青薔薇の姫君と蒼き竜騎士   作:ka-主

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友希那の暴走(?)が収まった所で……停滞していたライブイベントの話が進みます?
それでは……どうぞ!


another 友希那編:17話 もしも……

〜友希那side〜

 

(今日は城中……いや、国中が賑わってるわね……祭りか何かかしら?)

 

「これが青薔薇祭りか……凄い賑わってるな」

「毎年この日はこの国が建国された記念日として、そして初代ブルーローズ国王が即位された日として近隣の町村から加盟国と幅広く招待してこの様に盛大にお祭りを致しますの」

 

ユキナからの説明を聞いて、私は大いに納得した。これ程の賑わい……当然だけど今年の文化祭以上ね。

 

「そういえば……ユキナ殿、そなたは何故国王になりたいと?決して家系的な理由……ではあるまい?」

 

(そういえば……彼女はどうして国王になったのかしら?)

 

国内が賑わっている中、私はソウジと一緒に彼女が即位した理由を聞くことにした。

 

「それはですね……ーー」

 

彼女の即位した理由に……私とソウジは深く感心し、彼女に対する見方が変わったのだった……。

 

━━━━━━━━━━━━━━━

 

「……もう朝なのね……」

「おはよう友希那。よく眠れた?」

「ええ、お陰様で……蒼司が隣で添い寝してくれたから」

 

朝目を覚ますと隣で添い寝をしてくれた蒼司が挨拶してくれたわ。

 

(こらそこ、「朝からイチャつくな」ですって?いいじゃないの!私と蒼司は付き合ってるのだから!)

 

昨日、蒼司と互いにトリセツを共有し……放課後。蒼司が私のトリセツの中から1つを聞いてあげると言って、今にいたる。

 

(え?「なんかはしょりすぎ?」それには色々訳があるのよ!)

 

「はは……トリセツ、共有して正解だったな」

「ええ、蒼司には感謝しきれないわ」

 

「そうだな」と相づちを打った蒼司は、ベットからおり……私に手を差し出した。

 

「朝ごはん……食べに行こ」

「ええ……///」

 

手を取り、私もベットからおり、朝ごはんを食べに部屋を出ていった。

……ちなみに、私達の『トリセツ』は詰まるところ互いの我儘や欲とかをスマホのメモ機能で1面埋まるくらいにリストアップしたものだ。つまりそれを共有することで互いの事をもっと知ろうという蒼司の計らいから生まれたのが『トリセツ』だった。

ほんとに……これを考えた蒼司……ステキよ♡

 

━━━━━━━━━━━━━━━

 

〜蒼司side〜

 

今日も今日とて、いつも通り平和な学校生活を送っていた。そして今日の放課後も、次のライブ(・・・・・)に向けて俺と彼女らは練習に励んでいた。

 

「…………」

 

……はずだった。

 

「ฅ(^・ω・^)ฅニャオン……」

「(^p^)」

「...(lll-ω-)チーン」

「(。-_-。)……」

「0(:3 _ )~……」

「……なんだよこれ……」

 

CIRCLEに向かう途中、事務所に呼ばれた俺は友希那に遅れて参加すると旨を伝え待ち合わせ場所へと向かった……そして今にいたるのだ。

 

「皆どうしたんだよ?そんなあたかも魂抜かれたみたいな感で……」

「……決まらないの」

「え?」

「次のライブイベントが決まらないのよ……」

「次のライブイベント……ああ、そういう事か」

 

長机の中心に置かれてるフライヤーを見て、おれは大方の状況を把握した。

 

「そういえばこないだ……練習早く終わって余った時間でこうしてフライヤーみてどのイベントを見に行きたいかこんが得てたな……」

「この間見たくまた早く練習終わったから、この間見たフライヤーの中から皆でどのイベントを見に行きたいか意見をだしあってなのですが……」

「中々決まらなくて……」

「どのイベントも……いい感じのばかりで……」

「決まらないんだよ〜!」

「そうだったんだな……」

 

(よっぽど悩んだんだな……あの状態も納得だ)

 

そう思いながら俺は改めてフライヤーを1枚1枚見て行った。

 

