青薔薇の姫君と蒼き竜騎士   作:ka-主

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どうも!ka-主です!
今回は燐子が名探偵?となります!お楽しみに!
それでは……どうぞ!


season1 燐子編:8話 名探偵白金燐子?

「…………」

 

俺は今、CIRCLEのスタジオでRoseliaのメンバーの目の前で正座をさせられていた……

 

「えっと……どうして正座をさせられてるんでしょうか?」

 

「蒼司さん……貴方は今、私達の下着を盗んだ疑いが課せられています」

 

「……はい?」

 

紗夜さんの口から放たれたセリフに俺はそう答える他なかった。

 

(下着泥棒?俺が?)

 

「……何かの間違いでは……?」

「とぼけんじゃないわよ!この変態!」

「へ、変態!?」

「貴方が私達の下着を盗んだにきまってる!」

「ちょっ、ちょっと待て!本当に何かの間違いだ!俺は盗んでなんかない!」

「そ、そうだよ友希那。早く(・・)蒼司を懲らしめたい(・・・・・・)気持ちは分かるけど…まだ蒼司が犯人だって決まった訳じゃ無いから……ね?」

 

(そうだそうだ!…てか俺は変態じゃねーよ!(ToT))

 

「うぐっ…エグっ…蒼兄……ホントに…違うよね?」

「あこちゃん……蒼司さんはそんな事しないよ……きっと…何かの間違いだよ……」

 

燐子がそう言ってあこを慰めた。

 

「えっと…紗夜さん?どうして俺が疑われる身になったのか……教えてくれませんか?……本当にやってないんですが」

「分かりました。話は……1週間程遡ります」

 

…………………………

 

「下着が盗まれた?」

「そ〜なんだよ!一昨日…確かにタンスに入れたアタシの下着が昨日お風呂上がったら着ようと思ったのに……なくなってたの!」

「私も…その話を聞いたわ。私の所に紛れ込んでないかってリサが探しに来たの」

「そう…なんですね…それで、見つかった…んですか?」

「それが……見つからなくって……それで友希那が盗まれたんじゃ無いかって……お気に入りだったのに……」

「わわ!リサ姉泣かないで!きっと見つかるよ!」

 

………………………

 

「私も……盗まれたわ」

 

「「え!?」」

 

「私のお気に入りの……青薔薇の刺繍と薔薇の模様が入った黒い下着……ふふっ…盗まれたわ……ははは」

「ゆ、友希那さん!?どうしようりんりん!紗夜さんリサ姉!」

「大丈夫だよ友希那……私も…盗まれたから……ふっ…ふふふふ」

「今井さん!?」

「……一体全体…何がどうなってるんですか……?」

 

…………………………

 

「りんりん〜!!」

「ど、どうしたのあこちゃん!?」

「あこも……下着盗まれぢゃっだよ〜!!ピンクと紫のゼブラ柄の下着〜!!」

「あこ〜…おいでおいで〜、あこも盗まれたんだね〜よしよし♪」

「ふふふふ♪…これで私達『下着盗まれた同盟』の一員ね、あこ」

「ゆ〜ぎ〜な〜ざ〜ん!!」

「宇田川さんまで……白金さんは大丈夫ですか?」

「私は…大丈夫です……蒼司さん…がいますので」

 

「「「!!!」」」

 

(もしかして……下着泥棒の犯人って……)

 

…………………………

 

「…………」

「い、氷川さん?大丈夫ですか?」

「は、はは……私も…盗まれました……はは、はははは」

 

「紗夜さんまで!?てか紗夜さんしっかりして下さい!」

「ああ…これで私も……仲間入りですね……ははは」

「クールな紗夜がここまで壊れるなんて……」

「ねぇ…もしかしてアタシ達の下着を盗んだのって……蒼司なんじゃない?」

 

「!!そ、蒼司さんはそんな事…しません!」

「そ、そうだよリサ姉!蒼兄はそんな事しないよ!」

「だけど……彼に聞いてみないと行けないわね……」

「そう……ですね……はは」

 

…………………………

 

「……以上が貴方を疑うきっかけとなった全てです」

 

まず俺が言いたいのは、俺が居ない間にそんな事になってるとは思いもしなかったという事。それと……

 

「俺じゃないな……そもそもこの1週間サポートギターで放課後駆り出されたりしてたから犯行は不可能だな」

「そうだったの?」

「ああ、その話は一応燐子(・・)にもしたはず……って燐子?」

 

俺はこの1週間、放課後はとあるバンドのサポートギターをしに行ってたため、Roseliaの練習に参加出来なかった。帰りが遅くなる事は除いてその事は燐子に伝えてある筈……と彼女に確認をとろうと彼女の方を見た……なんだか様子が変だ。

 

「蒼司さん……わ、私も…下着…盗まれたんです……」

「なんだって!?」

「そんな……」

「燐子まで……」

「蒼司さん…ホントに覚えは無いのですね?」

「待て待て!さっきの話きいてただろ!?その事に関してもホントに無関係だ!」

 

(たく誰だ!?俺の燐子の下着を盗んだやつ!燐子のだけでなくRoselia皆のも盗むとは……相当肝が据わってる野郎だぜ!)

