Troubる   作:eeeeeeeei

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五十九話 神×神

ーーーーーー

 

 

『……なぜ、邪魔をした?』

 

『私は、それでもこの人を…』

 

『そうか……やはり、お前は美しいな』

 

 能力の枠を超え、邪魔をされるとは思っても見なかった。

 やはり、この娘の魂は美しく、強い。

 娘に免じて、今回だけは見逃してやろう。

 

 

 あの男が見逃すかは、知らんがな。

 

 

ーーー

 

 

 ヘスティアの放った黄金色の輝きが消え、そこには人型の加賀見と、加賀見に手を貸されている松戸。

 そして、全ての蟲を失い、倒れている白の体のみがあった。

 

 松戸はゆっくりと白に近づく。

 

「結局、何もかもが中途半端なんだよ、お前は」

 

「……」

 

 白はうっすらと目を開けるも、答えない。

 

「あのまま消えていれば良いものを、黒蟒楼に入り、派手に動かなければお前を見つけることはできなかった。

──僕だって、彼女を生き返らせる気なんてなかったよ。知っていたさ、それが意味のないことくらい…」

 

 松戸は顔を上げ、虚空を、遠い思い出を見つめる。

 それはいつの日も、思ってきた、美しい教子。

 美しい顔で笑い。

 美しい姿で立ち振る舞う。

 しかし、それらは全て、別の人へと向けられたもの。

 それを、ずっと横で見ていたのだ。

 

「だって彼女は、絶対に僕を愛してなんかくれないのだから…」

 

 ヘスティアとして蘇り、他の人格からリイサの魂があることも聞いている。

 でも、一度も、僕の前には現れてくれない。

 今回発動した【十一分の一人羽織(じゅうにひとえ)】でも魂は生き残ったのはわかっている。

 でも、それでも……

 それでも彼女は僕にはなんの反応も示さなかった。

 僕を恨んでいるだろう。

 きっと、彼女はそのまま死にたかったんだから。

 そうして、コイツの中でいつまでも、思い出として生き続けるつもりだったんだ…

 

「最後に言え…愛していたと」

 

 それが聞ければ、長かった、待ち焦がれたこのショーも終幕だ。

 やはりこいつは空っぽだ。何を壊しても、何を奪っても変化はない。

 ならせめて、最後には、彼女に対してだけは、人として振舞いさえすれば、もういい。

 

 だが、白は無表情のままに、答えた。

 

「俺は、人を愛したことなどない」

 

 あぁ。やはりそうだよな。

 こんな決着などありえないか。

 白の言葉を聞き、松戸は持っていた杖を振りかぶる。

 

 そこで、声が聞こえた。

 もう何十年も聞いてきた声と同じだが、何かが違う。

 酷く懐かしく、暖かく感じる。

 

『それでも、私はあなたを愛していましたよ。──さようなら』

 

 加賀見 リイサ(・・・)がそこにいた。

 

 白も、松戸も、目を見開き彼女を見る。

 妖艶ではなく、遥か昔に見た、綺麗な笑顔がそこにはあった。

 

 が、すぐに違う顔に変わる加賀見を見て、松戸は薄く笑った。

 

「約束は、守れない。僕がお前と共に歩むことなど、ありえないのだから」

 

 振り上げた杖を白の顔へと突き刺した。

 

 もう、引き延ばし続けた寿命も、ほぼ残ってないだろう。

 それに……

 

「僕は疲れた…最後に、彼を見届けようか…連れて行ってくれ、加賀見くん」

 

「はい、先生」

 

 松戸は動かなくなった白に背を向け、加賀見と肩を寄せ合い、崩れる寸前の城を後にした。

 

 

ーーーーーー

 

 

 二人の男が立つ岩山に強い風が吹き付ける。

 ここは電脳世界の地球。

 本来、そんな設定はしていないので風など吹くはずもないのだが、今確かに、二人のオーラに大気が震え、風のように吹き荒れている。

 

「確かに、理由はいらねぇな。今回は、逃さず殺すよ」

 

 神黒の言葉には答えない。

 ユウリは、手に持った瓶の液体を、飲み干した。

 それを律儀に見て待っていた神黒は一応聞いてみる。

 

「バージョン2って、ただのドーピング?」

 

 飲み干した瓶を放り投げて、顔を上げたユウリは、完全に瞳孔が開き、体は震えていた。

 自らの肩を抱くようにうずくまり、震えるユウリ。

 体内で、異なる力が蠢きあい、体が異物を拒絶する。

 その膨大な力を自身のオーラと混ぜ合わせ、馴染ませる。

 失敗すれば、体が内側から吹き飛ぶかもしれない程の、力の暴走。

 その反動を無理やり体内のオーラを操作して押さえ込む。

 地球人の脆弱さをオーラでカバーし、強敵と互角以上の戦闘を繰り広げてきた。

 ならば、元々のスペックが違えばどうだ?

