『全力で戦いに勝った者は賞賛される。でも、余裕を持って勝った者は信頼される』
『怠けて負けた者は侮蔑される。でも、全力で負けた者は見限られる』
『だから、傍らで励ましてくれる人は“財産”なの。普通はそこまで来てくれないから』
――とある少女の座右の銘――
Chapter3:お転婆少女は恋を夢見る?
Ch-3-Act-01
・翌朝、見滝原市内。
「――んで、向こうはどんな様子だ?」
『“速やかに実行犯の身元を特定する為に、至急情報を送って欲しい”だと。随分と顔を真っ赤にして仰ってたよ』
「まあな、アレでは面子が丸潰れと言われても可笑しくない。連中も後がないのだろう」
『だがあの様子じゃ何仕掛けて来るか解らんぞ、一応注意しとけよ』
「了解よ」
市内の一角にある古びたアパートの一室、部屋の中央に置いてある椅子に座っていた竜二が
それをポーチに戻しながら彼は一回深々と溜息を吐き、顔を正面に向ける。
「今ので大体状況は掴めただろう、その上でもう一度聞きたい」
丸テーブルを挟んだ対面に座っていた“少女”が顔を上げるのを見て、彼は続ける。
「本当に、お前じゃないんだな? “暁美ほむら”」
「はい」
短く、だがハッキリと答えたのを聞き、再び溜息を吐いた彼は悩ましそうに頭を掻く。
一方、心なしか小さくなっていたほむらがおずおずと声を上げる。
「あの……、否定していてアレですが、本当に信じてくれるんですか?」
「正直難しい。状況的には10の10でお前が犯人としか思えないからな」
「じゃあ、何で……?」
「此方の話だ」
突き放す様に言った彼は、そのまま「その話」について考え込む。
実の所、彼は彼女が犯人である――つまりあの夜
衣服――この場合は魔法装束か――に付着していた返り血は現在DNA鑑定中であるが、使用された銃弾は傷口の口径と一致していたし、先程入った情報でも拳銃に彼女以外の指紋は見付からず、また死体の衣服からも微量の火薬が検出されたらしい。DNAの結果も恐らく順じたものになるだろう。
だが、そうだとすると彼にはどうしても引っ掛かる所があった。
「……それで、これから私はどうなるので……?」
「ん、まあ、悪いが暫くは俺が「監視」する事になる。……気持ちは分かるが、仕方が無い事だ」
一気に渋い顔になった彼女に、彼は慰めの言葉を掛ける。
彼としても、この仕事を始めてからの数年間でここまで気の滅入る任務は初めてだった。何が嬉しくて九つも下の女の子の私生活を監視せねばならんのだ。
「聞こえていたと思うが、俺の上の連中はかなりいきり立っている様子だ。下手に見知らぬ奴に勝手に見張られるより、多少は知っている人間の方がマシだろ? 悪い様にはしないからここは耐えてくれ」
「……、」
答えは無い。
彼は何度目になるかも分からぬ溜息を吐く。
こうは言ったものの、実際は彼が監視していても勝手に盗聴しかねないのが今の
だが、何もここまで奴等がこの件に執着しているのはプライドが原因なのではない。
奴等にとって、この件はより「重要な意味」を持っているのだ。
つまりは「予算」、ぶっちゃけ“金”である。
そもそもCIAとは本来、外交や国防において必要な諜報を請け負う機関であり、その中でも特にスパイによる諜報を専門とする。
当然、そのような国の存続にも係わる重要な機関には多額の予算が割り当てられるのが定石だ。
ところが、今ここで一つの難題が彼等の前に浮上してきている。
それが「B.O.W.」、つまりバイオテロ対策である。
元々、飽くまで諜報が目的の彼らに戦闘力はそこまで備わっている訳ではない。
が、彼らには「国家転覆を狙う組織の弱体化」という責務があり、ここ数年では否応も無いままに係わる必要が出てきている。
そう、その実績があまり芳しくないのが問題なのだ。