 

「これじゃらちがあかないわね……変態、貴方の鞄の中を見せなさい!貴方が盗んでないのなら貴方の鞄の中から私達の下着が出てくるなんて有り得ない……そうでしょ?変態!」

「ああ、そこまで疑われるのは癪に障るが……」

 

(俺は変態じゃねーよ!(ToT))

 

そう心の中で呟く。そして俺の荷物検査が始まった。めんのためにとギターケースや、制服までも……ボディチェックもされた。

 

(結構入念に調べても無いものはない!)

 

「これで分かったろ?俺はやってな……」

「あら?何かしら……これ」

 

俺の言葉を遮るかのように友希那が俺の鞄から見つけたであろうある小袋を取り出した。ピンク色の布で黒い紐で閉じれる様になってる。

 

「なんだよそれ……俺のじゃない……」

「……な、な、なな……」

「どーしたの?ゆき……な?…な!?」

「2人とも……どう……し……え!?」

「何が入ってるんです……!?あ、ああ……」

「皆さんどうしたんで……す?……え!?」

 

皆、あの謎の袋の中身をみて……絶句している様だが……

 

(何が入ってるんだ……っ!?ま、まさか……いや、そんな筈ない……だって…さっき言ったろ?犯行(・・)は不可能だって!)

 

「「蒼司……」」

 

「「蒼司さん……」」

 

「蒼兄……」

 

皆の恥じらってる顔が……身体から出てる怒りのオーラが、中身を物語っていた……

 

「お、おい……嘘…だろ?」

 

 

 

 

『やっぱり蒼司(蒼兄)が犯人じゃんか!!!!!』

 

 

 

 

「違う!!本当にやってない!!嵌められたんだよ!俺は……」

 

何かの間違い……そうに決まってる。そう訴えた瞬間……

 

 

 

バチィンッ!!

 

 

「へぶっ!?」

 

 

燐子に…思い切り平手打ちされた。

 

 

「蒼司さん……最低です!!」

 

 

「!!……そう……だよな……っ」

 

 

「ああそうさ!俺は最低だ!皆の下着を仕事終わりに盗んだ最低野郎だよ!……っ何言っても信じて貰えないなら……俺は…最低最悪なクズ野郎にでもなってやるよ!!

 

 

「!!……蒼司さん……」

 

 

「!!……貴方って人は……開き直ったかと思えば……!」

「変態以上に……クズ野郎ね!」

「蒼兄……ひ、酷いよ……!」

「蒼司……最低」

 

 

「ああ開き直ってやったよ!クズ野郎だよ!酷い奴だよ最低な奴だよ!……もう二度と…顔すら見たくないね!!

 

 

「!!ま、待って下さい!……蒼司さ……」

 

 

バタンッ!!

 

 

俺は……CIRCLEを飛び出した……

 

 

「……蒼司……さん……」

 

…………………………

 

〜燐子side〜

 

……どうして?蒼司さん。貴方は…貴方はそんな事しない……なのに…どうして……

 

「う、うう…っ蒼兄……!なんで…こんなこと……エグっ」

「全くあの変態……居なくなって清々したわ!」

「!……ちょっと友希那…!言い過ぎだよ」

「何?リサ貴女……あの変態に着くつもり?」

「蒼司さん……どうやら私は彼の事を過大評価し過ぎたようです!」

 

(……違う……)

 

「…う……じゃない……」

 

「?燐子どうしたの……」

 

「蒼司さんは…そんな人じゃない!!」

 

 

「「「「!!??」」」」

 

 

「!?ちょっと燐子!!」

 

私は心の中の何かが爆発し、そう叫ぶと、蒼司さんがしたように……私もCIRCLEを飛び出した……

 

(蒼司さん……貴方の無実……必ず証明してみせます!)

