急いで文月学園にたどり着いたときには既に八時五十二分という一限目ぎりぎりの所で校門では西村教諭…通称鉄人が待ち構えており、遅刻に対して怒られたことにより結局一限目の途中参加となってしまい、それからは勉強に集中しそして昼休み
???「はぁ…弁当作ってないから今日は食堂か…」
そう思った俺…名前出ていなかったな浅倉尚哉はいつもは弁当を自分で作って持ってくるのだが今日は遅刻寸前だったのであるはずがない。
愛子「どうしたの?尚哉くん?」
愛子から声をかけられて振り向くとまさにニヤニヤと微笑みを浮かべている、確実に確信者だ。
尚哉「愛子、確信もってそれいうか」
愛子「だって、尚哉くんが寝坊するなんてね」
尚哉「黙らっしゃい、全く絶対あの夢だ」
愛子「あの夢?何?変な夢でも見たの?」
尚哉「ああ、ほんとに変な夢だった、俺に似た少年が出てきてさ、途切れ途切れだけどまずは知らない家にいて誰かに見送られていくのと、次は白い空間で変な格好した少年が空飛んでいくのと、最後は致命傷負いながら銃から物凄い光線を飛ばしてた」
俺は夢の話をし終えて愛子を見ると驚いた表情をしていていきなり詰め寄ってくる。
愛子「尚哉くんも見たの!」
尚哉「もってことは愛子も!?」
まさか同じ夢をみるなんてこんなことあるのか?
愛子「僕だけじゃないよ、優子も代表も二人からの話だと坂本くんと秀吉くんもその夢を見たんだって」
尚哉「こんな…ことってあり得るのか?同じ夢をこんな数でみるなんてこと」
愛子「まるで何かの前触れみたいだね」
尚哉「…いやな予感しかしないな…」
そう言いながら窓から外を見たそのとき驚愕な光景を見てしまう。
尚哉「おい、愛子、外を見ろ!」
愛子「どうした…の…」
俺と愛子が見た光景それは窓からみえる建物が徐々に消滅していく光景だった。
愛子「嘘…建物が?」
尚哉「愛子、屋上に行くぞ!!」
愛子「え?あ、う、うん!」
俺たちは教室から飛び出し階段を上っていき屋上にたどり着くと辺りを見渡すと空にはオーロラのような歪みが発生しておりその近くの建物が次々と消滅しているのがわかる。
愛子「ど、どうなってるの?」
この天変地異に理解できない愛子、だがそれを待たずに次はオーロラから数えきれないほどの異形の怪物達が次々に湧くように出てきた。
尚哉「なっ!」
愛子「化け物!?」
尚哉「っ!おい!一体こっちに来るぞ!」
怪物が出てきたことでさらに混乱するが出てきた巨大な怪物の一体が此方に低空で接近しているのに気づく。
尚哉「まずい!逃げ、うわあぁぁっ!」
愛子「きゃあぁぁっ!」
巨大な怪物は俺と愛子の間を横切り尚哉と愛子は違う方向に吹き飛ばされてしまう。すると直後に俺と愛子を隔てるように灰色の壁が現れる。
尚哉「おい!愛子!返事をしてくれ!」
俺は必死になって叫ぶが返答はなく辺りを見渡すと先程の学校の屋上ではなくどこかの公園に変わっていた。
尚哉「どうなっているんだよ…これは…」
???「とうとう、始まってしまいましたか」
尚哉「っ!」
俺は声が聞こえた方を見るとそこには一人の青年がたっていた。
尚哉「お前は…」
???「この世界は間もなく終わりを迎える」
尚哉「なっ!」
???「あなたのデバイスはどこですか?」
尚哉「デバイス?なんのことだよ!」
デバイスという単語に首をかしげるがそして青年は徐々に消えていくのがわかった。
???「急いでください、世界を救うには、あなたの力が必ず必要です」
尚哉「ちょっ!ちょっと待てって!」
俺は青年に触れようと手を伸ばしたが触れれる寸前で完全にいなくなる
尚哉「くそ!何がどうなってるんだ!でも今は愛子を探そう!」
青年のいっていることが理解出来なかったが、今は愛子を探すのが先だと思い、公園から出て探しにいくのであった。
愛子SIDE
僕は尚哉くんと離れ離れになったあと文月学園から出て消えた尚哉くんを探していた。
愛子「尚哉くん!何処にいるの?居たら返事をして!」
僕は声をあげて必死に呼び掛けるけど返ってくる声はなくてこの辺りには居ないのかな?
