友希那のデート回の後編です!クライマックス見えてきた!?
〜蒼司side〜
プルルルルルル♪プルルルルル♪……ピッ
「友希那か!?今何処にいる!」
「久しぶりだな小僧」
「……誰だ、友希那は何処だ」
電話に出たのは友希那……ではなく中年男性だった。
「おいおい…私を忘れるとはNEOのマネージャーの大和田だよ」
「!?あの時の!!友希那を何処にやった!!」
声の主はあの時買い物で出会ったあの底辺マネージャーの大和田正樹だった。
「まあ落ち着け、湊友希那を返して欲しければお前1人でライブルームの中ホールにこい早く来ないと彼女がどうなっても知らんぞ……ふっふっふ」
「くっ!……このクソが!!待ってろ今すぐに行く!」
俺はそう言って通話を切り中ホールへ走った。
(友希那……無事でいてくれ!)
…………………………
………………
…………
〜友希那side〜
「……ん」
(ここは……どこ?)
「目が覚めたようだな。湊友希那」
「!?ムー!ンムー!!」
思い出した。私はステージを出ようとしたらスタンガンで気絶させられたのだ。
(この男……あの時のマネージャーね!猿轡をされて喋れない!)
私は男を睨みつけた。
「ムー!ムー!ムー!!」
「ふっ何言ってるかわかんねーなこのガキ!」
ガッ!!
「ングッ……ンム!?」
誰かにお腹を蹴られ私は転がった。よく見るとあの男以外にスーツを来たガラの悪い男が何人か周りにいた。
「おいお嬢ちゃん、変に暴れない方が身のためだぜ?」
近くにいた取り巻きの男がそういった。
「大人しくしてりゃあ悪いようにはしないからよ……ひっひっひっ」
ガシッ…グイッ
「ンム!?ムー!ンムー!!」
「それにしても旦那、可愛い娘手に入りましたねぇ。ズラかって犯してやりましょうよ」
「!?」
「おい、人聞き悪いことを言うな薬キメすぎて使えなくなったらウチが困る」
(こいつら……何を言ってるの?犯す?薬?……ヤダ…怖い怖いよぉ)
「ムー!ムー!ムー!!」
私は逃げようと必死に暴れる。
「おい!大人しくしてろって言ってるだろ!」
ガッ!!
「ンー!!ンムー!!」
しかし取り巻きの男に頭を床に叩きつけられ押さえられてしまう。
(助けて……蒼司……怖い、怖い、怖い……助けて……蒼司……)
バァァン!!
「友希那!!」
ステージの出入口には彼……騎龍蒼司がいた……。
…………………………
………………
…………
〜蒼司side〜
「友希那!!」
ステージには大和田と他に彼が雇ったと思われしガラの悪い男共が数人(ざっと5人程)……そして中央には友希那が手足を手錠で拘束され、猿轡をはめられていた。
「ムー!ムー!ムー!!」
「友希那!無事だったか!?今そっちに向かう!」
特に何もされてない所を見て安堵しかけたが時は一刻を争うことに変わりわないと思った俺は友希那の元へ駆けよろうとしたが……
「動くな!!」
ビクッ!
「ンムー!?ンムー!!」
「あんちゃんよぉ、これ以上動くと友希那ちゃんどーなっても知らないよぉ〜ひゃーはっはー!」
友希那が取り巻きの男に掴まれナイフをつけられた。その光景を見て俺は怒りが爆破しそうだった。
「おいクズ野郎共……これ以上友希那に触るな」
「おいおい聞こえ無かったのかな〜?俺達は本気だぜ?」
「……くっ!」
「それ以上動くな小僧。湊友希那を解放して欲しくば我々の要件に従え」
大和田達は友希那を解放する為に条件を突きつけてきた。こんなの正直呑んだらろくな事無いが……
「……分かった。要件を聞こう。ただし友希那につけてる猿轡を外してくれ。友希那と話をしたい。要件はそれからだ」
俺は友希那が咥えてる猿轡を外させるよう要求すると共に大和田達の要件を飲むことにした……。
〜友希那side〜
「おいおい何勝手な事言ってるのあんちゃん」
「いいだろう……小僧。聞き分けが良くて助かるよ。おい、外せ」
「分かったぜ旦那……」
そう大和田は取り巻きの男に指示をし猿轡を外してくれた。
「ぷはぁ…!蒼司!!何を考えてるの!?こんな奴らの口に乗ったら…蒼司が!……きゃぁ!?」
「おい!余計な事を口にするな!」
「友希那!!」
「ぐっ……駄目よ蒼司!こいつら私達を痛ぶってこの前の復讐をするつもりよ!私の事はどうなっても構わないわ!だから蒼司!考え直して!!」
私はこの男達の要件を呑んでは行けない……そう思わずには居られなかった。
「友希那……!」
「お願い蒼司!彼らの挑発に乗っては行けないわ!」
「おい!だから少しは大人しくしろって!死にてえのか!?」
「おいよせ。蒼司といったな?彼女は勘違いしてるようだが約束しよう。我々の要件を飲んでさえくれれば彼女の自由は必ず約束する。飲まなければ……彼女のゆう通りの結果になる。私は本気だ」
(お願い蒼司!貴方のその苦しんでる顔はもう見たくないの!)