「確かに……どれもいいイベントライブだな……ん?これはたしか……ー!」

 

俺が注目したフライヤーは、以前見たものと同じウチの事務所主催する例のメジャーデビューしたバンドのフライヤーだった。

 

(メジャーデビュー……か)

 

「……全く、こういう話題ばっかだな……」

「?……どう言う話題なの?」

「ゆ、友希那?……い、いや……このフライヤーみて最近、メジャーデビューの話色んな所で聞くな〜って」

「そう……」

「あはは……」

「…………」

 

何とか話を逸らせれた?と思った俺はホッと胸を撫で下ろした。

 

「少し……気になった事があるのだけど……もし、もしも……Roseliaがメジャーデビューしたとしたら皆はどう思うかしら?」

 

俺の見ていたフライヤーを横から見ていた友希那が俺達にそう問いかけた。

 

「メジャーデビューですか?……あこはメジャーデビューいいと思います。たくさんの人に注目してもらう世界だし、あこ達のかっこ良さを色んな人に知ってもらえそうです!」

「なるほど……あこらしいな」

 

あこの意見に共感し、友希那も「ふむ」と頷いた。

 

「燐子はどう思うかしら?」

「わ、私は……想像がつかないです……ただ……今はただRoseliaの皆とバンドをするのが頼もしいので……」

「燐子……」

「でももし……プロとして活躍している人達の世界に行けたなら……もっと上手に演奏出来るかもと……思う事はあります……」

「ミラさんの影響……だな?」

「はい……!」

 

ミラさん……彼女もまた全国誰もがしるミュージシャンであり、俺達に掛けがえのない出来事を残してくれた人だ。

 

「私も白金さんと、同じです。日菜との約束の為にも……私のギターの腕が更に上がる良い機会だと思っています」

「そうか……リサは、どう思う?」

「アタシ?……アタシは……メジャーデビューした人達にしか見れない景色を見てみたい……かな?」

「景色……?」

「うん!F.W.Fで演奏したアタシ達のステージは小さいけれど……スポットライトで照らされた場所から見た景色……とても言葉では言い表せれない程凄かった。だから……その先にどんな景色が、プロの人達にしか見れない景色がどんなものなのか……この目で見られたらいいなって思ったんだ」

「……!!」

 

リサの話が終わった時……俺はいつの間にか目を見開いて聞いていた。それは……友希那も同じだった。

 

「ん?どうしたの友希那?」

「ごめんなさい……。リサがそんなふうに自分のしたいこと言うなんてあまりないから……」

「アハハ……♪前よりも自分もバンドの一員って気持ちが強くなったからかな?自分のバンドの未来がどうなるのか、時々想像したりするよ」

「そうだったんですね……」

「友希那ならどう思うの?」

 

リサがそう言うと俺達5人も友希那に視線を向けた。

 

「私も……メジャーにかんして、どう思っているのかは……それほど深く話したことなかったから、燐子の言う通り……想像もつかないわ。でも……皆の言う通り、プロの人達でしか見れない景色が見れたり……自分の演奏技術を高めれる……いい機会が生まれるって、私もおもうわ」

「友希那……なんか皆がメジャーデビューして活躍してる姿が想像出来るよ……」

「ねえ蒼兄?蒼兄はどう思うの?メジャーデビュー」

「俺?」

「そうね……蒼司だっていつかSOUGAとしてメジャーデビューを果たす日が来るかもしれないのだから、貴方の意見も是非聞きたいわ」

「俺は……」

 

友希那に言われ俺も自分の意見を言おうとしたーーのだが、謎のつっかかりを覚え言葉を詰まらせてしまった。

 

「……蒼司?」

 

(正直に言うべきなのか?俺がメジャーデビューした話……だけど)

 

『デビュー後は国内は勿論、世界ライブもかんがえている。活動が本格化したら……場合によっては学校を中退する事を承知しておいてくれ』

 

(中退……考えたくはないが……友希那達と……)

 

「蒼司?……蒼司ってば!」

「はっ!……す、済まないリサ……」

 

リサに呼ばれ我に返った俺……友希那達との会話が途切れてしまった……。今、この事を考えるのは辞めよう。

 

