青薔薇の姫君と蒼き竜騎士   作:ka-主

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どうも!ka-主です!友希那編5話……そろそろ折り返しかな?どんな展開になるかはお楽しみに!
それでは……どうぞ!


season1 友希那編:5話 3人で買い物のはずが…(後編)

※本ストーリーは後編です。内容を理解したい方は前編をご覧下さい。

 

クレープを食べた俺たちはワンピース屋『ALLSEASON』へとむかった。

「そう言えば…2人の今回の買い物目的ってもしかして夏物の新調か?」

突拍子もない質問だったはずだが、2人は少し動揺していた。

 

「そ、そうそう!なんだか夏にあったアクセサリーとかないかな〜なんておもって!」

「え、ええ。私も新しい夏にあったワンピース買いたいな……て」

……2人揃ってすごい慌てようだな…

 

「そうか……いいのが見つかるといいな。」

「「う、うん……///」」

 

何かあるぞこれ……そう思いながら3人と『ALLSEASON』へと足を運んだ。

 

…………………………

………………

…………

 

「フゥ〜、…やっと着いた!」

「結構歩いたわね…」

「おいおい……これだけで疲れてるようじゃ今日の買い物持たないぞ?」

『ALLSEASON』に着いたと言うものの、2人は息を切らしていた。エスカレーター登って少し歩いただけなんだが……

 

「そんなこと言ったって、遠いものは遠いもん!」

「そうよ、少しはきずかって欲しいものだわ。」

「はぁ…分かったよ。でもこれでやっと気になってるワンピースが買える?そうだろ?」

 

「そ、そうね……申し訳ないけれど2人とも一緒に選んでくれる?」

服選びとかは余り自身がないがこうも頼まれた以上断る訳にもいくまい。

「ああ、微力ながら力になるぜ。」

「うん、喜んで!」

 

………………

 

「友希那、これとかどう?」

リサが選んだのは空色がベースのワンピースでスカート部分が若草色のクールなデザインだ。

「ん〜俺は……」

友希那が喜びそうな…気に入りそうなものを探していると、「店内のおすすめ」と目立つように展示されているワンピースのデザインに目がいった。

 

「これとかどうだ?」

俺は店内のおすすめのワンピース……白色ベースでスカート部分に所々向日葵の絵が描かれているワンピースを選んだ。

 

「2つともすごくいいわね……迷ってしまうわ…。」

中々のチョイスだったらしく、選ぶのに迷っていると……

「友希那友希那♪」

リサがウインクして友希那を呼ぶと友希那が頷いた。

 

「じゃぁ…蒼司の選んだのにしようかしら……///」

「え?」

予想外の指名に驚いてしまった。てっきさっきのやりとりからしてリサのワンピースを選ぶとばかり思っていたからだ。

 

「その…すごく夏っぽくて……可愛いいなって…///」

何故そんなに恥ずかしがりながら言うのか疑問に思ったが否定する理由は無かったので

「そうか。なら早速試着してみるか?」

「ええ。」

 

友希那は蒼司のワンピースを手に取り試着室に足を運んだ。

 

「ウンウン♪いい感じ♪」

「何がだ?」

「ウンウン!な、何でもないよ?」

「何で疑問形?」

 

「あ、あのぉ……」

りさとそうこうやりとりしているとこの店の店員が何か言いたげに話しかけて来た。

「?どうしたんですか?」

「あの…先程のお客様が選んだワンピースなんですけど……」

「何か不備でも?」

 

先に予約している人でもいたのか何か不備があるのかと思い尋ねたがどうやら違う様だ。

「い、いえ!実は本店のキャンペーンであそこに展示してあったワンピースをお買い上げなされたお客様に商品の宣伝として差し支えなければお買い上げになったその場で来て頂いて宣伝してもらう企画をやっていまして……」

 

「別に彼女が良ければいいと思いますが……」

最終的に選んだのは友希那なのでこの企画にのるか否かは友希那次第だが……

「2人とも……どうかしら……?」

「わぁ!すごく似合ってるよ!友希那!」

 

