青薔薇の姫君と蒼き竜騎士   作:ka-主

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※この作品はハッピーエンド前提でストーリーをすすめていきます!それ以外は全て「MEMORIAL if STORY」にて投稿予定です!


season1 友希那編:8話 2人の歌姫の想い

〜友希那side〜

 

「……ここは……どこかしら?」

 

辺り一面青薔薇……それ以外何も無い……。

 

カッカッカッ……

 

「!?……誰?……っ!?」

「ふふふっ……『あの時』以来ね?『私』」

 

そこにはRoseliaの衣装を身に付けているもう一人の『私』がいた。しかし彼女の目は輝いていなかった。

 

「……何度話しかけても無駄よ。私は貴方のものなんかにならない」

「ふふふっ……そんなに彼が大事?」

「ええ、彼は私達Roseliaにとっては無くてはならない存在よ。彼が居ればRoseliaは……私達は更なる高みへ羽ばたける。」

 

そんな事を言っても『私』は怯まなかった。

 

「……それだけ?」

「え?」

「貴方……嘘ついてるわね」

「!?……そんな事ないわ!」

「いいえあるわ。貴方は彼に対する想いに嘘をついてる。……確かに彼の力があればRoseliaは遥か高みへ羽ばたける……だけど、貴方の抱いてるそれはRoseliaのためなんてものじゃない。」

「……何がいいたいわけ?」

 

『私』は自分自身ですら知らないことを知ってるとでもいうの?

 

「その通りよ」

「!?」

「言ったでしょ?私は貴方自身。貴方の考えてる事くらい造作もなく分かるわ」

「話を戻すわ。確かに貴方はRoseliaの為に彼の力が必要といってる。それは確かに正しい。でも私……もう一人の貴方はそうは思ってない」

「……どういう…事?」

「教えてあげる貴方は彼の事を好いてる」

「!……そうよ。でもその気持ちはリサが教えてくれた事。リサがいなかったら気づかなかった感情よ」

「そう。リサ……彼女のおかげで私は生まれた。そして貴方は彼を想うに連れてどんどん私は強くなった。そして貴方は次第にこう思うようになった」

 

彼を自分だけのものにしたい

「!?」

彼に相応しい歌姫(ディーヴァ)になりたい

私の想いを邪魔する者は許さない

「……やめて」

例えそれがリサであろうと

やめて!!

 

…………………………

………………

…………

 

「はぁ…はぁ…はぁ……」

 

(……夢?)

 

気がついたら私の周りは青薔薇ではなく、自分の部屋の風景に変わっていた。そして自分は身体中汗だくであった。

 

(私は……『彼女』じゃない。私は私……)

 

「その事を『彼女』に解らせてやらないと……」

 

私はベッドから降り、クローゼットにかけてある制服に手を伸ばし着替え始めた。……

 

…………………………

………………

…………

 

〜蒼司side〜

 

今日はテスト当日。クラスの皆は最終確認のためか机に教科書やノートを広げ必死に勉強していた。

 

「おはよう蒼司」

「おはよう友希那……あれ?リサはどおしたんだ?一緒に登校してくるとばかり思ったがー」

 

「おはよう〜!もう友希那酷いよ!!私を置いてくなんて!」

「ごめんなさいリサ……そんなつもりはなかったのよ」

 

遅れてリサが教室にはいってきた。

 

「まあ、友希那もあれだろ?テスト勉強の仕上げとかしたくて早めに投稿したんだろ?」

 

周りの様子を見て俺はそう尋ねた。

 

「え、ええ……」

「!……そうだったんだ!だったらそう言ってくれればいいのに!……あっ!私日直だから職員室いってくるね!」

 

そう言ってリサは教室を出た。

 

「そう言えば……蒼司は勉強しないの?」

 

教科書を広げテスト範囲の所を確認していた友希那は俺が何もせずに小説を読んでる姿をみてそう尋ねた。

 

「ん?ああ、やるべき事はやったからな。それ以上はやる必要も無いかなって……」

「お待たせ〜……て蒼司勉強してないじゃん!どぉしたの?もしかして……忘れたの?」

「んなわけないだろ?当日まできて自分のやってきた事を疑う様なことなんてするわけないだろ?」

「うわ〜凄い余裕だね……こうなったら私もがんばんないと!」

 

そう言ってリサは自分の席から教科書とノートを取り出し俺の席に持ってきて友希那と同じ様に勉強し始めた。

 

「おい……なんで自分の席でやらないんだよ……」

「いいじゃん別に!まだテストまで時間あるんだし、蒼司小説読んでるだけでしょ!?」

「いいじゃない蒼司。リサのやりたい様にさせましょ」

「友希那が言うなら……俺の読書の邪魔だけはするなよ?」

「分かってるって〜!」

 

そう言って2人はテスト勉強を再開した。

 

…………………………

………………

…………

 

SHRが終わりテストの1科目が始まろうとしていた。

 

「そろそろ始まるな」

「ええ、やるべき事はやったわ」

「うん!私も何時でも大丈夫!」

 

「はーい皆!席につけー!テスト配るぞ!」

 

テスト開始前のチャイムがなると同時にテスト監督の先生が入ってきてそう告げる。

 

「2人とも、互いに頑張ろうな!」

「ええ、絶対に勝ってみせるわ!」

 

(結構やる気だな友希那……はめ外さなきゃいいが)

 

「私も負けないからね!2人とも!……ゼッタイマケナイカラ」

「そうだな、俺もがんばるか!」

 

