戦姫絶唱シンフォギア アルケミック・シンフォニー 作:謎のコーラX
現存する聖遺物を使った歌うことで鎧を身に纏い、戦う、シンフォギア、その中で唯一空に飛べる機能を有している。
櫻井了子によってもたらされたパラダイスのシンフォギアは3つ、天鞋タラリア
そして、今、3つのシンフォギアの適合者が、錬金術師と戦おうとしていた。
「ふむ、多いですね、だけど質は悪い」
騒ヶ原リリィ、英国と日本のハーフ、日本育ちの少女であり、プリドゥエンの適合者、商人の英国の父親を持ち、自らも商いを好み、物を見て価値をどれほどなのかを考えることが多い、その中には生きてる生物も含まれる。
「オー、それはたいへんネ、わたくしにげちゃダメ?」
「駄目に決まってるでしょ、大人しく準備運動でもしてて」
リリィはチーフーを逃げようとするのを首根っこを掴んで止める。
「・・・そろそろかな」
「そうネー、ま、気楽にいきましょカ」
鈴鹿はパラダイスの頭の娘である、本人が希望して入隊し、一番の戦績を出している、正義感が強く、悪と定めた相手には容赦がない。
「行こうか、チーフー、リリィ」
「「はい!」」
3人はブレスレットのシンフォギアのコアを掲げる。
「ジャスライ・タラリア・トロン」
タイトル 正義の翼は何処までも届く。
「マネスト・プリドゥエン・トロン」
タイトル 我が盾は最上なり
「ストレアス・カンショウ・バクヤ・トロン」
タイトル 強者に備わるは黑と白の魂
3人は各々詠唱を行うと、光に包まれ、飛び立つ、光が収まると、鈴鹿には機械の翼を靴に生やした黄色の鎧、リリィには両手に半分ずつの盾がついた篭手をつけた赤のよろい、そしてチーフーにはアシンメトリーな黒と白にわかれた鎧に、黒と白の短剣を手に持っている。
「おさきだネー!」
まず前に出たのはチーフー、黒と白の短剣を振るい、高速でアルカノイズに攻撃のスキを与えない。
「速いなー、じゃあワタシもいきます」
リリィも篭手を合わせると変形し、一つの大きな盾を作り出すと、こちらも高速でアルカノイズに突進していく、次々と吹っ飛ばされ、まるでトラック、あるいはサイのようだった。
「じゃ、僕も行くか」
鈴鹿は飛行を始めると、空中にいるアルカノイズを二人より数段速い速度で蹴散らす、そしてアルカノイズは3人によってものの数分で、千体を倒した、残った錬金術師も速攻で倒される。
「はぁ、やっぱり物足りないネ、こんなのじゃもっともっともっとやりたいヨ、スズカどうネ?」
「やらないよ、大人しく次の命令を待ったら?」
「むぅ、イケズですネ」
チーフーは頬を膨らませ、地団駄を踏む。
「……はい、はい、それじゃあ後ほど」
リリィはスマホの電話を切ると、ため息を漏らしつつ、告げた。
「鈴鹿、チーフー、転勤だ、それも日本までね」
「ワオ」
「日本……か」
日本、櫻井了子がいる国、各々思うところがあるが上の決定、3人はそこに向かうことになる。