 

 体内に渦巻く力が、だんだんと馴染んできた。  

 

「ああ…お前と同じで、借り物(・・・)の力だよ!!」

 

 

ーーー

 

 

 リト命名のⅫ機関結成から一週間後のある日。

 

 ララの発明と自分のオーラを組み合わせたパワーアップを試していたはずなのだが、見たことないナニカが目の前にいた。

 

 

「……えーと、誰?」

 

『ようやく気づいたか』

 

 この状況がまだ理解できないが、誰も居なくてよかった。

 こいつは、底が見えない。

 そもそも肌の色が死んでんのかってくらい白い。

 肌と同じで真っ白の長い髪がそのまま服になっているような、不思議な見た目をしている。

 幼く見える顔も少年のような少女のような。

 そもそも、性別があるのかどうか、何もわからない。

 つまり、俺じゃこいつは測る事もできない。

 その時点で、生物として圧倒的に開いている差を理解した。

 

「ところでさ…」

 

『動くな。まだ再生が済んでいない』

 

 再生?と、思ったら俺の身体はバラバラに千切れ飛んでいた。

 顔の上半分しかない。下半分が今まさにコチラへとずりずり這い寄ってきているのが見えるという、キツイ光景。

 どうりで声のでどころが妙だったわけだ。

 他の部位もどんどんと集まってきており、光に包まれているように見える。

 そう言えば、ララに頼んだ発明品で抽出した、ララたちデビルーク星人のエネルギーを飲みすぎて制御できなくなったんだった。

 色々と記憶が混濁しているが、コイツが治してくれているのか?

 

「それは、どーもありがとう。で、どちらさんですか?」

 

 自分の話す声がしっくりくる。やっぱり顔は一つに限る。

 今はなき百足星人を思い出し、アイツはこんな気分だったのかと、考えが脱線しかけた。

 

『俺は、"眺める者"。干渉する気は無かったが、数千年ぶりに面白そうなもんでな。このまま殺すのも、もったいない』

 

 この雰囲気と、力。

 感じた事がある。

 だが、あの時ほどの悪意は感じられない。という事は…

 

「眺める者……神々の一人か?」

 

『ほう…ヘスティアの一端を見ただけはある。だが、あんな神格の薄れたモノと並べられるのは、どうかと思うが』

 

 正確には、確証はなかったが、やはり神。しかも、口ぶりからしてヘスティアよりも上の…

 

「一端…アレでも十分すぎるけどな。アンタは、もっと上の神格の神か」

 

 綺麗な顔の、口角をゆっくりとあげた。

 

『モロスと、呼ばれていた時もある』

 

 モロス…思い出せ…あーでてこん。なんだっけ?

 

『聞いておいて知らんのか?』

 

「待って待って、思い出すから!」

 

 あー、出てこい!ヘスティアの時に、神話関連の話は何度も読み返したはず……

 

「あー、思い出した。死と運命を司る神だ。原初の、夜の女神の子だったっけか」

 

 正確には、人間の死と運命だったか。

 まぁうろ覚えなので仕方ない。

 

『…まぁ、そんなモノだ。まぁ、俺は夜の女神から生まれたわけではないがな』

 

 ヘスティアの件もある。色々と、合ってるところと合ってないところがあるんだろう。

 お、治ったみたいだ。

 ゆっくりと立ち上がる。

 

「それで、なんで治してくれたんすか?」

 

『俺の力で作った地球の星神。その俺の一部を食いやがった奴がいてな。アレは現世には少々すぎたモノ。回収も面倒に思ってたところだし、お前にやらせようと思ってな』

 

「いや、自分でやったほうが、絶対早いでしょ」

 

『言っただろう、眺める者と。眺めてるだけで済むなら、その方がいいのさ』

 

 なんと言うモノグサ。

 それっぽく言ってるつもりなのか知らんが、ただめんどくさがりなだけじゃないかと思う。

 しかも、神の尻拭いなんか勘弁願いたい。

 

『まぁ、お前は俺の運命の輪には存在しないし、すぐに消すよりも見ているのも楽しいだろうと思ってな』

 

 うーん。タチが悪い。

 

 神というか、あまりにも生きすぎるとこんな感じになるものなのか。

 

「まぁ、拒否権ないでしょ?殺そうと思えば俺なんて瞬殺だろうし。で、誰をやりゃいいんすか?」

 

『神黒と言うモノ。お前も知ってるだろう?』

 

 はぁ、そこで出てくるんだ。

 アイツのやばさはコイツのせいかよ。

 というか、アイツ地球出身なんか?

