青薔薇の姫君と蒼き竜騎士   作:ka-主

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どうも!ka-主です!
蒼司と友希那のデート回です。
それでは……どうぞ!


season1 友希那編:10話 歌姫(ディーヴァ)と龍騎士のデート(前編)

〜リサside〜

 

「にゃお〜ん♪」

「ふふ♪シロナ〜♪よしよし♪」

 

私は今蒼司の家でシロナの世話をしていた。……え?蒼司?蒼司は多分今頃友希那と2人きりで遠出の1泊デートにいってるよ♪

 

「2人とも羨ましいなぁ〜」

 

(……だけど友希那もついにここまで来れたんだね。応援してるよ、友希那♪)

 

「……といけない、蒼司に言われた事やらないと……多分そろそろ紗夜も来るはず……」

 

ピーンポーン♪

 

「!来た来た♪」

 

私はシロナを置いて玄関へ向かう。

 

「早かったね紗夜、上がって上がって!」

「お邪魔します……ここが騎龍さんの家ですか……思ってたより広いです」

 

そう言って紗夜は蒼司の家へ上がった。

 

「それはそうと今井さん、騎龍さんに託されたやる事はやってますか?」

「まあ家事は一通り終わったかな〜後は買い出しと……『課題』かな」

 

『紗夜の監督の元夏休みの課題をできる範囲でいいので俺達が帰ってきてもいい状態にして下さい』

 

「これみた時蒼司と友希那の分をやるのかと思ったけど私のだけで良いみたい」

「それなら時間的にも買い出しに行きませんか?課題はお昼の後でも大丈夫でしょう」

「そーだね♪そうと決まれば行こっか♪」

 

そう言って私と紗夜は机に置いてある買い出しのお金を持って蒼司の家を出てった。

 

…………………………

………………

…………

 

時間は早朝に遡り……

 

〜蒼司side〜

 

「ふぁ〜あ……」

 

友希那の家に着くなり俺は大きなアクビをした。朝は別に弱くは無いが、今日に向けての最終準備や紗夜とリサとLINEで家を会えている間の打ち合わせの確認等……当日に備えてのんびり休むつもりが、これらのおかげで休む暇もなかったのだ。

 

ガチャッ……

 

「おはよう蒼司」

 

(だぁー!しっかりろ蒼司!しゃきっとせい!)

 

「今回のデートで友希那に俺の気持ちを……って友希那!?」

「驚くことないでしょ?ここは私の家なんだから……それよりも蒼司?さっき『俺の気持ちを』どうとか…って言ってたけど、なんの事かしら?」

「!?」

 

(しまった!思っていた事を声にだしちまった!しかも友希那に聞かれちまった!?)

 

〜友希那side〜

 

(『俺の気持ちを』どうとかっていっていたけど……もしかして蒼司も私の事がすきなの!?それってリサが言ってた両想い!?)

 

蒼司も自分の事を好いている?と思った私は私らしからぬ事を口にしてしまった。

 

「そ、蒼司。きょ、今日は折角のデートなのだから……その、恋人らしく…て、手を繋いで行かない///?」

「ゆ、友希那!?」

 

(な!?わ、私ったら!蒼司に向かって何言ってるのよ!?私達付き合ってすらいないのに!バカバカバカ!!)

 

「ご、ごめんなさい!い、今のは忘れて……!」

 

そう言って私は赤面した顔を隠すように俯いた。すると蒼司は私に手を差し伸べて少し恥ずかしそうにこう言った。

 

「そ、その…なんだ?俺も友希那と同じでさ、折角のデートだから…その…友希那が良ければ……つ、繋いで行こっか?」

「……コクコク///」

 

私は赤面のまま蒼司の案に頷き手を差し伸べる。

 

ギュッ…

 

(蒼司の手……意外と大きい。私のこのドキドキ……聞かれて無いわよね?いざこうして手を繋いでみると……恥ずかしいわ…///)

 

「じゃ、じゃあ行こっか…」

「ハイ……プシュウ……///」

 

……私の頭はこの瞬間から完全に茹で上がってしまったわ。

……この調子で大丈夫かしら?そう思いながら私達は駅へと向かった。

 

…………………………

………………

…………

 

〜蒼司side〜

 

