気張ってこ〜!!
今日は学校は休み。Roseliaの練習も今日は午前中に終わる。
「白金さん、さっきのフレーズとても良かったです」
「あ、ありがとう…ございます……」
「今井さんは気持ち重めに弾きましょう。少し軽くて全体的にハッキリ聞こえないです」
「OK音」
「あこのさっきのリズムの刻み方よかったよ。後は白金さんと今井さんの音を意識してみて」
「了解です!」
「氷川さんはサビの部分をもう少し意識して弾いて下さい。サビの部分はあくまでも友希那さんのメインです。それを忘れず弾けば完璧です」
「分かりました」
「友希那さんは氷川さんにも言いましたがサビは友希那さんのメインです。前に出すぎないように気持ち自分を主張する感じで歌って見ましょう」
「分かったわ蒼司」
今日も俺はRoseliaのマネージャーとしてメンバー1人1人にアドバイスをしていた。
「そろそろ時間になりますね……それでは最後にさっきの曲を始めから通してやりましょう」
「「「「「はい!!」」」」」
…………………………
………………
…………
「フゥ〜、今日も頑張った頑張った〜♪」
「そうね、これも蒼司…貴方のお陰よ」
「そんな……謙遜です。俺はただ皆さんのアドバイスをしただけです」
「しかし今までここまで充実した練習ができたのは事実です。……こ、これでも皆さん騎龍さんに感謝してるんですよ?」
「そうなんですね……」
練習が終わるとこのようにメンバーから感謝される。
(……当たり前の事をしたまでなんだがな……)
ピロリン♪
「ん?なんだ?」
不意に通知音がなりスマホを取り確認する。
『NFO公式:14時より期間限定4人マルチ限定クエスト《古城に降り注ぎ紅煌流星》開催!!』
「おっ今日からだったか。イベクエ楽しみだな」
NFO……『ネオファンタジーオンライン』は今流行りのPCオンラインゲームだ。好きなキャラ(アバター)を自分で作り数種類の職業で1人から最大16人ものプレイヤーとマルチプレイが出来る。スマホに公式アプリを入れていたため、イベクエの通知がきたのだ。
「皆、今日やったところは明日までに復習しておいて」
「了解〜♪」
「分かりました」
「了解です!」
「分かり…ました」
「それじゃあ俺こっちだから、皆お疲れ様!」
そう言って俺はRoseliaの皆と別れた。
「よし、帰って早速ログインだ!」
俺はそう呟き家え向かった。
…………………………
………………
…………
家に着き軽く昼食を済ませた俺は自室のPCの電源を入れNFOにログインする。ちなみにNFOサービス開始時から俺は毎日プレイしている為通算ログイン日数が1000日を超えていた。そしてNFO内でのプロフィールはこんな感じだ……
rank:229
称号:魔界の英雄
職業:魔族《Lv.100》
ニックネームがこれなのは自分の目が蒼だからと言う簡易的な理由だがNFOに限らず全てのゲームはこれに統一してる。そして職業の『魔族』は、状態異常のスキルをメインとしており、他にも一部の黒魔法(攻撃系統の魔法)や白魔法(補助、支援系統の魔法)も使える為状況に応じて様々な行動が出来る個人的に気に入ってる職業だ。当然やり込んでいるためLv.はMAXの100。そして魔族の職業Lv.や魔族が解放可能なスキル全て解放する事により獲得出来る称号『魔界の英雄』を所持している。
ピロリン♪
りんりん『ブルーアイズさん、今回のイベクエ一緒に周回しませんか?』
個人チャットにりんりんがコメントして来た。今回のイベクエを一緒に周回したいとのことだ。ちなみにりんりんはウィザードの女性プレイヤーで俺とは長くフレンドとして偶に色んなクエストを周回している。
ブルーアイズ『俺は別に大丈夫!今回のイベクエ4人限定だけどあと2人はどうする?』
りんりん『あとの2人はフレンドの大魔王さんとサヨさんが参加します』
ブルーアイズ『了解です!VCの準備するので時間になったら招待してください!』
りんりん『了解(*^^*ゞ』
(りんりんが偶に打つ絵文字可愛いよな……)
俺はそう思いながらVCの準備をし、今回のイベクエ用に準備した装備に変える。今回のイベクエで出現するボス『スカーレットファルク』はこの間のアップデートで実装したドラゴン系統のレイドボスだ。簡単に紹介するとこのボスはレイドボスと言うだけありHP、攻撃力、防御力等何を差し置いてもトップクラス。しかし状態異常に対する耐性が極端に低く魔族やアサシン、ネクロマンサー等といった状態異常攻撃等を得意とする職業が表情に有利である。
そうこうしてう内にVCの準備が終え、イベクエ開始の時間となった。
ピロリン♪
りんりん『時間になりましたよ!招待ID送って起きますね!』
ブルーアイズ『サンキュ!りんりん!』
りんりん『ありがとうございます\(❁´∀`❁)/』
(……もう一度言おう…りんりんの絵文字可愛い……)
そう思い俺は招待IDを入力し、マルチルームへ飛んだ。
…………………………
………………
…………
〜燐子side〜
ピロリン♪
『マルチルームにブルーアイズさんが入室しました』
私はそれを確認してVCをONにした。
「ブルーアイズさん…ようこそ!待ってましたよ」
『お待たせりんりん!他の2人は……』
『お待たせりんりん!イベクエ頑張ろうね!ブルーアイズさんも宜しく!』
『お待たせしました。りんりんさん、ブルーアイズさん、大魔王さん今日は宜しくお願い致します』
「ブルーアイズさん何時もと装備が違いますね……もしかしてスカーレットファルク対策ですか?」
私はブルーアイズさんが身につけてる装備が違うことに気づいた。