 

「へー、アイツも元は地球人なんだ。でも神の力を持ってんなら、勝てないんじゃないすか、俺は」

 

『そうでもない。お前の狙いは、概ね正しい。ヤツは、俺の欠片で作った地球の星神を喰っている。そうして手に入れたのは、俺の運命を支配する力の一端。俺とは違い、対象の力を理解してからでないと、支配はできんがな』

 

 なんて厄介な力だよ。

 運命の支配…それで、命を終わらせて殺す技があるのか。

 そんなもん、戦ってりゃ理解されて負けるだろ。

 

「でも、俺でも勝てるって事は、絶界なら殺せるってことか」

 

 そうでないと、そんな事は言わないだろう。

 想定が確信に変わり、わずかにだが、勝機が見えた気がする。

 

『あぁ。どうなるかは、俺にもわからん。お前の運命だけは俺にも見えんからな。生まれて初めての楽しみなんだ』

 

 はぁー。

 マジか…そうなったら、やるしかないか…

 眺める者は、結局助ける気もないし、俺が現れてから変わったらしいが、地球が壊れるのは運命らしい。

 元々の流れに戻すには今の運命をぶち壊すしかないが、今の今、決戦前に一人で死んでたマヌケな俺だぞ。

 

『まぁ、助けるのもコレッきりだ。ヘスティアに見つかるのも面白くないし、俺は、暗闇から眺めておくよ』

 

 原初の神の力の一端を持ってるとはなぁ。

 まぁ、やりようがあるなら、やってやる。

 次は、一人で死なないようにしなくちゃな。

 

『あぁ、そうだ。この世界でのお前の弟。アレは殺すな』

 

「……言われなくとも。ただ、なんでなんすか?」

 

 急になんだ?

 リトが、お気に入りなんか?

 

『お前が現れ壊れた運命の輪は、その後はアレを中心に再び廻り始める。俺はそれを眺めたいのさ』

 

 リト…やっぱり、お前は、主人公?

 そして、俺はモブですら無いわけだ。

 むしろ、俺がいる事でこの世界に歪みが生じているらしい。

 

 本来であれば、俺がデビルーク姉妹の誘拐を邪魔したが故に神黒が地球に現れた。

 元の運命であれば、デビルーク王が救いだし、黒蟒楼も地球に興味を持つこともなく、松戸の復讐は叶わず終わる。

 

 それが、本来の運命だとか。

 

『まぁ、俺からすれば面白いものは見れたがな。お前が狂わした世界だ。最後に(・・・)直していけ』

 

 そうして、モロウは消え、俺は一人、電脳世界で立ち尽くしていた。

 

 

ーーー

 

 

 己に取り込んだ、デビルーク星人の力をオーラと混ぜ合わせる。

 溢れ出るオーラが全身を覆い、黒い尾が出現した。

 様子見は、いらない。

 ユウリは元々闇の世界に生きてきた。

 そこでは、確実に、正確に、素早く対象の息の根を止める。

 神黒のように、相手の全力を引き出して遊ぶといった趣味など持ち合わせていないのだ。

 

 だが、この状態であっても、神の力を持つ神黒には及ばない事はわかっていた。

 

「俺の力が借り物だと?」

 

 ユウリは深く笑い、その場から消えた。

 神黒は微動だにしないが、しかしその眼は音よりも速いユウリの動きを明確に捉えていた。

 静かに、素早く裏拳を放つ。

 すると背後まで迫っていたユウリの顎を打つ。今までであれば、首から上を失う程の威力。

 しかし、ユウリは怯む事なく再び高速移動へと移行した。

 左右の地面が地を蹴るたびに爆ぜる。そのまま正面から突進し左拳を撃つ。

 だが、神黒はこの突進には反応を示さずに、狙っていた本命の右拳に合わせられ、手首を掴まれた。

 

「──フッ!!」

 

 掴まれたと同時にユウリは手首を掴み返し回転。神黒の手首を破壊した。

 更に廻りながら蹴りを放ち、神黒の延髄を蹴り抜いた。

 かに見えたが、たった今破壊した方の手で蹴りを受け止められる。

 ユウリは逆さまになりながらも手を翳し、オーラ弾で神黒の顔を撃ち抜いた。

 

「ハッ!確かに、だいぶ強くなってんな!」

 

 特に効いた様子のない神黒から一度離れ、ユウリは再び素早く駆け回る。

 正面、左右、上下とあらゆる場所に残像を残して攪乱しつつ、周囲を駆け回った。

 ユウリの残像のひとつに、神黒が高速の蹴りを放つと同時に全ての残像は消える。

 ユウリの実体が、繰り出された蹴りを掴んでおり、神黒を投げた。

 放り出された神黒は吹き飛びながらもナイフを投じる。

 その直後、青白い特大のオーラ弾がナイフと神黒をまとめて飲み込んだ。

 

「神の力、か…」

 

 咄嗟に飛び上がったのか、下半身の無い神黒だったが、失った部位を再生していく。

 

