今回からフォント使ってみました。行間とかもだけど見づらいとかあったら教えてね。
オリ魔女出しちゃったけど許し亭許して。原作よりかなり前だから出せるのいなくて...
誤字報告、こんなワンクリックで誤字直してくれる便利機能があるのか...誤字報告してくれたジャック・オー・ランタンさん、ありがとう!
静かな夜。あるマンションの窓辺に、小さな白い獣が降り立った。
「いい夜だねさやか。魔女退治の時間だよ」
獣の言葉に応じるように、目を閉じ座禅を組んでいた少女がゆっくりと目を開いた。
「あぁ、行こうか」
立ち上がり手を掲げる少女。その体を青い光が覆い尽くす。
光の中から現れるは青き衣の戦巫女。
背負う使命は闇に蠢く化生狩り。
行き先も行く末も知れぬ、一人の魔法少女の物語。
今宵はじまり、はじまり―――。
◆◆◆
ビルの屋上から屋上へと跳び移る影が一つ。
「魔力反応はこのまま真っすぐだね」
俺はキュゥべぇを肩に乗せて夜の街を駆ける。
いくら夜とは言えまだ人通りがある時間にそんなことして目撃されないかと思った人もいるかもしれないが、心配ご無用だ。
羽織っているこの黒いケープ、魔力を流すと薄い闇の靄が発生する機能があるようで暗い場所限定だけど隠蔽効果がある。
「そこだ、下に降りよう」
放課後に散策して予め手頃そうな使い魔に目星をつけていた。まずはそいつで初戦闘だ。
キュゥべぇが示した場所には地下道の入り口があった。感じる雰囲気からして恐らくここにいる。
結界に入った瞬間、極彩色の目に痛い色をした空間が俺を迎えた。
「うわ、気色悪いな」
「魔女も使い魔も結界は似たようなものさ。慣れて貰わないと」
「へぇい」
少し歩くと異形の怪物が姿を現した。
原作では見たことがないタイプの四足歩行の使い魔だ。けっこうデカい。
相手もこちらに気付いたのか体を揺らしながら振り向く。
刀を鞘走らせ中段に構えると、すぐに襲い掛かって来た。
自分からは仕掛けずに相手を観察する。
その結果わかったのが攻撃パターンは大まかに分けて二種類だということ。腕を振り回す大振りの攻撃と倒れ込むような突進。図体がデカいから当たれば痛そうだが、前動作が大きすぎて避けるのは難しくない。
油断を誘っている...と考えることも出来るがそれほどの知能があるようにも思えないし、前に出るか。
攻撃を見切って懐に飛び込む―――!
「胴ォ!!」
瑠璃色の刃が翻り、使い魔の胴体を真っ二つに両断した。
「うっし、なんとかなったな」
ちょっと緊張して動きが固かったかもしれんが、それでも使い魔程度なら危なげなく倒せることがわかっただけ収穫だ。
「さやか、うしろだ!」
「なっ...」
もう一体ィ!?
油断する瞬間を狙ったかのように別種の小柄な使い魔が迫る。
敵を撃破して安心していた俺はその突進を避けることが出来ず――
「お"っ...ぐぇ...!」
「さやか!」
直撃を受けて地下道の壁に叩きつけられる。
「いッ...てぇなぁ...!!」
更に追撃せんと迫り来る使い魔を刀を振るって叩き切った。
壁を伝い地面にずり落ちると同時に空間が揺らぎ、結界が消滅する。
「大丈夫かい?さやか」
「ゲホッゲホッ...大、丈夫問題ない」
体当たりを食らった部分に魔方陣が光輝き、鈍く残る痛みが消えた。治癒の固有魔法便利ィ~~~!
