青薔薇の姫君と蒼き竜騎士   作:ka-主

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どうも!ka主です!
友希那編7話、前回の続き?です。
自分の作品の番外編?ifストーリー(R18予定?)をいつか投稿する予定です。
それでは7話……どうぞ!


season1 友希那編:7話 負けないんだから!

「……なあ蒼司〜ここわかんねぇよぉー」

「ここはさっき教えた公式の応用だよ。……ここをこうしてー。」

「アイスコーヒー2つ、お待たせしました!」

 

学校が終わった俺は友人の優馬と羽沢喫茶店でテスト勉強をしている。俺と優馬はテスト1週間前になると放課後よくここでテスト勉強をしている。俺の場合、テスト勉強以外にもちょくちょくこの店に顔を出してるので常連…とまではいかないが、顔を見知りの客として従業員に知られている。

 

「あ、つぐみさん。コーヒーありがとうございます!」

「どういたしまして蒼司さん!テスト勉強、性が出ますね!頑張ってください!」

 

そしてここ、羽沢喫茶店はつぐみこと羽沢つぐみの両親が経営している店だ。時間が空いてる時はこうして店の手伝いをしてるとか。

 

「はい。つぐみさんもお店の手伝い頑張ってくださいね?」

「ありがとうございます!」

 

そういってつぐみは厨房へと姿を消して行った。

 

「なあ蒼司。あのつぐみって人と知り合いなの?」

「知り合いも何も、羽女の副生徒会長だよ。彼女」

「まじで!?後で連絡先聞こおっかなぁ〜グヘヘ」

 

ボカッ!

 

「ってぇ〜!!なにするんだよ!」

「お前のその発言につぐみさんの身の危険を感じたので阻止させて頂きました。」

「な!?じょ、冗談にきまってるだろ!あ、もしかして蒼司そう言っときながらお前も彼女の連絡先欲しいんじゃ……」

 

ボカッ!!

 

「ガァァァァ!!同じ所を殴るな!コブ出来たらどおしてくれるだ!?」

「そんな強く殴ってないから大丈夫だろ?」

「そう言えば済むもんじゃね〜だろォーッ!」

「お客さん。他のお客様の迷惑になりますのでもう少し静かにして頂けないでしょうか?」

「ひっ!…ご、ごめんなさい(ToT)」

「紗夜さん!?どうしてここに?」

「蒼司さん!?」

 

俺たち(主に優馬)を注意しに来た女性はRoseliaのギターリスト、氷川紗夜だった。

 

「バンドの練習がオフの時はこうして羽沢さんのお店でアルバイトさせて貰ってるんです。」

「そ、そうだったんですね。その、すみません、連れが騒がしくさせてしまって」

「いえ……次から気をつけて頂ければ大丈夫ですので。それではごゆっくり。」

 

そう言って紗夜さんも厨房へと姿を消して行った。

 

「おい蒼司。さっきの騒ぎ俺のせいかよ」

「あ?だってそうだろ?お前が余計な事言わなければ静かなテスト勉だったのによ」

「はぁ!?だってあんな可愛い娘いたら連絡先とか聞くでしょ普通」

「お前のそのストーカーじみた癖どうにかならないのかよ……ほら手が止まってるぞ。テスト勉の続きだ続き。」

「うう……お前に好きな人出来たら同じ事絶対言えないからなー」

「…大丈夫だ俺にはできるはずが無いよ。それに出来たとしてもお前みたいなことはしない。」

 

(好きな人……か。正直居ないとは思うけど……)

 

正直俺の事を好きだと思うやつなんていないに等しいはずだ。……ある例外を覗いて。

 

(友希那……俺の事どう思ってるんだろ?あの時友希那がつけてきたの……香水か?こないだまでつけてこなかったはずだが)

 

しかし友希那とは……友希那に限らず他のRoseliaのメンバーとは協力関係だ。友達以前にそれが壁になるだろうと密かに感じていた。

 

「それにしても久しぶりだよな!お前とこうしてテスト勉するなんてさ!」

「そうか?テスト1週間前になるといつもこうしてやってるだろ?」

「そりゃそうだけどさ、今回はお前が花羽に交換留学行ったからなんか久しぶりだなってかんじたんだよ!」

「まあ今回に限ってはそうかもな」

 

……などと世間話?も含め多少賑やかにテスト勉強をやっていたが、それもそろそろ終わりに近ずいてきた……。

 

…………………………

………………

 