なんだかんだで俺もその気だった。

……そして定期テストが幕をあけまた。

 

…………………………

………………

…………

 

テストは無事終わり俺達は結果をまつだけとなった。ちなみに順位は各教室に学年、クラスの2つが掲示されるらしい。

 

そして、時は少々たちテスト返却日。

 

俺達は珍しく3人で登校した。理由は一緒に順位を知るためだ。

 

「私は……学年が85位、クラスが15位……上々ね」

「私は〜っと!学年が80位、クラスが13位かだね〜♪……え!?」

「2人共凄いな!テスト勉強の甲斐があったな!……リサ?どうかしたのか?」

「リサ……どうかしたの?」

 

リサは順位表を見て唖然としていた。……確か2人との差は殆ど無かったと思うが……

 

「ね、ねぇ友希那……あれ」

 

リサが順位表の左端……つまり学年1位を指さしてそういった。

 

「……嘘」

 

そこには『1位 騎龍蒼司』と載っていた。当然クラスの方もダントツの1位だ。

 

「……まあざっとこんなものかな」

「蒼司……貴方って一体……」

「凄い凄い!凄いよ蒼司!1位だよ!?なんで!?」

「リサ……少し落ち着けよ」

「……コンナハズシャ……コンナハズシャナイノニ……」

「友希那?」

「ひゃ!?ど、どうしたの蒼司?」

 

いくら呼んでも返事のない友希那に不信感をいだいた俺は肩を叩いて呼んだ。

 

「どうしたのって、大丈夫か?いくら呼んでも返事なかったから」

「!……友希那、そんなに落ち込まないで!たかがテストだよ!次頑張ろ!」

「…………」

 

(友希那……相当落ち込んでるな。今回のテスト多分友希那が1番頑張ったハズだ。それなりのことしても罰はあたらんか)

 

「おーい!テスト返すぞ!席につけー!」

 

担任が入ってきて黒板の前に集まっていたせいとは全員席についた。

 

「……………」

「友希那……」

 

落ち込んでる友希那をよそにテストが返却され始めた。

 

…………………………

………………

…………

 

放課後、俺達3人はRoseliaの練習の為CIRCLEへとむかっていた。

 

「イヤーそれにしても今回は頑張ったよ〜」

「そうだな……2人共よくがんばったな」

「………………」

 

友希那はテストを返却されてからというもののずっとこの調子だ。それよしか返却された時よりもかなり落ち込んでいる。

 

(……何だか、可哀想だな。あんだけ頑張ったのに)

 

「……なあ、友希那」

「…………何?」

「今度……2人でどこか出掛けないか?」

 

「「え!?」」

 

いきなりの提案に2人は驚いている。

 

「リサ……なんでお前まで驚いてるんだ?」

「え!?いや、何でもないよ?」

「そして何故疑問形……」

「……どうして?」

「ん?」

「私……2人に負けたのよ?あれだけ頑張ってもリサには勝てなかった……蒼司に至っては次元の違うように感じたわ!あれだけ頑張っても……私なんて……ワタシナンテ」

 

「友希那」

「!?」

 

これ以上自分を責めて欲しくないと思い名前を呼び制止させる。

 

「今回のテスト……1番頑張ったのは俺でもリサでもない。お前だって事を俺はよくしってる。」

「でも……」

「俺は……頑張った者の努力を貶す事はしたくない。だからな……」

 

「俺にお前の頑張った所、褒めさせてくれよ」

「!?///」

 

これが俺に出来る慰めだと……そう思い更に続ける

 

「だから友希那。今度の夏休み……2人でデートしようぜ」

「!?……分かったわ///」

「よかったね、友希那……さ〜てテストも終わったことだししばらくのんびり出来るね〜♪」

 

そう言って平和ボケ?しているリサを見て俺はとある事を思い出した。

 

「何いってるんだリサ?お前忘れたわけじゃないよな?」

「へ!?な、ナンノコトカナー」

「言ったよな?俺に負けた科目の数だけ俺の言う事聞くって」

「そ、ソンナコトイッタッケナーワタシシラナーイ……」

「リサ……嘘はよくないわよ?私も確かにこの耳で聞いたわ」

「ゆ、友希那ぁ〜……( ・᷄-・᷅ )」

 

(リサめ……あの空気でそのままズラ狩ろうとしてたな)

 

「テストは全部で5科目そのうち全て負けてるわけだ……さ〜てリサさんや」

「は、はひ!?」

「このままズラ狩ろうとした事も含め……どんな言う事…キイテモラオウカナ〜?」

「お、お願い……お手柔らかに……友希那助けてぇ〜(ToT)」

「……ぷッアハハハハ!」

「ちょっと!笑ってる場合〜!?」

 

なんやかんやで友希那の機嫌も元にもどり、無事……俺たちのテストは幕を降ろしたのだった。

 

…………………………

………………

…………

 

『ふふふっ……どうやら貴方のいいたい事……正しいのかもしれないわね』

『それなら……貴方のやり方……見せてもらおうかしら?』

『ふふふっ……アハハハハ!』

 

 

 

 

〜END〜

 

 

 




『次回予告』
「お願いします蒼司様……どうかお手柔らかに……」
「蒼司とデート……とても楽しみだわ///」
「さ〜て……今日はどぉしてくれよっかな〜?」

「今度のデートで……必ず……!」

次回、『デートに向けての一時?』お楽しみに!

※アンケートとります。御協力お願いします。

紗夜編後投稿して欲しいストーリー

  • リサ編
  • あこ編
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