「君は癒しの祈りを契約にして魔法少女になったからね。ダメージの回復力は人一倍さ」
確認するように腹を擦っていると俺が不思議がってると思ったのかキュゥべぇが解説を入れた。
「なるほどな」
何も返さないのも不自然なので適当に返事をするが考えていたのは別のこと。
二体目の使い魔、あいつ最初の使い魔と戦っている間ずっと隠れてたのか?大柄の個体で注意を引いて小柄の個体で奇襲...随分と狡猾だなオイ。まんまと隙を突かれてしまった。
連携と言うよりは役割が最初から決まっているような動き、二体一組の使い魔だと考えるのが妥当だろう。
今の戦闘、使い魔だったから大事には至らなかったがこれが魔女相手だったら今ので死んでてもおかしくない。
気を引き締めないと。
「次の魔力反応がある。大きさから鑑みるに恐らく魔女だ。いけるかい?」
「当然ッ!」
攻撃は貰ってしまったが魔力的にはそんなに消耗したわけじゃないし、大丈夫。
地下道から出てビルの間の外壁を交互に蹴りながら上昇、屋上に着地する。気分は某配管工のおじさんだ。残機99くらいに増えねぇかなー俺もなー。
キュゥべぇのナビに従って進むと、結界の入り口は寂れた古いマンションにあった。原作だと悪いイメージばかりのこいつだがサポート能力は普通に有能なんだよな...。
「さぁ準備はいいかいさやか、いよいよ本番だよ」
戦闘に備え鯉口を切って、親指と人差し指で上下から鍔を固定。これで鯉口を切ったまま走ったり移動したり出来る。
準備は整った。
「いつでもいける!」
使い魔戦で学んだいつ奇襲されても対応出来るように備えるという教訓を胸に、警戒して入口を潜る。
結界の内部は歪な形をしたコンクリートマンションのような光景をしていた。大量に並ぶ扉をさっき戦った奴とはまた違った、使い魔だと思われる人型の存在がドンドンと叩いて不快な不協和音を奏でる。
「不気味ィ...」
「魔女は結界の最深部にいる。すすもう、さやか」
遂にスルーするようになったなこいつ。まぁええけど。
狂ったように扉を叩き続ける使い魔に後ろから近づくが、こちらに気付く様子もないのでそのまま首を斬って部屋に入った。
「ゲッ」
するとそこにいたのは二体一組の例の使い魔。またかよ。
マンションの一室に窮屈そうに鎮座する大柄な使い魔が立ち上がって攻撃してくる。
「てめェらの弱点はもうわかってんだよなぁ!?」
最初に戦った時一切俺に感づかせなかった小さい方、あいつ戦闘中出番がくるまでずっと動いてないんじゃないか説。いくら小さくても動いてたら気づくわ。
デカいほうは空間の狭さが仇になって碌に動けてない。
そのうちに最初から注意して探せば――ほら、見つけた。
「そこだッ」
天井近くにいたチビに刀をぶん投げて仕留める。後は残ったデカブツをなます斬りにして仕舞いだ。
そんな戦闘を繰り返しいくつかの部屋を経由したが、なかなか魔女の元に辿り着かない。低リスクで実戦経験が積めるのはいいかもしれないが同じ相手ばかりで流石に飽きてきた。
「かなり深い結界だね。思っていたより強力な魔女かもしれない」
「こちとら初心者だぞ?勘弁してくれよ...」
辟易としながら次の部屋を開けると赤くおどろおどろしい、今までとは毛色が違う空間が現れた。
「ようやく当たりみたいだな」
「どうやらそうみたいだね。気をつけて、さやか」
奥の扉を開くと更に扉があって、手を掛けてもいないのに勝手に開いてその先の空間へと導いていく。
いくつもの扉を潜った先は劇場になっていた。観客席には使い魔がまばらに詰め、舞台の中央では首に仮面をぶら下げた大女と小男のペアが人形染みた動きで踊っている。あいつがこの結界の主だろう。
最深部に侵入されたというのにこちらに見向きもせず踊り続ける魔女と思しき大女。目算だが6mくらいありそうだ。...デカすぎない?まだ距離あるのに威圧感パネェんですけど。
及び腰になりそうな自分を自覚し――
パァン!と頬を叩いた。
怯むな、勝てる物も勝てなくなる。怖い時こそ全力で...恐れずに、進めッ!!