「ありがとうございましたー!」

 

一通りテスト勉強が終わり会計を済ませ俺達は店を出た。

 

「ん〜!終わったあ〜!なあ蒼司、この後暇か?もし良ければどこか行かね?」

「ああ、そうだな。ゲーセンとかどうだ?」

「お!イイネ!そうと決まれば早速ーー」

 

ピロピロリン♪ピロピロリン♪

 

優馬が言い終わる前に俺のスマホに電話がかかった。確認すると相手は友希那だった。

 

「すまん、電話だ。……もしもし、どうかしたのか?」

『もしもし蒼司?今からリサとテスト勉強一緒にしようと思ってるのだけれど……蒼司も一緒にどうかしら?』

 

どうやら一緒にテスト勉強をしたいという件らしい。

 

(2人でテスト勉強か…そういえば、今回のテスト勝負するんだったな……)

 

「分かった。今から向かう……と言いたいけど家が分からないんだが。済まないが羽沢駅まで来てくれないか?」

『分かったわ。それじゃあ駅で落ち合いましょ。』

「了解。」

 

ピッ

 

「済まないが聞いての通りだ。ゲーセンはまた今度でいいか?」

「おう。また気が向いたら誘うな、今日はお疲れ様!」

「おう。またな優馬」

 

そう言って俺は待ち合わせの羽沢駅へと歩き始めた。

 

…………………………

…………

……

 

一足先に駅に着いた俺は自販機でコーヒーを買って友希那を待つことにした。

 

(そういえばリサと一緒にっていってたがリサも来るのか?なんだか申し訳ないな……)

 

そう思いながら友希那達?が来るのを待つこと数分後ー。

 

「お待たせ〜!!」

 

声の方を向くと友希那とリサがこちらに向かって走ってくるのが見えた。

 

「友希那…随分早かったな。……リサも来たんだな。」

「うん!友希那……案外方向音痴な所あるし、友希那の家で待ってるのもどうかなって思って一緒にきちゃった♪」

「リサ…そこまで私は方向音痴じゃないわよ。」

 

(方向音痴なのは認めるんだな……)

 

「と、とにかく時間が惜しいから早く行きましょ?」

「そうだな……て言いたいけど少しだけ待ってくれ。まだ昼飯食べてなくてな…何処かで買っていってもいいか?」

「え?蒼司もなの?よかった!私達もお昼まだなんだ。一緒に買ってこ♪」

 

という事で友希那の家へ向かう前に俺達は昼飯を買うことにした……のだがー。

 

「え?リサ…私達財布持ってきて無いわよ?」

「……は?」

「ちょ、ちょっと友希那!何で言っちゃうのさ!」

「別に……言っちゃいけないなんて言われてないから……。」

「おいお前ら……まさか奢って貰おうだなんて思ってないだろうな?」

 

俺は奢らないぞとばかりに2人を(主にリサを)睨めるが……

 

「いいじゃんかー!私と友希那、蒼司の仲でしょ?お願い!」

「ダ・メ・ダ!!特に主犯たるお前は特にな。」

「そんなぁ〜……やっぱり、ダメ?( ・᷄-・᷅ )」

 

(ぐっ……お前までそれを使うか!)

 

「だ、駄目ったらダメだ」

 

(危ない危ない。あやうく了解しそうだったぜ!だけどいくら駄々こねられようと俺の気持ちはそう簡単に揺らぐわけー)

 

「お願い…蒼司。奢って?( ・᷄-・᷅ )」

 

ゴフッ!!

 

(前言撤回……友希那の兵器( ・᷄-・᷅ )で即屈服しました。)

 

「……分かったよ…なるべく軽いものにしてくれよ?」

 

まあ奢るだけだし、と思った俺の考えは直ぐに早計だったと思い知らされるはめになった。

 

「ありがとう♪蒼司!\(❁´∀`❁)/」

 

「………………」

 

バタッ……

 

「蒼司!?大丈夫!?」

「しっかりして!蒼司!」

 

蒼司に何が起きたのか……友希那が尋常じゃない、まるで天使や女神みたいな癒される笑顔を蒼司に見せたことにより、蒼司は一瞬にしてその笑顔に魂を抜かれたのだった。

 

(ありがとう神様……この体験、一生忘れません。……ガクシ)

 

…………………………

………………

…………

 

予想外な?ハプニングが起きたが、俺は予定通り2人に連れられ友希那の家にたどり着いた。

 

