ガンダムブレイカー・ロストトイボット   作:扶桑畝傍

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謎解きはバトルに勝ててから

「おぅ、お前ら、久し振りだな。」

少し顔色の悪くなったカドマツが

笑顔で迎えてくれた

「ちゃんと寝てるの?」

「あぁ、これでも3時間は

 寝れるようにしてるんだぜ?」

「それ、寝てるって言わないよ?

 あれ?モチヅキは?」

「ぁ~、疲れてるからな、

 寝かせてるんだ。」

「ふ~ん、たまには顔見たいけど、

 寝てるなら仕方ないっか。」

あ、ウルチさんがハクエイに

なんか耳打ちしてる

「ミサ、

 先ずはティズと戦って見て貰えるか?」

「え?なんで私?」

「俺とツキミも一緒に出るんだ、

 なんせ仕事が忙しくて、

 感が鈍っててさ、

 ミサをリーダーに、

 チーム戦の感も

 取り戻したくてさ。」

「ぁ~・・・今、

 絶対忙しいもんね。」

まぁ、ロボ太関連と、

未だ暗躍を続けるバイラスと

それ以外も色々二人は頼まれている

「では、

 モノリス戦ですか?」

「いや、

 ステージは組んである、

 だからシュミレータに

 ガンプラを乗せれば

 直ぐに起動出来るぞ。」

「そう言う事、

 さ、ミサのガンプラも出して?」

ツキミも、ミソラも、

自分の機体を素早く取り出し、

ティズも、

自身の機体を、ん?

蒼髪なのに、ガンダムタイプだ、

しかもトリコロールカラー

「“今は”

 こっちの機体で。」

今?なんの事だろう?

でもかなり出来が良い、てか、

普通にかっこいいし

「遠近両用タイプかな?」

ハクエイはすでに分析モードで、

こうなると

・・・抱き着かないと戻って来ない

滅茶苦茶恥ずかしいけど、

そうでもしないと戻れない

ガンプラ馬鹿なのだ

ま、私も人の事は言えない

“ガンプラを用いて

 勉強を教えて貰ったのだから”

「G-004

 インパルス・ストライカー

 ・ヘイズルカバー、抜剣。」

ティズが静かに機体の名前を言う

ただ、くっつけただけの様な名前だけど

 頭・HGインパルス

胴体・HGストライクフリーダムガンダム

 腕・HGケルディムガンダムGNHW/R

   最終決戦仕様

 脚・HGアストレイレッドフレーム改

 背・HGブラストインパルスガンダム

 盾・HGアームドアーマーDE(ユニコーン)

 主・MGビームサーベル(Z)

 射・HG狙撃用ライフル

   (ジムスナイパーⅡ)

って、あれ?

主兵装とシールド、

ハクエイと同じじゃないっ!?

てか、腰にガーベラと

タイガーピアス積んでるじゃん!!

てか、シールドビットで近接軽減して、

ミサイルランチャーも使えるし、

遠距離用の装備も満載!?

「なんじゃぁこりゃぁ~っ!?」

「あはは・・・、

 ま、俺も久し振りの

 ガンプラバトルですので、

 お手柔らかに。」

「ぉ、おぅ、

 お手柔らかに・・・。」

(出来ると思う?ミソラ?)

(いや、ツキミ、

 ど~考えても“ガチ勢”じゃなきゃ、

 揃わないわよ、アレ)

「こ~なったら!

 ハクエイ!

 私もアレ使っていいよね!!」

「え?アレって・・・

 覚醒システムは~。」

「構いません、

 そう言う相手も居ましたから。」

「え?

 あんたも覚醒システム使う

 ファイターと戦って来たの?」

「・・・それ以上は、

 ガンプラバトルで勝ったら

 話しましょう。」

ぶち

「お~け~、

 ツキミ!ミソラ!

 ぼっこぼこにしてやろうじゃん!!」

「あはは、

 上手く指示してくれよ?」

(あ~、負けたなこりゃ)

「ミサ?