とは言え今までの小規模の「対バイオテロ特務機関」では十分な対策が出来ない場面も多く、そのサポートとして成果を上げていた彼等はまだこの時は楽観視をしていた。
だが、今年になって状況は一変する。
大統領自らの宣言によって新たに「安全保障特務局」、通称“DSO”(Division of Security Operations)と「統一特務支援課」、通称“FOS”(Field Operations Support)が発足した事で、より柔軟なエージェント集団とそのサポート体制が整ったのだ。
これに危機感を覚えたのが「旧体制」こと“CIA”である。
今の所は、これらの組織は目下はバイオテロ対策を専門として活動しているが、有能なエージェント集団が新たに大統領直轄となる事自体も彼らとしてはあまり気分の良いものではない。
おまけに、その予算を不振だった“CIA”から回してくるなどという「噂」が流れた事で、流石にこれ以上黙ってはいられなくなったらしい。
何処かで評価を挽回する手筈を整えなければならない。
今回のは、彼らにとってその為の重要な任務だったのだ。
「……黙っているなら肯定と見なすが、良いか?」
「……構わない、です」
「――何だ? 言いたい事があるなら此処で言いな」
少し躊躇するかの様に目線を泳がせた彼女だが、意を決したように此方へ向くとその口を開く。
「あなた、本当に何者なんですか? いきなり結界に現れるわ、明らかに軍人レベルの戦闘力を見せるわ、挙句に“サブリミナル”とか使って目の前から消えるわ。アイツも妙な力を使ってたし、本当は始めから私達の事知っててアイツと……き……」
そこでほむらは前を向いて、思わず発言を止めてしまう。
なぜなら、そこには何ともいえない表情をした竜二がいたからだ。
何となく、嫌な予感を彼女は覚えた。
「……なぁ、その、うん」
「……、」
「確かに、俺は一般市民とは違う世界を生きてきたけどさ……、流石に“サブリミナル”云々で姿消すのは無理だな。まだアレは――うん、其処まで技術は進んでない」
「ちょ、ちょっと待って、じゃあ一体どうやって――」
「いや、そもそも俺はお前らと別れた後は開けた場所に出ないようにランダムに動いていただけで、消える云々は全く
「は……、え?」
思わずまじまじと目の前の男の顔を覗き込むと、当の彼は何処か気まずそうな雰囲気を出して一回縦に頷く。
等々彼女の混乱は頂点を極めた。
「そんな……。じゃあ、あれは……?」
「なあ、ひょっとしてそのサブリミナル云々って、お前が襲われたって言ってた「白い子」に吹き込まれた事か?」
「ええ、ラジカセで証明もされて……」
「その件を詳しく話してくれないか?」
即されるように、簡単に昨日の事を説明するほむら。
黙って聞いていた彼は、一通りの顛末を聞き終わると何故か一層気まずそうな表情を作った。
「……どう?」
「ぶっちゃけ、唯の手品かもしれんな」
もう意識する事も忘れて、彼は溜息を吐く。
「ラジカセの件も、恐らく高速で再生すると「右から」、低速で再生すると「左から」って声を仕組まれている可能性が高い。そもそも、現状のサブリミナルの“最新の”研究はその二つの音声を仕組んだものを聞かせてどちらに影響されやすいかとか、そもそも反応するのかとか、まだその段階の物だ。誓っても、消えるだとかができる訳じゃない」
「な……!」
「だがまあ、お前が言ったとおりに“俺が消えた”なら、確かに納得してしまう内容ではあるな。……実際は消えたつもりは無いし、俺としては本当にそうだったのかも疑問だが」
呆然とした様子で俯く彼女。
その様子を見つめる一方、彼は自らの「疑問」に一つの答えを見出していた。
恐らくこの顛末――倉庫での奇襲も含めて――は「彼女の行動を縛り付ける」、本当に
だからこそ、真の主犯――彼女の言う「白い髪の少女」――は態々彼女の前に現れて、態々彼女に何らかの方法で諜報員を“殺させた”のだ。
