ガンダムビルドダイバーズー衝撃のZakuー   作:陰猫(改)

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第6話【衝撃のZaku】

 ティッシュこと岩戸は一旦、GBNからログアウトするとすぐにあるガンプラに乗り換える。

 ザクⅡ改をベースに腕部をギラ・ドーガの腕部に変え、オプションで両足に六連装ミサイルと背部のバックパックに垂直式マイクロミサイルを取り付けた純白と青をベースに彩られたシンプルなガンプラを……。

 

「姉さん。いまなら解るよ。なんで姉さんがこのガンプラを俺に託してくれたのか……」

 

 岩戸はポツリと呟くとGBNのキットにそのガンプラを改めて、読み込ませ、再出撃を決意する。

 

「ティッシュ!ザクⅡ改・極(きわみ)!行きます!」

 

───

 

──

 

 

 進撃の覇軍と有志連合のガンプラバトルは熾烈さを増していた。

 最早、誰が味方で誰が敵なのかも解らない状況で大空アカリは敵影観測の為に出撃していた。

 ティッシュは空を飛びたい今のアカリの気持ちをキチンと受け止めてくれた。

 ならば、今度は困っているティッシュの為に何か出来ないか……そんな思いで今回のガンプラバトルに参加したが、実際にまた、あの野生のレイドボス達の激戦を前に恐怖が勝ってしまった。

 

(やっぱり、あのガンプラを前にすると怖いですわね……でも、ティッシュさんも他の皆もそれぞれの戦い方をしているんですもの!私だって!)

 

 そんな事を考えている矢先、ガンダム・ナインボール・ルシファーと目が合ってしまう。

 

「!?」

 

 やられると思い、衝撃に備えるもいつまで経っても被弾警告はこなかった。

 

「……無事かね、キミ?」

 

 そんな声がして振り返るとザクが佇んでいた。

 

 だが、それはただのザクではない。ガンダムに出てくる白狼のような純白のザクである。

 ジョニー・ライデンの高機動ザクにケンプファー・アメイジングのバックパックと脚部、ギラ・ドーガの腕部と胴体をベースに作られた特殊なガンプラである。しかも、それを操っているのは──

 

「遅れてしまって、すまないね。だが、私が来たからには後は任せて欲しい」

 

「「「チャンプ!?」」」

 

 ザクの操り手であるクジョウ・キョウヤを前に全員が驚く。

 

「これ以上の争いを続けるのであれば、私が相手をしよう。ロンメルは他を頼む」

「構わないが、そのガンプラだけでは荷が重いのではないのか?」

「伊達にGBNでチャンピオンを名乗ってはいないさ。それにリクくん達も今回の件には加わって貰っている。心配する事などは何もないさ」

「ふっ。そいつは頼もしい助っ人だな。では、あとは任せるぞ、クジョウ。くれぐれも無茶はするなよ?」

 

 ロンメル隊がいなくなり、じむりかばりーとガンダム・ナインボール・ルシファー、フレスベルクが残される。

 

「君達のガンプラも確かに素晴らしい物だ。より強く高みを目指そうとする心意気に共感出来なくもない」

 

 クジョウ・キョウヤはそう言いつつ、最小限の動きでGNファングやビットを展開したファンネルとビームマシンガンで撃ち落とし、尚も王者の威圧を放つ。

 

「……故に君達の可能性を広げる意味でも今回の拡張が如何なる物かをお見せしよう。これが進撃の覇軍が多くを犠牲にして掴み取ってくれた新たなガンプラの可能性なのだから」

 

 そう言った途端、クジョウ・キョウヤのザクのモノアイがグポンと響き渡り、燃え盛るよう火の玉のように真っ赤に燃え上がる。

 それはさながら、ガンダムブレイカーなどのゲーム媒体で見られる覚醒に近かった。

 

「チャンピオンが拡張ツールで強化したザクの改造機ねえ……面白いじゃないの!」

「チャンプと手合わせ出来るなんて光栄ね!しかも、より強化された改造のされたザクとも戦えるなんて!やっぱり、GBNは面白いわ!」

「改造機とはいえ、チャンプを倒せば、撃墜ボーナスもやっぱり、凄いんでしょ!まだまだ、踊らせて貰うわよ!」

 

 クジョウ・キョウヤのザクの登場でこの宙域を思うまま、蹂躙していたダイバー達がその首を狙い、我先にと突っ込んでいく。

 それらを冷静に分析しながら、クジョウ・キョウヤのザク──アメイジング・スターが突進するのであった。

 その熾烈を極めるバトル風景を大空アカリを含むダイバー達はただ、見守る他なかった。

かなり前に投稿したものをサルベージ。いまからでも読者参加型にするか悩みまする。

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