 突っ込み過ぎないでね?」

(負け確でも、

 技術は盗まなきゃね!)

結果は惨敗

こっちが兎に角嫌がる攻撃ばかりで、

ろくに指示も出せず、

ビームサーベル、

ビームジャベリン、

ガーベラでバラバラにされて

ブレイクされて

10回ぶっ通しで戦ってみた。

てか、こんだけ強くて、

今まで大会に出てないとか

ぜったい嘘だろ!!

そして

ハクエイと、ティズが

一対一をする時、

ティズが機体を変えて来た。

「・・・複数持っているんだね。」

冷や汗が垂れて来る。

「えぇ、ファイターですから。」

ティズの蒼髪に・・・

嫌、そのネイビーブルー一色で統一された

“TR-6ラファーガ”は、

あるペーパープランの機体を

再現する途中に

これはこれで完成とした機体だそうだ。

それにしても、強敵は

TR-6を使うのが流行っているのだろうか?

まさに激闘と言う言葉が正しかった

私が見て来たガンプラバトルって、

まだまだ“一端”にしか過ぎないと、

再確認した。

その夜

「ん~・・・こいつは。」

「いつっつ、

 んぁ?カドマツ?

 どうしたんだ?」

普段であれば髪を

お団子にしているモチヅキが

床を擦る長さの髪を

そのままに出て来た。

そして、眼鏡もしていない。

「・・・き、

 着替えてから話そうか。」

まぁ、察しろ。

「・・・ぁ、あぁ、

 着替えてくる。」

「コイツをどう見る?」

「ヤバすぎないか?」

「あぁ、

 あの胴体じゃ、どうやっても

 腕の振り回しに耐えきれない筈だ。」

「まぁ、レギュレーション内の

 金属補強を入れてんだろ?」

機体保持の為に、

少量の金属補強は許されている

「ところがだ、

 アイツの機体も、コイツの機体も、

 “金属補強は使っていないんだ”」

「・・・レギュレーションギリギリの

 “強化プラスチック”だな、

 だけど、そう言った場合、

 協会に登録しないと・・・。」

「あぁ、

 俺も気になってティズの登録情報を

 調べてみたんだ。」

「・・・これって。」

「あぁ、あり得ないんだ、

 “3日前”に登録したばかりの

 実力じゃないんだ。」

「この登録以前の記録は無いのか・・・。」

「あぁ、

 だけど、嬢ちゃん達は疑ってないし、

 臨時彩渡商店街チームとか言って、

 チーム登録を済ませてやがる。」

「あいつらの感、ってヤツか。」

「こんなのは趣味じゃないが、

 調べてみる価値はありそうだな。」

「そうだな、

 強化プラスチックが

 どこかで無造作に売られてたとしたら、

 それこそガンプラバトルが、

 強化プラスチックありきになっちまう。」

「・・・なぁ?

 明日どうするんだ?」

予定としては、

起動エレベーターだけでは

捌き切れない荷量を

やはりロケットで打ち上げ、

急いで“超々々距離探索用巨大望遠鏡”の

建造を始めたいのだ。

早ければ早い程

ロボ太を見つける確率が上がるからだ。

「・・・不安だが、

 カドマツ、残ってアイツらの面倒を

 見て貰えないか?」

「いいのか?

 ウルチを連れて行くにしたって、

 軌道計算だけでも

 “200基”分の量だぞ?」

「わかってる、わかってるけど、

 アイツらに何かあったら、

 ロボ太に合わせる顔も無くなっちまう。」

「・・・はぁ、わかった。」

「・・・ほれ。」

「なんだ?」

「だから!」

「なんだよ?」

「・・・もぅいい。」

「冗談だ。」

優しく抱きしめる

「この件が終わったら、

 直ぐに上がる、

 それまでは頑張ってくれるか?」

「そこは、

 無理するなとか、

 身体を大事にしろとか

 言う所だろうが!!」

「あだっ!?」

「ったく!」

「・・・ちゃんと寝ろよ?」

「・・・ぉう、お前もな?」

 

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