「本人の意思を無視して他者が人物をコントロールする」、サブリミナルとかは兎も角そちらは
逆に、もしそうでなかったなら態々彼女に殺させる理由が無い。
遠距離から
「……少し、言い方を変えねばならないかも知れんな」
重い静寂を破る様に竜二が言う。
「どういう理由にせよ、お前が奴らに目を付けられているのは確実だし、俺の上からも当然疑いが掛かっている。お前の身の潔白を示し、且つ奴らの今後の動きに対応する為にも暫く「同行」させて貰うぞ」
「……分かったわ」
「良し……、っとさて。次はお前の言ってた「白い子」について纏めておこうか。……先ず見た目は10歳程度で白髪碧眼、薄い青のワンピースに黒いリストバンドを両手に付けていた、此処までで違う所はあるか?」
「何も無いわ」
丁寧に首まで振って彼女は答える。
「OK。んで次だ……、「白い閃光」を操る力がある?」
「多分だけど、今思えばあれは「電撃」だったと思う。……時間停止を貫いてきたのもその辺が原因かもしれない」
通常、電撃は光の速度で伝わる。
そして一般的に、世間では光の速度が時間の速度だと言われる事が多い。
仮に時間停止で電気は止められないと考えるなら、あの瞬間彼女から発された電撃が銃口の真ん前にあった
……まあ、鉛が溶け切るまでの僅かな間に振り向いて盾を掴み取るなどと言う事が出来るかというとまだ疑問が残るが。
「だとすると、ソイツは猫程度の生き物一匹消し飛ばす威力の電撃を撃てる事になるぞ。生体でそれだけの電撃を生成するなんて……」
「そこについては良く分からない。それに、宙に浮いた砂時計をそのまま射出していたし、それだけが彼女の力じゃないのかもしれない」
「面倒だ……。“エーワックス”とか言ったか」
そう言った彼はポーチからPDAを再び取り出して、“何の操作も無しに”それに向かっていきなり話す。
「聞こえてただろうから手短に言うぞ。社の社員リストから該当しそうな奴をピックアップしろ。交友関係や家族構成まで全て遡ってだ」
『簡単に言ってくれるな全く……分かった、時間は掛かるが当たってみよう』
話し終えた彼がPDAを戻して前を向くと、目をまん丸にしたほむらが此方を見ていた。
理由を察した彼は苦笑しながら言う。
「端末の遠隔操作なぞ、諜報の世界では常識的な技術だ。次から大事な話のときは携帯のバッテリーを抜いときな」
「……やっぱり、あなたは」
「今更ご挨拶だがな。俺は「ある物」を追って此処にいる。それは
「「ある物」って?」
「元の生活に戻りたいなら、聞かない方が良い。お前は自分の事だけ考えてりゃ良いんだ」
「……そう」
優しく、だが半ば脅しの様に言う竜二。
彼女としても「自分の事」で精一杯なのに、これ以上厄介事に巻き込まれるのはご免だったので大人しく引き下がる。
なので、話題を変えるように彼女は繰り出した。
「で、実際これから私はどう動けば良いのかしら」
「普段通りで良い、下手な動きさえしなければな。……勿論、俺達が報告するから「お前の日課」にも影響は無い筈だ」
「……私の「日課」は、普通とは違うの」
「何?」
何処か、空気が冷えた様な感じを彼は覚えた。
直ぐに、それは彼女が纏う雰囲気が一変した事が原因だと言う事に気付く。
先程までの少女染みたあどけない印象から、冷たく感情を殺した様な印象へ。
あの時の、魔法を扱う彼女の纏う雰囲気へと。
「あなた、「鹿目まどか」は覚えてる?」
「……昨日会った子だな。ショートツインテールの」
「私の目的は、彼女を「キュゥべぇ」と契約させない事。それだけよ」
「……つまり何だ? お前はアイツを自分の様にしたくないと?」
「そういう事。そして、その為にもどうしても超えなければならない「災厄」がいるの。今から凡そ一ヵ月後にソイツは来る」
「結局何が言いたいんだ」
直後だった。