『Laut』
「今の音で気付かれたみたいだ!さやか、攻撃に注意して!」
敵に存在を知らせてしまったが必要経費だと割り切ろう。奇襲する機会を失ったけど、そもそも攻撃手段が近接主体な俺じゃ大ダメージを与える効果的な奇襲をするには突っ込むしかない。初手からそんな無謀をかますのは御免こうむりたい。
観客席から立ち上がった人型の使い魔が襲い掛かってくると同時に、魔女が俺の体くらい大きな硬貨と思しき物を投げて攻撃してきた。
うっそだろお前それどこから出したんだよ。魔法にとやかく言っても仕方ないけどどこからともなく1mの金属の塊が湧いてくるの恐ろしすぎるだろ。
慌てて回避すると近くにいた使い魔が攻撃に巻き込まれて液体をまき散らしながら潰れた。味方もおかまいなしか。
使い魔に対処しながら剣を投げて硬貨の迎撃を試みるが、質量差がありすぎて刺さってもほぼ効果がない。
迎撃が無理なら、回避するしかない。回避と接近を同時にする方法は...?
何かないかと視線を巡らせたら使い魔と目が合った。
おっ(顔面)開いてんじゃ~ん。
背後から硬貨が迫るのとタイミングを合わせて、使い魔の顔面を踏み台にし大ジャンプ。硬貨を飛び越えた。哀れ踏み台=サンは硬貨に潰され爆発四散!ナムアミダブツ!
空中で垂直に魔方陣の足場を作り、全力で跳躍。加速して魔女に迫る。
「メェェンッ!!!」
『schmerzlich』
顔面を狙った大上段からの一撃は、確かにその顔に傷をつけたが――浅い。
『Rückkehr』
お返しとばかりに振るわれる剛腕の一撃を魔女の体を蹴ってなんとか回避する。
あっぶねぇ!ちょっとカスった!
しかしまた距離が離れてしまった。
傷つけられて怒っているのか暴れまくってて近づけないし...
一か八か戦闘が始まってからずっと魔女のそばでうずくまって一切動かない小男を狙ってみよう。魔女もあれを守るように動いているように見えるし、弱点なのかもしれない。
方針を決めると大回りして魔女の死角になるようなルートを通って壇上を狙える位置へ。
小男に攻撃をしようとした瞬間、目の前に小柄な使い魔が現れ妨害してきた。
クソッ護衛が隠れてやがった!魔女に気付かれる、早く離脱しないと...!!
『unverzeihlich』
バツンッ!!と大きな音がした。
吹き飛ばされて攻撃を受けたことを遅れて理解した。
すぐに立ち上がろうとするが、何故かバランスを崩して転んでしまった。上手く立ち上がれない?なんで?
疑問の次に感じたのは熱さだ。
左肘がもの凄く熱い。
視線を向けると―――肘から先がなくなっていた。
「は?」
切断面から赤い血がドバドバと溢れ出している。
あつい。あつい、あつい、あついアツイアツイアツイ!!
