逆行しても俺の未来はメルヘン冷蔵庫   作:ハマグリ一派

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リアルが忙しくて思ったよりも時間がかかってしまいました。


8話 心理定規の追憶

 その日、彼女は不機嫌だった。いや、ここ最近はほとんど毎日この調子だ。

 そんな彼女の名は心理定規(メジャーハート)。もちろんこれは通り名であり、本名を知っている者は少なくともいつものメンバーにはいないほどに、徹底的に秘匿をしている少女だ。

 そんな自分というものを滅多に表に出さない少女は、今現在誰もこの一室にいないとはいえ、苛立ちを隠さずに表に出していた。

 

 彼女が不機嫌なのは最近加わった(ゆずりは)林檎が原因である。

 

 とはいえ、彼女に嫌悪感を抱いているわけではない。彼女は世間知らずのところがあるものの、それは子供らしく感じる可愛らしい一面であった。

 さらに、基本的に大人しく好戦的ではないところは彼女にとって好印象である。では、何故不機嫌になっているかと言うと、それもこれも彼のせいであった。

 

「(何が「俺が幸せにしてやる」、よ。いくら生きることに希望を抱かせるためとはいえ、中学生かも怪しい女の子に言うかしら普通)」

 

 ムスッとわかりやすく顔を崩している彼女は、いつも彼に見せる表情とは違った態度を取っていた。

 今彼らは買い物に出掛けている。普段はめんどくさがりの彼が、進んで動いてくれることはほとんど無いが、キッチンを仕切っている(占領ともいう)私に文句は言わない。

 そこは彼なりの真面目さなのか、はたまた何かしらの信条があるのか、ただ与えられるだけではなく必ずそれに見合う何かで帳尻を合わせようとしていた。

 

「(彼ってやっぱり本質は生真面目なのかしら?普段の態度がフリだとも思えないし元来の性格かしらね)」

 

 今回も面倒などど言っていたがすぐに了承していたのだから、あながち間違いということでもないだろう。

 とはいえ、そこに(ゆずりは)が付いて行く必要性は特にないのだが。

 というのも、今まで非常食同然の食生活をしていた彼女には、社会勉強になるということで彼に付いて行くことになった。

 

 最初に(ゆずりは)が垣根に付いて行きたいと言い、それに誉望(よぼう)が賛同しながらさっきの理由を述べて、垣根がめんどくさそうな顔をしながら了承した。

 

 ざっと説明するとこんな感じである。

 

 彼女は同行せず彼のマンションで寛いでいた。……とても寛いでいるようには見えないが。彼女は彼の一室で彼らの帰りを待っているのだ。そもそもの話だが、彼女が一緒に行くのを断ったという経緯がある。

 

「(さすがに、最初の数日は彼の隣に居られるように気を配ってるけどね)」

 

 彼女は空気が読める女の子だ。

 それは、人との精神距離を測る能力、心理定規(メジャーハート)の影響が大きい。本来は曖昧なものでしかないその繋がりを数値化できる彼女は、ごくごく自然とその処世術が身に付いた。

 あの子には寄る辺が必要だ。それは自分を庇護してくれる場所はもちろん、精神的にも。

 話を聞けばそれ相応の悲劇に遭っているらしい。不安定な彼女には彼は必要な存在だった。

 

「(まあ、あの子に譲ったのはそれだけじゃないけど)」

 

 処世術はあってもそれに身を任せるかどうかを決める強さが彼女にはあった。人の好感度を自由に操れるためわざわざ気にしても無駄なだけなのかもしれない。

 彼女としてもあの少女のためにはそれが必要だとは思うし、あそこで感情的に反論するなど馬鹿らしいにもほどがある。

 ……とは思うのだが、それがほぼ毎日のように繰り返されていれば、当然文句の一つも言いたくなるのが乙女心なのだ。そんな自分の道を行く彼を思い浮かべながら、淹れた紅茶を飲みながら彼女は思った。

 

「(本当に、あのときから変わってないわね)」

 

 

 

 

 

◇◇◇◇

 

 

 

 

 

 少女は路地裏を走っていた。

 この学園都市では路地裏という場所は、人目に付かないため危険ではあるが、絶対に利用してはいけないということはない。近道として利用する学生も多い。そのため、少女がその道を走っていることに不自然な点はない。

 おかしなところを挙げるとするならば、モーター音が鳴り響きコンクリートを擦るような摩擦音が、彼女をまるで追い掛けるように聞こえることだろう。

 

「はあ……はあ……、まさかこの私がこんな目に遭うなんて思ってもいなかったわ。上手く立ち回れていると思ったんだけど……」

 

 派手なドレスを着た少女は大量の汗を流しながら、荒い息を吐いていた。まとめていた金髪の巻き毛は走っていたせいもあり、(ほど)けてしまっている。

 顔に張り付く髪を鬱陶し気に払い、今自らが置かれている状況を把握する。

 