〜蒼司side〜
(ろくな結果にしかならないのは分かってる……だからって友希那を放って置いていい理由にならない)
「要件を飲むことは変わらないだから……そこのお前、いい加減友希那を押さえつけるのを辞めろ。これ以上友希那を苦しめるのなら互にただじゃ済まされないぞ」
「てめぇ勝手な事ばっか言いやがって!?」
「もういい、彼女を押さえつけるのはよせ仮にも人質だ」
「くっ!……オラよ!首の皮繋がってよかったな!」
そう言って男は友希那を起こした。(ナイフはそのままだが)
「よし……では蒼司、ステージに来てもらおう。要件はその後伝えよう」
「……分かった」
「蒼司……」
俺は大和田に言われるがままにステージへと歩みはじめた。
〜友希那side〜
私はまた再びナイフを突きつけられたため猿轡をしていた時と何ら変わらなかった。
「ふっ来たか蒼司……ではこちらの要件を伝えよう」
「……」
「要件は至ってシンプルだ。俺に誠意をみせてくれ」
「「!!」」
内容は確かにシンプル……しかしこの意味を譜面上に捉えるという事は……
「駄目!蒼司!!そんな要求のんじゃダメ!!あの時は明らかにアイツが悪かったじゃない!」
誠意を見せる……つまりあの事に対しての謝罪をしろということだ。しかも最近見る誠意の見せ方は……『あれ』しか無かった。
「するかしないかは自由だ。……しかし忘れるなよ。この要件を蹴った瞬間……」
大和田は一旦言葉を区切り、私を見ながら、
「彼女の血は高らかに噴き出すだろう」
「!!」
……私の顔は一瞬にして青ざめた。
〜蒼司side〜
「……謝ればいいんだな?誠意を込めてお前に」
気に入らない要件だが……友希那を助けるためなら仕方ないことだ。
「ふっふっふ……ホントに聞き分けがいいな……そこまでいいなら分かるよなぁ?普通の謝罪じゃ駄目だってことくらいよぉ?」
「!……勿論だ。正直、お前みたいなクズ野郎共に『土下座』なんてクソ喰らえだが……友希那を助ける為……それだけだ」
「ひゃ〜はっは〜!聞いたかよ友希那ちゃん♪アイツはお前を助ける為に今から旦那に『土下座』するってよ!可哀想なもんだなぁ!全くよぉ!!」
……そう、俺は今から大和田にあの時の謝罪をする。
それも……誠意を込めての
〜友希那side〜
「それじゃあ蒼司、『この間は失礼な態度を取ってしまい申し訳ごさいませんでした』……コレを言うんだぞ?」
「……分かった。けど約束しろよ?この謝罪が終わったら速やかに友希那を解放するんだ」
「分かってるよ。俺はそんなアンフェアな男じゃない。約束は必ず守るよ」
(嘘ね……そんな約束を守るような顔をさっきから全然してない。)
そう思っている私をよそに、遂に蒼司は膝をおり腰を下げ始めた。
「蒼司!!やめてェ!」
私はそう叫ぶも蒼司は止まらない。そして……
……蒼司は
「……この間は失礼な態度を取ってしまい申し訳ごさいませんでした」
〜友希那side〜
「蒼司!!……どぉして……蒼司ぃ……!」
私は涙が止まらなかった。私の好きな人が……大切な人が……
……私の竜騎士様が……私の為に見せたくもない姿を見せたのだ。
「はっはっはっはっ!!いい
「ひっひっひっ、よかったな!友希那ちゃん♪蒼司君が誠意見せてくれたらおかげやで?感謝しとき」
「蒼司……蒼司……蒼司ぃ……」
『ありがとう』……なんて言えるはずも無い。
「友希那!!大丈夫だったか!?」
「蒼司……怖かった……とても怖かったわ!」
「済まない……俺が傍に居れば……もっと早くお前と合流出来てれば!!」
「いいの、蒼司は悪くないわ……でも……」
私はその時、何かが爆破した。
「どうしてあんな事をするの!?私は大丈夫だっていったのに!!どうして!!どうしてよぉ……!!」
私は蒼司を打ちながらそう嘆いた。そう言わずには居られなかった。
「本当にごめん……でもお前を救う為にやらざるを得なかった……」
「だからって!!……!?」
ギュッ!!
