次の日、岩戸ことティッシュはテラスに教えられたパスワードをカウンターで入力し、フォース名『進撃の覇軍』なる表示を目にする。
すると、ピキリエンタポーレスよろしくのマスコットのようなザクが現れ、カウンターに近付いて来る。
「あんたかい?うちのフォースの認証パスワード通ったのは?」
「あ、はい。そうですが・・・」
「私の名はプニプニ・ノ・ポー。ポーでいいよ」
「プ、プニプニ・ノ・ポー?」
「まあ、その様子だとガチ勢って訳じゃなさそうだね?
流石にピキリエンタポーレスを知らないかい?」
ゆるふわ系のザクはそう言って笑う(?)と「それで?」と問う。
「皇帝はどこだい?来ているんだろ?」
「皇帝?もしかして、姉さんの言ってた『覇道の皇帝』ですか?」
「姉さん?ーーああ、あんたは皇帝の弟さんか?ーーまた、随分と手抜きのアバターだね」
ポーはそうティッシュにそう返すとフレンド登録選択画面へと移行する。
「まあ、長い付き合いになるんだ、宜しくな!」
「は、はあ、宜しくお願いします」
ポーの言葉に困惑しながらもティッシュは頷くとポーとフレンド登録を結ぶ。
「皇帝の弟さんならキチンと世話をしないとね。
さて、どんなガンプラか見せて貰おうか?」
ポーはそう告げると格納庫エリアへと転移し、ティッシュの作ったドズル専用殺人機動ザクを眺める。
「機動力重視のガンプラだね?
なかなか、良いセンスだけど、それなりに腕は必要そうだけどさ?」
そんな風に笑うポーのガンプラは魔改造されたグレーと紺のツートンカラーのザクⅢであった。
改造された点としては大型化されたアトミックバズーカと追加弾倉で四発の核弾頭を背中のバックパックに装着し、ガンダム試作2号機の肩に初期ブースター以外に追加で内蔵されている。
更に百式のメガバズーカランチャーまで装備するなどの様々な趣向が施されている。
その姿はソロモンの悪夢以上の凶悪さがあった。
まさに核弾頭のバーゲンセールである。
「私のアトミックデストロイヤーが気になるかい?」
「え?ええ。凄いガンプラですけれど、こんなの使って平気なんですか?」
「まあ、大丈夫じゃないだろうね。
普通にこんなイカれたモビルスーツがあったら地獄絵図は間違いないだろうさ。味方も巻き込むだろうしね。
だから、私のガンプラのあだ名は皆殺しのザクⅢなんて名前をしているんだよ」
「み、皆殺しのザクⅢ?」
「進撃の覇軍ってのは、そう云うぶっ飛んだ連中の集まりさ。
皇帝から何も聞いてないのかい?」
ポーの言葉にティッシュは首を左右に振るとポーは「そうかい」と呟きつつ、言葉を続けた。
「まあ、入っちまったもんは仕方がないさ。
それよりも早速だけど、あんたと共同戦線と行こう。
安心しな。フォローはしてやるからさ」
不吉なものを感じつつ、ティッシュはポーと一緒にミッションへと出撃するのだった。
かなり前に投稿したものをサルベージ。いまからでも読者参加型にするか悩みまする。
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いまからでも参加するよ
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今更、更新されても