「それにしても、2人が幼馴染ってのは聞いてたけどさ、家が隣だとは思わなかったぜ。」

「昔よくお互いの家で遊んだよね〜」

「そうね。蒼司にはいつか私の家に泊まりに来て欲しいものね……」

 

その言葉を聞いた直後、俺とリサの顔はものすごい勢いで赤くなった。

 

「ちょま、友希那!?お前何言ってるのかわかってるのか!?」

「そ、そそそーだよ友希那!蒼司が友希那の家なんか来たら友希那何されるかわからないよ!?」

「おいリサ……俺がそんな事する訳ないだろ?何でお前はいつも俺を罪人扱いしたがるんだ……」

「そうよリサ、蒼司がそんな事する訳ないでしょ?」

 

珍しく?友希那が助け舟をだしてくれた。

 

「友希那!わかってくれるのか!?嬉しいぜ!」

(へ!どうだリサ!何時までもお前の味方ばかりしてるとは思わ……)

「でも……そうね。何かされた時は110番すればいいのかしら?」

「何でそーなるんだよ〜!!」

 

前言撤回。いつかこの2人泣かす。絶対泣かしてやる!

 

…………………………

…………

 

たまに雑談をするもテスト勉強は順調に進んでいた。

 

「蒼司、ここの問題はどう解けばいいのかしら?」

「ん?ここは○○の文についての問だからその文の前辺りを読むんだよ」

「分かったわ……ここね、……こうでいいかしら?」

「そうそう。こういった問題は対象の文の前当たりを読めば答えが見つかるんだ。」

「ありがとう蒼司。参考になったわ。」

 

「ねぇ蒼司、ここの問題どう解けばいいの?」

「ここはだな……先にax+by=x2の形に治してから……」

「えっとー……こうでいいの?」

「そうそう。」

 

とまあこんな感じに主に俺が2人に教える感じでテスト勉強は進んでいる。

 

「フゥ〜、やっと終わったー!」

「私も、一通りさらえれたわ。」

「それにしても蒼司教えるの上手だね!数学苦手だけどこれなら行ける気がする!」

「そうね。私も文章問題はホントに苦手だから助かったわ。」

「はは、そう言って貰えると教えたかいがあったってもんだよ。ありがとな。」

 

この短時間で2人は予想以上に出来るようになった。

 

(……て俺も自分の苦手分野とかやらないとな。2人とも頑張ってるんだから。)

 

「俺も頑張んないとな。」

 

そう思い俺は昼前に優馬とやった所をもう一度さらうことにした。ちょうどその時だった。

 

ピロピロリン♪ピロピロリン♪

 

俺のスマホから覚えの無い番号から着信がきた。

 

「済まない。ちょっと席外すわ。」

「ええ、構わないわよ。」

「どうぞ〜」

 

俺は2人にそう言って友希那の部屋をでた。

 

…………………………

………………

 

ガチャッ

 

「あっ、蒼司おかえり!」

「案外長く話してたみたいね。さ、続きをやりましょ」

「おう、そうだな。」

 

「しかし…こうして教えてると友希那が勉強嫌いってのがなんだか嘘みたいだよな」

「そ、蒼司?いきなりどうしたのよ?」

「そうだよ!蒼司が友希那褒めるなんて……明日は台風?」

 

ドカッ!!

 

「いったァァい!?ちょっと何するの!?」

「アアゴメン、カラダガカッテニウゴイチマッタ。」

 

俺はリサに警告じるしに手刀をリサの頭にお見舞いした。

 

「絶対わざとでしょ!?」

「ナンノコトヤラ」

「リサ、あまり蒼司をからかわないで。私が蒼司に褒められた事がそんなに羨ましいならリサも褒めて貰えばいいのよ。」

 

そこにさっきまで恥ずかしがってた?友希那が追い討ちをかけるようにいった。

 

「そんなぁ!?友希那までぇ〜…ひどいよぉ」

 

とか何とかいっていたが、……

 

「そうか、リサも褒めて欲しかったのか。それならそうと言えばいいのに。」

 

なでなで……

 

「えへへ//あ、ありがとう//」

 

いざ撫でてやるとこのざまだ。……可愛いな。

 

…………………………

………………

…………

 

「……と、そろそろお開きにするか。」

「あら、もうこんな時間」

「いやぁ〜時間が経つのって早いねぇ〜」

 

時計を見ると午後3時を過ぎようとしていた。

 

