さて、友希那編ではLOUDERを採用しましたが(詳しくは友希那編の12話参照)燐子編はどうしますかね……
最後までお付き合い下さい!
それでは……どうぞ!!
「陛下ー!陛下ーー!!」
「何!?リンコが目覚めたと!?」
「はい!竜騎士殿のご活躍によりリンコ殿の流行りの病は綺麗さっぱり無くなりました!!」
(竜騎士……やったんだな……って竜騎士の姿が見えないが……?)
「たったた……大変です!陛下!!」
「今度はどうした!?」
(見た感じリンコの世話係さんに見えるな……てか凄い顔真っ青だ)
「先程リンコお嬢様の部屋を訪ねたら部屋はもぬけの殻!そしてベッドにこれが!!」
「な、なんだって!?……その文、見せてみよ!」
(おいおい……なんかただ事じゃない雰囲気だな……)
『お父様へ
お父様、私リンコは竜騎士様……否、○○様と共に幸せな家庭を築きます。誠に身勝手で我儘な事を言ってごめんなさい。ですが私の命を救ってくれたお方に、恩返しをしたいのです。必ず幸せになって故郷であるこの素晴らしき国に戻って来ます。お父様もお元気で。
:リンコ』
「何とリンコが……
……リンコ、そして○○よ!必ず幸せになって戻って来るのだぞ!このブルーローズに!!」
(そっか……リンコと竜騎士が……2人とも、幸せにな)
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「……ん」
(……もう朝か?)
普段だったらこの時点で俺は起きてるはずなのだが……今日の俺はそれを拒み、寝返りを打とうとした。
「ん〜……もう少し寝かせーー」
ムニュウッ♡
「んむっ!?」
「んひゃうッ!?♡」
燐子の可愛い声が聞こえ俺は目を開ける……が、目の前は真っ暗で何も見えない。
(おかしいな?いくら何でも暗すぎだろ……てか、何か凄い甘い匂い……)
そして何故だろう?異様に心臓の鼓動がよく聞こえる。何がどうなってるのだろう……そう考えてる刹那……
「蒼司さ〜ん……むにゃむにゃ……」
ぎゅうう……ッ♡
(ふえ?)
え?今俺はどんな状態なんだ?まず分かってるのが……
・燐子と一緒に寝ている
・目を開けても真っ暗
・甘い匂いがする
・心臓の鼓動がよくきこえる
・燐子に抱きつかれた
……さて、読書の皆様。この5つから察して、俺は一体どんな状態なのか当ててみてくれ。
カウントダウン行くぞ〜
5
4
3
2
1
0……
タイムアーップ!!
さて……さてさて……さてさてさて……正解は……
(燐子に……抱き枕されてる……!?)
正解〜!!俺は今燐子に抱き枕されてるんだZE!!
いや〜道理で目の前見えなくて甘い匂いがして心臓の鼓動がよく聞こえると思ったら俺の顔今燐子の大きく育った果実に挟まれていた訳だ!
アハハハハハハハハハハ……
(ん?待てよ……どうして燐子と寝てるんだ?)
確か俺は昨日退院したばかりで退院祝いで俺ん家でRoseliaの皆と王様ゲームして……友希那、リサ、紗夜、あこ、燐子を空き部屋で寝かせて……さて俺も寝ようとしたら燐子が来てそのまま所謂営み……ゲフンゲフンッ……一緒に寝た……そして今に至る……
……この時俺は何かを察した。時間は見えないが、下手したら誰かしら起きててもおかしくない時間だろう。
もし……もしもだ……誰かが俺の部屋に来たりしたら……
(やばいやばいやばいやばいやばいやばいやばいやばいやばいやばい!!!!!早く燐子から離れないと!!)
「り、燐子?朝だから起きるーー」
「むぎゅう〜……♡」
(あーやばい……可愛いすぎる……って違う違う!!)
