……猫ってホント可愛いよね()そう思う日が耐えない今日この頃。
「さよならー。」
「んーー…やっと終わったぁ〜……。」
挨拶しやっと堅苦しい1日が終わったと言わんばかりに伸びをした。しかしまだ彼ー騎龍蒼司にはまだやる事があった。
「蒼司!今日こそ私と一緒にCIRCLEにいくわよ!」
グイッ!!……ガン!!
「うがぁ!?」
急に伸ばしていた腕を左側に引っ張られ身体が引っ張られた側に倒れ……
「俺は人形じゃないぞ!いきなり引っ張るなよ友希那!」
おもいきり隣の机ー湊友希那の机に頭を強打した俺は引っ張った本人である友希那を睨めそういった。
「ちょっと友希那!?何やってるの!?」
ちょうど帰り支度をした彼女ー今井リサが俺達の所にやってきた。
「リサ。今日こそ蒼司と一緒にCIRCLEにいこうとおもって誘ってたのよ。」
「それが誘う人のやる事か!」
俺は思わず突っ込んだ。その様子を見ていたリサは……
「友希那……蒼司はこれから風紀委員長の仕事があるのよ?昨日だってそう言ったじゃん。」
「あっ……」
「あって……忘れてたのかよ……」
もしかして友希那って天然?
「ごめんなさい蒼司……貴方と今度こそはと思って……」
「いいんだよ。終わったら必ずCIRCLEにダッシュで向かうからさ」
「本当に?」
「ああ、約束するよ。」
「もし破ったら友希那のパシリになるって」
「んな事言ってねーー!!」
…………………………
………………
…………
「会長、お疲れ様です。」
俺は生徒会室に入るなり、中にいた日菜に挨拶した。
「あっ!蒼司君!お疲れ様!風紀委員長の仕事どう?もうなれた?」
「まあ…やってる事とかは花羽と同じだと思ったんで自分なりにぼちぼちやってますよ。」
「そーなんだ!今日も風紀委員の仕事終わったらCIRCLEにいくの?」
「どうして俺がCIRCLEにいくことを?」
驚いた。彼女とは生徒会で期間付きだが間接的にサポートする事になっている。つまり彼女には悪いがそこまでの関係であり、俺がCIRCLEにいくこと知るはずがない。知ることができるとすれば……
「お姉ちゃんから聞いたよー!お姉ちゃんRoseliaにアドバイスしてくれる人が入ってくれて、とてもいいアドバイスの仕方で勉強になるって!で、私がその人についてきいたら花羽から羽丘に交換留学した男子生徒だって言ってたから蒼司君のことだって分かったよ!」
やっぱり、紗夜さんからか。それにしても俺なんかをそんな風に評価してくれてたなんて、正直嬉しいな。……っとそろそろ見廻り始めないと
「そうだったんですね。それじゃあ俺は見廻りに行くので……」
「あっ蒼司君、ちょっと興味本意で聞きたいんだけど……」
まだ何かあるのか?……時間は…少しくらい大丈夫だな。
「何ですか?」
「蒼司君ってさ、何か楽器とか演奏してたりしてたの?お姉ちゃんの話聞いてたらふと思ってさ。そんなすごいアドバイスができるなら楽器一つや二つやってるか音楽に詳しくないのかなーって。」
……今まで学校生活を送ってきた中でこんな質問は初めてだ。しかもよっぽど観察力に優れた人じゃ無い限り……やっぱり天才か。
「さすが会長。察しがいい。」
「何かやってるの?」
日菜のゆう通り俺は趣味で楽器を演奏している。ただ……
「教えてもいいですけど、他言無用で。」
「どおして?」
「実は俺、ギター演奏してるんですけど偶に大学の資金稼ぎでギターボーカリストとして路上ライブしてるんです。」
「そうなの!?」
さすがに驚いたようだ。
「はい、ただ……学校では認められてなくてバレると停学処分くらうんだ。だから……」
「だから他言無用にして欲しいってことなんだね。」
どうやら理解してくれたようだ。
「そう言うことで……そろそろ失礼してもいいです?」
「あっごめん!風紀委員長の仕事頑張ってね!」
…………………………
………………
…………
「お先に失礼します。」
「お疲れ様〜!」
「お疲れ様です!」
見廻り等の仕事が一通り片付き、俺は帰り支度を済ませ日菜と副生徒会長……羽沢つぐみに一声をかけ、生徒会室を出た。
「見廻り…少し時間かけすぎたな。早くCIRCLEに行かないと。」
職員用玄関を出て校門へと駆け足で向い、門をくぐろうとした瞬間……
「ニャォ……」
「ん?」
今……猫の声が聞こえたような……
「あっあそこに……」
俺の目線の先に、ロシアンブルーの猫が常緑樹の下で丸まっていた。
「所々泥だらけだ……もしかして捨てられたのか?」
「……ニャォ…」
声がとても弱々しい……どうにかしてあげないと……
「おいで……もう大丈夫だよ。」
「ニャォン……」
何とか起き上がり差し伸べていた右手に歩み寄り……
ペロペロペロペロ……
「ハハッお腹が空いてるのか?……確か鞄の中に……あった」
お腹を空かしてると思い俺は鞄のなかからこの前リサからもらったクッキーを取り出し…
パリポリッパリポリッ…
「フッ美味しいか。いっぱいあるからな……ん?」
「ニャァァ♡」
スリスリッ……
「なついたなついた……それにしても、どうしよっかな」
このままほっておく訳には行かない。
「ニャォォン♡」
「うぐっ」
その眼で見られると……ハァ…
「しょうがないなぁ……」
ヒョイッ……
子猫の甘えに負けた俺は子猫を持ち上げCIRCLEの方へ歩きだした。
「CIRCLEにいって少しの間だけ預かってもらうか」
…………………………
………………
…………
ガチャッ!!