 

…………………………

………………

…………

 

「勢い良く出てっ行ったはいいけど……」

 

(この後……どうしよう……)

 

私はしばらく走った後、立ち止まって考えた。何も考えずに外を飛び出したため、中々考えが纏まらない……

 

「こんな時……蒼司さんなら…どうするんだろう?」

 

蒼司さんの事だから……きっと、何処かである程度の情報収集に回る筈……いや、多分宛がある所を全て探るが正解だろう。

 

(となると……まずは……)

 

私はスマホを取り出し、蒼司さんを呼び出した。

 

『もしもし……』

「も、もしもし…蒼司…さん……」

『今話したく無いんだけど……後にしてくれ』

 

そう言って蒼司さんは通話を切ろうとしていた。

 

「ま、待って下さい!」

『……なんで?俺が待つ理由なんて……燐子達の話聞く理由なんて……もう無い筈だ』

「っ!?……そ、それでも少し…私の話を聞いて下さい!」

 

「お願い……ですから……」

 

今にも私は泣きそうだった。……こんなんじゃ……蒼司さんの無罪証明出来ない……

 

『はぁ……分かった。分かったからもう泣くな。燐子に泣いてる姿は似合わない』

「?ご、ごめんな……」

『謝らなくていいよ。俺も皆に酷いこと言った』

「蒼司さん……あ、あの…私…蒼司さんの無実を証明…したいです!」

 

私は蒼司さんの無実を証明したい……その思いを蒼司さんに伝えた。

 

『そうか……』

「だから…待っていて下さい!私の力で…無実を証明してみせます!」

『ありがとう……無茶するなよ?』

 

蒼司さんがそう言うと電話が切れた。

 

「……待っていて下さい!…蒼司さん!」

 

(後は……思い当たる所を当たる……この場合…所と言うより人と話す……出会ってるかな?)

 

私はそう思い、今回の事件に関わる人物4人(・・)に聞き込みをする事にした。

 

…………………………

〜1人目〜

 

『りんりんどうしたの?』

「あこちゃん、下着を盗まれた日……あこちゃんは何…してた?」

『えっと……その日は普通に学校に行って、Roseliaの皆と練習して…そうそう!夕方リサ姉とお姉ちゃんとでテレビゲームして遊んだ!』

「そう…なんだ…。えっと……今井さんは何時位に帰って行ったの?」

「う〜んと……確か19時頃だったとおもう!」

「下着が無いって気づいたのは?」

「お風呂入る前だよ……次の日明日香と六花とで遊ぶ約束してたから……ショックだったよ……」

「そう…だったんだ。……ありがとうあこちゃん…時間とってごめんね?」

 

…………………………

〜2人目〜

 

「氷川さん……今…お時間大丈夫ですか?」

『白金さん……大丈夫ですよ?…どうしたんですか?』

「えっと……氷川さんが下着を盗まれた日の1日を聞きたくて……」

『そうですね……私はいつも通り学校に通って、バンドの練習後……湊さんと楽器屋で買い物をした後、そのまま家でテスト勉強をしてました』

「そう…なんですね…ちなみに湊さんとは…何時頃までテスト勉強されてたんですか?」

『……19時位だった気がします。その時今井さんが迎えに来たので帰り際3人でお茶をした後に帰りました』

「……盗まれた事に気が付いたのは?」

『日菜の後にお風呂に入ったので……21時前程だった気がします』

「あ、ありがとう…ございます……」

 

…………………………

〜3人目&4人目〜

 

『もしもし燐子?どうしたの?』

「い、今井さん…少し…お時間よろしいでしょうか?」

『うん♪全然大丈夫!』

「はい…えっと……今井さんが下着を盗まれた日…何をしていたのか聞きたくて……」

『うん……あの時は殆ど友希那と一緒にいたかな〜?練習終わった後はアタシん家でテスト勉強してそのまま友希那と一緒にねたかな!』

「えっと……もしかして下着を盗まれたのって…お風呂に入る前……だったりします?」

『うん……大体友希那(・・・)の後に入ったから…21時頃…だったかな?』

「!……ありがとう…ございます。あ、あの……友希那さんと…今…一緒ですか?」

『一緒だよ?変わる?』

「お、お願いします……」

 

『もしもし燐子?どうしたの?』

「あ、あの……友希那さん…は下着を盗まれた日…何をしていたんですか?」

『私?……横でリサとの会話を聞いていたけど…殆ど同じと考えていいわ。ただ……』

「?ただ……?」

『ただ…あの日は私が(・・)お風呂に入ってる時に盗まれたわ……』

「!!……ありがとう…ございます……!ごめん…なさい、忙しい中…」

『いいのよ……ところで…そんなこと聞いてどうするの?』

「………の……を……からです

『?燐子?』

「な、なんでもないです!……し、失礼します……!」

 

