アンケートなんですが途中で「あ、Pixivに投稿してるのと被ってる部分は修正しないと!」と思い至って修正した際、間違えて正解を一つしか入れてませんでした。
アンケートの部分が修正できないので、こちらで謝罪をさせてもらいます。
よし、深呼吸。
うん、息を吸って吐いて……さん、はい。
「……はぁああああああああああああああ!?」
驚くに決まってるだろうがぁ!
「どういうことぉ!?」
「え、どういうこと!? 異世界!?」
俺はもちろん、兵藤も度肝を抜かれている。
っていうか、事情知らない組と思われる人達は、どいつもこいつも面食らっている。
それを静かに受け止めた魔王サーゼクスは、うんうんと頷いていた。
「気持ちはわかる。私も初めて聞いた時は耳を疑ったからね」
「でも私達はマシよん。だって異世界って言っても一つずつ知ることになったものね~」
あのすいません魔王レヴィアタン。今なんつった?
え、どういうこと!?
俺が盛大にパニクっていると、リアス・グレモリーはぽかんとしていた口を閉じて我に返った。
そして、食って掛かる勢いでスピネルに顔を向ける。
「どういうこと!? だってあなた、確かにグレモリーの一族で―」
「理由は簡単。この国の創作物でよくあるだろう? ……死んだと思ったら生まれ変わった類だ」
マジですかい。
即答であっさりと言われたので、俺はふとグレイバー猊下に視線を向ける。
にっこりとほほ笑みながら頷いてきやがった。
あれ? 信徒的に輪廻転生って……あり?
「ちなみに、埋葬連隊にも一人は確実にいるね」
「……根拠はあるのでしょうか?」
リアが何とか我に返ってそう尋ねると、猊下は静かに頷いた。
「そもそも埋葬連隊の埋葬は、
あ~。なるほど。
「隠す気なしですかい」
「まあ、そこのスピネル君やメルガス君の前世の組織とは、「記録に残さない」を前提として殺し合いしまくっている関係だからねぇ」
とりあえず、裏社会的な感じなのだけは分かった。
俺達がなんとなく分かり始めていると踏んだのか、スピネルは頷くと話を進める。
「私達のいた世界は、表向きな人間世界は大して変わらないが、裏ではいわゆるアカシックレコードに近い「根源の渦」を目指す
そこで一旦切って、スピネルは―
「―まあぶっちゃけ異能に関わっている連中の九割はサイコパスとマッドサイエンティストとマフィアを足して二で割った存在な魔境の出身だ」
「「酷いなおい!」」
思わず兵藤とシンクロツッコミ入れちまったじゃねえか。
もう内情が犯罪組織だろうが。事情知らない連中がドン引きしてるし、事情知ってる連中も苦笑いしてるし!
酷い世界だなぁ、おい。まじで帰っていいかおい!
……よし! ここは下手につつかずに自然に任せて―
「……それで、麻宮鶴来君がそうだという確信の理由は? 当人にも自覚がない以上、把握する方法がないと思われますが」
……おい、ソーナ・シトリーさん。
余計なこと言わんといてくれませんかねぇ!?
俺が内心でもだえ苦しんでいると、スピネルはうんうんと頷いた。
「そうだな。そもそも私達の世界における
「それに魔術回路は血縁で遺伝するものですからね。そもそも魔術師は自身より優れた魔術回路を持つ子供を作りますから、第二世代とかの可能性もあるでしょう」
スピネルを補足するメルガスだけど、ちょっと待て。
それ、つまり内臓を自分より優れた子供を人為的に作れるって言ってるようなもんだぞ?
