士であっても容易く弾き飛ばされてしまいます。特に雄の頭部に生えている角の攻撃力は非常に危険であり、突撃すれば巨体と外殻の硬さも相まって砦の防壁さえいとも簡単に破壊してしまいます。
カブトムシ型害虫(仮称)との戦闘における犠牲者の殆どは、この角を用いた攻撃を受けたことが原因です。また、この角の大きさや使いこなす習熟度がカブトムシ型害虫(仮称)の雄同士での序列に繋がっています。*1
基本的に歩行によって移動しますが、翅を使用した飛行能力も決して低くはありません。速度自体はあまり速くはありませんが、高い体力に起因した持続力に優れており、その巨体に比べてかなり長い距離を一日で移動できます。*2
カブトムシ型害虫(仮称)は一般的な害虫の中でも上位に入る強さですが、長く生きた歴戦のオス個体はさらに強力になりヌシになることも多くあります。
同じ年月を生きてもメス個体がヌシになるほど強力に成長することは滅多にありませんが、それでも十分驚異的な強さを誇ります。
さらに優れた雌雄同士で交配することで次世代も強力な個体が生まれてくるため、カブトムシ型害虫(仮称)の討伐においては発展途上の若い個体を成長前に早急に摘み取ることが非常に重要となります。
カブトムシ型害虫(仮称)は草食性であり、樹液を主な食料にしています。
樹液を得られる木の表面を角で傷付けて食事をしますが、多くの場合破壊力が高すぎて抉れるほど削れてしまい木の立ち枯れが促されてしまいます。
個体によっては根元から破壊して倒してから食事する場合もあり、カブトムシ型害虫(仮称)が住み着いた地域は森林破壊が頻発します。
自身の周囲に樹液を得られる手頃な木が無い場合は果実を食料とします。
しかし大抵の果実は高い枝に生っているため、カブトムシ型害虫(仮称)は木を倒して食事を行います。
また、個体ごとに果実の好みが異なっています。好みの果実が生っている場合は樹液より優先して果実を得ようとするため、秋頃にはカブトムシ型害虫(仮称)による果樹園の被害や森林の倒木の報告が増大します。
カブトムシ型害虫(仮称)は基本的にメスよりもオスの方が大きくなる傾向があり、これは角を持つオスの方が食料を得られる機会が多くなるためだと考えられます。*3
カブトムシ型害虫(仮称)は卵生であり、オスとメスが■■して■■を地中に■■することで繁殖します。
幼虫の食料となる腐葉土の柔らかい土壌に■■するため、繁殖期には森林や山に集まり、それ以外の地域からは姿を消します。
周辺から繁殖相手を求めてカブトムシ型害虫(仮称)が集結するため、生息する地域周辺の森や山は繁殖期には個体密度が激増し危険度が跳ね上がります。
地中で孵化した幼虫は地上に一度も出ることなく土を食べて成長し、そのままサナギになります。
成虫は非常に強力な害虫ですが、幼虫、サナギの時点ではさほど強くありません。親個体が子供を羽化まで守ることも無いため、カブトムシ型害虫(仮称)を最も安全に討伐出来る期間と言えます。*4
カブトムシ型害虫(仮称)は基本的に同種同士で■■する卵生ですが、オスは人間の女性と■■して胎生で幼虫を■■させることが可能です。
他種の害虫及び哺乳類以外も含めた他の動物とは■■せず、あくまで人間の女性とだけ■■したがります。*5
繁殖期にメスのカブトムシ型害虫(仮称)が付近にいる場合はそちらへの求愛を優先して同種同士で■■したがります。しかし繁殖期にメスと番になれなかったオスは人間の女性を見かけると積極的に襲いかかり、■■して幼虫を■■させようとします。
番を得られなかったとはいえ大抵の個体はカブトムシ型害虫(仮称)の標準的な強さを持っているため、■■目的で襲われれば撃退は非常に困難です。
力が強く体躯も大きいため押さえ付けられれば逃げることは不可能であり、花騎士等によって早急に救出されなければ確実に■■されてしまいます。
カブトムシ型害虫(仮称)の■■は人間の■■内では非常に長生きするため、■■によって■■されると100%の確率で幼虫を■■します。
カブトムシ型害虫(仮称)には麻痺毒や糸などの相手を拘束する手段が無く、■■が終わった後は逃げることは可能です。
しかし前述の通り■■された■■は■■内で非常に長生きするため被害者女性は確実に■■し、■■終了時点で■■が確定しています。
■■期間は通常はおよそ二週間ほどです。しかし魔力が高い女性であれば十日ほどで、花騎士のように加護を持っていればさらに短く、■■してから僅か数日で■■に至ります。
これは幼虫が■■を通じて送られてくる栄養以外にも魔力や加護も母体から吸収しているためです。
カブトムシ型害虫(仮称)と■■した女性が■■した幼虫は、虫でありながら母体の■■と■■で繋がっている完全な胎生です。
■■から伸びた■■は幼虫の尾先に繋がっており、■■時にも幼虫に付いたままです。
人間の女性を■■させて■■させる害虫の幼虫の殆どは■■内にいる間に■■が切れるか、魔力等によって非物理的に母体と繋がっているため、■■後も■■が付いたままの本種は非常に珍しい種と言えます。
人間が■■した胎生の個体とカブトムシ型害虫(仮称)同士で■■して産まれた卵生の個体には大きさや食性、成長スピード等の生態の違いは殆ど無く、成虫になれば非常に強力になり卵生個体と胎生個体での■■も可能です。
外見の差異も尾先に■■の跡が残っているのみであり、それもサナギ以降は完全に消失します。
稀に単独でも討伐可能なほど弱い変異体が出現します。
新人の准花騎士や騎士学生、あるいは武術の心得がある在野の加護持ちの女性ですら一人で討伐可能であり、当初は別種と考えられていました。
補遺1.弱個体を討伐してカブトムシ型害虫(仮称)は弱いと誤認した新人花騎士が、通常個体を相手にして■■される事案が数年に一度発生しています。
補遺1−2.通常個体と弱個体の外見上の差異は無いため新人が見分けるのは不可能であり、カブトムシ型害虫(仮称)に対する騎士団内での教育が非常に重要となります。
補遺1.カブトムシ型害虫(仮称)の生息域では、新人花騎士が行方不明になる件数が繁殖期に跳ね上がっています。
補遺1−2.弱個体と遭遇してカブトムシ型害虫(仮称)が弱い種と誤認することで、通常個体相手に油断して返り討ちに遭うケースがほとんどです。
補遺2.カブトムシ型害虫(仮称)に■■された一般人の女性が■■中に加護に目覚めた事例では、覚醒直後に加護が消失して■■の幼虫が急成長し、元々の■■予定日は十日後だったにも関わらず翌日に■■しました。
補遺2−2.女性は■■して数日後に加護が復活し、その後花騎士になりました。