戦姫絶唱シンフォギア アルケミック・シンフォニー   作:謎のコーラX

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ちょっと短めだけど、キリが良いところで


序章④天鞋タラリア

天鞋(てんかい)タラリア

現存する聖遺物を使った歌うことで鎧を身に纏い、戦う、シンフォギア、その中で唯一空に飛べる機能を有している。

櫻井了子によってもたらされたパラダイスのシンフォギアは3つ、天鞋タラリア 聖盾(せいじゅん)プリドゥエン 双刃(そうじん)干将・莫耶(かんしょう・ばくや)3つとも性能は良いが、本来のより扱いが難しいものとなっている。

 

そして、今、3つのシンフォギアの適合者が、錬金術師と戦おうとしていた。

 

「ふむ、多いですね、だけど質は悪い」

 

騒ヶ原(そうがはら)リリィは遠くにいる、スコープごしに街に近づいてくるアルカノイズを見ている。

 

騒ヶ原リリィ、英国と日本のハーフ、日本育ちの少女であり、プリドゥエンの適合者、商人の英国の父親を持ち、自らも商いを好み、物を見て価値をどれほどなのかを考えることが多い、その中には生きてる生物も含まれる。

 

「オー、それはたいへんネ、わたくしにげちゃダメ?」

 

「駄目に決まってるでしょ、大人しく準備運動でもしてて」

 

リリィはチーフーを逃げようとするのを首根っこを掴んで止める。

黒・曲虎(ヘイ・チーフー)、中国の少女であり、中国武術の師範の父と母を持つ、自らも習っているが、相手が雑魚だとわかると途端にやる気を無くす、ノイズなどにはいやいやながらやってる。

 

「・・・そろそろかな」

 

「そうネー、ま、気楽にいきましょカ」

 

鈴鹿はパラダイスの頭の娘である、本人が希望して入隊し、一番の戦績を出している、正義感が強く、悪と定めた相手には容赦がない。

 

「行こうか、チーフー、リリィ」

 

「「はい!」」

 

3人はブレスレットのシンフォギアのコアを掲げる。

 

「ジャスライ・タラリア・トロン」

 

タイトル 正義の翼は何処までも届く。

 

「マネスト・プリドゥエン・トロン」

 

タイトル 我が盾は最上なり

 

「ストレアス・カンショウ・バクヤ・トロン」

 

タイトル 強者に備わるは黑と白の魂

 

3人は各々詠唱を行うと、光に包まれ、飛び立つ、光が収まると、鈴鹿には機械の翼を靴に生やした黄色の鎧、リリィには両手に半分ずつの盾がついた篭手をつけた赤のよろい、そしてチーフーにはアシンメトリーな黒と白にわかれた鎧に、黒と白の短剣を手に持っている。

 

「おさきだネー!」

 

まず前に出たのはチーフー、黒と白の短剣を振るい、高速でアルカノイズに攻撃のスキを与えない。

 

「速いなー、じゃあワタシもいきます」

 

リリィも篭手を合わせると変形し、一つの大きな盾を作り出すと、こちらも高速でアルカノイズに突進していく、次々と吹っ飛ばされ、まるでトラック、あるいはサイのようだった。

 

「じゃ、僕も行くか」

 

鈴鹿は飛行を始めると、空中にいるアルカノイズを二人より数段速い速度で蹴散らす、そしてアルカノイズは3人によってものの数分で、千体を倒した、残った錬金術師も速攻で倒される。

 

「はぁ、やっぱり物足りないネ、こんなのじゃもっともっともっとやりたいヨ、スズカどうネ?」

 

「やらないよ、大人しく次の命令を待ったら?」

 

「むぅ、イケズですネ」

 

チーフーは頬を膨らませ、地団駄を踏む。

 

「……はい、はい、それじゃあ後ほど」

 

リリィはスマホの電話を切ると、ため息を漏らしつつ、告げた。

 

「鈴鹿、チーフー、転勤だ、それも日本までね」

 

「ワオ」

 

「日本……か」

 

日本、櫻井了子がいる国、各々思うところがあるが上の決定、3人はそこに向かうことになる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


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