私の次に言う言葉は蒼司が抱きしめて来たことにより掻き消された。
「辛かっただろ……とても怖かっただろ……でももう大丈夫だ」
「蒼司…蒼司ぃ……!ウグッ……ぅぅぅ」
(辛かったのは……本当に辛かったのは蒼司なのに……私……どうして泣いてるの?蒼司はあんなに苦しんでたのに!)
「蒼司……ホントに怖かったのよ……アイツらに『犯される』とか『薬キメさせる』とか言われた時は私じゃ無くなるんじゃないかって……本当に怖かった……」
「……何?友希那……それは本当か?」
「ええ……アイツら蒼司が来なかったらこのまま別の所へ連れてって私をあの手この手で汚そうと企ててたの……ガタガタ」
「……」
〜蒼司side〜
友希那の言ってる事が未だに信じられなかった。そんな事をアイツらはしようとしてたのか?
「なあ旦那ホントに離していいのかよ、やっと手に入れた上玉だぜ?」
「そうっすよアイツを締めたらあのアマを『好き放題ヤレる』って言ったのは旦那だぜ?」
「まあそう言うな。俺は満足してるんだ。犯すこと自体事務所の女共でもできるだろ?」
こいつらの会話を聞いてやっと友希那の言っていることが本当だと分かった。
「蒼司……?」
「……友希那、ホントに何もされてないんだな?」
確認の為にもう一度友希那に問いかける。
「ええ、……アイツらにあんなこと言われた時は正直どうなるかと思ったわ……ガタガタ」
(この震えよう……ホントにやろうとたんだな)
「友希那……もうこれ以上喋るな」
「……え?」
「おいお前ら、今の会話……本当か?」
そう問い詰めた瞬間大和田は「しまった」という表情をしていたが……
「ああそうだよ!俺達はお前をボコせたらあの女を好き放題していいって言われたから従ったんだ!」
「そーだそーだ!お前の
どうやら取り巻きの方は大和田にそう付け込まれてたらしい……
「そうか……もうそれ以上喋るな」
俺は立ち上がり話続けた。
「お前ら……最悪な目に逢う覚悟は……デキテルンダロウナ?」
……そう言って俺は近くにいた取り巻きを思い切り殴り飛ばした。
〜友希那side〜
「ギャァァァァ!?」
「蒼司!?」
殴られた取り巻きの男は派手に飛ばされステージに転がった。
(何が……起きてるの?)
「おいてめぇ!何しやが……ふがァ!?」
次に蒼司は殴りかかろうとしたもう1人の取り巻きの溝を殴り……
「おい起きろ、こんなもんでへたばんな」
バキャッ!!
「ギャァァァ!?」
胸倉を掴んだ状態で顔面を思い切り殴りそして……
バキッ!!
「ガァァァ!!」
思い切り蹴り飛ばした。
(蒼司……一体どうしちゃったの……!?)
蒼司の顔を見た瞬間私は悲鳴を上げそうになった。何故なら……
「お前ら……生きて帰れると思うなよ」
……
〜蒼司side〜
俺は怒り狂っていた。……今目の前にいるもの全てを殺したい……そんな気分に侵されていた。
「ぐはぁ!?」
もう1人の取り巻きの溝に思い切り膝蹴りを食らわせ……
「アガァ!?」
思い切りステージの床に叩きつける。……そして
「うぎゃッ!?」
顔面を思い切り蹴り飛ばした。
「こ、ここコノヤロー!!」
そしてもう1人……殴りかかって来たところを躱し……
「ヘブっ!?」
顔面を殴り体勢が崩れた所を……
「ハグァ!?」
思い切り蹴り飛ばした。……残るは取り巻きのリーダー、そして……
「お前ら……お前らだけはゼッテー許さねえ」
「よ、よくも俺の子分どもをぉ!!」
リーダーの男はナイフを取り出し切りかかってきた。
「きゃぁぁぁ!?」
「そんなものが効くとでもおもったか」
ゴキッ!!
「ギャァァァァァ!?」
「!?」
「結構呆気なく折れるもんだ…な!」
バキャッ!!
「ガフッ!?」
ナイフを持っていた腕を思い切りへし折り殴り飛ばす。
「ひ、ひぃぃ!?」
残るは自分だけだと自覚した大和田は喚きながら項垂れている。
(……こいつさえ居なければ……こいつのせいで……友希那は!!)
バキャッ!!ドカッ!!