「確か16時からCIRCLEで練習だよな?」

「そうね。」

「ねぇねぇ!どうせなら3人で一緒にいこーよCIRCLE!」

 

リサが俺たちそう提案した。……実を言うと俺もな同じことを考えてた所だ。

 

「お、いいね。友希那はどうよ?」

「いい考えね。そうと決まれば支度をしていくわよ。」

「了解〜!」

「じゃあおれ先に降りて待ってるわ。」

 

…………………………

 

〜友希那side〜

 

「ねえ、友希那。」

「何かしら?リサ」

「蒼司へのアピール、順調だね♪」

「ちょっ…ッいきなりどうしたのリサ?」

 

リサの唐突な話題で返事がつっかえる感じになってしまったわ……

 

「だって最近の友希那蒼司にすごくアピールするんだもん!もう私の助けなんて要らないくらいに……ね」

「そんな…リサが居なかったら、私の蒼司に対する想いが分からないままだったから……リサには感謝してもしきれないわ。」

 

(そう……あの日、リサが私の中にある気持ちを気づかせてくれたから私はこうしてアピールできる。……でも)

 

「ねぇリサ」

「ん?どーしたの。」

「貴方にはいつも感謝しきれないわ。だからこそ、今回のテスト……負けられない」

「ゆ…友希那?」

 

…………………………

 

〜リサside〜

「貴方にはいつも感謝しきれないわ。だからこそ、今回のテスト……負けられない」

「ゆ…友希那?」

 

友希那は何を言ってるのだろう?……そう考える時間は残念ながら今はなかった。

 

ドンッ!!

 

「キャッ!?」

 

私と友希那の距離がゼロになると同時に友希那が私を押し倒したの。

 

「ちょ、ちょっと友希那!何を!」

「……ゴメンなさいリサ。でも貴方がいけないの…貴方が蒼司をからかい過ぎるから。」

「え!?」

 

(え?友希那?どうしちゃったの!?ダメ、全然話がみえないよぉ!)

 

「私は蒼司の事が好き。誰よりも好き。だから……わからせるの。」

「友希那……」

 

いつの間にか友希那の目のハイライトが消えていた。

 

「今回のテストで貴方に勝ってこれ以上蒼司の事をからかわせないようにする。」

「必ず蒼司に私の想いを伝えて恋人になって……」

「他の女から蒼司を守るの」

「……ひっ」

 

(今会話してるの……ホントに友希那……なの?…怖い、怖いよ……)

 

「蒼司に相応しい歌姫(ディーヴァ)になる。そのためにはどんな手段もいとわない。」

「私の思いを邪魔する女は許さない。たとえそれがRoseliaでも……」

「……リサ、貴方でも容赦しないわ

 

コクコク……!

 

友希那の今までに感じたことの無い謎の脅しに、私はただ、頷くことしか出来なかった……

 

…………………………

………………

 

〜蒼司side〜

「お待たせ、蒼司」

「おう、遅かったな。待ちくたびれたぞ。」

 

しばらくして(多分感覚からして10分以上たって)友希那とリサが降りてきた。

 

「ゴメンなさい蒼司。今回練習に使うスコアを探してて」

「そっか、……じゃあ行こうか、リサは特に忘れ物とかないか?」

「……え?あ、ああ!忘れ物?大丈夫だよ!」

「?……そうか」

 

(リサのやつ、なにぼーっとしてたんだろ?)

 

その場に居なかったら俺はこれ以上考えることは無いと思い3玄関へ向かった。

 

「蒼司!友希那!」

「ん?」

「どうしたのリサ?」

 

「私……私、負けないから!今回のテスト、沢山勉強して、2人に勝っちゃうんだからね!」

「……そうね。私も、やるからには全力でやるわよ。」

「2人とも……そうか、俺も頑張んないとな!」

 

こうして今日のテスト勉強は終わり、3人はCIRCLEへ向かうのであった……ーーーー。

 

ーーーーそしてこの瞬間から、彼の、彼女たちの日常が少しづつ崩れて行こうとしていた。……ーーーー

 

 

 

 

〜END〜




『次回予告』
「2人とも、互いに頑張ろうな!」
「ええ、絶対に……勝ってみせる!」
「私も負けないよ!2人とも!」

「……まあ、ざっとこんなもんかな?」

次回、『2人の姫君の思い』お楽しみ!
……緊急告知あり!情報またれよ!

紗夜編後投稿して欲しいストーリー

  • リサ編
  • あこ編
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