牙持つ兎の英雄譚   作:37級犬築士

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これにて一巻の内容が終わります。




第八話 ラストアタック

 ダイダロス通りのとある一角、上層にある建物の屋上からことのすべてを見下ろしている。

 

「……」

 

 官能的な表情を浮かべて、まるで発情しているような吐息が漏れ出る。

 

「………。」

 

「?……あら、覗きとは悪趣味ね、あなたにも魅了される心があったのかしら」

 

「………」

 

……都合の悪いことは無視なのね。

 

 視線を戻す。ダイダロス通り、その広域な住宅街の真ん中、闘技場のように丸く囲まれたその場所で最後の戦いが繰り広げられる。

 

「…まぁいいわ、いっしょに見届けましょう。あの子の輝きを」

 

 見逃すわけにはいかない、輝いて、最後に砕けるその瞬間まで、私はあなたを愛でてあげる。

 

 

……頑張りなさい、ベル

 

 

「………。」

 

 フレイヤの後ろに立つローブの男、何も言わず、その場を後にしようとする。

 

「……最後まで、見なくてよくって」

 

「……もう十分だ。俺が見たい結果は人間のあいつじゃない」

 

 男は消える。まるで初めからそこに居なかったかのように。

 

「……まったく、残酷なことを言うわね。あの子、ちゃんと半分は人間なのに」

 

 視線を戻す。どうやら、本格的にフィナーレのようだ。ヘスティアに支えられ、あの子は無事乗り越えられたようだ。

 

 銀の瞳の示す先、女神を背後に、あの子は怪物に再び向き合っている。新しい武器を手に、その勇士をここに示さんと

 

 

 

 

 

 

 

「……ッ」

 

 剛腕の一撃、黒鉄の鎧をまとったその一撃を

 

「グルォ!?」

 

 ベルは正面から受け止めた。

 

……いける!

 

 避けることもできた。だが、先ほどと変わって、その拳の軌道があまりにも遅く見えたのだ。故に試した、おのが実力を、この三日間の成長を

 

 

「……いける…!」

 

 受け止めた拳を逸らし、伸びた腕を足場に奴の眼前に駆け上る。

 

「ルガァッ!!?」

 

……もう、こいつは……敵じゃない!!

 

 振り払ったナイフの一閃、間一髪で顔面を防御した敵の右腕に鋭い創傷を残す。

 

 着地、と同時にバックステップの回避、痛みで怒り狂う大猿は牙をむき出しその殺意を周囲にばらまく。

 

「……恐れない。追い詰められたのはお前だ!」

 

 ナイフを構え、狙うは一点。

 

 今なら、あいつの筋肉を貫ける。そのための力は、もう手に入れた……!!!

 

 

 鈍く光る刀身、黒い刃に刻まれた神聖文字が使い手の意思を、願いを、その切れ味に託す。

 

 

 ヘスティア・ナイフ、持ち主と共にそれ自身が成長する異端の武器。

 

「……そうだ、その武器は君と共に成長する!」

 

「君が高みを目指すほど、その武器は君の意思に答えて成長するんだ!!」

 

 

 ステータスの更新を終え、ベルはヘスティアからそのナイフを受け渡された。説明の通り、この武器は僕と共に戦ってくれる。僕が成長すれば、きっとこの武器は無限に成長する。

 

 

…これは可能性なんだ。僕が高みに至る、強くなって、あの人の横に……!!

 

 

 アイズ・ヴァレンシュタインの隣に並び立つ、その夢に至るための道程を、この武器は示してくれる。

 

 

 でも、その前に

 

 

「……まずは、こいつを」

 

…こいつを倒すのが先だ。

 

「ウグルウウゥゥゥウウ……!!!」

 

 今までの戦いでこいつは僕を警戒している。ナイフも素の身体能力もすべてが別物

 

 じりじりと、すぐに動かない、だが、その目線、奴の狙いは僕じゃない。

 

「……ルガァ…。」

 

「……。」

 

 僕の背後には神様がいる。故に、次の奴の狙いは

 

 

「グルゥオオオオオォォオオオオオオッ!!!!」!!!?!?

