ガンダムビルドダイバーズー衝撃のZakuー   作:陰猫(改)

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今回の話は第1章から1日くらいしか経っていない設定なので星龜少将さんからお借りしているサクラのガンプラは第1章に登場したスペリオルザクキャノンになっています。
送って頂いた新しいガンプラの出番はおいおい。


第2話【撤退戦・1】

「・・・おいおい。こりゃあ、なんの冗談だ」

 

 通常エリアからバトルエリアに突入したゲンは思わず、そう口にしてしまった。

 現在、バトルエリアは突如、現れたレイドボスによる戦闘が繰り広げられていた。

 

「なんだよ、あれ!?」

「知らねえよ!兎も角、逃げるぞ!」

 

 圧倒的な力を前に撤退するフォースもあったが、レイドボスは止まらない。

 

「さあ!私を満足させてよ!」

 

 レイドボスはストライクフリーダムの改造機らしかった──問題はその圧倒的武装の数々である。

 何をどう、そこまでしたら、あんな魔改造が出来るのかと思える程、大量のギミックが搭載されていた。

 

「・・・あれはまさか、ガンダム・ナインボール・ルシファーか?」

「知っているんですか、ゲンさん?」

「噂程度にね。GBN公式の野生のレイドボスっての噂を聞いている。近年、うちのフィールド辺りで目撃情報があったんだが、こんなところにまでいるなんてな」

 

 ゲンの説明を聞きながらティッシュは固唾を飲む。

 あれはいまの自分にはどうする事も出来ない相手だと言うのは解った。

 しかし、このままと言う訳にもいかない。

 そんな事を考えていると一機のザクキャノンが近付いて来る。

 そのザクキャノンには見覚えがあった。

 

「ティッシュさん?なんで、こんなところにティッシュさんが?」

「サクラさんこそ、どうして、こんなところに?」

「私の方は野良相手にバトルしていたところよ」

「そうなんですね。こちらは人探ししていたらバトルフィールドまで来ちゃいまして」

「そうなのね。でも、いまはこのバトルフィールドもこんな状態だし、悪いけれども撤退するのを手伝って貰えるかしら?」

「わかりました。ゲンさんも構いませんか?」

「乗り掛かった船だ。問題ない」

「二人共、ありがとう。早速だけれど援護をお願いね」

 

 スペリオルザクキャノンに搭乗するサクラがそう告げるとティッシュ達は散開し、撤退しようとする他のダイバーの救援へと向かう。

 

 ───

 

 ──

 

 ─

 

 ささらは圧倒的な力を前にして戦慄していた。

 自分のガンプラであるジムベースのガンプラには自信があったが、そんなものを嘲笑うかのように目の前のガンダム・ナインボール・ルシファーは周囲を蹂躙している。

 自分のファンネルのようでファンネルでない剣のようなビットのお蔭で相手が無限に繰り出す複数のGNビットの類いからの被害は最小限に食い止められているが、それもいつまで保つか解らない。

 最早、じり貧の状態にあった。

 

(GNファングにGNファンネルその他諸々・・・どんな神経していたら、これを複数同時に操るなんて芸当出来るのよ!?)

 

 ささらはそんな事を思いつつ、反撃の機会を窺う。

 周囲はガンダム・ナインボール・ルシファーの異常な戦闘力に撤退戦を考えているらしく、弾幕を張って徐々に後退している。

 

(撃破よりも生き残る事が優先、か・・・まあ、相手が相手だし、仕方ないと言えば、仕方ないけれども)

 

「援護する!いまのうちにあんたも撤退するんだ!」

 

 そう言って現れたのはストライクノワールベースのペイルライダーであった。

 レイドボス前の先のバトル中にはいなかった筈なので恐らく、異変に気付いて支援に来たガンプラなのだろう。

 

「・・・他のダイバーの人達の撤退状況は?」

「さっき来たばかりで解らない。いま、連れと一緒に逃げ遅れた奴を探しているところさ」

「なら、私は大丈夫だから他のダイバーを手伝って上げて」

「だが・・・」

「大丈夫。私のガンプラ──じむかばりーもそんなにヤワじゃないから」

 

 ペイルライダーはしばし迷うと後方を向き、ささらのじむかばりーとは別の方角へと飛んで行く。

 

「無茶だと思ったら、救難信号をくれ!必ず、助けに向かうからな!」

「ええ。ありがとう。その時は宜しくね」

 

 ささらは礼を言うとじむかばりーの改造で搭載したサラミス艦の砲台でガンダム・ナインボール・ルシファーに狙いを定める。

かなり前に投稿したものをサルベージ。いまからでも読者参加型にするか悩みまする。

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