「……付近に人を近寄らせないようにし、襲撃する方法も遠隔操作の殺戮兵器。私への対策はバッチリってとこね」

 

 どこかの第五位とは違って、彼女は運動神経もいいため拳銃の扱いにも秀でている。飛行してくる兵器を射撃はしたが装甲が厚く、一つ二つ撃ち落とすのが限界であった。

 そこで彼女は方針を切り替え、逃走を謀りながらも通りすがりの能力者や通行人に能力を使い、盾として利用する算段を着けた。

 時間帯は夕暮れではあるが生徒の完全下校時間にはまだほど遠く、誰かが出歩いているのはわかりきっていることだ。

 しかし、それを相手は見越して先手を打っていた。

 

「帰宅途中の学生はおろか縄張りにしている武装無能能力者集団(スキルアウト)すらいないなんて、ここまでの根回しをするには警備員(アンチスキル)のような一部隊が必要になる。仮に偽装なのだとしても、相手は殺戮兵器と顎で動かせる部隊を持つほどの権限を持つ相手。……私個人でどうこうできる範囲を超えてるわね」

 

 ならば、どこかの組織を味方に付けなければならないのだが、既に敵は動き自らは窮地に陥っている。彼女にそんなチャンスはありはしない。

 

「(人の心を操り利用してきた因果応報ってやつかしら。誰に恨まれているのかなんて余りにも多すぎて特定することは無理ね)」

 

 そして、遂に彼女の足が完全に止まる。

 それは、自らの置かれた状況を理解したからではない。目の前に鋼鉄の機械が現れたからだ。彼女の瞳から諦観が滲み出た。

 

「……ここまで私に対して対策をしてくるなんて思わなかったわ。手の平の上ってこういう感じなのね。思ったより自分にされるのは腹が立つわ」

 

 その外観は昆虫に類似したものだった。これは二本脚の人型よりも重量のある兵器を積みながら動くには、そちらの方が合理的であるということでしかないのだろう。角に砲身が取り付けられた様は子供が思い付きで絵に描いたような滑稽さだ。

 周囲にもモーター音の他に、何かが高速で振動するような音があちらこちらで鳴り響く。そして、気付けば彼女の周りには同じような昆虫をモデルにした兵器が背後はもちろん、壁面や建物の屋上など四方八方から各自の兵器を彼女に向かって、照準を合わしていた。

 口から諦めとも取れる力の無い声が溢れる。

 

「まさか、こんなふざけた兵器に殺されるなんてね。これも私に対する当て付けなのかもしれないけど」

 

 彼女は人の心を操作する能力者であり、直接的な戦闘力は持ってはいない。そのため、これほどまでの過剰な火力を搭載した兵器を用いる必要性はないのだ。

 人の想いや感情を操作し自らの利益に換えてきた彼女を、人ではない姿をした兵器で惨殺する。これこそが敵の狙いなのだろう。あるいは、彼女の能力を味わい人間関係の脆弱さを知ったため、人型から離れた兵器を選ぶようになったのかもしれない。

 周囲の兵器も目の前の兵器同様に、モデルとなった昆虫の(はさみ)や鎌のような部分から、それぞれの兵器を取り出す。目の前の兵器からもわかる通り、襲撃者は過剰戦力で確実に彼女をここで殺す気らしい。

 

「(随分と評価されているようだけど……そこまで大した人間でもないんだけどね本当は)」

 

 人の心が操り測ることができる彼女に、本当の意味で大切と呼べる存在は姉妹しかいなかった。血で繋がっているということが他人の好感度とは違い、深い繋がりを感じさせていたからだ。

 しかし、結局はこうして一人となった。

 誰も彼も心の距離が操れる事実から、本当の意味で自分を出せる人間はいなくなり、こうして死ぬときは誰にも看取られずに孤独に死ぬ。

 『心理定規(メジャーハート)』の能力が宿ったからこうなったのか、彼女の生まれ持った性分がこの状況を生み出したのかかは、彼女自身にもわからない。

 ただ一つわかっていることがあるとするなら、

 

「本当に大切だと思える誰かに巡り会いたかったわ」

 

 そんな心理定規(メジャーハート)らしくない夢見がちな言葉を呟くと同時に、彼女は機械の兵器が生み出す殺戮の猛威に呑み込まれた。

 

 

 

 

 

 

「めんどくせえな」

 

 

 

 

 

 

 しかし、その言葉と共に彼女に迫っていた攻撃の一切が、まとめて吹き飛ばされる。

 

「…………え?」

 

 死を覚悟していた彼女はその光景に、ただただ呆然とすることとなった。一秒前まで確実に自分は死ぬはずだったはずにもかかわらず、それが一瞬で覆されればこうなるのは必然だった。