 

「させるかぁあああ!!!!」

 

 飛び掛かる奴の懐に潜り、その胸の中心にナイフを突き刺す。だが、それだけでは止まらない。単純な重量の差、全力の特効を止めるほどの力は持ち合わせていない。突き刺したベルの体を浮かし、血にまみれた剛腕をヘスティアへと伸ばす。

 

 勝負が決まる、そう確信した。だが、シルバーバックは失念していた。

 

 自分が戦っていた敵の、もう一つの存在、ベル・クラネルが使用した。あの深紅の荒馬のことを

 

 

「…止めろ、マシンキバーッ!!!」

 

ギィイイイイイインッ!!!!

 

「グォオ!!?!?」

 

 シルバーバックが攻撃を仕掛けた時、すでに指令は出されていた。

 

 ベル自身、それができるとは知らなかった。ただ、今の自分であれば、あれを動かすのに直接の操縦はいらない。マシンキバーはあれ自身が一つの生き物であり、故に主と認める者の声一つで

 

 

 

……あいつは身命を賭して命令を果たす。

 

 

「グ、グルゥオッ!?」

 

 突如、顔面に叩きつけられる漆黒の車輪。弾丸のように飛び出したその一撃は、巨体を跳ね除け遠く壁面に叩きつける。

 

……まだだ!

 

 着地と同時にベルはバイクに跨り、最大限のスピードと共にバイクは地を離れ空中高く跳躍する。

 

 

 イメージする。このバイクに乗った誰かの記憶なのか。戦いの最後を飾るラストフィナーレ、それはこの一撃を持ってこそふさわしい。

 

 

 

 座席を立ち、ベルはバイクの頭を足場にさらに前へと跳躍、狙いは一点、奴の胸に突き刺さるナイフ。…この一撃をもって、この戦いに終止符を打つ

 

 

 

 

「はぁあああ……、セイハァアアアアアッ!!!!!」

 

 

 

 

 騎手の一撃(ライダーキック)

 

 

 

 

 今のベルが出せる最速、最高の一撃

 

 的確に穿った一撃がナイフを打ち込み、その切っ先はシルバーバックの魔石を確実に砕ききった。

 

 

 

「―――――ッ!!?!?!?」

 

 

 声にならない断末魔を上げ、シルバー・バックはその姿を消失させる。

 

 

 

「……終わった。勝ったんだ」

 

 地に足を着け膝を着く。長かった戦いの終わりを実感し、四肢の力は嘘のように消える。

 

「ベル君、ベルくん!!!!」

 

 背後から抱き着く神さま、さらにはずっと隠れていた住人達もぞろぞろと姿を現し、ベルの勝利を祝福するように感謝やたたえる言葉の歓声が飛び交う。

 

 

「…神さま、僕ちゃんと成し遂げて…」

 

…やりましたよ、と…声をかけようとした時、ヘスティアは倒れるようにベルの肩で力をなくす。

 

「!!?」

 

…嘘だろ、神さま!!!

 

 

 

 

 

 

…豊穣の女主人、二階客室

 

「過労……ですか?」

 

「ええ、今はベッドで安静にしています。無事でよかったですね」

 

 緊張がほどけ、ベルは脱力した。

 

「よかった……本当に」

 

 床に倒れそうになるがすぐにシルが支えに入る。大丈夫ですかと、その時、たまたまなのか、偶然顔と顔が近づき、互いに赤面してすぐに逸らしたが、どうにも恥ずかしい。

 

「……その、ベルさんもベッドでおやすみになってはいかがですか?…今日はその…大活躍みたいですし」

「……」

 

 

