ガンダムブレイカー・ロストトイボット   作:扶桑畝傍

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準決勝、決勝の前に

彩渡商店街付近のタウンカップは無事終わったけど、

23区やら、

市のタウンカップは一波乱があったそうだ、

理由として“覚醒システム”に

アサルト・アービター・ガーディアン・ライトニング

この四種類なんだけど

その内の一つ、アービターに、

何らかの問題が生じたみたいで

その地区のアセンブルシステムの

“処理能力に依存する”との事

いや、処理落ちしたんかい!って

突っ込みを入れたかったけど彩渡商店街の

処理能力も結構ギリギリだったみたいで

もし“アービター”を使うファイターが

“あと一人”増えていたら、

処理落ちしていたと言うのだから恐ろしい

二日後、東京代表を決める

準決勝と決勝を行うと運営から連絡が来たのだけれど

その会場が、一波乱あった

“八王子ガンプラステーション”なのだ、

なんでも台風が近づいていて

沿岸部のお台場で開催できなくなったそうで

急遽カドマツがお台場のサーバーを

力技で運搬、一日で接地、アップデートしたそうだ

てか、サーバーってそんな雑に扱っちゃダメだよね?

「ぁ~、カドマツ?大丈夫?」

その日試運転で私達も駆り出されたのだが

マジでカドマツがヤバイ

「大丈夫だ、5倍以上のスペックで

 電源も確保してあるし万が一の

 過負荷状態でも富士山から持ってきた“雪”で

 冷却も解決できる、問題ないぞ。」

「いや、寝て下さいカドマツさん。」

ハクエイが何処からか出したロープで、

カドマツをぐるぐる巻きにして連行して行く

「ぉ、おいおい、おれがいなきゃ

 ガンダムがうごかないんだぞ?」

「カドマツさん、

 ひと眠りしてからでいいので今は寝て下さい。」

ちょこちょこ

初代ガンダムのネタが含まれている気がするが

カドマツはまじで一回寝た方が良いのだ

力技発動前もほんの数分前まで

“打ち上げロケットの軌道計算をこなしていたのだ”

公にされているのが200基のロケットで

“民間を含めていない”

その民間ロケット打ち上げの軌道計算を

“カドマツとモチヅキ”がメインメンバーで

あと数人で800を超えるロケットの

全てをフォローしているのだ

コーディネーターでも流石に無理だろ?

スーパーのあの方でも厳しいだろうに

「ま、ある程度なら

 ワクチンプログラムをインストールすれば

 解決出来るし、俺もある程度はプログラムに

 触ってるのでそこそこ対応できますよ?」

ティズ、アンタの頭はどうなってるんだ?

カドマツの脇について何をしているかと思えば

物凄い速度でプログラムを撃ち込んでいた

そう、打ち込むの漢字が撃ち込むと、

書き換えるような速度で

あっと言う間に増設ハードと

アセンブルシステムの更新を終わらせたのだ

「ホント、ティズの頭はどうなっているんだい?」

ハクエイが言うのも無理はない

「スーパーな

 あの方を真似てる訳じゃないんですけどねww」

あ、ちゃんとネタはご存知のようで

兎に角試運転をしながら

フィールドデータの表現バクチェック、

挙動、覚醒システム、フィールド転換、

ガンプラバトルに置ける一通りのチェックが終わった

「ふ~、結構時間かかったね~。」

「うわっ、もう18時だ、

 これじゃ一旦家に帰るにも無理だね。」

「うげっ、まじか~。」

「それじゃぁ、家に来ます?」

「は?ティズってコッチに住んでるの?」

「え?そうですよ?言ってませんでしたっけ?」

「言ってねーし。」

「それじゃぁ、お言葉に甘えようかな?」

「流石に服・・・。」

「近場にまだやってるお店があるので

 そこに寄ってから行きましょう。」

で、その家にたどり着いた

「え?家?」

「家です。」

「家かぁ~。」

「どこがじゃぁ~っ!!」

お屋敷じゃんっ!?

メイドさんいるし!!

「ご友人様、お話しは聞いております、

 どうぞ当家でごゆるりと御過ごし下さいませ。」

とか言われるし!!

「ん?やぁ、久し振りだね、ハクエイ、ミサ。」

「ちょっ!?なんでウィルがいるのっ?!」

「ウィル、久し振り、あ、もしかしてここって?」

「家の保養地の一つだよ、

 ティズ?二人には言わなかったのかい?」

「うん。」

ウザ、滅茶苦茶笑顔だ・・・

「へ~、ティズとウィルは友達なんだ?」

「いや、“元・敵対者”だよ?」

二人・はぁ?

「ウィル?

 簡単には言わないって約束だっただろ?」

「そうだっけ?

 まぁ、この保養地を貸してるんだ、

 それぐらいはいいだろう?」

「それは助かってるけどさ。」

「敵対って事は、バイラス関連なのかな?」

「いえ、バイラス如き・・・っと、

 あんな弱い者イジメしか出来ない連中と

 一緒にしないで貰いたいね。」

声が、本当にティズの声なんだろうか?

「ごめんごめん、あ!

 ウィル?この屋敷でガンプラバトル出来るのかい?」

「誰に言ってるんだい?

 全ての保養地の屋敷に完備しているよ。」

「ちょっと“試作機”の

 調整に付き合って貰いたいんだ。」

「お安い御用って言いたいけど、

 これからリモートで仕事なんだ、

 メイドに言っておくから案内して貰って?」

「あれ?そう言えばドロシーちゃんは?」

「ぁ~・・・。」

「あぁ、またなんだよ。」

「また?」

「あ!!もしかして今回の大会に出てる?」

「そうだ、あの箒を持ったガンダムで、また出てるんだ。」

「ウィル、なにしたの?」

「なにもしてないよ、

 ただ、チャンプに誘われて

 “有給消化の為出場致します”って、

 そのままチャンプと一緒に・・・。」

「一緒に?」

「日本代表戦に出るから、その積りで頼む。」

「うわぁ・・・。」

 

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