金属音が立て続けに連鎖した。
工事現場か何かかと思うような轟音の後、気付けば一体に特異的な形の道具が転がっている。
今、彼の背中に寄り掛かってきたのは「M16」、米陸軍等各国で採用される大型
目の前の彼女の座る長椅子に立てかかっているのはボトルアクション式
宛ら米の前線基地もかくやという品揃えであった。
そして、何時の間にか魔法装束――今や
「その為の準備が必要なの。何があっても、私が例え死んだとしてもせめてその「災厄」だけは排除するために。だけど正直、今手持ちにあるだけでも心細い」
「……こんだけ全部、盗んできたのか」
「ええ。何せ、私が相手にするのは「天変地異」そのものだから。猫の手でも借りたくなるのよ」
「そうか……わかった。だから直ぐに“仕舞ってくれないか”」
「え?」
何処か浮ついていた声に思わず前を向くと、不自然に体を強張らせる彼の姿があった。
その彼は彼女を睨む様な目で、異常な程の必死さを篭めて言う。
「だから、
「わ、わかったわ」
勢いに気圧される様に彼女が答えるや、音も無くあれだけあった銃器が一つ残らず消失する。
と、その途端に今まで息を止めていたかの様に大きく息を吐いた彼は、片手で額を押さえて深呼吸をし出す。
流石に少し心配になったほむらが、衣装を解いた後に恐る恐る声をかける。
「……あの、大丈夫? 一旦ここで休んだ方が――」
「心配無用だ。もう大丈夫。……しかし、「天変地異」か。そんなにぶっ飛んだ
彼女の提案を手で制しながら、彼は話題を変える様に言う。
暗にこれ以上触れるなと言わんばかりの行動に、心配になりながらも彼女はそれ以上の追及はやめた。
「え、ええ。だからその為に私は動いてるって事も知っていて欲しい。その事で要らぬ誤解を生みたくはないから」
「ふうん……」
考え込む素振りを見せる竜二。
「……私がもしその目的以外で不審な行動を取ったら、その時は私をどう扱ってくれても構わない。だから――」
「まあ、お前が何を目的にしようが、俺がお前に言う事は変わらん」
彼女の言葉を遮って言った彼は、驚いた様子の彼女と目を合わせてゆっくりと続ける。
「お前は“普段通り”にすれば良い。だから心配はするな……「下手な動き」さえしないなら、後始末は俺がやる」
「――っ」
目を見開いて驚愕を露にするほむら。
それも当然だろう……実質、彼は「監視」を放棄すると言っているも同然なのだから。
それが恐ろしくリスクの高い選択であるにも係わらず、当の彼はその場で伸びをすると先とは打って変わって暢気そうに言う。
「ッ~、っと。さて、一晩丸々働くと流石に疲れるな。家に上がっている身で悪いが、此処で休ませてもらって良いか?」
「……別に構わないけど、此処にはふかふかのソファーなんて無いわよ?」
「雑魚寝させてもらうよ。慣れてるし」
そう言うや、竜二は彼女の返事も待たずに部屋の床に転がってしまう。
そして数秒も経たないうちに静かな寝息が聞こえ始めた。
「呆れた……」
仮にも殺人の容疑者の前で余りにも大胆な行動に、思わずと言った様子で彼女は呟いてしまう。
溜息を一つ吐いた彼女は、部屋の隅の箪笥まで行って小さな掛け布団を取り、戻って来て眠る彼の肩に掛けてやる。
そのまま、ふと彼の寝顔を見る。
その顔だけは、自分と同級生じゃないかと思う位に幼くあどけない。
昨日の夜の、あの恐ろしく無表情な彼とはまるで別人の様に感じる。
「今まで多少のイレギュラーは居たけど、ここまで異質なのは初めてね……」
裏の世界で生きてきたらしい貫禄を見せる一方、このような無防備でマイペースな姿も持ち、かと言って先程のような我を失った様な危うさも備える。
一日にも満たない時間の内に此処まで多様な姿を見せる人物は、今までの経験上でも一人も会った事はない。
まるで掴み所のない性格に戸惑いを覚える一方、だが同時に何処かそれを心地よく思う自分もいた。