「ギャァァ!!」
殴った勢いでそのまま大和田をステージの床に叩きつける。
「おい…こんなんじゃ…俺は満足出来ねぇぞ」
大和田の上に跨り胸倉を掴みながらそう言う。
「た、頼む!?許してくれ!?この通りダァ!?……はぎゃぁ!?」
バキッバキャ!!
「誰が許すかよクソが」
ドカッバキャバキッバキャ!!
「俺が満足するまで…持つといいな…オラ!」
「ゴフッ……ヒューヒュー……」
大和田の顔面は真っ赤に染まっていた。
「おいおい……随分呆気ないな……しょうがない……召されな」
そう言って最後の一発を放とうとした瞬間……
「もうやめてぇー!!」
……
〜友希那side〜
「もうやめて蒼司!!これ以上やったら死んじゃうわ!死んじゃったら蒼司……捕まっちゃうわよ!?」
さっきまで……見てることしか出来なかった。蒼司のあの目を見て……あの怒り燃え狂う姿を見て……
「もう十分よ!これ以上は……貴方まで苦しんでしまう!!」
……怖かった……このままだと……私の大切な人は何処か遠くへいってしまうんじゃないかっ……て思った。
「もうこれ以上……貴方の苦しむ姿を見たくない……だから……」
何時の間にか私は蒼司を抱きしめていた。
「お願い……『元の』蒼司に戻って……お願い……」
「…………俺も、怖かった」
「!?」
大和田から離れ蒼司は私を抱きしめた。
「……お前を探してる時……『もしものことがあったら』…って…考えたくないのにそればかり頭の中を過ぎって……最悪な事も考えてしまった時もあった」
「……蒼司」
「だけど今……お前が無事だって実感できて……ホントによかった…心配かけてごめんな」
「……私こそ……ホントにごめんなさい……ホントに……ホントにごめんなさい……」
私は何度も謝った。泣いて泣いて……泣きながら謝った……
その時の蒼司の温もりは……とても優しく…暖かった……。
…………………………
………………
…………
あの後……ホテルの警備員と従業員の人達が来て私達は事情を説明したんだけど……監視カメラに1連の動作が記録されてたらいし。
大和田とその取り巻きらは警察病院に搬送されそのまま逮捕された。蒼司は正当防衛とはいえ、「流石にやり過ぎだ」と警察に注意されるだけに留まった。……
「何だか惨々な1日だったな……」
「ホントにそうね……でも私のせいで……」
「もうよせって、過ぎたことだしそれ以上自分を責めるな」
「……ごめんなさい」
あの後私達はシャワーで汚れを落とし浴場で疲れを落としたあと……レストランで夕食を楽しんでいた。
「それにしてもここの料理美味しいな友希那」
「そうね…蒼司と2人きりでこんな一時を送れるなんて……夢みたいだわ」
「夢で終わらせない」
「蒼司?」
料理を食べてる私に蒼司はそう言った。
「俺は友希那とずっと傍にいたい。それは同じRoseliaのメンバーとして……ではなく1人の男として友希那と一緒の一時を過ごしたい」
「蒼司……あのね、私蒼司に言いたい事があるの……」
(多分……ここで言わなきゃよね……覚悟はもう…出来てる)
「私……蒼司の事が好きです。蒼司が羽丘に来た時から……こんな頼りない私だけど……付き合って頂戴」
蒼司は驚いていた。私も自分で分かるくらい顔が真っ赤になっていた。
(けど……言えた!私、蒼司に告白出来た!!後悔なんてしない!どんな結果になろうとも)
「……友希那」
「……何かしら」
「俺も実はお前に言いたい事がある」
〜蒼司side〜
(まさか……友希那が俺の事が好きだったなんてな……少し悔しいが先をこされた)
友希那に告白された瞬間驚きはしたが、同時にある覚悟ができた。
その覚悟ができるまで俺は自分が怖かった。
……もし告白して振られたら……そう思っただけで震えが止まらなかった。友希那と……Roseliaの皆と何時も通り接することができないんじゃないかと思ったからだ。
(けど……もう後悔はしない、友希那の想いに応えないと!)
そして俺は覚悟を決め
「俺も……友希那の事が好きだ。友希那と接し始めてそう思うようになった。……俺こそ……頼りない所があると思うけど……」
さらに言葉を続ける
「俺と付き合ってくれ」
こうして俺達は互の想いを伝えるのに時間は掛かりはしたが、Roseliaのメンバーとしてではなく、恋人同士として付き合うことになった。
〜END〜
次回で友希那編season1はラストになります!最後までお付き合いお願いします!次回作投稿と同時にアンケートは締め切らせていただきます!
高評価、感想等待ってます!
紗夜編後投稿して欲しいストーリー
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リサ編
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