ガンダムビルドダイバーズー衝撃のZakuー   作:陰猫(改)

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第16話【マルチバトル・3】

「ティッシュ!ドズル専用殺人機動型ザク!出ます!」

「アタリメ。Zプラス・ハードライダー・・・出る!」

「スペリオルザクキャノン!出ます!」

 

 ティッシュ、アタリメ、サクラの三人はまとまって出撃すると周囲を警戒する。

 

「アタリメさん、そんなガンプラでいけそうですか?

 その、土星エンジンを二つもつけて分解とかしませんよね?」

「解ってねえなあ。それがロマンってモンよ、サクラの嬢ちゃん」

 

 そんな会話をしている最中、接近警報が表示される。

 

「アタリメさん!」

「解っている!各自、散開しろ!

 まとまっていたら、やられるかも知れん!

 特にムメイのガンプラには気を付けろ!

 何を使って来るか予想せにゃならんからな!」

 

 そんな事をアタリメが叫んだ瞬間、黒い何かが通過する。

 

「うわっ!」

「坊主!?」

「アタリメさん、ダメ!」

 

 スレスレで避けたティッシュのザクにアタリメが叫んで近付こうとしたが、何かに気付いたサクラがアタリメのZプラスを掴んで引き寄せ、そのまま地面に落下して突然の爆発を回避する。

 

 幸い、ティッシュのガンプラは表面が焦げる程度の損傷で済んだが、それを見計らったかのように爆発の煙に紛れてアンカーがティッシュのザクに巻き付く。

 

 アンカーに引き寄せられた先にはスパーダのガンダムSDSが存在し、エクスカリバーレーザー対艦刀を構えたまま、待ち構えていた。

 

「坊主!?」

 

 アタリメが叫んだ瞬間、スパーダのガンプラがティッシュのザクを一閃する──かに思えたが、ティッシュはアンカーの巻き付いた右脚部をヒートホークで自ら切断する事で直撃を辛うじて回避する。

 

 しかし、空振りしたスパーダのガンダムSDSは止まらない。

 半回転した体制がてらエクスカリバーを捨て、ビームブーメランを投げつけて来る。

 ティッシュは上昇する事で直撃を避けるが、戦い方に迷ってしまう。

 

(また実弾の効かない相手か・・・どうする?

 今回は近接戦特化のスパーダさんのガンプラだ。同じ戦法が通用するとは思えないけれど、試すか?)

 

 お互いに対峙して動かない状態が続く中、周囲は周囲で変化があった。

 

「サクラ・・・さっきの爆発はなんだったと思う?」

「おそらく、なんらかのオプションパーツですね。

 多分、スパーダくんのガンプラとは別の機体が存在するかと」

「──だな。一瞬の出来事だったからあくまでも推測だが、ありゃあ、ナーナのスターブ・ジェガンだったと思うぜ」

「なら、ティッシュくんは二体同時に相手しているって事ですか?」

「いや、あいつらはベテランだ。初心者狩りをする奴らとはまた違う。

 二人して積極的に初心者を狙うなんて野暮な事をしないだろう」

「──と言う事は」

「ああ。狙いは俺達だ」

 

 そう告げた瞬間、射撃攻撃がされる。

 

「・・・狙いが単調だ。自走砲の類いか?」

「アタリメさん、来ます!」

 

 サクラがそう叫んだ途端、ナーナ・C・エイスのスターブ・ジェガンが突撃して来る。

 

「あれって機動戦艦ナデシコのブラック・サレナみたいですね──となるとやはり、あれが来るんでしょうか?」

「そう言ったコンセプトを意識して作られているのなら再現して来る奴だって、いるだろうな」

 

 アタリメは警戒するサクラにそう告げるとデュアルビームライフルを構え、射撃で牽制する。

 

「やっこさんの相手は任せろ。サクラの嬢ちゃんは──」

「ムメイさんに警戒しつつ、ティッシュさんの援護ですね?」

「そういう事だ。すまねえが、宜しく頼む」

 

 サクラが飛び去るとアタリメはデュアルビームライフルを捨て、土星エンジンの2基を点火させ、ティッシュの機動力をも上回るスピードでナーナのガンプラに肉薄する。

 

───

 

──

 

 

「ふむ。アタリメのおっさんが動いたか・・・まあ、概ね想定通りと言ったところか」

 

 前線から離れたところでムメイは観察しつつ、手頃な武器が落ちてないかを探す

 このような乱戦時、不要な武器が捨てられるのを計算し、それを有効活用するのも一つの手段である。

 傭兵として武器には選り好みする事はせず、極力現地で調達するのが、傭兵稼業を続ける秘訣である。最低限の情報漏洩はしない。

 

「もうそろそろ、現地調達と行きますかね」

 

 ムメイはそう言うとモノアイを輝かせ、自分のガンプラを起動させる。

かなり前に投稿したものをサルベージ。いまからでも読者参加型にするか悩みまする。

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