怖いな、メイガス。
……それはさておき。というか、さておかせてくださいな。
俺は、気分を切り替えてスピネルに向き合った。
「で、判別の種は?」
「眼だ」
そう言って、スピネルは自分の目を指で示した。
「君の眼ではなく私の眼だ。私達のいた世界では、目で見るという行為だけで詠唱や道具を必要とせずに複雑な魔術行使すら可能とする魔眼という特異技能者が存在する」
そう言うと、スピネルは一旦切った。
「そして、私はそれをある方法で後天的に会得したのさ。より具体的に言うならば、かつて魔術師の才をもってあの世界にいたものを認識する魔眼をな」
ほうほうなるほど。
でもすいません。
「俺そんな記憶ないんですけど」
「それは仕方あるまい。前世を持つからといってそれが物心ついているかというのは別の話だ。嘆かわしい話だが、赤子の頃に死去するという話、悲惨ではあっても希少とまでは言い難いものだよ」
俺の反論は、スピネルの正論に一蹴される。
な、な、なるほどぉ。
「まあ少なくとも、何かしらの形で出生に転生者が関わっている事は間違いない。その辺りはグレイバー殿からも聞いているから間違いないさ」
「うんうん。なんたって魔術回路を持ってるからねぇ」
……スピネルと猊下が頷き合ってるけど、とりあえず聞くことが多い気がするんだが。
「……具体的に聞いていいかしら? その魔術回路っていうのは何?」
リアス・グレモリーがそう聞くの当然だろう。業界的に聞いたことがない。
ソーナ・シトリーの方も興味を惹かれたのか、少し首を傾げながら口を開いた。
「話を聞くに、魔法を行使する為の器官といった感じですね。ですが魔法の発動に異能の特性はあまり関係ないはずですが」
「それはこの世界の話でしょう? 我らの世界において魔法とは使えることが規格外の証明です」
そう苦笑いするのは、メルガスだった。
「魔術師達にとって魔術と魔法は「結果を科学で再現できるか」という違いがあり、明確に区別されています。細かい内容は活用しますが、まあところ変われば品変わると言っておきましょうか」
「あと、あの世界での魔術行使には生命力を魔力で変換し、詠唱や行動の補佐で方向性を制御させる一種の臓器が必要でね? それを魔術回路と呼称するんだけど、誰にでも持てるものじゃないんだよ」
と、メルガスを補足するように猊下が告げる。
「先に言ったかと思うが、後天的に魔術回路を生成するのは転生悪魔技術を流用したヘルズ・クロックワークスや我々カルンウェナンの技術。別口で技術を作ったにしても、そもそも概念として魔術回路を理解してなければ作れるものではない。この時点で、彼が我々の世界よりであることは証明される」
と、更にスピネルが告げることで俺も納得。
そう、つまりは。
「俺って、中二創作の主人公みたいなやつだったのか!」
「そもそもそれがなくてもそうですよね?」
リアが冷たい。ちょっとぐらいふざけさせろよ。
ん? ってことはあの記憶ってもしかして前世か?
それに、今の話が本当なら―
「ってことは、イルマ姐さんも?」
「その通り! イルマさんは前世でもスピネルの親友なのさ!」
「ああ、自慢じゃないが私は前世でイルマの最期を看取った仲だ」
そう言いながら、イルマ姐さんとスピネルは右手をこつんと合わせる。
うん、息があってて実に仲がいいな。
……ということは、もしかして俺はイルマ姐さんと縁があるかもしれないってわけか。
後で機会があったら、それとなく尋ねてみたいな。
ハッ! 待てよ!?
もしそうだとしたら、俺はイルマ姐さんにおしめを代えられた仲なのかもしれない。
そうだとしたら、イルマ姐さんからしたら恋愛対象外になりかねねえ! 下手したら前世じゃ親子って可能性すらある!
……よし! 精神的インセストタブーだと自覚したら気が引けるかもしれないし、あえて聞かないことにしよう。
世の中には、曖昧だからいい事もあるよな!
「なにか変なことを考えてませんか?」
「安心しろ。俺の人生の決断をしていただけだ」
「不安すぎます。あとでこっそり白状するように」
くそう。俺の相棒は俺の行動や思考をある程度読んでくるから困ったもんだぜ!