「燐子、早く起きないとやばーー」
「ん〜……もうちょっとだけ……♡」
(あっ……これ終わったな……ならいいや、もうこのままでいよ)
俺はとうとう諦めてこのまま燐子の抱き枕になっていようと決めそのままもう一度眠りに着いた……。
そして紗夜に叩き起され俺と燐子は高1時間程正座で説教されたのであった……。
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〜♪〜♪〜♪〜♪〜♪……
「……うん、大分板について来たなこの曲も」
今俺達Roseliaは次の主催ライブに向けてある新曲の練習をしていた。
この曲の花はキーボードだ。イントロの部分から間奏とメインになる所が多い。それどころか他のパートよりも技術を要するある意味高難易度な曲でもある。
「始める前にも行ったけど、メインになるのは主にキーボードだ友希那は余り前に出すぎない程度に、あことリサは燐子を支える形でリズムを刻めばいい。紗夜は全体的に燐子の音を優先して聞きながら友希那と同じく前に出ない様に」
「分かったわ」
「了解〜♪」
「了解しました」
「了解です!」
「そして燐子。今回の曲のメインはさっきも言ったがキーボードだ。今までの曲よりかは主張多めでも大丈夫だ。但し、前に出過ぎて他のパートのサポートが無になる形で演奏しないよう心がけてくれ」
「わ、分かり……ました……!」
……と言った感じで5人にアドバイスをして俺は時計を見る。時間的にも休憩込で次が最後の通しになるなと俺は思った。
「よし。少し休憩を取ろう。10分後にセトリ通りに合わせて、今日は終わりだ」
「「「「「はい!!!!!」」」」」
「蒼司。ちょっと……いいかしら?」
スタジオ横で俺は水分をとりつつ、さっきの曲のスコアを見ながら考えをまとめていると友希那に声をかけられた。
「分かった」
そう答えて俺は立ち上がり友希那の所へ向かう……その前に隣でさっきの復習をしていた燐子に「少し行ってくる」と声をかけキスをした後、友希那の元へ向かった。
「〜〜///」
「アハハ……相変わらずアツアツだね燐子♪」
「い、今井さん!?」
「りんりん……顔赤いけど……大丈夫?」
「だ、大丈夫だよ……あこちゃん///」
さっきの動作を見ていた3人が、少し胸焼けした表情で燐子に話しかけてる姿が見えた。当の燐子も顔を真っ赤にしていたが大丈夫だろう。
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「何時も……的確なアドバイスありがとう」
「いきなりだな。別に、それが俺のやるべき事だって割り切ってるから問題ないよ」
「そう……それよりも蒼司、貴方に相談があるの」
「相談?」
らしくない感謝を述べられたと思っていたら本題はどうやら別にあったそうだ。察するに次のライブの事だろうか?
「この話をする前に……蒼司。貴方ソロギターボーカリスト『SOUGA』で間違い無いかしら?」
「……燐子から聞いたのか?」
「それもある……けど、偶然貴方らしき人物の動画を見て……
流石は友希那と言うべきだろう。何回見たかは分からないが見ただけで確信を着く程とは……伊達にRoseliaのボーカリスト名乗ってないなと俺は思った。
「それで……本題だけど今回の主催ライブで蒼司……いえ、SOUGAとして出て貰えないかしら?」
「いきなり……でもないか。俺の動画見てそう思ったんだよな?」
「ええ……」
俺自身、いつかこの日が来るのではとRoseliaの曲は程全てさらってある。望むところだ。
「いいぜ。その話……乗った!」
「!!……ありがとう、蒼司」
主催ライブでSOUGAとして出演が決まった俺はそろそろ時間になるなと思い友希那とスタジオへ向かった。
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〜♪〜♪〜♪〜♪〜♪……
「セトリ通りに合わせると、あの曲も味気が違くなるな……当日が楽しみだ」
俺は最後まで聞いてこのような感想に至った。
「今日はお疲れ様。ライブ当日までさっきやった所、各自攫っておくように」
「「「「「はい!!!!!」」」」」
そこで蒼司は少し違和感を覚えた。今までならすぐ片付けをしてリサか俺が次のスタジオの予約を取りに行くのだが(ちなみに今回はリサが担当だ)皆に行動しない。
「蒼司さん!」
「ん?どうした燐子?」
「す、少しだけ……ほんとに少しだけです。1曲……合わせて欲しい曲があるんです!」
「蒼司が?」
時間を見る……ほんとに、1曲だけなら大丈夫だな。
「1曲だけだぞ……にして、曲は?」
俺はCIRCLEへ向かう前に燐子に持ってくるよう言われて持って来たギター『BlueLightning』を取り出しながら聞いた。
