いつの間にか柱になりました。   作:マーブルチョコ

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不定期更新で短いですがよろしくお願いします


二話

先日炭治郎の家に世話になり一日仕事をしなかった事で怒られた。確かに悪いことをしたと思ってるが一日くらいいいじゃないかとも思ってる。親方様は今回は許してくださるとおっしゃってくださったが、柱の人達はそうもいかなかったようだ。

まず初めに煉獄さんだ。俺が一から根性を叩き直してやると言い首根っこを掴まれて煉獄家まで連行された。そして庭につくなり木刀を持たされ素振りの練習や型の練習をさせられた。子供たちのいいお手本になると言っていたからいいお父さんですねと答えると襲いかかってきたのはびっくりした。照れて襲いかかるのやめてくださいよ。

 

「そう言えばお前は継子を作らないのか?」

「継子ですか。今は作る気ないですね。任務で手一杯なので。それに呼吸法も我流なので教えるのも難しいと思います」

「勿体ないな。せっかく攻防両立できてるんだ。誰かいいやつでも探しておいた方が後のためになるぞ」

「そうかも知れませんが、自分教えるの下手なので…」

「そうだったな…」

 

煉獄家での修行の中には煉獄さんの息子である杏寿郎と千寿朗に全集中の呼吸を常に維持する全集中常中を教えたのだがずっと首を傾げていた。それでも聞き取ろうとしていた二人にはすごく申し訳なかった。

 

一週間任務をこなしながら煉獄家での修行をこなしようやく解放されたと思ったら次は宇髄さんだ。最初は逃げようと思ったが元忍びから逃れるわけもなく捕まり再び連れ去られた。

 

「派手に逃げようとしたって無駄だぜ!俺から逃げるなんて百年早いわ!」

「い、嫌だな〜。逃げるなんて思ってないですよ。ただ俺と宇髄さんとどっちが早いか競争したかったんですよ〜」

「派手に嘘つくなよ。俺は目や声色だけで嘘か本当かわかるんだ。元忍びなめんなコラ」

 

脇に抱えながら軽く殴られる。てかこの人なんで人一人抱えながらさっきと変わらぬ速さで走れるの?刀も重いはずなのに。筋肉馬鹿ですか。

 

「お前今俺のこと馬鹿にしたろ」

「いや、思ってませんよ」

「…まぁいい。これからお前には忍びの技術を教え込んでやる。派手に感謝するがいい」

「嫌な予感しかしないんですが何するんですか」

「なに、毒を飲んだり痛みをあまり感じないようにするだけだ」

「可愛い後輩を殺す気ですか?」

「優しい先輩が派手に指導するだけだ」

 

ニコニコとお互いに笑いながら顔を合わせる。助けて欲しいと満面の笑みを向けるが、宇髄さんはそれを断ると笑顔で語っている。それに恐怖を感じた俺はジタバタして逃げようとするが、なすすべなく宇髄さんに連行された。そして派手に毒を盛られたり、痛みに慣れる訓練をした。唯一の救いは宇髄さんの嫁さん達が可愛かったとこだ。見すぎて何回も殴られたが。

そして最終日の朝無事に解放されるかと思いきや宇髄さんに真剣を渡される。

 

「なんですかこれ?くれるんですか?」

「いや違う。今からそれで俺と派手に打ち稽古する」

「何言ってるんですか全く。こんなことすると怪我しますよ」

「怪我しないとちゃんと訓練できたか分からないだろ。最後なんだから派手にやるぞ」

 

宇髄さんは日輪刀を構えながらかかってこいと言っている。冗談きついな宇髄さんはと思ってるといきなり襲いかかってきた。

 

『音ノ呼吸伍ノ型 鳴弦奏々』

『暦ノ呼吸夏ノ型 水切』

 

刀を振り回しながら爆発と共に突進してくる宇髄さんを落ち着いて一つ一つ丁寧に打ち流して行く。だがあまりにも早い斬撃と爆発の衝撃に耐えきれず何発か流し漏らしてしまった。

 

「いきなり襲いかかってくるなんて卑怯ですよ!」

「戦いはいつもいきなり始まるんだ!文句を言うな!」

「それでもなんで本気でくるんですか?!限度ってものがあるでしょ!」

「本気でやらないと意味ないだろ!ほら、早くお前も派手にかかってこい!」

 

宇髄さんはそう言いながらまた襲いかかってくるが今度は距離を置きこちらからも仕掛ける。

 

『暦ノ呼吸春ノ型 散り桜』

 

桜の花びらが散っていくように不規則的に動き相手に多数の斬撃を与える技。しかしいとも簡単に避けられる。距離を取られたら次の攻撃を防ぎきれないので、一気に距離を詰めて不意をつかねばならない。

 

『暦ノ呼吸夏ノ型 陽炎』

 

低姿勢で突っ込んで相手の前で一度止まる。そして俺を認識した瞬間に素早く背後に回り首を取る。だが首を狙うわけにはいかないので普通に斬りかかろうとするが。

 

「俺に早さで勝てるなんて派手に無駄だぜ!」

「なっ?!」

 

背後を取れたと思っていたがいつの間にかこちらを向き構えていた。衝撃の事実に耐性を崩してしまったところを宇髄さんにぶっ飛ばされてしまい壁に頭をうち気絶してしまった。視界が眩む中で宇髄さんは腰に手を当て高笑いしていた。




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