ガンダムビルドダイバーズー衝撃のZakuー   作:陰猫(改)

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第3章【衝撃のZaku】
第1話【結成】


 皇帝は黒と金のカラーリングの魔殺駆を背にニュースやネットの批判などを見据える。

 

「これで後には退けないね」

「このフォースは私達のフォース。最後まで付き合う」

「・・・ありがとう、二人共」

 

「「全ては皇帝の為に」」

 

 三人はそんな会話をしつつ、軍門へと下るダイバー達を見やる。

 

「我が軍への参加者には元マスダイバーだった人間もいる」

「構いません。寧ろ、これからを考えるのならば、そう言った人間が我が軍門に下る事を喜ぶべきでしょう。ピックアップを忘れないように」

「はっ!」

「──エルピー。あなたには苦労を掛けます。戦闘時は手筈通りに」

「御意」

 

 皇帝は黒い和装の裾を翻しながら真っ直ぐにこれから先の事を覚悟する。

 

「我が向かうは覇道なり。我が前に立ち塞がる武士達よ。

 その目に我が生き様をしかと焼き付けよ」

 

 皇帝が断言した瞬間、魔殺駆から黒いオーラが溢れ出す。

 知る者がいたら、その輝きを恐れただろう。

 そのオーラはブレイクデカールの輝きに酷似した現象だったのだから。

 

 ───

 

 ──

 

 ─

 

「今回のフォースバトルは2フェイズによって成り立つ。

 フェイズ1は宇宙からコロニーに侵入するもの、フェイズ2はコロニー内部から今回の首謀者である皇帝を撃破すると言うものだ。

 これに関して質問等あれば、今のうちに聞かせてくれ」

 

 説明するクジョウ・キョウヤの言葉に一人のダイバーが手を上げる。

 

「今回のフォースバトルは無理に行う必要があるのですか?

 火元が解っているのなら、フォース関係者をアカウント凍結などすれば、問題ないのでは?」

「君の言う事は確かだが、これは過去の事例を踏まえたフォースバトルである事を念頭に入れて貰いたい。

 過去のマスダイバーの類いは裏で暗躍し、発見と処置に我々が追い付けなかった。

 しかし、今回の場合は大元となる提供ダイバーとフォースが解っていると言う状況だ。

 運営側はブレイクデカール以上のバグによる処置に対応する為にの準備が必要となる。我々は運営が対応にいち早く対応する為に時間を稼ぐと同時に首謀者を逮捕する──以上だ」

 

 「他に質問があるものは?」とクジョウ・キョウヤが周囲を見渡すと「では、次にこれを見て欲しい」と告げ、フォースサイドの撮影された魔殺駆のスクリーンショットを公開する。

 それを目撃して周囲がどよめく。

 

「そうだ。皆も知っての通り、このガンプラから発せられる黒いオーラはブレイクデカールを使用したものに類似している。

 幸い、未だにバグなどに関する情報はもたらされていないが、似た現象を引き起こし兼ねないとも言い難い。

 つまり、我々が思うよりも事は切迫していると見て良い」

 

 周囲が未だにブレイクデカールの再来にどよめく中、クジョウ・キョウヤは真剣な目でその場にいる全員を見渡す。

 

「いま出来る説明は以上だ。今回も皆の協力を仰ぐ事になるが、また力を貸して貰いたい」

 

 ───

 

 ──

 

 ─

 

「ティッシュくんと言うのは君かな?」

 

 ティッシュは声を掛けられ、目の前の有名人に振り返る。

 

「君の心中は察する。故にそれでも我々に協力してくれた事には感謝している」

「・・・事情は姉さんから聞いています。正直、迷いました。

 でも、だからこそ、俺はティッシュとして姉さんを止めたいんです」

 

 ティッシュの言葉にクジョウ・キョウヤは笑う。

 

「真っ直ぐだな、君は・・・リクくん達と初めて出会った頃を思い出すよ」

 

 懐かしむようにクジョウ・キョウヤはそう言ってから真剣な表情に戻り、彼に一礼する。

 

「故に君にはすまないと思っている。此方の事情に付き合わさる形になってしまった事に。

 今回の一件、互いに全力を尽くそう」

 

 ティッシュにそう告げ、クジョウ・キョウヤは背を向けて去って行く。

 ティッシュも踵を返して外へ出ると待っていたサクラ達を見詰めた。

 

「・・・ティッシュさん、覚悟は出来ているんですね?」

「はい。例え、どんな理由であれ、俺は姉さん達を止めなきゃなりません。

 俺にとって、姉さんはいつも支えてくれる家族です。

 そんな姉さんが間違った道を進むのなら、俺が止めなきゃならないんです」

 

 ティッシュはそう言うとこれまで彼に付き合って来たダイバー達に頭を下げる。

 

 

「お願いします!俺に力を貸して下さい!」

かなり前に投稿したものをサルベージ。いまからでも読者参加型にするか悩みまする。

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