「曲は既に決まってるわ。『軌跡』を合わせようと思ってるの」
『軌跡』……今回の主催ライブのセトリには中盤辺りからやる曲だ。
恐らく……皆俺がSOUGAだと分かって頼んでるのだろう。
「分かった。俺はいいが……紗夜は……」
「私は問題無いです。一緒に弾いてくれるんですか?」
「ああ……但し、余り加減が出来ない。軌跡だからって遅れるなよ?」
準備が出来た俺はBlueLightningを持って紗夜の隣にたった。
「準備が出来たようね……いくわよ、『軌跡』」
〜♪〜♪〜♪〜♪〜♪……
「靴紐が解ければ♪結び直すように♪別れても途切れても♪
また繋がる為に♪出逢うべく♪人は歩んでゆく♪」
この曲もさっきの新曲同様、メインがキーボードの曲。但し違うのはなんと言っても落ち着いた……静かな曲だという事だ。
「"ありがとう"♪此処で逢えた♪貴方と私の軌跡♪
一つだって忘れないわ♪いつまでも熱いままで♪」
そしてもう1つ……この曲を聞いていると俺と燐子の歩む軌跡が見える気がして……いつまでもこうして歩いていたい……そう思わずには居られない曲でもある。
「幾千も永遠を重ね♪」
〜♪〜♪〜♪〜♪〜♪……
「……本番も、よろしくな。皆」
俺は密かにそう呟いたのだった。
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そして時が経ち主催ライブ当日〜……
「Roseliaさん!本番よろしくお願いします!」
「……いよいよね」
「そうだな」
とあるライブハウスの控え室にて……スタッフに本番が来たことを知らされた。
「それはそうと……とても似合ってますよ、蒼司さん」
「ウンウン♪カッコイイよ〜蒼司♪」
「蒼兄!凄い似合ってるよー!」
「ありがとう……なんだか少し照れくさいな……」
本番当日、俺は何時も着る衣装でライブに出る……はずがRoseliaの……特に燐子の要望にて別の衣装でライブに望む事になった。
デザインは皆と同じ黒メイン、そして薔薇の装飾が所々。そして胸元には黄色い薔薇のブローチがジャケットに付けられている。
「黄色の薔薇には『友情』の花言葉がある……俺にピッタリだ」
「き、気に入って貰えて……嬉しいです……」
言うまででも無いが、衣装のデザインは燐子だ。聞くにはこれまでのライブの衣装は燐子が担当してるとか。
「そ、その……今日はよろしく……お願いします……!」
「ああ!よろしくな燐子!そして
こうしてRoseliaと俺……SOUGAの主催ライブが幕を開けたのだった。
「満足させてくれよ!!」
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「Roseliaよ……今回スペシャルゲストを呼んでるわ
紹介するわよ……ソロギターボーカリスト、『閃烈なる蒼き狼』!!
SOUGA!!」
(友希那のやつ……何処で俺の2つ名を?てか2つ合わせやがったか)
そう愚痴を零しながらも俺はBlueLightningを手にステージに上がった。
「皆ァァァ!!満足して言ってくれよォォ!!」
ワアアアアアア!!キャアアアアア!!
「観客の熱……中々なものね……!主催ライブ……いくわよ!」
友希那の掛け声と共に主催ライブが幕を開けた。
次々に曲が進み、そして最終の曲……
「次で……最後の曲よ……」
「『Ringing Bloom』」
新曲の、Ringing Bloomが始まった。
〜♪〜♪〜♪〜♪〜♪……
「私を動かすのは♪この居場所♪
少しずつ♪明ける空に♪
逃げていたことにも♪
今ならば♪向き合える気がしたの♪」
(……見てるか?愛子さん……俺と燐子の……これからを歩む姿……軌跡が!)
演奏しながら……今は亡き、愛子に問いかけた。
(愛子さん……貴女は多分……これを教えたかったんだよな……俺と燐子に……仲間と共に歩んでいけって、1人じゃないって……!)
「Faith!取りに帰ろう♪あの日の忘れ物を♪
Faith!一途な願い♪鍵盤に添えて♪Feel it!」
「「「「「I will be just myself!!!!!」」」」」
「約束を♪」
(もう……1人で悩まない……俺には……Roseliaが……仲間がいる
そして何より……燐子がいる)
「未来への♪道を照らす♪」
(見ていてくれ……俺と燐子が歩むその先……軌跡を!!)
〜season1 燐子編 END〜
season1燐子編、これにて完結になります!
最終までお付き合いありがとうございました!
感想、高評価等お待ちしております!
次回作をまたれよ!
紗夜編後投稿して欲しいストーリー
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