…………………………
………………
…………
〜燐子side〜
「王都に行きたい?」
「はい……私…子供の頃から人の多い所が苦手で……でもそんな自分をいつか変えようと思っていたのですが……」
「中々機会が伺えなかった……そう言うことですね?」
あの娘……やっぱり私と同じ……自分を変えようとあえて大変な道を選ぶ。
「しかし……陛下達が了解してくれるかどうか……!そうか!」
「?竜騎士……さま?」
「リンコ殿!私に考えがございます!一緒に着いてきてください!」
…………………………
………………
…………
「……んっ」
目覚めるとそこは何時もの自分の部屋だった。
(あの竜騎士……どんな事おもいついたんだろう?)
そう思い、私はカレンダーを見る。……今日は蒼司さんとNSJへデートする日だ。
「蒼司さん……貴方らな…どうやって私をつれていきますか?」
……時計はまだ6時を回ったばかり、しかし今日は新幹線に乗るとの事で早めに羽丘駅に来るよう言われてる。
ピロリン♪
『おはようございます!急で申し訳ないですが!7時過ぎに羽丘駅に集合しましょう!』
(……ホントに…急ですね……)
『おはようございます(*´▽`)ノノ!今起きた所ですので問題無いです!準備出来次第向かわせて頂きます!』
私はそう返信して少し急ぎめに支度を済ませた。
「忘れ物……は大丈夫……だよね?あとは……」
昨日……今井さんと服屋で春限定のワンピースとそれに合う帽子等を選んで買ってくれた。そのワンピースと帽子を今私は身につけている。
(今井さん……服選びのセンス凄いよね……ホントに…頭が上がらないよ……)
「頑張って私…!私には……皆が…ついてるから!」
そう言いきかせて、私は家を出たのだった。
…………………………
………………
…………
〜蒼司side〜
(迂闊だったな……)
俺はそう思いながら駅で乗車券を購入していた。迂闊……というのは燐子が集合時間をもしかしたら聞きに来るのでは?等と考えて自分で追って伝えると言質とって置いて集合時間を送るのを渋ってしまったのだった。
「落ち合ったら……謝ろう…」
「蒼司さーん!」
「っ!!」
声のする方を向くと、遠くから燐子が走ってこちらまで来たのだ。
「遅くなって……申し訳ございません!」
「いや……大丈夫だよ…それより俺こそごめん。集合時間追って伝えるって言ったのに伝えるの今日の朝になって……」
「ホント急で…急いできたんですよ?女の子は…その……準備とか時間かかるんですからね!(⑉・̆-・̆⑉)ムー」
「ぐふっ……!?」
(燐子……ホントに悪いと思ってるから……その顔((⑉・̆-・̆⑉)ムー)を今すぐやめてくれ……色々持たない)
「わ、わかった……ホントに悪い…朝食とって無かったら奢ろうと思うけど……」
グルルルルゥゥゥ〜……
「っ!?……お、お願いします……プシュー(/ω\)」
……誤解のないように言っておく。……今のは燐子の腹の音だ。
「……それじゃぁ燐子、そろそろ行こっか!」
「は、はい!」
乗車時間が迫って来たので俺達は新幹線のホームへと足を運んだ。……その際、駅弁と飲み物を燐子の分まで買ったのだった……。
…………………………
………………
…………
〜友希那&リサside〜
「燐子……今頃どうしてるかしら?」
「ついさっきホームで新幹線を待ってるってLINEで来たよ♪」
「燐子から?」
「うん!あと蒼司から似たような感じで」
「……そう」
私達は早朝からリサの部屋でこんな会話をしていた。
……2人のLINEを見る限り今頃新幹線に乗って遠出してるんだろうな…なんてアタシは思った。
「ねぇリサ……」
「どーしたの?友希那?」
「私は…紗夜じゃないからどうして蒼司に告白したかは分からない…普通応援するなら告白なんてしない……そうじゃないかしら?」
……私は紗夜が蒼司に告白した事に対して未だに訝しさが抜け無かった
「んー……アタシが紗夜なら…多分好きだって感情が抑えられなくなって紗夜と同じ行動をとっただろうな〜」
多分……紗夜はきっと…自分の感情に抑えが効かなくなったんだろう…そうアタシは思った。
「だけど友希那、2人がどんなきっかけがあって好きになって、告白したとしても……アタシ達には応援するしか出来ないよ」
「……そうね」
だから……燐子、紗夜。どんな結果になっても私達が支えてあげるからね!
