まだ様子見ですが、これから更なる激戦が繰り広げられる予定となっているので宜しくお願い致します。
「マリアはいまで言うエルダイバーだったと知ったのは公式が正式にエルダイバーの情報を公開した時だった。
でも、私達はそれ以前にマリアの存在に薄々ながら感付いていた。
そんなある日を境にマリアは私達の前から姿を消した。
勿論、私達はマリアの痕跡を探した。
そして、ある動画で私達は知ってしまった。
マスダイバーの暴走でマリアがデータの海へ帰ってしまう瞬間を・・・それに呼応するようにそのフィールドには大量のバグが産まれるようになった。
恐らくはマスダイバーの攻撃でマリアのデータを侵食してバグが広がったと今なら考えられる。私達は彼女の最期を知り、復讐を誓った。
けれど、どんなにマスダイバーを倒してもマスダイバーはすぐに復活し、悔い改めるでもなく、より強いブレイクデカールに対応して行った・・・日々、進化するブレイクデカールの凶悪性と進化スピードに私達はこのままでは持たないと考えた。
そこで提案されたのがブレイクデカールを知る為に私達もブレイクデカールを使用しつつ、研究すると言うものだった。
敵を知り、己を知れば、百戦錬磨と言う諺があるように私達のフォースは研究と言う名目でブレイクデカールを独自に入手し、研究する事となった。
それはブレイクデカールの脅威が去り、エルダイバーの存在が認知されてからも続いた。
代償として私達はかつての仲間からの信頼などを失った」
「・・・姉さん。姉さんはやっぱり──」
「ええ。私はガンプラが好き。マリアが好きだったこの世界が好き──でもね、"ティッシュ"。それと同時にあの子を奪ったこの世界の負の力が赦せなかった。裁く事もされずにのうのうと蔓延るマスダイバー達が赦せなかった。そして、どんな理由であれ、そんな奴等と一緒に堕ちていく自分が赦せなかった──でも、だからこそ、私は背負う事にしたのよ。
かつてのエルダイバー達がそうしたように私と言うダイバーも人柱となって、この世界の怨恨を断つ。
それこそが私達の贖罪であり、進撃の覇軍が未だに存在していた理由よ」
「だからって、そんなの間違っている!
みんな、ガンプラが好きなんでしょ!
なら、昔みたいにガンプラを楽しめば良いじゃないか!」
「・・・ダメなのよ。私達にその資格なんてない」
「そんな事ない!」
そう叫んで近付こうとした瞬間、ティッシュのザクは皇帝の魔殺駆から放たれる黒い衝撃波で吹き飛ばされる。
「うわあああぁぁぁーーっっ!!」
衝撃波でコントロールを失いそうになるガンプラを安定させ、改めて自らの姉のガンプラを見据える。
「くっ!?姉さん!?」
「・・・あなたにも解るでしょう、ティッシュ?
私のガンプラから溢れ出ている負のオーラにこれはこの世界の憎悪や嫉妬を吸収しているのよ。あなた達の好きとは違う。あのガンプラには負けたくない。この世界が憎い。なんで自分のガンプラがあのガンプラに勝てない・・・そんな力を吸収し、力とするのが私のガンプラ──覇道の皇帝よ」
そう告げた瞬間、ティッシュはいままで感じた事のないプレッシャーを感じて身動き一つ取れなくなる。
そんなティッシュの眼前で姉のガンプラ──覇道の皇帝が進化するのを見る事しか出来なかった。
「本当はね、ティッシュ。実の弟である貴方にならば、討たれてもいいと思っていた。
けれども、貴方には私を討つ覚悟もない。きっと優しい貴方の事だから話せば、解り合えると思っているのでしょう。
でもね、現実は汚いし、狡いのよ」
「・・・ねえ、さ・・・ん!?」
「ワガママに付き合わせて、ごめんなさいね、ティッシュ。
ここから先の事は貴方は何も悪くない。
ただ資格がなかった。それだけなの。
けれど、だからこそ、貴方は貴方の信じる道を進みなさい」
ティッシュに皇帝がそう告げ、手をかざした瞬間、覇道の皇帝が動く。
「覇軍の皇帝として命じます・・・我が写し身よ。全てを蹂躙なさい。自らが滅せられるその時まで」
その言葉に覇道の皇帝が獣のように吼える。
そして、ティッシュのガンプラを横切って戦場へと向かう。
「・・・う、ううっ」
そんなティッシュは悔しさで泣いた。
最早、彼女を止める事は自分には出来ない。
何よりも、あのガンプラの放つ黒いオーラと対峙するのが怖かった。
それらも含め、ティッシュは完全に戦意を喪失し、1人になったこの何もない空間で泣く事しか出来なかった。
かなり前に投稿したものをサルベージ。いまからでも読者参加型にするか悩みまする。
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いまからでも参加するよ
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今更、更新されても