「済まない!遅れた!」
「蒼司!遅かったじゃない!」
CIRCLEに着いた時には日が沈み初めていた。Roseliaの皆は曲合わせをやってる最中だった。
「済まない、風紀委員の仕事が立て込んでて中々おわらなかったんだ」
確かに風紀委員の仕事に少し時間がかかってしまったのは事実だが間違っても子猫を拾ってて遅れたなんて言えるはずもなかった。
「風紀委員?蒼司は風紀委員だったのですか?」
「ああ、紗夜さんには言ってなかったっけ?実は羽丘の交換留学に行った生徒が風紀委員長でその補充として期間付きで風紀委員長になってるんですよ。」
「そうだったんですね……あの、風紀委員長って事は日菜のサポートとかもされるんですよね?」
「まあ、間接的にですけど……」
そう質問するのも無理無いな……
「あの……もし日菜が何か問題起こしたら言ってください。何時でも相談に乗りますので」
「分かりました。」
「それよりも曲合わせの続きをしましょ。やっと蒼司がきたのだし。」
練習から脱線してしまったと感じたのだろう。友希那がそう言い出した
「そうだな。時間も余りないし、俺もできる限りのアドバイスをするよ。」
「そうですね。それではさっきの曲、もう一度最初からやってみてはどうでしょう?」
「いいと思います……」
「あこも賛成です!」
てな感じでそれぞれの意見が揃い、練習が再開された。
…………………………
………………
「皆お疲れ様〜」
「まりなさんお疲れ様〜」
練習が終わり、ステージを出た6人をまりなさんが出迎えてくれた。
そしてもう
「ニャォ〜ン♡」
「え?」
「あ…あ……///」
「おお、すっかり元気になったな。」
俺を見るなり子猫はカウンターから飛び降り俺の元へ寄ってきた。
「蒼司…その猫どうしたの?」
「ああ……実は学校出る時に偶然弱ったこいつをみてさ、どうにかしないとって思ってリサのクッキー試しにやったら懐いちまってさ……」
「ロシアンブルーで黄色の瞳……なんだか、湊さんに似てますね……?湊さん?」
燐子が繰り返し友希那を尋ねるのを見て不思議に思った俺は友希那を見ると……
「あ……あ……」
「友希那?」
子猫に歩み寄り、そして……
「にゃ…ニャーんちゃん♡」
「んな!?」
「ぶっ…!」
「湊さん!?」
ど、どうなってるんだ?友希那…さっきなんて……
「あはは……実は友希那猫がものすごく大好きでね、猫見るとあんな風に別人になっちゃうんだ……」
「そ、そうだったのか……」
何そのギャップ!?めっちゃ可愛いやん///
「……つまり、さっきまでその子猫はまりなさんに預かられていたってことですね?」
「そうゆこと。」
「もしかして蒼司……その猫飼うつもり?」
いざ答えるとなると何故か答えずらくなる……けど決めたことだしな
「ああ、俺住むマンション飼い主の自己責任で飼うことは許されてるからな。」
「そんな!?私が飼いたい!」
「友希那はだーめ!親が認めてないでしょ!?」
「あうぅ〜……」
なんだろ、さっきから友希那が可愛く思える……
「まあ、そお落ち込むなって。俺の家に来ればいくらでも構わせて上げるって。」
「本当に?」
「ああ、本当に本当だ。」
「もし破ったら友希那のパシリになるって♪」
「だからんな事言ってねーー!!」
……こうして俺は友希那とリサの3人で必要なものを揃え俺の家へ取り付けた。ちなみに友希那は俺の家に取り付けたはいいものの、リサが無理矢理連れて帰るまで猫を構い続けていたのだった。ーーーー
〜END〜
どうも!友希那編3話どうでしたか?感想、質問、リクエスト当ございましたら是非宜しくお願い致します!
またアンケートのご協力お願い致します!
それでは次回お会いしましょう!
紗夜編後投稿して欲しいストーリー
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リサ編
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あこ編