 

「な……にが…………?」

 

 状況を把握するために視線を動かせば、彼はそこにいた。

 茶髪の髪とホストのようなスーツ。しかし、そんな髪色や服装とはかけ離れたような物が彼の背中にはあった。

 

 純白の翼。

 三対の翼がその背中から生えていたのだ。その現実味の無い光景と自らの置かれた状況に夢か何かだと錯覚しそうになる。

 しかし、ヒュンヒュンと回転しながら落ちて地面に突き刺さる、(はさみ)型の高周波ブレードの振動が、これが現実であることを如実に語っていた。

 そんな彼は身体を動かさずに首だけを捻り、こちらに視線を向ける。すると、彼は彼女を見て目を見開いた。

 

「まさかお前、心理定規(メジャーハート)か?」 

「私を知っているの?」

「……ああ、まあな。会いたかったかどうかでいえば微妙だが」

 

 自らの能力を知っていれば、そう認識するのも仕方ないと彼女は思う。好感度を能力で自由気ままに操るなど、外道と呼ばれても仕方ないのだから。

 

よりにもよって注意していた奴の一人に会っちまうとはな。『スクール』の面子と関わる気は今回はねえってのに……

「?……何か言った?」

「なんでもねえよ」

 

 そう言うと彼は話を切り上げた。歓楽街にいそうな見た目をしていたが、その目からはギラつきは感じられない。純白の翼といいどこまでもミスマッチな少年だ。

 すると、そんな彼に突然声がかけられる。

 

『……何故私の邪魔をする?学園都市第二位』

「ふん、俺のことは知っているみたいだな」

 

 彼女に向かって砲撃をした昆虫型の兵器から声が投げ掛けられた。おそらく、どこかに取り付けられたスピーカーから声を送っているのだろう。

 だが、彼女はそんなことよりも注視すべきことがあった。

 

「……やっぱりあなた……」

 

 あの翼にあの火力をまとめて薙ぎ払う出力から、もしかしてとあたりをつけていたが、まさか本当に学園都市第二位本人だとは思っておらず、彼女は目を見開いて驚いた。

 

『貴様にそいつとの関係性は無いだろう。私は一からそいつに関する情報を調べあげて今回の計画を敢行したのだから間違いない。

 その貴様がどうしてそいつを助けようとする?それは無駄で無意味なことだ。他人のために労力を浪費するなどなんの価値もない。わざわざ貴様がそいつのために駆け付ける理由は無いだろう』

「……」

 

 心理定規(メジャーハート)はそれを否定できない。それは自らの思考回路も同じ様な結論を導きだしていたからだ。そして、何よりもこんなドライな思考をするような女を、誰かが能力関係無しに助けに来るとも考えられなかった。

 

「別にこいつを助けるために来たわけじゃねえ」

『ほう、では何故ここに現れた?表に用意した警備員(アンチスキル)の指示によって、ここは立ち入り禁止となっていたはずだ。ここに理由無く入ってくる理由が他にあると?』

 

 目を点灯させて声を送ってくる兵器は事実しか言わない。危険区域だと言われた路地裏に、わざわざやってくる人間など野次馬以外にはまずいないだろう。

 彼女は襲撃者と同じく彼の言動の不一致さに疑念を抱くが、次の彼の一言でそれは吹き飛んだ。

 

 

「この道が帰るのに手っ取り早かったからだ」

『は?』

「え?」

 

 

 彼女とスピーカーの向こうの人間から疑問の声が漏れる。彼女に関しては間抜けにも口を開けて固まってしまっていた。とはいえ、襲撃者も同じ様な顔をしているだろう。

 

「本来ならとっくの前に帰っているはずだが、担任の教師がやたらと課題出してきやがってな。速攻で解いたにも関わらずこの時間帯だ。めんどくせえ……」

『な、何だと……?それでは何か?貴様はここを偶然通りすがっただけだとでも……?』

「そういうことだ」

『ば、馬鹿な!ありえん!!表には警備員(アンチスキル)がいたはずだ!何故奴らの指示に逆らう真似をする!?』

「ハッ、馬鹿かお前?何でこの俺が良い子ちゃん共と同じことをしなくちゃいけねえんだ。危険区域?俺がいるところ以上に安全なところなんてそうそうねえんじゃねえの?