試着室から出てきた友希那に子供見たくはしゃぐリサ。それもそのはずとても友希那の可愛らしさが引き立つ役割をワンピースが果たしていた。

 

「とてもよく似合ってるよ。ところで友希那……」

「あ、ありがとう……///」

褒められて照れている友希那に先程の話をすると……

 

「わ、私で良ければ……是非」

「ありがとうございます!」

「よかったね、友希那♪」

周りを見ると友希那のワンピース姿に周りの客が集まり始めた。

おすすめと言うだけそれ相応の値がしたが俺と友希那で出し合って(店員がさらに対象の品を宣伝目的もあったため半額にしてくれた。)無事友希那の買い物が終わった。

 

…………………………

………………

…………

 

「それにしても友希那のワンピース姿ほんと可愛いね♪」

「リサ…さっきからそればかり言ってるじゃない……」

「だってホントに可愛いんだもん!」

「ああ、ホントによく似合ってるよ友希那。」

 

「蒼司まで……もう…///」

流石の友希那も俺たちの褒め責めにとうとう赤くなった。

(ほんと正直いってとても似合ってて可愛いぞ、友希那)

きずくと俺は心の中でそう褒めていた。

 

グルルるるぅぅ〜

 

「ん?」

「あ、アハハ〜…ごめん、友希那褒めてたらお腹空いちゃった……」

「ああ、そう言えばもう昼だな……ここらで昼飯にするか?」

「そうね。」

 

一行は3階のレストラン『レストランOCEAN』で昼食をとることにした。

 

「メニューが決まり次第お呼び下さいませ。」

この店のウェイターに席まで案内され、メニューを起きながらそう言って立ち去った。

 

「フゥ〜お腹すいたぁ!何にしよっかなー」

リサに習って俺と友希那でメニュー表を開いてメニューを選び始めた。(ちなみに席は俺の正面に友希那友希那の隣にリサが座った)

 

「じゃぁ私はこのシーフードパスタにしよっかな!」

「お、確かこの店のおすすめだよな?俺もそれにしよっかな?友希那はどうする?」

「そうね…私もそれにしようかしら」

3人とも以外に早く決まると

「ごめん、私ちょっとトイレに行ってくるね」

そう言ってリサは席を離れた

 

「あのぉ、ちょっとよろしいですか?」

店員かと思い声の主を見るとスーツを来た外見30代の男がたっていた。

「……なんでしょうか?」

「これは失礼。私こういうものでして……」

 

普通質問した人物に名刺を渡すのがマナーだとおもうが男は友希那に名刺を渡した。名刺を一通り目を通した友希那はその名刺を俺に渡した。

 

『NEO専属マネージャー・大和田正樹』名刺にはそう書かれていた。

(NEO……確か有名な女優タレントらが所属してる事務所の名前だよな?そこの専属マネージャーが何の用だ?)

「実はお嬢さんにお話がありまして。」

 

「……私に?」

どうやらこの男は友希那に用がある様だ。……とうの友希那は既に非友好的な表情をしていた。

「はい、実は私映画で出演予定の女優タレントが諸事情で出演をキャンセルされまして……彼女の役を出来る方を探してるのです。」

「……」

遂に友希那は無言で話を聞くことを選んだ。こういう話は余り歓迎しない様だ。

 

「失礼ながらお嬢さんを見て貴方しか居ないとおもいました!クールな容姿、身体付き……全てに置いて貴方しか居ないと確信しました!」

勝手にエキサイトしてるがとうの本人は相変わらずの無言。当然、俺もだ。ヒートアップしないうちに人を呼ぼうか考えていると……

 

「貴方が映画に出演して頂ければ大ヒット間違いなし!ヒットした暁にはその後の将来を約束しましょう!」

 

ガシッ!

 

「キャッ」

一向に見向きしてくれない友希那に痺れを切らしたか、男は友希那の両手を強く握りしめた。咄嗟の行為に友希那も悲鳴をあげる。

(……もう限界だ)

 

ガシッ…グイッ!

