「にゃ〜ん(今回は私達の会話を、()の中で翻訳してるんだ!)」
「にゃ?にゃ〜ん!(え、なんで私達?それは見てからのお楽しみ!)」
「にゃっにゃお〜ん!(それでは……どうぞ!)」
〜友希那編side〜
ライブが終わった日の晩……私は蒼司の家で新曲の作詞に励んでいたわ。
「今日は……これくらいでいいかしら?」
私が今作詞してる曲は……次のイベントライブで演奏する予定の曲。あの日……皆のメジャーデビューについての思いを元に作り上げた……何時か私達Roseliaが更なる高みへと羽ばたく為にどう有るべきかがわかった時、この曲はきっと意味をなす……そう思って作っている所よ。
「友希那?」
「……蒼司」
「作詞は……順調か?」
「……まずまず、てとこかしら?今回は何故か……文が思い浮かばないの」
「余り……無茶するなよ?最近は無茶しなくなったのに、また自分をおいつめて体調でも崩されたらたまったもんじゃない」
「分かってるわよ……蒼司ったら、心配症なんだから」
私がRoseliaとして皆とバンドをするようになってから、私は自分に余り無茶をしたくなった。だけど蒼司と付き合ってある日新曲を作る際に少しばかり羽目を外してしまい、体調を崩してしまったの。その時、蒼司が私に付きっきりで看病してくれたまでは良かったの……だけどその際にこっぴどく説教されて1週間位口を聞いて来れなったことがあったの。
「あんな思いは……もうこりごりよ」
「そうか……それならいいんだ。まあ、友希那の看病じたいは大歓迎だけどな」
「ちょっと……からかわないで頂戴///」
蒼司に撫でられて、私は少しばかりムッとした。何時までもからかわれてるばかりの私だって思わないことよ!
「おい友希那……それ……新発売のエナジードリンク!」
「ふふっ!そうよ!この『NYANKOENERGY』で……今晩は寝かせないんだから!」
そう言って私はそれを一気に飲み干し、身体中熱くなる感覚を覚えながら部屋着を脱ぎ始めた。そして蒼司をベッドへ押し倒した。
「本当に……友希那をそんな娘にした覚えはないんだが……?」
「ふふふっ♡沢山楽しみましょ?蒼司♡」
こうして私と蒼司は互いに満足するまで楽しんだのだった。(ここから先は想像に任せるわ!)
……そして私は……あの時あのエナジードリンクを飲んだことを後悔する事になったわ……。
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「ん……」
日曜日の朝なのに……やけに日差しが暑く感じるわね。そう思った私はベッドの中で伸びをした。
「んにぃ……!」
私ったら……余程身体が訛ってたのかしら?
「にゃ〜……んにゃ!?(全く、日曜日だからってだらけすぎ……ってえ!?)」
私は自分の発しようとした言葉と実際にでた
(今……私、にゃ〜んちゃんの鳴き声を発していた!?それに……)
私はその場で
私の手足、身体中には銀色のさらっとした毛並み……ぴょこぴょこ動く細長い尻尾……
「にゃ……にゃにゃ〜〜!?(私……にゃ〜んちゃんになってる!?)」
そんなはずはないと思った私は……真実を確かめるべくベッドからスタッと飛び降り、蒼司の部屋にある鏡の前に立って目を見開いた。
そこには、Roseliaのボーカリスト湊友希那……ではなく、1匹の子猫……にゃ〜んちゃんが立っていた。
「にゃ、にゃぁ……(そ、そんなどうして……!?)」
私はその場で昨日の出来事を思い返した。昨日は蒼司と夜の営み……ゲフンゲフンッ、身体を交えた以外何もしていない。強いて言うならする前にあのエナジードリンク…… 『NYANKOENERGY』を1缶飲み干したくらいだ……
(もしかして……)
もしやと思った私は昨日飲み干したエナジードリンクを見た。そこにはとある注意書きが書かれていた……
『女性の方が本商品を口にし、かつ性行為をした場合……子猫になってしまいますので、本商品を口にした後、絶対に異性との性行為に及ばないでください』
「にゃ〜、にゃおん……(迂闊だったわ、にゃ〜んちゃんのイラストにつられて買ってしまったのが裏目に出てしまったなんて……)」
私は既に起きてしまったことに後悔していると……
「にゃおん?にゃ〜ん(そこの君?見ない顔だね)」
「!!」
振り返るとそこには蒼司の所のにゃ〜んちゃん……じゃなかったわ、シロナちゃんがいた。シロナちゃんって……人の言葉喋れたかしら?