「……ねぇ蒼司?」

「ん?どうした友希那」

 

駅に着くと俺達は駅内にある弁当屋で駅弁を買い『新幹線のホーム』へ向かった。俺達がのる新幹線は余り時間を掛けずにホームについた。

 

「ホントに新幹線(アレ)にのるの?」

「そうだが……友希那は初めてか?」

「い、いえ…家族の旅行でだけれども……」

 

友希那は新幹線に乗った事が余りなく不安がっていた。

 

「大丈夫だ、俺がついてるから」

 

ギュッ…

 

「蒼司……///」

 

不安がってる友希那の手を俺はそっとにぎった。

 

キキィィィィ!!……プシュゥーー……

 

「さっ、行こっか」

「ええ」

 

俺達はてを握ったまま新幹線に乗車した。そして間もなく新幹線は動き出した。

 

…………………………

………………

…………

 

新幹線を降り、駅から数十分歩いて目的地のホテル「DREAM AQUA HOTEL」にたどり着いた。

 

「凄いわね蒼司!」

「ほんとだな、ネットとかで見るよりも凄い豪華だ」

 

……一応読者の皆さんに俺達の泊まるホテルがどのような全貌なのか教えよう。

 

『DREAM AQUA HOTEL』

・広さはやく東京ドームよりやや広め

・敷地内の外壁は海の青系統の色がメイン。アスファルトは白(恐らく沖縄の砂浜をモチーフ)がメインで所々貝殻などが埋め込まれてる。

・ホテルの外装は下の階から中層階は青がメインそれから上は空色、白がメインとなっており、最上階にはクジラを型どった屋上プールがある。

・ホテルは2棟に別れてる(最上階のプールに耐えるようにする為の作りだろう)1階にロビーを初めとする基本的な売店、レストラン、浴場などがある。階は100階まであるらしい。

・ホテルの外にはテーマパークも充実、テーマパークの反対側は海に面している。屋台なども充実してるとの事だ。

 

……これが高校生2人のカップル?が泊まろうとしているホテルの全貌だ。普通じゃ絶対泊まることの出来ないいわばスウィートホテルだ。

 

「それにしても……高かったんじゃない?」

「ん?あー、まあ何とかなったよ。まったく、友希那は心配性だな〜」

 

(このホテルの宿泊代で大学進学の為の費用が何割か飛んだってのは絶対言えないな……)

 

「だって…貴方は何時も私の為…いえ、Roseliaの為に何時も頑張ってるし、偶に無茶しないか心配だったから……」

 

友希那のその一言に俺は密かに涙した。

 

(友希那が俺の事をそこまで心配してくれるなんて……!)

 

「今回のデート……必ず成功させるばい!」

「!……そうね、忘れられない思い出にしましょ」

「!?」

 

(しまったぁ!また心の声が口から出ちまったぁ!……でもいい感じに受け止めてくれたから結果オーライか!?)

 

「じゃ、じゃあおれはチェックインして来るからそこで待っててくれ」

 

俺はそう言って受け付けに行った。

 

…………………………

………………

…………

 

チェックインを済ませ、部屋に荷物を置いた俺達は海に来ていた。

……もう一度言おう。『海』に来ていた。(どうして2回言ったか…分かるよなぁ!?)

 

「さすが…夏休みってのもあって結構人居るな……」

 

俺はそう言いながら周りを見渡し、サンパラソルをセットした。(ちなみに珍しい折り畳み式。自腹です)シートを敷き、荷物を置いていると……

 

「そ、蒼司……お待たせ……」

「友希那……その格好……」

 

友希那の声が聞こえた方へ体を向けると……

……そこには1人の天使がいた。真っ白な素肌に、黒の生地に薔薇の絵が書かれたビキニ…天使と言うより堕天使だと思うやつ、異論は認めよう。

 

「ど、どうかしら///この前リサと一緒に選んで買ったの」

 

(リサ……感謝するぜ)

 

「凄く似合ってるよ……正直その格好俺だけが見てたい…なんてな」

「蒼司ったら///下心丸出しよ///恥ずかしいわ///」

「嘘じゃないさ。心の底からそう思えるくらい可愛いよ、とても綺麗だ友希那」

「蒼司……プシュウ///」

 

