古龍運が強すぎるがばかりに新大陸行きとなりました。   作:ゆめぴー

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思いつきで書いた。



1:新大陸入り

5期団として新大陸に向かう船に乗り込みました、どうもエシャロットです。現大陸ではまぁ……G級で、実績は……結構あります、公に出来ない実績もそこそこ。細かいことは省きますけれど。

さて現在、船がゾラ・マグダラオスにのりあげて私落下中です、どうしてこうなった。

ゾラ・マグダラオスを追いながら新大陸に向かっている……って話だったんですけどねぇ…急に気が立ったのか、いきり立ったゾラ・マグダラオスに巻き込まれて……ほんと運ないなぁ私。

……持ってきたモノが今装備してる「一徹なる闘士の剣」、それとボックスに入れてきた管理下から離すのが怖すぎたので持ってきたモノだけで良かっ………良くないですね、非常に良くない、あんなのが海に流れていったとか近隣の島々に厄災とか起きかねない。

 

「……気が立った原因アレだったのでは?」

 

気付いた直後にゾラ・マグダラオスに着地、まるで火山のような様相である、周りを見渡せばハンターと編纂者のペアが1組。他は……きっと無事でしょう、彼も筆頭ハンターのひとりですし、そう簡単には死なないでしょうし、相方は落下際にスリンガーで翼竜拾ってたのを見たので問題なし、他は知りません。

 

「………翼竜にワイヤー当て損ねたのが痛かったかなぁ…。」

 

……慣れてなかったとはいえあの距離で外したのはちょっと恥ずかしいところ…。

…とまぁボヤいてても仕方なし、とりあえず行動をはじめようというわけで歩きだし……さっきまで乗っていた船が乗り上げているのをみて、やはり古龍は規格外だ、と再確認。

さてこのゾラ・マグダラオスの進行方向に向かって歩けば頭の方…高い位置なら……と思った直後

 

トスッ

 

船から包帯で封印された剣と盾が、まるで私が通るのを狙ったかのように落ちてきて、足元に刺さる、持っていた盾をかすめるように落ちてきて、盾の表面が裂けた。

 

「いや、わ、忘れてませんから、忘れてませんからね……?」

 

誰に、という訳では無いが、現大陸の方に向いて言い訳をする、いや忘れてなかったのは本当です、本当ですってば。

さてそんなこんなで足元に刺さった片手剣…「白い小剣」と呼んでいる、例の管理下から離すのが怖かったソレを引き抜き、封印用の包帯が解けかけていたので締め直し、取り敢えずアイテムポーチのベルトに固定する……多分落ちないはず。

 

 

Now Loading……

 

 

翼竜を拾うためゾラ・マグダラオスの頭部へ向かい、頭部近くに群がって飛んでいる翼竜に向かってスリンガーのワイヤーを放つ、上手くひっかかり、そのまま私を連れて飛び始める。

上手く飛ぶ方向を矯正…するまでもなく新大陸側へ向かって行ってくれた、想像以上に速いぞ翼竜。

さて飛んで、新大陸が見えて、そろそろどの辺りに降りるか算段をしようとしたあたり先程のペアが、まさかの翼竜2人乗りで、さすがに翼竜的にも2人同時は重いようで、飛行がどう見ても荒れている。

 

声をかけるべきか、かけぬべきか、若干迷ってるうちにあのペアの翼竜の高度が落ち…機動的に茂みにつっこみながらあの開けた位置……いやあれキャンプか、そこに落ちるようだ。

というわけでワイヤーを引き、翼竜に高度を下ろすように指示して…ペアが着地した10秒くらい後にその場へ着地。

ペアには少し驚かれてしまった、本当に気づいてなかったのか……。

 

「いやぁ、大変でしたね……お怪我とかありませんか?」

「いえ、大丈夫です、そちらは……問題なさそうですね」

 

話しかけられ、返す、あちらの相方さん…銀髪の女性ハンターは目を輝かせつつ先へ進もうとして

 

「あっ、相棒!離れすぎないようにお願いします!」

「了解」

 

どうやら彼女、口数は少なめなようだ、編纂者の方はよく喋るので、バランスが取れている。

 

「…たしか、あの人を待って船が遅れたんでしたっけ」

「そう言ってましたねー、現大陸中をかけめぐる凄腕ハンター、クエスト成功率90%以上、メンバー全員生還率100%だそうで」

「……ほんとに凄いです…切り札的な扱いなんですかねぇ」

 

そんな感じに会話しつつ、歩みを進める

 

「アプノトス……現大陸の個体とは若干違いがありますね」

「ですねぇ、しっかり観察したいところですが……拠点へ向かうのが先決です」

 

そんなこんな話をしつつ、いろんなものを拾っている銀髪のハンターさんに追いつき、拠点へ向かうルートが通れなくなっていたので迂回し…こちらの肉食小型モンスター数体に囲われてしまう

 

「…わたしがやっちゃいます、襲われないように離れててください」

「わ、分かりました!ジャグラスには毒などはありませんが、お怪我のないように!」

「了解です、そちらもお気をつけて!」

 

2人の姿が見えなくなったのを確認してから…

威嚇してきているジャグラスの方へ駆け込み、武器を抜きながら斬り上げる、顎に当たり、そのまま頭蓋ごと一気に斬り裂き即死。これにはジャグラス達も怖気づく。

その隙にさらに駆け込み、1番近くのジャグラスの首に剣を突き立て、掻っ切る。

そのまま怖気させつつ、全て討伐。武器が鋭いおかげもあって、上手く狙ってやれば即死させる事が出来た、小型モンスターとはいえこれは驚き。

 