 

「ぐぁぁ!?」

「お引き取り願おうか。常識もマナーもわきまえない底辺マネージャーが。」

席を立ち、男の腕を掴むなり俺は強く捻りあげた。

「そ、蒼司……」

「友希那大丈夫!?」

トイレから帰って来たリサが友希那の元へ駆けつけた。

 

「な、何をするんだお前!失礼だぞ!」

「失礼?彼女の意見もろくに聞かずに勝手に勧誘したのは何処のドイツだ?……もう一度言う。お引き取り願おうか。」

 

ギリギリ……ッ

 

「あがァッ!」

さらに強く捻られ痛みに耐えかねた男は無理矢理に蒼司に掴まれてる腕を振りほどく。端で1人の女性が不機嫌そうに立ち上がり男を睨みつけながら店を出ていった。おそらく彼女はこの男の連れだろう。つまり彼女のマネージャーがこの男と言うわけだ。

 

「このッ…よくも!」

「きゃあ!?」

遂に怒りが頂点に達したのか男は蒼司めがけて殴りかかった。

 

ガシッ!

 

しかし男の拳は蒼司の顔面に届く前に1人の男性に止められた。

「お客様。本店でそのような行為はお控え下さい。周りのお客様に迷惑です。もし辞めないのであれば警備員を呼びますよ?」

男は周りを見た。どうやらこのやりとりを不快に思ってるのは蒼司達だけではなかったようだ。

「くっ!……このぉ!」

 

男は男性の腕を振りほどくとズカズカと店をでていった。

 

「お客様。先程は申し訳ございません。お詫びとしてお客様がお頼みになるメニューは無償で提供させていただきます。」

男性の姿を見ると白のコックの服装だった。どうやらこの人はこの店のオーナーらしい。

 

「顔を上げて下さい。俺は彼女の姿を見て無視できないと判断してやったまでですので……俺こそお店の雰囲気を悪くしてしまい申し訳ございません。ですので普通に食事をしたいと思ってるのですが……」

 

しかしオーナーは譲ろうとせず俺たちは素直に無償で食事をしてこの店を後にした。

 

…………………………

………………

…………

 

レストランでの1幕もあり3人はこれで買い物を終えることにした。

 

「蒼司、さっきはありがとう……」

「いいって、あの男のやった事は許される事じゃなかったしお前の嫌がってる姿を見てられなくなってな。」

「でも…私のせいで2人に迷惑かけちゃったわ……」

「わわ!?友希那!?泣かないでよ!私の買い物なんていつだって出来るから!ね?」

 

友希那は蒼司に迷惑をかけてしまったのと、リサの買い物を中止させてしまったことに責任を感じてるみたいだ。

 

「もう泣くなよ友希那、リサもそう言ってるしさっきもいったろ?俺はお前を助けたくてやったんだってそれに……」

「……蒼司?」

「その……お前のそのワンピースに涙は似合わないだろ?」

 

「も、もう///蒼司たら!」

「……ぷッアハハハハハ!」

「リサ!わ、笑わないでよ!///」

「アハハハハ!!」

「蒼司まで……もう!」

 

なんだかさっきまでの事が可笑しくなって来たのか、俺とリサは吹き出した。

 

「……蒼司。」

「ん?」

「ありがとう。」

 

2人のやりとりを見てリサはとても嬉しそうだった。

(予想外の事があったけど……結果オーライかな?)

 

結局俺は2人の買い物の理由が分からないまま1日を終わらすのだった。ーーーー

 

 

 

 

〜END〜

 

 

 

 

 

 

 




どうも!友希那編5話どうでしたか?
ここからさらに友希那と蒼司の関係が加速していきます!お楽しみに!感想、質問、リクエスト等ございましたら是非宜しくお願いします!
それではまた次回お会いしましょう!

紗夜編後投稿して欲しいストーリー

  • リサ編
  • あこ編
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