…………………………

………………

…………

 

(……情報は…一通り…そろった)

 

そう思いながら、自分の部屋へともどっていった。

 

「もしもし?……はい。…あの…蒼司さん?お頼みがあるんです……」

 

しらばらく会話をして電話を切る……。間も無くして私のLINEにとある画像が送られた。

 

(これさえあれば……待って下さい蒼司さん……)

 

…………………………

………………

…………

 

……次の日、蒼司さんは学校を休んだ。体調が悪いそうだ。

 

(体調不良らしいけど……きっと…口実……だよね)

 

私は胸が苦しくなった。私達の(・・・)せいで蒼司さんが苦しむはめになるとは思いもしなかったから。

 

(けど……それも今日限りです……!待っていて下さい!必ず……)

 

私は予定通りRoseliaのメンバーに放課後ファミレスに集まる様に連絡した。

 

…………………………

………………

…………

 

放課後……私はなるべく早く生徒会の仕事を終わらせ、集合場所へ早足で向かった。

 

 

「すみません…生徒会の仕事で遅く…なりました」

「大丈夫よ。私達も今集まった所だから」

 

私が来た時には4人ともファミレスに集まっていた。

 

「燐子、何頼む?」

「えっと…チョコバナナパフェと…コーラで……」

「OK♪それじゃあ注文するね」

 

今井さんが皆の分を注文し、さほど時間がかからない内に注文した物が届いた。

 

 

「それじゃあ燐子。今日私達を呼んだ本題に移って貰えるかしら?」

「は、はい…分かりました」

 

皆がパフェなどを食べた後、友希那さんが今日集まった理由を聞いてきた。

 

「皆さんに集まって貰ったのは……蒼司さんの無実の証明と真犯人が分かった事を…伝えるためです」

 

「「「「!!!!」」」」

 

それを聞いた皆の顔が若干暗くなったのは気の所為ではなかった。

 

「まず皆さんには……これを見てもらいます」

 

そう言って私は皆にとある紙を配った。

 

「……これは?」

「はい……これは私達5人の事件日の大体の1日の様子と蒼司さんの大まかなその日のスケジュールを表にしたものです」

「私達に事件の日の事を聞いたのは……この為なんですね」

「は、はい……」

「凄いよりんりん!なんだか探偵さんみたい!」

「か、買いかぶりすぎだよ…あこちゃん……」

 

私はそのプリントの説明をして話を進めた。

 

「この表から言えることは……蒼司さんのスケジュール…殆どの日が有名なバンドのサポートとして他県へ足を運んでいます…。少なくとも都内だったとしてもスケジュールがハードで自宅に戻ってるのは大体22時頃だと推定します……つまり、その日の蒼司さんの疲労から考えて私達の家に出向く事は出来ません」

「そう…だね。蒼司のスケジュールどれもハードすぎ」

「早退したのも納得行きますね」

「確かに……あこが蒼兄だったとしてもこんなスケジュールの中でりんりん達の家になんて行けないよ……」

「燐子の言いたい事は分かったわ。なら…真犯人は一体誰なのかしら?」

 

それぞれが納得する中、友希那さんが真犯人に着いて聞いてきた。

 

(……正直、こんな事は言いたくない…けど、蒼司さんの無実を証明する為!)

 

「……真犯人は……」

 

 

 

 

「「「「…………………………」」」」

 

 

 

 

「……ここにいる全員です」

「「「「!!!!」」」」

 

私は覚悟を決め、そう……4人に打ち明けた。

 

「わ、私達が…!?」

「そ、そんな……」

「どうゆうことです!?」

「どうゆう事なの!?りんりん!」

 

4人とも……信じられない…と言う顔をしていた。

 

「正確には…友希那さんと今井さんが主犯となって…私達3人が知らぬ内に共犯者となって協力…していたんです」

「燐子……私とリサが主犯って根拠は…一体何処にあるのかしら?」

「そ、そうだよ燐子。アタシと友希那が主犯って……意味分かんないよ……」

 

私が2人にそう指摘すると2人は案の定罪を否定した。

 

「根拠…ならあります……その紙に書かれてるスケジュールです」

 

私は紙を見ながら説明し始めた。

 

「この表には……私とあこちゃん、氷川さんのスケジュールには友希那さんと今井さん…そのいずれかが私達と同行しています。時にはテレビゲーム……時にはテスト勉強……また……時には裁縫」