一通り素材をはぎ取ってからさっきのふたりの後を追うと……2人がジャグラスの親玉のようなモンスターに追われていた、そっちの方が危ないとは思いませんでした。

危なさそうなので駆け寄……っている途中で、大剣を持ったハンターが崖上から飛び降りてきて、ジャグラスの親玉の背中の上に乗り、倒木の積み上がっている方へ誘導し、それを壊させる。

 

「そこの3人!こっちだ!!」

 

そうやって誘導してくるので後を追う、木製の門が見えてきたところで……ピンク色の表皮の獣竜種が突然の襲来、ジャグラスの親玉でも追っていたのでしょうか。

 

編纂者さんと大剣のハンターは門の奥へたどり着きましたが、私と銀髪のハンターさんはピンク色の獣竜種の足元。

 

「い、いけそうですか?」

「問題は無し」

「分かりました、では3,2,1の合図で」

「了解」

 

そんな作戦を立てつつ、踏まれないようにしつつ機を窺い……

 

「3…2……1!!」

 

私の合図で銀髪のハンターと共に門へ向かってかけ出す、何とか抜け、ピンク色の獣竜種の意識もジャグラスの親玉へ向いてるうちに門へin、そして門を開いていたロープが大剣のハンターさんによって切断され…門が勢いよく閉じる。

……こういうのは心臓に悪い…

 

 

Now Loading……

 

 

「よ、お疲れさん」

「お疲れ様です……そっちはどうでしたか?」

「問題なし、なんなら暇だったくらいだ」

 

しばらく休憩してても良いとのことで、共同部屋へ向かうと、わたしの相方、フォートゥが出迎えてくれた、初手で翼竜を捕まえて、別の船へ移れていたようで、私より随分前にアステラについていたとのこと。

 

「それなら何よりです…あ、持ってきていたモノは無事でしたか?」

「武器防具は着てるコレだけしか持ってきてないから問題なし、アイテムは現地調達の予定で最低限しか持ってないから無くしたもんは無いな」

 

そう言いながら持ってきていた「ブレイドオブラース」を見せてくれるフォートゥ、手入れが行き届いているのが見てわかる。

 

「ならよかったです、なくなってたら新大陸で早々にピンチでしたねぇ……」

「本当にな…いやまぁ、武具も作れるだろうけど、現大陸に比べると設備がいくらかな…」

「あー……まぁなんとなくは察せますよね…」

 

腕はあれど、やはり武器の質の差というもの、そして使い慣れているかどうかは大きい、私のように基本的に筋力の足りていないようだと尚更である。

 

「あ、そうだ、私用のBOXって…」

「あー…っと、それだ、その1番右端の」

「ありがとうございます……っと」

 

自分用のアイテムBOXを開く、空だろうと思えば……いくつかの金属製の武器が収まっている、恐らく餞別の様なものでしょうか…まぁ、使うことはそうそうないでしょうけど。

 

「スペースは充分……うん、よし。」

 

クッション…の代わりに私のベッドに複数あった枕のうちひとつを収め、その上に「白い小剣」を置く。

 

「……よし、後で神棚でも作りましょう」

「あー、例のか、そうだな…そのままもなんか怖いし」

「ですです、後で木材とかいくらか貰えないか聞いてみます」

 

 

Now Loading……

 

 

「……星が、綺麗ですね……」

「あまりにも古龍運が強すぎるが故に古龍渡りの謎の解明の切り札扱いされたことに驚きすぎて遠い目になるエシャロットであった。」

「……いや、まぁ、確かにそうなんですけど…確かにびっくりするくらい出会いますしなんなら目もつけられてますけどぉ……」

 

そう、古龍渡りの謎の解明の切り札扱いである、つまり体のいい生贄みたいなものである

 

「……出来れば戦いたくないんですよねぇ…」

「出会う古龍全員初っ端から全力で吹っ掛けてくるんだったか?」

「ですよぉ……記録にもないような動きしてくるもんですから何度死にかけたか……」

 

遠い目で現大陸での思い出をかたる、普通に50回は死んでいでもおかしくないのではなかろうかという状態である。

 

「………というか、古龍追うことになったのがバレたら…大変なことになる可能性あるのでは…?」

「……あー…」

 

脳裏に浮かぶは白髪と赤眼の少女、そしておつきの黒い騎士、赤い衣の男。

 

「……いつの間にかこっちに来てました、とかでもおかしくないのが恐ろしい」

「……まぁ、あの話しぶりじゃぁ、有り得るわなぁ……」

 

そんな、遠くない未来にありそうなことに若干恐怖しつつ、新大陸入っての一日目は終わっていくのであった。




「一徹なる闘士の剣」
エシャロットの使う片手剣、ハンターナイフをハンターナイフの姿のままに強化していった1品、攻撃力が高い。しかしG級で扱うには切れ味が心許ないか。
この武器は「武具玉」を用いた「攻撃力ブースト」そして「極龍玉」などを用いた「極限強化【攻撃】」が施されており、攻撃性能は類を見ないレベルになっている。

ただ、この武器に用いられる強化は、「攻撃力ブースト」の方はある時期から「武具玉」が全くと言っていいほどに出土しなくなり実質不可能。「極限強化」の方は極限個体の数が現在著しく減り、珍しく出現したものを狩ったとしても極限状態関連の素材はほとんど研究の為に回されてしまうためこちらも実質不可能となっている。
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