「神?何言ってんだ?確かに、星神を喰ってからこの力を得たが、なんで知ってんの?」

 

「お前が喰った星神は、元は死と運命の神の一部。理解される前に、俺はお前を消さなきゃならん」

 

 完全に元に戻った神黒は少し目を細めた。

 

「ふーん。そーだったんだ。確かに俺の能力は『理解(・・)』と『支配(・・)』。理解すりゃ俺の眼にはそう映る。基本は『理解』が浮かべば『支配』して殺す。俺は逆に自分を『支配』して直してんだけど。まぁ、知られたところで特に変わらんしいーけど」

 

 すると、神黒を覆っているオーラがドス黒く、禍々しく、明確な殺意を持ったものに変わる。

 神黒がボヤけるほどに、濃すぎるオーラに覆われている。

 こんなオーラ、見たこともない……

 

「今までとは違う。己に蠢く全ての生命を、特別強い想いで支配するのさ。──何も、残らなければいいと」

 

 神黒が、受けの姿勢から一転、攻勢にでた。

 神黒は最速の攻撃でユウリへと襲いかかった。

 右腕を振るう。当たれば、確かに何であろうが粉々に砕け散るだろう。

 当たれば、だが。

 首をひねるだけの動作でユウリはそれを躱す。

 研ぎ澄まされたオーラの込められた蹴りを放つ。当たれば山すらも切り裂くだろう。

 それらの、当たれば即死するような攻撃を幾数、幾数十と繰り出す。

 

 だが、当たらない。どれだけ素早く攻撃しようと、どれだけフェイントを混ぜようと、ユウリに攻撃が当たることはなかった。

 だがその状況でも、神黒は笑みを浮かべる。

 

──頼むから、すぐに死んでくれるなよ。

 

 

 今までは、オーラによる修行で強さを得ていたユウリ。肉体ももちろん鍛えていたが、この地球人という種族の限界はとっくに迎えている。

 いくら筋肉を鍛えようとも、やり過ぎればスピードは殺される。

 いくらスピードを上げるために体を軽くしても、威力は伴わない。

 静の筋肉と剛の筋肉。それらを完璧なバランスで鍛えている。

 傍目に見れば、鍛え上げられた肉体美とでも評価されるかもしれない。

 だが、それはあくまで地球人の限界でしかない。

 そしてそれは、強靭な体を持つ宇宙人の子供にすら及ばない。

 

 しかし、今は最強種の一角であるデビルーク星人の力をも取り込んだユウリは、今までとは比べ物にならない身体能力を有していた。

 前世では脆弱なオーラ、現世では脆弱な肉体をカバーして戦ってきた。

 幾度も命の危険と隣り合わせで戦ってきたユウリにとって、身体能力の差が縮まった今、神黒の攻撃を躱す事は難しいことではなかった。

 神黒の放った蹴りに合わせ、軸足を刈ると、体勢の崩れた神黒に連撃を叩き込む。

 左拳を顎に、右上段蹴りを延髄に、右拳を鳩尾に、頸椎に尾を突っ込んで振り回す。

 尾で宙に放り出されたところに、全てを消し去る、絶界のオーラ弾を放った。 

 

──【支配】

 

 神黒の能力が発動する。

 【支配】は、理解した対象を破壊し、修復する能力。

 というわけではない。文字通り、支配するのだ。

 空中で動けない自分を支配し、体重を何千倍へと引き上げる。

 恐るべき落下速度で地面に落ちるが、それであっても絶界はかすり神黒の半身を消し飛ばしている。

 だが、失ったはずの半身が一瞬で生え、さらにその腕が伸びた。

 

 【支配】によって肉体の可動域すらも無視して動く神黒は、高速の攻撃を、あり得ない角度と距離からユウリに叩き込む。

 次々と連撃を加えられれ、今度は防戦一方となった。

 

 

 上と下から同時にナイフが出現しユウリを完全に捉える。

 今までナイフだと思っていたのは、神黒の骨の一部だった。

 【堅】による防御では追いつかず、尾で下を、拳で上のナイフを破壊する。

 その間に背後に回り込まれ、神黒の豪腕がユウリに叩き付けられた。

 

 しかし、回り込まれた瞬間、【硬】で背中にオーラを集中し、ダメージを減らしていたユウリ。

 

「随分と硬いな。マジで殺す気だったんだけど」

 

 危なかった。

 あと一歩遅れていたら殺られていた……

 

 怯んでくれたら儲け物だったが、急所への攻撃も意味をなさない。

 殺しきる予定の時間が迫っていく中で、ユウリは更にオーラを研ぎ澄ました。

 やっぱこのままじゃ、まだ足りないか。

 

「あん?次は何するんだ?」

 

「バージョン3…かな」

 

 試しに飲んで、死んでしまった時と同じ、二本目の瓶に手をだした。

 

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