「さやか!攻撃がくるよ避けて!」
周りを確認している余裕はなかった。
がむしゃらに地面を蹴り、右へ体を跳ばすと数瞬前まで居た場所を魔女のストンピングが襲い、砕かれた地面の欠片が全身を叩いた。
至る所に小さな裂傷が出来るが失った左腕と同時に魔方陣が浮かび上がり、着地する頃には何事もなかったかのように無傷の状態に回帰している。しかし受けた苦痛が消えるわけではない。
フラつく体に鞭打って前を見ると魔女は千切り取った俺の左腕を夢中で喰らっていた。
ここだ。偶然だが体を張って作り出された千載一遇のチャンス。
ここで一発デカいのかまして勝負を決めてやる。
刀に魔力を流し込み、より大きく、より硬く再構築する。
身の丈の二倍以上も大きい幅広の刃となり、まるで巨人のために誂えたような大剣を肩に抱えて吶喊。余剰魔力が推力となって噴出され、青い光が流星のように尾を引く。
「ぶった斬れろォ!!!」
流石にマズいと思ったのか振り向き腕で防御された。ガードした魔女の腕と拮抗し激しい火花を散らす大剣。
『Hass Hass Hass』
「オォォォオオオオ!!!!」
段々とその肉に刃が喰い込み、そして...魔女が背後に庇っていた使い魔ごと斬り裂いた。
「よっし...!!よっしゃあ!!初めて魔女を、倒し――」
結界が消えない。この感じは覚えがある。
直感に従って横っ跳びに一歩動くと、その空間を鋭い牙を備えた咢が通り過ぎた。
「同じ手は、喰わねェ!!」
不意打ちを避けて今度こそ、刃が魔女の命を刈り取った。
◆◆◆
...終わった?本当に今ので最後か?
まだ結界は崩れてない。警戒を解くな。
顎を伝う汗を拭うことすら忘れ、一秒、二秒―――五秒目で空間が揺らぎ、一点に吸い込まれるように消滅した。
「ハッ、ハッ、はぁ、ははっ...きっつ...」
戦いが終わったことが確認できると張りつめていた緊張の糸が途切れ、変身が解けて膝から地面に崩れ落ちてしまう。
「お疲れ様、さやか」
「おう...サンキューな...」
疲れた。心の底から。
息を整えて周りを見渡すと、黒いゴルフボールのような物が転がっていたので手に取る。
「それはグリーフシード。魔女の卵さ。魔女を倒すと手に入る見返りだよ。ソウルジェムに当ててごらん」
言われた通り少し色が濁ったソウルジェムを近づけると、黒い靄が浮かび上がりグリーフシードに吸い込まれた。
「これで消耗した魔力は元通り。あと一度くらいならまだ使えるんじゃないかな」
返事を返す気力も湧かず、立ち上がった。
...帰ろう。
「それじゃおやすみ、さやか」
ようやく家に着いた。
ベッドに倒れ込むとドッと疲れを感じる。初戦の相手にしては強すぎねぇかあいつ...。
原作の魔女は割とあっさり倒されてるようなイメージ多いし、たまたま今回の魔女が強かっただけだと思いたい。毎回ここまで命懸けの戦いだったら精神こわるるぅ~...
精神的にも肉体的にも疲れ果てた俺はあっと言う間に睡魔に呑まれて意識を失った。
◆◆◆
異形の存在達が観戦する古びた劇場。
そこでは巨大な怪物と幼い少女が戦っている。
善戦していた少女だが一瞬の油断から怪物の攻撃が少女を捉え、細い腕が千切れ飛んだ。
痛みに身動きが取れない彼女の視界いっぱいに怪物の咢が開かれ―――その首を喰い千切った。
「うわぁあ!!!?」
毛布を跳ね上げ跳び起きる。
周りを見渡してここが魔女結界じゃなくて自室だと認識する。
「はぁっ...はっ...なんだよ、夢かよ...」
思わず首に手をやるとちゃんとくっついていた。よかったぁ...
感触が思い出せるほどリアルな夢だった。
自分が死ぬ夢を見るとか縁起でもない。
ベッドの端に腰掛けて、ふぅと息を吐く。遮光性のカーテンで覆われた窓は一切の光を通さず、部屋は真っ暗だった。
...どうしても思い出すのは今日の戦い。
一度は失った左腕を見てしまう。これ数時間前まで生えてたのとは違う魔力で作られた腕、なんだよな。腕だったからまだ良かった。もし攻撃を受けたのがソウルジェムの装備された首元だったら。一歩間違えれば死んでいたことに今さら震えがくる。
俺は心のどこかで思っていたのだ。自分がそう簡単に死ぬはずがないと。何の根拠もなく。
でも現実は違った。
こっちが初めての魔女戦だなどと一切気にすることなく相手は殺しにかかってくるし、俺は死にかけた。
死力を尽くして、辛うじて生き長らえたのだ。
原作が始まる中学二年になるまであと二年以上ある。
俺はそもそもそれまで生きていられるのか?
