ガンダムビルドダイバーズー衝撃のZakuー   作:陰猫(改)

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第2話【チュートリアル】

「・・・これがGBN」

 

 ティッシュがリアルの実感のあるVR体験に興奮していると半透明なドームに気付く。

 

「マギーさん。あれはなんですか?」

『あれがチュートリアルエリアよ。中に入れば、バトルがはじまるわ』

 

 モニター越しからアドバイスするマギーの言葉にティッシュは「バトルですか?」と少し緊張する。

 

『そんなに緊張する事はないわよ。

 これは練習なんだし、そこまで身構える必要はないわ。

 要は楽しまなくっちゃ』

「・・・そう、ですね。頑張ってみます」

 

 ティッシュは励ますマギーに頷くとチュートリアルエリアへと侵入した。

 すると、すぐにレーダーに反応が表示される。

 

 視認出来る距離まで接近すると濃い青紫のエネミーが3機いる事をティッシュは確認し、ザクバズーカを構えた。

 

「いっけえぇーっ!!」

 

 ティッシュが叫びながらバズーカの砲弾を発射し、敵のエネミーに着弾ーーする事はなかった。

 

「外した!?」

『射程距離外よ!もっと引き付けて!』

 

 エネミーの前で爆発したバズーカの砲弾に驚くティッシュにマギーが警告する。

 

『もう一度よ!囲まれる前に少しでも敵を減らしなさい!』

「は、はい!」

 

 モニター越しのマギーに返事をするともう一度、バズーカで相手を狙う。

 そして、照準が定まるとバズーカを発射した。

 

 今度は命中し、着弾したエネミーが爆散する。

 

「やった!ーーうわっ!?」

 

 エネミーを1体倒したのも束の間、ティッシュは生き残った2体のエネミーの反撃に怯む。

 

『落ち着いて!相手の動きを見極めるのよ!』

「そ、そんな事を言われてもーー」

『あなたのガンプラには他にも武器があるでしょ。それを活かしなさい』

 

 その叫びにティッシュはバズーカを捨てると腰のザクマシンガンを手にして乱射する。

 ザクマシンガンは威力こそ低いが、牽制にはもってこいの武器である。

 

 ティッシュは相手の周囲を旋回しながらマシンガンを放ち続け、なんとか、もう1体を倒す。

 ティッシュはその最後の1体に照準を合わせ、再びマシンガンを乱射する。

 

 ーーと途中で弾が出なくなってしまう。

 

「あ、あれ!?」

『無闇に撃ち過ぎよ!

 急いでリロードしなさい!』

「は、はい!ーーうわっ!?」

 

 ザクマシンガンの円形のマガジンをリロードしようとした瞬間、無防備なティッシュのザクにエネミーが体当たりして来る。

 

『リロード中も気を付けなさい!』

「す、すみません!ーーあっ!マガジンが!」

 

 転倒した事でマガジンを取り落としたティッシュのザクにエネミーがフィニッシュとばかりにビームサーベルを振り上げた。

 

「こなくそおおぉぉーーっっ!」

 

 ティッシュは吠えるとバックパックのスラスターを吹かし、木々を薙ぎ倒しながら地面を擦るようにエネミーの攻撃を回避する。

 衝撃の振動を堪えながらティッシュはザクを起き上がらせるとザクの左脇に差していたヒートホークを手にする。

 

 そのヒートホークは従来の物よりも大型化されたドズル専用の特注品である。

 ティッシュのザクはそれを水平に構え、左手でヒートホークの後方を支え、右手でしっかりと掴む。

 そして、スラスターを最大限まで加速させ、エネミーの機体へと突撃する。

 それに対し、エネミーはビームサーベルを再び振り上げた。

 

 ーープシュウゥ。

 

 ティッシュのザクのスラスターの燃料が切れたのはまさにその瞬間である。

 GBN内のガンプラが忠実にモビルスーツを再現している故にティッシュのザクはスラスターのエネルギーを使い果たして失速してしまう。

 

 結果、頭部を破壊されながらも大型ヒートホークでエネミーの攻撃を弾き、そのまま胴体を両断すると言うギリギリの勝利をティッシュはもぎ取る事となる。

かなり前に投稿したものをサルベージ。いまからでも読者参加型にするか悩みまする。

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