ドン引きされそうな想像かもしれないんだが、まあ人に言いふらすタイプじゃないから、なんか美味しいものでも奢っておけばいいんだろうか……。
「まあ話を戻そう。あとへルズ・クロックワークスについても説明しておこう」
と、スピネルがこっちに怪訝な表情を向けながら、そう言った。
そしてそれに頷いたメルガスは、こちらを見渡しながら話を始める。
「ヘルズ・クロックタワーは、この世界にいるだろう魔術師達を集め、研究施設や資材の確保などといった手間の簡潔化と引き換えに、魔術師達に管理する為の組織です。上述の通り魔術師には一般人目線でアレな人物が多いので、資金や資材などがなくなった状態のスタートで暴走してとんでもないことをしでかしかねないので」
そう苦笑すると、メルガスは更に続けた。
「人工的な魔術回路の研究も、その為の資金確保の為ですね。基本魔術師は根源の渦に到達する為に魔術を研究する存在であり、一般人を見下しやすい傾向があるゆえに魔術をただの金もうけに使うことも嫌悪しますから。「世界が違うからある程度は変化が必要」と説得すれば金策用の魔術を片手間に編み出してはくれますが、それを使って積極的に金儲けに尽力しろというのは抵抗もあるでしょうし、それが出来れば
「まあ、魔術回路は血に宿り代を重ねて成長するもの。果ては当主が代々己が研究の結晶を組み込むことで強化される魔術刻印を受け継いでこその魔術師なので、あらゆるものが最底辺に近い半端ものだがな」
スピネルがそう言って謙遜するけど、何故かサーゼクス・ルシファーが額に汗を浮かべていた。
「……その最底辺でも行使できる魔術によるワインをはじめとする醸造酒及びそこから派生する酢系統。もちろん系列の近い発酵産業だけで経済的に他の勢力や国家を侵略できるほど荒稼ぎしているよね。悪魔社会はパン類が主食になりやすいし、主食産業を席巻しているとある意味怖いよ」
「あと、各種治癒魔術の礼装のおかげで、冥界の医療業界に革命を起こしてるわよねん」
セラフォルー・レヴィアタンまで続き、更には隣にいたかの
「加え、教育関係においても新しく手を出す向きがあるとか。既に小国の年間国家予算に届く財力で大王派の権限向上に尽力していますが、和平設立後は三大勢力でも有数の富豪集団になるのではないでしょうか?」
……すげぇ。
俺も魔術覚えようか。自分でチーズとか美味しく作れたら、質素に美味いものが食えて便利な気もする。
あ、ナタデココとかタバスコも発酵食品だったよな。結構面白そう。
「個人的には関東風のくずもちにも興味がある。いい機会だし塩辛や酒まんじゅうにも手を出してほしいのだが―」
「スピネル、その辺は自分でしよ?」
イルマ姐さんがツッコミを入れるぐらい、目がキラキラ輝いてたぞ。
一応日本人の俺でも馴染みが薄い日本食に興味持つとか、あんたどんだけ日本の食文化にのめりこんでるんだよ。あとくずもちって発酵食品だったの!?
「まあ、今そこは置いておきましょう。問題はいくつも存在していますし、話を進めないといけないですしね」
と、メルガスが苦笑しながら話を切り替える。
そして、目の色が少し変わった。
……サイコパスやらマフィアやらマッドサイエンティストの要素持ち、ねえ?
あんたも、そっちの素質がしっかりあるようで何よりだよ。
「問題がいくつか発生しているけど、その過程においてはとある亜種聖杯戦争が原因でスピネルが見つけたんですよ。ですので、リアスさん達には亜種聖杯戦争から説明しようかと」
「……聖杯と聞くと、
ソーナ・シトリーの言葉に頷いてから、メルガスは片手を広げる。
「魔術師世界においては「聖杯」というのは願いを叶えるマジックアイテムの類を指します。そして聖杯戦争とは、その争奪戦の呼称ですね」
「例えば「特定の時期と時間に最も己を感動させる踊りを踊った者の欲しいものを
……それ、戦争?
「せ、戦争っていう割には平和なんだな。もっとこう、血みどろのものなのかも」
「そういうのも少なからずある。というより、亜種聖杯戦争の場合はまさにそれだ」
イッセーがぽつりと漏らした言葉に、スピネルがそう告げる。
え、まじで?
俺達がちょっと引いていると、イルマが苦笑しながらパンと手を叩く。
それを合図にしたのか、グラマとか呼ばれてたぬいぐるみが、同じようなポーズとすると同時になんか空中にウインドウが!
ふぁ、ファンタジーな領域なのにSFっぽい!