……その後俺は友希那と海で泳いだ。……ただし友希那は泳ぐのが苦手らしく海にいる間持参してた浮き輪の上で漂っていたのは内緒だ。

 

…………………………

………………

…………

 

あれから俺達は屋台で昼食をとりまた一通り泳いで上がった。

そして俺達は部屋で少し寛いでいた。

……そして俺のスマホから着信が来た。

 

ピロピロリン♪ピロピロリン♪……ピッ

 

「モシモシ……どうも世話になります。今日についてですが……」

 

俺は電話の相手と話しながら部屋を出た。

 

…………………………

………………

 

〜友希那side〜

 

「ん……よく眠れたわ」

「起きたか友希那」

 

私はあの後部屋のベッドで休んでいた。時計を見ると16時を刺していた。

 

「……ごめんなさい、寝すぎてしまったかしら?」

 

私は蒼司に謝罪を述べたが……

 

「いや大丈夫だ。寧ろ丁度いい……これからライブハウスに行くぞ」

「ライブハウス?このホテルにあるの?」

「ああ、B棟の50階にあるんだ。そこでやるライブを友希那と一緒に見に行きたいんだが……どうする?」

 

蒼司にライブを見に行く約束をされた。蒼司の誘いなら喜んで。

 

「私で良ければ……行きましょう」

 

そして私は蒼司と一緒にライブを見に行くことになった。

 

…………………………

………………

…………

 

〜蒼司side〜

 

ライブルーム(大ホール)と書かれた所に付に付き受け付けを済ませ、俺は友希那をとある観客席へと連れていった。

 

「ねぇ蒼司、ここ『関係者席』じゃない。私達がこんな所でライブを見て大丈夫なの?」

「大丈夫だ。友希那はライブが始まるまでここで見ててくれ」

 

そう言って俺は『ある場所』へ向かうべくステージを後にする。

 

「!待って蒼司!それってどういう……!」

 

友希那がなにかを言い切るより先に俺はステージから姿をくらませた。

 

「どういう事なの……」

 

友希那は蒼司の言っていた事が理解出来ないままその場でライブが始まるのを待っていたのだった。

 

…………………………

………………

…………

 

〜友希那side〜

 

「どういう事なの……」

 

蒼司の言ってた事の意味……

 

『大丈夫だ。友希那はライブが始まるまでここで観ててくれ』

 

(どうして『待ってて』ではなく『観てて』……なのかしら?)

 

それに……普通に観客席で見ればいいのに……どうして関係者席なの…

?それも気になる……

 

『皆さん!!長らくお待たせしました!!これより!D.D.Ds(トリプル・ドライブ・ドラゴンズ)によるスペシャルライブが始まるze!!皆ァ!準備は出来てるかぁ!?』

 

わぁぁぁぁぁ……!!

 

いつの間にか観客席は満席状態だった。

 

『OKOK!!それではいってみよう!!D.D.Dsのスペシャルライブ……開演だぁー!!』

 

(D.D.Ds……確かお父さんのバンドと同じくらいの人気があったバンドよね……個性的かつ迫力もあってお父さんのバンドの次に好きだったわ……)

 

そう思って彼らのライブを聞いていると1曲目が終わりMCが入る。

 

「どうもー!!vocalのダイゴだze!皆!!1曲目『DRAGON's』はどーだったぁ!?」

 

わぁぁぁぁぁ……!!

 

「楽しんで聞いてくれたら嬉しいze!keyboardのドマダァ!」

 

わぁぁぁぁぁ……!!

 

「Drumのダイスケda!皆!!一緒に燃え上がろうze!」

 

わぁぁぁぁぁ……!!

 

(ダイゴ、ドマ、ダイスケ……確か名前の頭文字が皆『D』だから

『D.D.Ds』なのよね?……まあちゃんとした理由はしってるけど)

 

私はそれよりも次の曲を早く聞きたい……そう思っていたが……

 

「蒼司……何処に行ったのかしら……」

 

彼は何処かへ行ったきり帰ってこない余計に心配になってきた。

 

(でも……)

「蒼司は大丈夫だって言ってた……それをしんじる」

 

そう思っていると……ダイゴが話始めた。

 

「そしてェ!今回のライブはスペシャルライブ!!スペシャルなゲストを迎えてるぜェ!」

 

わぁぁぁぁぁ……!!