「そう言えば……」

「確かに!あこの時もリサ姉がいた!」

「私はこう推測します……私達に同行して…いずれも友希那さん今井さんが1人になった所で下着を盗んだ……そして目的を達した直後、自分達の家へ帰っていった……そうすれば誰にも疑われることなく盗むことが出来る……違いますか?」

 

私の時もそうだった……あの時、私は夕食のあと、食器を片ずけている時…今井さんは「部屋で待ってる」と言って私の部屋へいった。そして間も無く今井さんは家へと帰っていった。

 

「仮に3人の下着を盗んだとして……私達はどう説明するの?」

「そんなの……ただ見せかけるだけでいいんです……例えば…友希那さんの場合は…自分がお風呂に入ってる間に今井さんに取らせる…そんな具合に……」

 

「「!!」」

 

2人は驚いていた。

 

「2人が言っていた事に……嘘はないと私は思ってます。だから…驚いたんです。あと時…どうして偽らなかった(・・・・・・)のか」

「燐子……いつから…アタシ達のことを?」

「蒼司さんの……事を友希那さんが悪くいった時からですよ?」

「そんな……」

「なら燐子……どうして貴女達が共犯者になるのかしら?さっきまでの会話だけだと貴女達が共犯者になるに足りない気がするわ」

 

友希那さん……貴女は……

 

「私達の下着が入っていた袋……あれは私が作った袋…です」

 

「「「「!!!!」」」」

 

「それに…いくらあこちゃんや氷川さんが無関係に見えても犯行を黙認してれば同じことです……まして、実行前日に2人をそそのかした…なんてすれば尚更……」

 

「ち、違うんです!白金さん!」

 

「「紗夜……」」

 

2人を庇うかの様に氷川さんが話を遮った。

 

「わ、私達は…し、白金さんが前よりも蒼司さんに評価されている事に嫉妬……してしまったんです!それで…どうにかして……」

 

「ふざけるのもいい加減にしてください!!」

 

「っ!?」

 

……私は遂に怒りが爆発してしまった。氷川さんが……蒼司さんと友達(・・)であるはずの氷川さんが……

 

「Roseliaだから庇う気持ちは…よく分かります……!私も氷川さんなら…そうしたかもしれない……けど…氷川さんは蒼司さんの友達ではなかったんですか!?友達で有りながら……」

 

「どうして2人を止めなかったんです!?」

 

「あ、ああ……」

 

「あこちゃんも……!蒼司さんの事を尊敬してたなら……どうして……どうして……!」

 

「りんりん……あこ……あこ……!」

 

「……もういいよ、燐子」

 

「「「「「!!!!!」」」」」

 

「あ、ああ……」

 

振り返ると……そこには私の1番大切な(・・・)……

 

「……蒼司さん」

 

〜蒼司side〜

 

そろそろ頃合いかと思い、席を立ち燐子達の元へ向かった。

 

「偶然……病院帰りにここでご飯食べようと思ってな。んで、食べてたら皆が来て……燐子もきた。そして何か会話をし始めたから不本意ながら聞かせてもらったよ」

「盗み聞きかしら?関心しないわね……」

「そうだな……だがお前らのした事よりかはずっとましなものだと俺は思うんだが……気の所為か?」

 

「「「「!!!!」」」」

 

「……っ!」

 

その言葉に友希那は何も言い返せなかった……。そればかりか燐子達は何故だか青ざめていた。

 

(まあ…今の俺を見ればそうなるわな……)

 

そう……今の俺は本心(・・)では許したいばかりなのだが、会話の内容、彼女達の態度……そして……

 

燐子(大切な人)をここまで悲しめた……

 

 

「……もう…充分だ」

 

 

「そ、蒼司……さん?」

「蒼司?」

「蒼……司?」

「蒼司…さん?」

「蒼……兄?」

 

 

 

 

 

「今日限りで……Roseliaを辞める。

短い間だったが……世話になった」

 

 

 

 

 

そう言って俺は自分の分、彼女らの分の会計を済ませ……ファミレスを去った……。

 

 

 

 

 

 




《次回予告》
「蒼司さん……戻って来て……!」
「あこ達が悪いのに!……なんで蒼兄が……!」
「蒼司さん……ごめんなさい……!」
「蒼司…燐子…皆……ごめんなさい……!」

「蒼司……貴方が居なきゃ……Roseliaは…!」

次回、『戻ってきて』!お楽しみに!
……ラスト…ハッピーで終わる筈が……まさかのメンバーから抜ける事態へ……

高評価、感想等お待ちしております!

紗夜編後投稿して欲しいストーリー

  • リサ編
  • あこ編
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