今までの時間軸では有り得なかった感情を不思議に思うが、反面それを排除する様な気には全くならなかった。
ひょっとしたら、それは今までの繰り返しで「同じ人間」を見続けたが故の安易な“目新しさ”だったのかもしれない。
それでも、今はそれに浸っていたいと思っていた。
それが単に気を紛らわせるだけの行動であったとしても。
そう思って暫く寝顔を眺めていると、急にドッと眠気が襲ってきた。
一応、意識を失っていた時間があったとは言え、それだけでは十分ではなかったようだ。
「今日は学校も休みにしているし、今のうちに寝ておくか」
呟いた彼女は、部屋の隅の簡易なベッドに着の身のままうつ伏せに倒れこむ。
そして、そのまま眠気に流される様に意識が暗転していった。
「……寝たのか」
数時間後、日が真上に傾き出した頃に竜二が目を覚ますと、ベッドでぐっすりと眠るほむらの姿が目に入ってきた。
被せられていた掛け布団を丁寧に畳んで長椅子に置き、手持ち無沙汰になった所でタイミング良くPDAの着信音が鳴る。
彼女を起こさぬ様に一旦部屋の外に出た彼は、アパートの部屋前の廊下で通話に出る。
「もう結果は出たのか?」
『ああ、顔写真で特徴を検出してみたがヒットは0だった。それと、DNAの方は完全に一致したそうだ』
「どっちも予想通りだな。進展は殆ど無しか」
分かっていても堪えるものはあるらしく、竜二は何処か気落ちした雰囲気を纏い出す。
『残念ながら。……で、お前何か俺に言う事あるんじゃないか?』
「何が?」
全く心当たりが浮かばないまま答えた彼に、通話先のジョージが少し怒気を篭めて言う。
『“何が?”じゃねえよ。あの子の事だよ。本当に誤魔化すつもりなのか?』
「誤魔化すも何も、状況的には実行犯はあの子に違いないだろ」
『じゃあ何で――』
「でも
『おい……、それってお前まさか』
絶句しかけている様子のジョージを諌めるように竜二は言う。
「何、だから俺が張るんだろ。そうすりゃ被害は最小で済む」
『だからって、あの子を囮にする様な真似は――』
「なら拘束するか? あの子の意思や願いを無視して、あれだけの力を持った存在を無理矢理押さえつけてみるか? 絶対に良い結果にはならないと思うがな」
『く……、それはそうだが、しかし……』
「まぁ、こちらは何とかするよ。お前はお前の出来る事をやってくれ。以上だ」
『ちょ、ちょっと待て。それはつまり
何やら言っていたのを途中で切り、丁寧にバッテリーまで引き抜いた彼はふと後ろのドアの方を振り向く。
そのドアの向こうであどけなく眠る、似合わない武器で命を掛けて戦う少女の事を想い、彼女の本当の「支え」にはなってやれない事を悔しく思う。
赤の他人である筈なのに、何故か他人事では割り切れない様な気がした。
だけど、思いだけでは現実は動かない。
何かしてやるにも先ずは自分の仕事を片付けてから、それまでは彼にはただ傍観する事しか出来ない。
「……いや、もしもの時の“尻拭い”位はしてやれるか」
そんな言葉を呟いて、彼はそのドアを開いた。
『彼の秘密を教えると言ったな、あれは嘘だ』
的な展開を早速迎えた新章です。割と早く仕上がったので投稿しました。
それにしても、ちょっと前に海外でバイオ7の話題が上がっていたみたいですね。
最近フェードアウト気味だった女性陣が主人公になる的な話になってて、一ファンとしては待ち遠しい限りです。
一応、プロデューサーは「“6”で世界を飛び回ったから、“7”はウンと狭い所で話を展開させたい」みたいな話をインタビューでしていたから、バイオ1みたいな建物一つでやるのかな、なんて予想をしていたりします。
というか、話題が逸れ過ぎました。
若干章タイトルでネタバレ感がありますが、次回も出来る限り早く書き上げられるように頑張りたいと思います。
では、こんな所で。