 ──常識ってのは常識に縛られてる奴らのためにある。常識の外にいる俺がそんなもんに従う理由は微塵もねえんだよカス」

 

 その傲慢とも取れる振る舞いは、名実ともに強者である彼が言うと純然たる事実となる。

 スピーカーの向こうの相手は取り乱したように言葉を重ねた。

 

『ならば、どうしてそいつを守る!?今の説明ではそいつに肩入れする理由は何も無いはずだろう!?貴様に私と敵対する理由でもあるというのか!!』

「ああ、あるな」

『何……ッ!?』

 

 まさかの即答とその答えに、スピーカーの向こうの人物から驚愕の声が発せられた。その様子から彼との因縁に全く心当たりがないのだろう。

 

『い、一体何が……』

「お前の声が出ているスピーカーが搭載されているそのガラクタ」

『……は?』

「お前それが何なのか言ってみろ」

 

 いきなりの問いに困惑する襲撃者。それもそのはずだ、話が全く違うものになったのだから。

 

『(この兵器は今回初めて使ったものだ。この兵器に奴が因縁を持つことは絶対にありえない。それにどうして……?)』

「おい、答えろよ。それは何だ?」

 

 襲撃者からすれば何にそんな反応をしているかは全くわからない。だが、ここでさらに不信感を与えるのは愚策であり、会話をすることで好転することもあると思い彼は話し出す。

 

『……これは昆虫をモデルにした兵器の試作段階のものだ。一番重量戦車などでは移動するだけでは意味がないとし、より自由度を広げるため生き物の動きを見本にした。そして、数多くいる生き物の中でも、胴体を細い足で動かしている昆虫に注目したのだ。そして、今このスピーカーを取り付けているものがその中でも最高傑作の一つ。角の砲身はもちろん羽根を広げれば飛翔することもでき、砲身を隠した胴体は鋼鉄の鎧そのもの。攻撃性能と防御性能の両方から鑑みても、やはり兵器運用するならばカブトムシをモデルにし』

「死ね」

 

 そして、蹂躙が始まった。

 

 

 

 

 

◇◇◇◇

 

 

 

 

 

「あのときはこんな関係性になるとは思ってもいなかったわ」

 

 あのあと、周りの兵器を数秒で破壊した彼は私と共に、すぐさま襲撃者を特定して叩きのめした。

 あの自堕落超能力者(レベル5)とは、そんなとてもヒーロー、ヒロインなんて言う素敵な出会いではなかったが、今考えればだからこそ良かったのかもしれない。

 

「私を助けといて私の顔にも能力にも興味がない男なんて初めて会ったんだもの。興味が湧くのは当然よね?」

 

 誰かのように心の距離を変えても、昆虫のように同じ動作をするのでもない。誰かのように愛憎が一緒になっているわけでもない。

 心の距離が近付けばそれ相応の反応が返ってくるにも関わらず、全ての人間と常に一定の距離を置いている、珍しい価値観の持ち主。承認欲求も愛着も持とうとしないそんな彼と関わっていく中で、だんだんと自分の中の認識が変わっていった。

 言ってしまえばそんなことでしかない。

 超能力者(レベル5)でありながら、どこか諦めたような投げやりな態度を見て興味が沸いた。どちらかといえば、暗部としての思考を持ちながら、表の世界に居続けるその不可解さに興味が沸いた。能力を使わずにその壁を崩せるのか好奇心と共に興味が沸いた。

 自堕落でホストのような風貌でありながら、二人で歩いていると自分の歩幅を合わせたり、いつの間にか車道を彼が歩いていたりなど紳士的なところに興味が沸いた。孤高というよりもどちらかといえば孤独なようなあり方に興味が沸いた。

 珍しいことなど無い。近くに居たことで相手の新しい一面を知っていったというだけの話だ。

 だからこそ私は(ゆずりは)林檎に、彼と二人で出掛けることを許している。

 

「私もあの日々を邪魔されたくはなかったもの。なら、彼女に好きなようにさせるのは先輩として当然よね」

 

 そう言って淹れた紅茶に口を付ける。これは、彼女に彼を譲ったわけではない。どちらかといえば私自身のプライドなのだろう。正々堂々などに興味は無いがあの時間を否定することは、過去の自分を否定することと同時であり、今の気持ちの否定であったのだから。

 カップに注がれた紅茶には彼女の笑みが映っていた。

 すると、玄関から二人の声が聞こえてくる。どうやら帰ってきたらしい。彼女はカップをソーサーに置き席を立って出迎えに行く。

 

「(少しは先輩として相応しい振る舞いをしなくちゃね?)」

 

 大人の余裕を併せ持ったうら若い可憐な少女は、微笑みを浮かべて二人を出迎えたのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「近くのスーパーなら15分足らずで帰って来れると思うんだけど、どうして30分弱も掛かるのかしら?もしかして、彼女に何か買ってあげたとか?ふふっ、もしかして今晩の夕食は抜きがお望み?」

「……何でそんなにキレてんの?」




心理定規の姉妹の話はDVDを入手していなかったためわかりませんでした。そのため、勝手な想像で書きましたので、DVD特典とは内容が違っているかもしれません
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