『そうだよ!あのボスは極端に状態異常の耐性が低いからね、僕の武器『ガスロ=サイズ』と相性のいい毒属性強化と状態異常持続時間UP…あとコンボ増加スキルで何時でも状態異常に出来るようにしたよ!』
『凄いブルーアイズさん!私も前衛でがんばる!』
『確か……スカーレットファルクは一定時間経過で行う高威力広範囲のメテオと防御力無視の特攻攻撃が厄介ですよね…ですのでもしもの時はタンクである私に任せて下さい』
『よーし!いっちょやってやるか!』
「時間も惜しいのでそろそろ行きましょう!……皆さんのサポートは私に任せて下さい!」
そう言って私はクエスト開始のボタンをクリックした。
…………………………
………………
…………
〜蒼司side〜
『ブルーアイズさん、大魔王さん!お願いします!』
「任された!」
『任せてりんりん!』
『守備は私に任せて下さい!りんりんさんはサポートお願いします!』
『はい!』
VCで作戦を決めた俺たちは互いに役割を果たして行った。
……バーサーカーの大魔王さんと魔族の俺は前衛でスカーレットファルクに攻撃。偶に隙をみてスカーレットファルクにデバフや怯ませ攻撃をしたり大魔王さんをサポートしたりした。
……サヨさんはタンクとして回避が間に合わない時や回避が困難な攻撃をガードして見せた。
……りんりんは俺達のサポートを主に補助魔法や支援魔法を俺達にかけてくれた。そして俺同様余裕が出来たら後衛で黒魔法をでスカーレットファルクに攻撃したりVCで俺達に指示を出したりしてくれた。
《目標を達成しました》
……長き攻防の末(差程時間はかからなかったが)、スカーレットファルクを討伐した。
…………………………
………………
しばらく周回した後、俺達はマルチルームでトークしていた。
りんりん『皆さんお疲れ様です!レイドボスなのに1回で討伐出来ましたね!』
大魔王『りんりんのサポートが上手かったからだね!』
サヨ『りんりんさんのサポートも中々でしたが、大魔王さんとブルーアイズさんがスカーレットファルクに積極的に攻撃してくれたお陰です』
ブルーアイズ『多分この4人じゃなきゃなしえなかったことだと思うな〜3人とも今回はありがとう!』
りんりん『いえ、こちらこそ……(*'▽'*)♪あの、1つ提案があるんですけど……』
大魔王『ん?どうしたの?りんりん』
りんりん『私達、ギルドに加入してないじゃないですか?調べて見たんですけど加入すれば今回のイベクエだけじゃなくてギルド内でマルチクエストを行った場所ギルド報酬が貰えるんです!』
サヨ『なるほど。つまりりんりんさんは私達専用のギルドを作りたい……そういうことですね?』
ブルーアイズ『いいねそれ!ナイスアイディアだよりんりん!』
りんりん『あ、ありがとうございます(*'▽'*)♪』
大魔王『いいね!作ろうよりんりん!』
りんりん『そうだね大魔王さん……あのギルド名は《青薔薇の騎士団》……なんてどうでしょうか?』
サヨ『《青薔薇の騎士団》…私達らしいですね』
大魔王『ウンウン!ちょーカッコイイじゃん!』
ブルーアイズ『俺もそれでいいと思うよ!』
りんりん『ありがとうございます……!早速ギルド作って招待しますね!皆さんお疲れ様でした(^O^)』
そんなこんなでりんりんの提案で青薔薇の騎士団が作られ俺達はそのギルドに加入した。
ピロリン♪
「ん?りんりんからの個チャだ。どうしたんだろ?」
りんりん『加入ありがとうございます(*゚▽゚)ノブルーアイズさんに相談があるんですけど……』
ブルーアイズ『どういたしまして!いきなりだね?どうしたの?』
りんりん『あの…大魔王さんとサヨさんとも話したんですけど、明日もし時間空いてたら私と大魔王さんとサヨの4人でオフ会しませんか?』
そう個チャに書き込みがあり、俺は脳内で明日のスケジュールを確認する。
(確か明日は午後からRoseliaの練習……そして夕方は……)
確認の結果午前中なら空いてることがわかった。
ブルーアイズ『午前中なら空いてるよ。場所とかどうする?』
りんりん『場所は……羽丘駅の近くのファストフード店はどうでしょう?』
(羽丘駅のファストフード店……もしかしてりんりんはそこら近辺の人なのか?)
ブルーアイズ『大丈夫だよ!俺羽丘駅の近くに住んでるから!』
りんりん『そうなんですね!では10時頃ファストフード店に集合でいいてましょうか?』
ブルーアイズ『了解!オフ会なんて初めてだから楽しみだなー!』
りんりん『私もです!ブルーアイズさんと会えるの楽しみにしてますね!今日はマルチありがとうございます!\(❁´∀`❁)/』
ブルーアイズ『こちらこそありがとうございます!時間も遅いのでこれで失礼しますね!』
りんりん『はい、お疲れ様でした!\(❁´∀`❁)/』
(……絵文字可愛いわ……)
そう思いながら俺はNFOを閉じた。
「明日……楽しみだな!」
明日のオフ会を楽しみにしながら俺は夕食の準備をするのだった。
……この時俺は明日のオフ会で会うメンバー達を見て驚くことになるのを予期すらしなかったのだった……。
〜END〜
《次回予告》
「3人とも……NFOプレイしてたの!?」
「嘘……騎龍さんがブルーアイズさん!?」
「騎龍さんにこんな1面があったなんて……」
「凄いよ蒼兄!」
「(ღ♡‿♡ღ)」
次回、『オフ会だよね!?』!お楽しみに!
高評価、感想等お待ちしております!
紗夜編後投稿して欲しいストーリー
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リサ編
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あこ編