「にゃぁ?にゃ〜?(シロナちゃん?貴女、人の言葉が喋れるの?)」
「にゃお〜?にゃ〜ん?(私は猫語しか喋れないよ?てゆうかもしかして……友希那ちゃん?)」
「にゃ!?(私だって分かるの!?)」
「にゃ〜ん、にゃお〜ん(その毛の色、頭の毛だけやけにながいしその瞳で君だって分かったよ)」
よく戯れてるからかしら?シロナちゃんには私だって分かったみたい。
「ん……」
「「!!」」
そうこうしていると蒼司が目覚めた。それに気づいたシロナちゃんは蒼司の方へ歩み寄っていった。私はそれに続く様にシロナちゃんについて行った。
「にゃ〜♪(ご主人様おはよう♪)」
「おはようシロナ、今日も可愛いな〜ナデナデ」
「にゃお〜♪(蒼司おはよう♪)」
「ん?キミ……みない子だな?シロナの友達かい?」
私を見て蒼司はそう尋ねた。
(どうにかして私だって分かって貰えないかしら……あら?蒼司の隣にあるのは……私の下着?)
「そうだわ!」……と閃いた私は一か八かでベッドに飛び乗り、私の下着を咥えた。
「ん〜〜〜!(蒼司気付いて頂戴!)」
「ん?この猫についてるの……友希那の髪飾り?」
私の髪飾りに気付いてくれたわ!
(このチャンス……逃さない!)
蒼司の反応を見ていた私は咥えていた下着を離し
「にゃお〜ん♡スリスリ(蒼司〜♡スリスリ)」
「!」
自分の頬を蒼司の頬にスリスリした。
「シロナのほっぺスリスリを真似てやった……ってことは、お前もしかして友希那!?」
「にゃ〜コクコク(そうよ)」
「なんたってそんな姿に……」
蒼司は私が猫になった事に気付いて驚いていた。
「にゃお〜(それが……カクカクシカジカなのよ)」
私はあのエナジードリンクを飲んだことで猫になったことを伝えようと例のエナジードリンクの空き缶の方を見て蒼司に訴えかけた。
「それにしても……今日の練習、どうしたものか」
「にゃ〜……(そうよね……)」
皆に……なんて説明したらいいのかしら?でも、今猫の姿である私がそんな事を考えてもどうする事もできないのよね……。
「皆なら……分かってくれる……よな?」
「にゃ〜、にゃお〜(そうである事を願いたいわね、それよりも時間が惜しいから早く支度して練習に行きましょ)」
そんなこんなで私は猫の姿でCIRCLEに行く事になった。
……どうしてかは知らないけどシロナちゃんもついて行くことになったわ。
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「蒼兄〜!こっちだよ〜!」
「お疲れ様です……蒼司さん」
CIRCLEには既に皆が集まっていたわ。練習……と言っても昨日のライブの反省会がメインの今日は個人練習が主になるわ。
「済まない、遅くなったか?」
「私達も今し方来たばかりなので……それより騎龍さん?」
「友希那の姿が見えないんだけど……」
「にゃ〜ん!(私はここにいるわ!)」
「「「「!!!!」」」」
皆に気付いて貰うために、蒼司の腕の中で鳴いてみた。するとどうだろう。4人はあたかも産まれたての小動物をみるような目で私をみてきた。(ちなみに、シロナちゃんはまりなさんと戯れているわ)
「わ〜!可愛い〜〜!」
「そうだね……!///」
「でも……初めて見るはず……なのに何故でしょう?この猫に凄い既視感を感じるのですが……」
「てか……その髪飾り……あとその長いたてがみ……もしかして…!」
