プリン製造工場さん、ありがとうございます!(  ̄人 ̄)
ティッシュは後日、この間の男性ダイバーと落ち合う。
「よお、おっさん!」
「噂をすれば丁度来たな、坊主」
男性は振り返りながら、そう告げると半歩下がり、今しがた会話をしていた女性ダイバーを紹介する。
「こいつはお前の補佐係だ。
まあ、マギーの事だから新人を連れて来るとは思うが、新人を装ったダイバーや出戻りのダイバーなんかもいるからな。
一応、注意するに越した事はねえ」
「そんな奴がいるのかよ?」
「まあ、GBNもだいぶ浸透したし、マスダイバーも見なくなったからな。
出戻りする奴もちらほらいるからよ」
その言葉にティッシュは反応すると改めて質問する。
「・・・おっさん。マスダイバーって、なんなんだ?」
「新人のお前さんが知らなくても良い事だ。
それに聞いても気持ち良いもんじゃねえ。
話すら聞きたくねえって奴もいるくらいだからな」
男性もその話をするのが嫌なのか、ティッシュの質問に答えず終いだった。
それだけ、マスダイバーと云う言葉に良い印象がないのだなとティッシュは再認識する。
「そんな事よりも、ほれ」
男性はそう言うと軽く自分の後方を親指で差す。
その先にはマギーと二人の女性が話し込んでいた。
「マギーさん、その二人が俺達の対戦相手っすか?」
「あら。今、丁度呼ぼうと思ったのに早いわね」
マギーが此方に振り返ると女性ダイバーの二人組も此方を見る。
お互いに自己紹介をした訳だが、お嬢様口調のパトリシアと初心者だと言うゼロストロングことゼロストのインパクトにほとんど何を喋っているのか覚えていないティッシュであった。
パトリシアの「ティッシュとゼロストのタイマン勝負ですわ」の言葉に女性ダイバーが反対してコントのように転けると云った場面もあった気がするが、ティッシュはそれよりも素が出ないかを心配していた。
バトル前でテンパっていたのも手伝って、そのまま、ノリと勢いで喋るティッシュを案じたのか、男性がヒソヒソと耳打ちする。
「良い感じにキャラ作って来ているようだが、緊張し過ぎだ。
とりあえず、格納庫でお互いのガンプラでも見て、クールダウンしろや。
それに自分にない知識を取り入れるのも勉強だぞ、坊主」
男性のアドバイスにティッシュは素直に応じると早速、パトリシア達と交渉する。
ゼロストの方はともかく、パトリシアの方は此方を警戒していたが、最終的に「まあ、構いませんわ」と応じてくれた。
格納庫エリアへと転移するとティッシュは内心で落ち着きを取り戻し、パトリシア達と男性ダイバーのそのガンプラを改めて、見せて貰う。
「おおっ!これがみんなのガンプラか!どれも個性があってカッケェな!」
パトリシア達のガンプラもそうだが、男性達のガンプラも負けず劣らず、個性溢れる物であった。
実際、他のダイバーのガンプラを見るのは初めてだったティッシュには良い刺激となった。
(こう言うガンプラもありなのか・・・本当にみんな、凄いな。
それにパトリシアさんって人のは出戻りって言ってただけあって、デザイナーの俺でも解る位、ベテラン独特の風格のあるHi-νガンダムだな。
きっと、この人はもっと凄いガンプラを持っているに違いない)
惚れ惚れするフォルムとカラーリングにティッシュは心を奪われながら、そんな事を考えていると男性の咳払いに我に返り、慌てて「すまんすまん」と言ってパトリシア達に謝る。
男性のフォローもあったが、パトリシアも純粋にガンプラを見る事を楽しんでいたティッシュに対して、警戒を解いたのか、まんざらでもなさそうであった。
それよりも同じ初心者のゼロストの方が気掛かりだった様子でどこか心配するような言葉を紡いでいる。
(パトリシアさんも出戻りって事は姉さんみたいに深い事情があるのかな?)
そんな事を思いながら、パトリシアとゼロストを観察していると二人の雰囲気が明らかに恋人同士のそれになり、ティッシュも内心ドキドキしながら何か言おうとした男性ダイバーに「空気読めよ、おっさん」と言って場を和ませる。
正直なところ、女性同士のイチャイチャした空気に耐えられなかったのもあり、内心ではあの後、どうなるのかも見てみたかったりもしていたが、ともかく、念願のバトルに意識を集中する。
その後、男性のアドバイス途中で補佐してくれる筈の女性ダイバーが先走って出撃した事もあり、ティッシュも彼女を追うように慌てて叫ぶ。
「ティッシュ!ドズル専用殺人機動型ザク!行くぜ!」
かなり前に投稿したものをサルベージ。いまからでも読者参加型にするか悩みまする。
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いまからでも参加するよ
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今更、更新されても