でもどうせ何もしなければそこで死ぬのだ。世界ごと。
...今は考えてもどうしようもない。寝汗が酷いし着替えて寝直そう。
新しいパジャマと下着に着替えてもう一度ベッドに潜りこむ。
今日は全然、眠れる気がしなかった。
◆◆◆
さやかちゃんが学校を休んだ。
今日は久しぶりに教室でさやかちゃんに会えると思って楽しみにしてたのに...どうしたんだろ。
退院して元気な姿をこの目で見たと言うのに何かあったんじゃないかと、不安になって一日中落ち着かなかった。
学校が終わってすぐにさやかちゃんの家にお見舞いに行くことにした。仁美ちゃんと上条くんも行きたがってたけど、二人とも今日はお稽古があるみたい。
さやかちゃんのご両親は共働きで、すぐには帰ってこない。一人で心細いに違いない、早く行ってあげないと。
走ってさやかちゃん家に着いたら入口横の植木鉢の下から鍵を取り出す。
小さい頃から何回も遊びに来ているのだ、これくらいは知っている。
勝手に入るのは少し気が引けたけど、きっとさやかちゃんなら「なんだぁまどか?私に会いたくて来ちゃったのかー?うりうり愛い奴め~」とか言って撫でてくれるに違いない。きっとそうだ。
「おじゃましま~す...!」
声をかけても家の中はしーんと静まり返っていて、誰かが居るような気配はない。さやかちゃん、寝てるのかな。
一目でいいから顔が見たくてさやかちゃんの部屋の扉を開けると―――
膝を抱えて、頭から毛布を被ってベッドの上に座り込むさやかちゃんがいた。
「さやかちゃん!?どうしたの!?」
想像と違う、今まで見たこともない憔悴した姿に慌てて駆け寄る。
「ま、どか...?」
「どこか痛いの!?大丈夫?病院に...!!」
「まって」
慌てて病院に連絡しようとした私を、さやかちゃんが抱き締めて止めた。
...え?私今さやかちゃんに抱き締められてる!?さやかちゃんのベッドの上で!?
「わ、わわわわ...!!ひぁぁあ...」
「しばらく、こうさせて」
「う、ぅん...いいよ」
「ありがと」
顔が熱い。真っ赤になってるのが自分でわかるほどだ。
どうかさやかちゃんに気付かれませんように。
「まどかは、安心するなぁ」
「そ、そう、かな?てぃひひ...」
それってどういう意味なんだろう。確かめてみたい。
でももし私の思ってる気持ちと違ったらと思うと、ちょっと怖くて躊躇ってしまう。
しばらくするとさやかちゃんは、すぅすぅと小さな寝息を立てて寝てしまった。
...こんなに弱ってるさやかちゃんを見るのなんて、初めてだ。
何があったのか気になるけど、なんとなく教えてくれなさそうな気もする。剣道を始めた時も、理由を聞くとはぐらかされちゃったし、さやかちゃんたまに秘密主義なんだもん。
寝ているさやかちゃんをベッドに横たえて毛布を掛ける。
無防備な顔を見ているとたまらなくなって、頭を撫でてしまった。いつもと逆でなんだか可笑しい。
大丈夫だよさやかちゃん。私は、ずっと傍にいるからね。
ABAGNALE(アバグネイル)
詐欺師の魔女。その性質は念望。
叶わなかったかつての望みを夢見て踊り続ける。
使い魔と踊る大きな女は理想の自分。
本体は涙を流す、小さな化け物。