「そのまさかだ……」
「「「「え〜〜〜〜!!??」」」」
そんなに大きな声を出さないで頂戴、耳がキーンとするわ。
「友希那さん、どうして猫の姿に!?」
「何があったんですか!?」
「み、湊さん……!どうしたんですか!?」
「お、俺にもどうしてかは……てリサ?」
私が人の言葉を話せたら……そう思っているとリサが顔を赤くさせながら手をワナワナさせてこちらに歩み寄って来た。
「ゆきにゃ〜!!(=^・ω・^=)ガシィッ!」
「にゃぁ〜!?(きゃぁ!?)」
「ゆきにゃゆきにゃゆきにゃゆきにゃ〜♡スリスリん〜♡ゆきにゃ可愛いゆきにゃ可愛い〜♡!ハァハァ」
「にゃ!?にゃぁ〜!にゃ〜!ジダバタ(り、リサ!?やめて!離して頂戴〜!ジダバタ)」
蒼司から私をひったくった(?)リサが息を荒くさせながら私の頬をスリスリしてきたわ……!それよりもリサの抱きしめる力が強すぎるわ……!
「さ〜ゆきにゃ〜?今からアタシの家に行ってアタシとあ〜んなことやこ〜んなこと……い〜っぱいしよおね〜♡ハァハァ」
「にゃ〜!にゃ〜〜〜〜!!ジダバタ(嫌、助けて!蒼司〜〜〜〜!!ジダバタ)」
ドカッ!!
「んいった〜〜〜〜っ!?ちょっと蒼司!?なんで打つの!?しかもグーで!グーで!?……あっ!ゆきにゃ〜!?」
そ、蒼司がリサをぶってくれたおかげで……な、何とかリサから解放されたわ……そしてその隙に私は蒼司の腕に飛び乗ったわ……。
「全く……友希那が可哀想だろ?元に戻るまで俺が友希那を預かる」
「い、今井さん……そこは、蒼司さんに……任せましょう?」
「そうですね……騎龍さんの家にはシロナちゃんもいます。そこは扱いが慣れてる騎龍さんに任せた方が妥当かも知れません」
「リサ姉……友希那さんの為にも、我慢しよ?」
「み、皆〜……!酷いよ〜〜!( ・᷄-・᷅ )」
何とか蒼司が私の面倒を見てくれると言う形で、この場は収まったわ……
「にゃ〜♪にゃお〜ん♡(ありがとう皆♪それにしてもやっぱり蒼司のうでの中が1番安心するわね♡)」
「はは……凄い安心した顔してら……よしよし」
「にゃ〜ん♡(蒼司〜♡)」
蒼司に撫でられてる私はさらに顔が緩やかになった……その時だ。
ポロッ……
「あ、友希那の髪飾りが落ちーー」
ボムッ……!!
「うぉあ!?」
「にゃ!?(きゃっ!?)」
「「「「!!??」」」」
直後、私の身体からピンク色の煙が吹き出した。そして……
「けほっけほっ……な、何が起きーーっ!?」
「ん〜一体、何が起きたーーってえ……!?」
煙が晴れ、何が起きたのか確認しようとした私。蒼司は何かこの世の終わりでも見てる様な顔を……いいえ、蒼司だけじゃないわ。他の皆も同じ様な顔をしていた。
自分の腕や、足を見てみる……にゃーん……猫のような短く、毛の生えた手足ではなく……
(やけに……
「な、……なな……!?あぁぁぁ……っ!」
「きゃあああああああぁあああ〜〜〜〜ッ!!??///」
煙が晴れた私の姿は、確かに人の姿に戻っていた……ただし、服すら、下着すら着ていない……所謂……
(も、もう二度と……あのエナジードリンク飲まないわ!! ///)
〜END〜
紗夜編後投稿して欲しいストーリー
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リサ編
-
あこ編