「ここからはイルマさんタイム! 亜種聖杯戦争ってのは、私達の世界の日本が九州になる地方都市、冬木ってところで60年周期で三回ほど開催された、特殊な聖杯戦争のデッドコピー!」
そして映る映像は……凄い事になってる。
見てみると、紫色の炎を纏った槍を持ったルーラーが、また別の戦士と戦っている映像が映る。
その戦闘能力は……コカビエルにもケンカ売れるレベルじゃねえか。すげえなおい。
「アーサー王とかヘラクレスとか、人類史に名を刻んだ英雄や偉人は、そんな彼らに対する憧憬や畏怖といった「信仰」に後押しされて、英霊という存在に昇華する。その英霊達の分身であるサーヴァントを従えた魔術師が、バトルロイヤルで殺しあって優勝賞品として高レベルの願望器である聖杯を奪い合うのが、冬木の聖杯戦争。そして亜種聖杯はそのデッドコピーなんだよねぇ」
「ちなみに、この亜種聖杯は冬木の霊脈とリンクした特殊な魔術礼装によってサーヴァントを呼び出し、打ち倒されたサーヴァントを無色の塊に変換して溜め込むことで、そこに方向性を与えて願いを叶える仕組みでね。教会としては強大な聖杯は無視できないけど、偽物オブ偽物だから使う気になるやつも碌にいない。結果として毎度毎度監視する羽目になる面倒な代物だったねぇ」
はっはっはぁと笑うグレイバー猊下だけど、またこう、どす黒いどろどろとした何かがある関係だったんだろうな。そっちの教会と魔術師は相性悪そうだぜ。
「ちなみにいうと、サーヴァントは英霊そのものではない。しいて言うなら魔術師というノートPCにクラスというごく一部のデータをコピー&ペーストしたようなものでな。なので理論上は同じサーヴァントが違うクラスで召喚されて戦争することもあるし、別の聖杯戦争で召喚されたサーヴァントは、他の聖杯戦争の記憶を引き継ぐことは基本的にない」
ルーラーがそう補足説明してくれるけど、なんでPCで例えた。
「ついでにいうと、クラスってのはまあ「その英霊の側面を取り込む箱」みたいな物! 剣士のセイバー、弓兵のアーチャー、槍兵のランサー、騎兵のライダー、魔術師のキャスター、暗殺者のアサシン、狂戦士のバーサーカーが基本的だけど、中にはそうじゃないエクストラクラスもいます! ルーラーはその中でも特殊な系列!」
「魔術師は基本的に俗世の覇権とかに興味がないけど、例外はやはりいるからね。そういう「世界が破滅に導かれる」時や「特殊すぎるルールがあって監督役が必要」って時に呼ばれる、特殊なサーヴァントだよ」
と、イルマ姉さんとグレイバー猊下が補足説明。
な、なるほど。
「とはいえ、転生なんてイレギュラーで大きく状況がひっくり返った時点で、その辺りも不安ですからね。こと魔術師はある意味で「世界で好き勝手出来ない理由」がなくなっているから、尚更危険ですので、ヘルズ・クロックタワーである程度の監視をしているのですよ」
そうメルガスがため息をつき、そしてスピネルも同時にため息をつく。
「だが、当然ヘルズ・クロックワークスにつかない者も少なからずいるし、この転生現象は亜種聖杯戦争頻発化と時期が一致している為、既に子飼いにしている異形も多少は確認できている。……要因候補の一つに聖書の神の死で世界のバランスが歪んでいる事が、この世界に漂着しやすい土壌を整えているという有力仮説があるからな。……そして、問題はもう少し捻られている」
そう言いながら、スピネルが出したのは二つの物体。
一つは宝玉。一つは果実。
問題は、果実の方は唐草模様とでもいうべき特徴的な模様が浮かんでいることと、宝玉から確かに魔力が放たれているということ。
「そこのルーラー殿が召喚された亜種聖杯戦争。イルマが偶発的にサーヴァントマスターになり、発生に感づいた私と再会することになったこの亜種聖杯戦争で、正規のマスターは
そこでスピネルは一旦切り、目を閉じた。
「―我々がいた世界とは異なる形で異世界に由来する可能性が非常に高いという、とんでもない事実だよ」
というわけで、とりあえず今回はスピネルの視点でわかっている説明会。
あくまで概要的なもので、まあほかの説明はできるところがあったら少しずつって感じでさせてもらいます。その辺はご了承ください。
あと、話が長くなったので禍の団襲撃はもう一話ほど開けて行われそうです。その辺もご了承くださるとありがたいです。
さて、追加する新しいクロスオーバー作品はなんだ(全部部出してるわけではないが複数該当)
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女神転生シリーズ(ペルソナ等含む)
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都市世界(電撃の鈍器で有名)シリーズ
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アトリエシリーズ
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マクロスシリーズ
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スチームパンクシリーズ