「何か考え事……?」

「だ、大丈夫だ……なんの話だっけ……?」

「何の話って……」

「メジャーデビューの話だよ〜蒼兄!」

「そうだったな……」

 

とりあえず……いまは何とかしてでもこの会話を終わらせよう。

 

「そうだな……俺がもし……デビューしたら、もっと自分の気持ちを演奏に出して歌いたい……そして、デビューしたRoselia()と満足する演奏をしたい」

「蒼司……!」

「俺はいつも自分の気持ちを出して演奏してきた。楽しい時も、嬉しい時も……怒ってる時も……全てを演奏にぶつけてきた。ならそれを……デビューした(・・・・・)皆に、世界中にめいいっぱいぶつけて満足させてやりたい!」

「蒼司……ふふ♪楽しみね、貴方のメジャーデビュー」

「私達も応援しますよ、騎龍さん」

「皆……ありがとうな」

 

心が痛い……誤魔化しては無いにせよ、ここまで期待されるとここまで居ずらくなるものなんだなと俺は痛感した。

 

「それじゃあイベントの方はこれでいいんじゃないですか?」

「そうだね……私も賛成です……」

「ようやく決まりましたね」

「そうだね〜♪決まらなかったらどうなるかと思ったけどね!」

「そろそろ時間になるわ。そろそろ片付けましょ」

「そうだな。確か明日ライブだよな?楽しみにしてるぞ!」

 

俺はそう言って俺は何を思ったのかスタジオを出ようとした。

 

「蒼司?何処へいくの?」

「!!……済まない!事務所の人と次のライブの打ち合わせがあるのすっかり忘れちまって……先上がるな!」

「そう……打ち合わせ頑張るのよ」

「ああ……」

 

友希那にそう言われた瞬間……罪悪感で押し潰されそうだった。俺はそれから逃げるように早足で出ていった。

 

「……ごめん、アタシも急用で先に上がるね」

 

スタジオを出て直ぐにそのような声が聞こえたような気がした。

 

━━━━━━━━━━━━━━━

 

「…………」

 

CIRCLEを出て直ぐに俺は立ち止まり、夕暮れぞらを見上げた。

 

(俺は……どうすればいいんだよ……)

 

何故あの場であんな行動を取ったのか……自分にも分からなかった。メジャーデビュー……自分にとって正直、あの話を会長に言われた時は嬉しかった。しかし、彼女達……Roseliaの事を……友希那の事を思ったら自分はホントにメジャーデビューを果たしていいのか分からなくなったのだ。

 

「……蒼司?」

「!……リサ?」

 

途方に暮れていると、リサが話しかけてきた。

 

「どうしたの?ライブの打ち合わせ……行くんじゃないの?」

「そう言うリサこそ……どうしたんだ?」

「……ちょっと蒼司と話したくて……ねえ、蒼司アタシ達に何か隠してない?」

「!?……どうしてそう思った?」

 

どうやらリサは俺が何か隠してることに勘づいたらしい。

 

「蒼司……さっきのメジャーデビューの話から態度が余所余所しかったもん。さっきの行動も……それを隠すためなんじゃないの?」

「…………」

 

リサにそう言われても俺は……直ぐに答えられなかった。

 

「隠すのは悪いことじゃないと思うけど……アタシ達はRoseliaなの。隠し事は無しって皆で決めてるから……ねえ?アタシに出来ることならなんだってするよ?」

「……分かった。だけど他言無用だ。それだけは譲れない」

「……そんなに大事な話なら……」

「頼む。いつか話そうとは思ってるんだ……だけど中々自分の中で話せる状態じゃなくてな……」

 

出来ればそんな日は来ないで欲しい……そう俺は密かに願った。

 

「分かった……誰にも言わない」

「……感謝するよ、リサ」

 

そして俺は覚悟を決め、リサにメジャーデビューの話を打ち明けたのだった……。

 

 

 

 

〜END〜




次回、物語を左右するあのキャラが登場します!?
お楽しみに!
高評価、感想等宜しくお願いします!

紗夜編後投稿して欲しいストーリー

  • リサ編
  • あこ編
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