 

「ゲスト……一体誰かしら……」

 

「それでは紹介しよう!つい最近まで野良のギターボーカリストだった彼は!最近事務所入りを果たし!今はソロギターボーカリストとして活躍し始めたこの男ォ!!人々は彼の事を『閃烈なる蒼光』、『蒼き狼』

……そう言っている!カモン!!」

 

そうダイゴが紹介をしてゲストを呼び出した。黒のロングジャケットに黒のジーンズ、所々青い鎖や銀色の装飾がされているそして彼は青のフレームのサングラスをかけていた。彼の姿をみた友希那は驚いていた。

 

(似たような服装をしてる人物をしってるけど……いえ、間違いないわ!)

 

「紹介しよう!蒼きギターボーカリスト!『SOUGA』だー!!」

「皆ァ!!満足していってくれよォ!!」

 

わぁぁぁぁぁ……!!きゃぁぁぁぁ……!!

 

名前は違うが間違いない……

 

「蒼司……貴方の腕前……見せてもらうわ!」

 

私はD.D.Dsと蒼司……いいえ、SOUGAのライブを楽しんだ。

 

…………………………

………………

…………

 

〜蒼司side〜

 

「皆ー!!今日はありがとー!!」

 

わぁぁぁぁぁ……!!きゃぁぁぁぁ……!!

 

「お疲れ様!どうだった蒼司!デビュー初めてのコラボライブは!」

「ダイゴさん!今日はホントにありがとうございます!とてもいい経験をさせて頂きました!」

 

ライブ終了後D.D.Dsのメンバーと俺は控え室で互いを労っていた。

 

(友希那……最後まで楽しそうにライブを観てくれてたな。こんな形で俺のギターテクを見せる事になったけど……結果オーライ?かな?)

 

「けど……折角のデートなのに一緒にいてやれなかったな。後で落ち合ったら謝るか」

 

そう思い俺はギターを片付け私服に着替え、D.D.Dsのメンバーに感謝の言葉を述べ控え室を出た。

 

…………………………

………………

…………

 

〜友希那side〜

 

「……まだ心臓がバクバク言ってる……」

 

彼らのライブが終わった後……私は自分が座っていた場所から動かず、感動の余韻に浸っていた。

 

「……蒼司、とてもカッコよかった……いえ、それ以上に彼のギターテク……中々なものだったわ。いつかRoseliaのライブで一緒に演奏したいものだわ」

 

そう呟きながら辺りを見渡す。他の客は既にステージを出ていった後だった。

……そう、私『1人』だった。

 

(そろそろ蒼司と落ち合った方がいいわね)

 

そう思い席を立ち上がった瞬間……ー。

 

バチバチバチッ!!

 

「きゃぁ!?…………」

 

首筋に電流を流されそのまま私は意識を手放した……ー。

 

…………………………

………………

…………

 

〜蒼司side〜

 

「友希那ー!!……何処にいったんだ!?」

 

友希那の事だからまだステージで余韻に浸っていると思いステージへ向かったがいなかった。次にトイレ(中には入れるわけない)で出てきた人に友希那がいたかどうか聞くがハズレ。もしかしたらと思い控え室、部屋と探したがどちらにも居なかった。

 

プルルルルル♪プルルルルル♪……ッーッーッー

 

「クソッ!連絡も繋がらない!」

 

これで何度目か分からないコールも虚しく途切れる。俺は今完全に焦っていた。

 

(友希那にもしもの事があったら……俺は……!)

 

「……くっ!何処に行ったんだよ!友希那!」

 

遂に苛立ちを隠せなくなった俺。そこに……ー。

 

ピロピロリン♪ピロピロリン♪

 

……友希那から着信が来た。ーーーー。

 

 

 

 

〜to be continuous〜

 

 

 

 




《次回予告》
「彼女を助けたければ1人でライブルームの中ホールにこい」
「友希那にこれ以上触れるな……」
「蒼司!?嫌!蒼司ーー!!」

「お前ら……最悪な目に逢う覚悟はできてるだろうな?」

次回『歌姫(ディーヴァ)と龍騎士のデート(後編)』!
お楽しみに!

好評価、感想等まってます!

紗夜編後投稿して欲しいストーリー

  • リサ編
  • あこ編
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