「「だから燐子、頑張って!(頑張るのよ!)」」
…………………………
………………
…………
〜紗夜side〜
ピロピロリン♪ピロピロリン♪
宇田川さんから……朝早くからどうしたのかしら?
「もしもし?」
『あっ!紗夜さん!おはようございます!』
「珍しいですね。宇田川さんがこんな時間にかけて来るなんて」
『実は……りんりんの事が気になっちゃって……』
(そういえば……今日白金さんと騎龍さんはNSJに行く日でしたね)
「白金さんなら……きっと騎龍さんがしっかりエスコートしてくれるはずですので大丈夫だと思いますよ」
『そーですよね!蒼兄がきっとりんりんを守ってくれるよね!』
「ええ、きっと守ってくれるはずです」
(白金さん……恐れる事は何もありません……貴女の思うがままに気持ちを伝えるのです)
私はそう思いながら、2人の無事を祈りつつ、宇田川さんと通話を続けました。
…………………………
………………
…………
〜蒼司side〜
……他のRoseliaのメンバーが燐子を応援してる事に関しては俺は知る由もなかった。
「それにしても……燐子はどうしてNSJに行こうとおもったんだ?」
「え!?……そ、それは…蒼司さんと一緒に1度行って見たかったから……」
「んー、そうなんだろうけどさ?燐子って人混みとか苦手じゃ無かったっけ?だから俺と行きたいだけが理由なのかな〜?って」
生徒会長にしてもそうだ。注目を浴びることを好まない……彼女はそう言う
「……変わりたいんです。……人混みとかが嫌いな自分を変えたくて…本当はNSJの話は辞めて置こうと思ったんです。自分は…きっと……迷惑かけるんじゃ無いかって……」
「そんなこと無いと思うけどな」
ホントに優しいよな……燐子って
「俺はまだあって日が浅いけど……それでも分かっていることがある…それは燐子が優しいって事。事実自分を変えたくて俺を誘ってくれた…普通……迷惑かけるって思うなら誘わないよ」
「……」
「だからさ、今日は自分に優しく、思う存分おれを頼ってよ!俺も燐子の苦手克服できるように頑張るからさ!」
「あ、ありがとうございます!\(❁´∀`❁)/」
「ぐふっ!?」
新幹線で俺は本日2度目の吐血をしました。
(いやまじで……燐子……可愛い過ぎん?)
俺は改めてそう思うのだった。……
…………………………
………………
…………
新幹線で色々会話してる内に、目的地のある大阪に着いた。分かってはいたが……やはり人が多い……。新幹線を降りた後、電車に乗り継ぎ、バスに乗ったりしてかれこれ10時が過ぎていた。……
そして……遂に
「んー!!やっとついたー!!NSJ!!」
「はい!……す、凄いです…ネットやテレビで見るのとは全然……スケールとかが違う……」
新幹線を降りてから、電車、バスを利用して1時間を有してやっと目的地のNSJ通称『NEO・STUDIO・JAPAN』にたどり着いた。
「あと……す、凄い人…です……」
「!……燐子」
(そうだ。今日俺は燐子さんの苦手を克服する為に全力尽くさんといかんのだよな!ここで不安そうにさせたらいかんばい!)
「なあ、燐子……ほら」
「!?そ、蒼司さん?」
俺は自分の左手を燐子に差し出した。
「手……繋げは絶対逸れないからさ……大丈夫!繋いだからにはよほどな事がない限り絶対離さない!」
「そ、蒼司さん……プシュー(/ω\)」
燐子は恥ずかしがりながらも、俺の手を握ってくれた。
「さっ!……そろそろ行こっか!」
「はい!今日はよろしくお願いします!」
……隠して
〜to be continuous〜
《次回予告》
「蒼司さん……凄く…似合ってますよ…///」
「か、可愛い……!」
「おいおいねーちゃん!俺達と遊んでかない?」
「……俺の《彼女》になにしてんだ?」
「私……蒼司さんの事が……!」
次回、『女ウィザードと男魔族の
高評価、感想等お待ちしております!アンケートもよろしく!
紗夜編後投稿して欲しいストーリー
-
リサ編
-
あこ編