愛子「一体どうなってるの?」
建物が消えたり怪物が一杯出でてきたり余りにも可笑しすぎるよ。
一般人「うわあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!」
愛子「な、何!?」
悲鳴が聞こえた方向に振り向くとそこには歪みがあってそこから化け物がどんどん出てきて人を襲っていた。
愛子「に、逃げなきゃ!」
僕は必死にここから逃げ出した後ろからは悲鳴や命乞いなどの声が聞こえてきて後ろを振り返るなと立ち止まるなと自分に聞かせて走り続ける。
そしてまたへんな歪みの壁が目の前に現れると違うところにいた。
愛子「どう、なってるの?」
突然場所が変わるなんてと驚きながら辺りを見ると先程の怪物は居ないようでほっとした。だけど…
ザク!
一般人「あ、あっ!」
僕の近くにいた女性に牙みたいなものが刺さるとその人の体は徐々に透明になっていった。
愛子「な、何!?どうなってるの?」
また突然のことで驚くしかないところに物陰から出てきたのは先程の怪物とは違う怪物だ。
怪物「貴様らのライフエナジーを…寄越せ!」
そういって怪物は近くの人達を襲いかかってきて僕はまた必死に逃げる。
そして逃げているとまた場所が変わりここはどうやら文月からそう遠くないところだ
怪物「イー!」
一息も浸けずにまた違う化け物が僕や一般人に襲いかかってきてまた逃げ出そうとするが蹴躓いて転倒してしまう。このままじゃ!
文月生徒「うおおおっ!」
突然後ろから文月の制服をきた男の子がやってきて持っていた鉄パイプで応戦していた
文月生徒「早く逃げるんだ!工藤さん!」
そうだ、この子僕のクラスメイトの…
愛子「き、君はどうするの!?」
逃げるなら一緒だと言おうとしたがその子は前を見ていなかったから迫り来る怪物に気づいていない。
愛子「ま、前!」
僕は呼び掛けたけどもう遅かった怪物は文月生徒を押し倒し馬乗りで乗ると怪物持っている凶器で男の子を切った。
そこから飛び散るように出た液体は僕の服や顔につき頭が真っ白になり付いたものを手で触れてみると手に付いたのは赤い液体…
血だ…
愛子「いや…いやああぁぁぁぁぁっ!」
僕は必死になって無我夢中でその場から逃げる。こんなの…こんなの嫌だよ
尚哉SIDE
尚哉「愛子!どこだ!何処にいる!」
俺は必死に離れ離れになった愛子を探していた。
尚哉「くそ!これがあいつがいってたことなのか! 」
俺の脳裏にはあいつがいった世界の終わりという言葉が浮かび上がってくる。
尚哉「次はあっちを探してみるか」
愛子SIDE
僕は必死に逃げた、あのあとも何度も怪物に襲われて周りにいた人達は殺されて…僕は運が良くて逃げ延びれたけどあれからも近くで殺された人の血なんかも付いて…現実から目を背けたいよ。
愛子「代表、優子、尚哉くん、誰でもいいから来てよ…」
もう体力の限界に達している僕はよろよろとした足取りで歩いていく。
尚哉「愛子!おい!」
聞きなれた声がして振り向くと灰色の壁の向こう側には尚哉くんの姿があった。
愛子「尚哉くん!無事だったんだね!」
尚哉「無事って言える…っ!」
尚哉くんが何故か目を大きくしているので後ろを振り向くとそこには笑っている僕がいた。
愛子「嘘…僕?」
笑っている僕は突然緑色の化け物に変わりその化け物は脱皮するかのように姿が砕けて異形の怪物に変貌した
愛子「また、怪物…」
そして怪物はゆっくりと僕に近づいてくる。
尚哉SIDE
尚哉「くそ!愛子!何でいけないだよ!!」
ゆっくりと怪物は愛子に近づいているのを黙っていることなど出来ずに俺は壁を殴るもびくともしない。
尚哉「俺は!俺は!人を目の前の知り合いも救えないのかよ!」
余りにも非力な俺に嘆くしかなかった。
???「それほどまでに力をほしいのか?」
突然声が聞こえた方向に振り向くと黒いフードコートで顔を隠した謎の人物がいた。
???「力が欲しいか?例えそれが過酷な戦いの幕開けになるとしても」
尚哉「何が待ち受けていようと構わない俺は目の前の友達を助けたい!」
???「ふ、流石は浅倉尚哉か」
そういってあいつは俺に近づいてきて懐から十字架のネックレスを手渡された。
尚哉「十字架のネックレス?こんなのがなんだってんだよ!」
???「お前ならわかるはずだ、それの使い方をな」
そういわれて俺の視線をネックレスに向ける。
何故だ初めて見たはずなのに親近感がある、まるでいままで一緒だったように…そして使い方も何故か知らないが覚えているような気がする。
???「さあ!名乗るのだ!共に戦い抜いてきたお前の相棒の名を!」
そして俺はネックレスを右手に持ち掲げて頭に浮かんでくる名前を口にした。
尚哉「行くぜ!ディエンド!!セットアップ!!」
そう叫ぶと俺は青色の光に包まれ次に姿を現したら右手には夢に出てきた銃を持ちそして服装も最後の映像に出てきた服装と全く同じ姿になっていた。