 結局、脱走したモンスターは全て討伐、一連の原因は未だ特定できず、主にガネーシャファミリアが全面的に責任を取り、ギルドと共に事後処理に会っていた。

 

 また、街の被害報告の中で奇妙な、というかあれだけ街を駆け抜けたのだから当然というか、風のように早く走る凶暴なモンスターとか、深紅の体のケンタウロスだとか、だいぶ尾ひれを引いて街中に広がっていた。当分、というかよほどのことが無い限り街中でバイクを走らすのは危険だろう。

 

「…ベルさん」

 

 ちょっと頭を下げてくれますか。と、言われたまま少し顔を下にする、すると

 

…ふわっ

 

「へっ?」

 

「ふふふ、いい子いい子」

 

 突然のことで理解が追い付かないが、僕は、というか僕の頭が

 

「!もう、あまり暴れないでください。ちゃんと撫でられないじゃないですか」

 

「……あの、これは、どういう」

 

 僕の頭を抱きしめ、優しくて慣れた手つきで撫で続ける。

 

「ふふ、予定が変わって出番が無くなったんです。だから、これぐらいの役得は欲しいんです。」

 

「あの、それどういう「いえ、こっちの話です。」……意味が分からないんですけど」

 

 良い匂いがする。温かくて優しくて、たまった疲れがいっきに

 

…シルーッ!あんた、いつまでさぼってんだい!!

 

「あ、呼ばれちゃいました。アーニャに押し付けたのは失敗かなぁ」

 

 どたどたと、あわただしく降りていく。心配してくれたのか、それともただからかわれたのか、恐らくは後者なのだろう。

 

「……」

 

 ベッドで休もう。体も心もさすがにくたくただ。

 

 ドアノブに手をかけたその時

 

「!……神さま」

 

 ドタンッ!と、何かが倒れたような音が聞こえ、いそいで部屋の中に押し入った。

 

「…ベ、ベルくん」

 

 そこにはベッドから転げ落ちた神さまが、というか全身がたがたで年寄りのようによろよろと這い上がろうとする姿が

 

「もう、無理しないでください。過労って聞きましたけどいったい何があったんですか」

 

 手を貸し、ベッドに寝かし直す。すまないと漏らすヘスティアはまだ弱弱しく、その疲労の度合いが実に分かりやすく見て取れる。

 

「……。隠せないね、実は……」

 

 ヘスティアは語った。宴でヘファイストスに会い、ベル為に特性の武器を頼み込んだことを、その過程で夜通し土下座し続けたことも。

 

 

「…まあ、そいうことだから。支払もちゃんと話はついてるし、だからベル君はってちょっと泣きすぎだってベル君…!!」

 

「ひぐぅ…神さまぁ」

 

 年甲斐もなく、ベルは涙で顔をくしゃくしゃにし、えづく声でなんども感謝の言葉を述べ続ける。

 

「おいおい、抜身のナイフ持って、危ない……!」

 

「!……痛ッ……あぁ、血が」

 

 話の流れでベルはヘスティア・ナイフを持ち出していたため。抜身のそれを急いでしまおうとして鞘を持つ手の指を少し切ってしまう。

 

「あぁ、取り合えず止血、手を」

 

 ヘスティアはベルの手を取ってタオルを当てようとした。だが

 

「!?」

 

……傷が

 

 血を拭う、そこには確かな切り傷があったはずなのに、なぜかまるで傷そのものが無かったように。

 

「ベルくん…これって…!!」

 

 視線を上げる。心配して見上げたベルの顔に、わずかだが

 

「あの、……神さま」

 

 わずかにだが頬の端にステンドグラスの模様が走っていた、それはすぐに消えたが決して見間違いじゃない。

 

「……ベル君、服脱いで「えっと…なんで」……いいから早く。」

 

 半ば強引に上着をはぎ取り、ヘスティアは疲労で重い感覚も忘れてベルの背後に回る

 

 

 種族:ファンガイア

 

 

……やっぱり、他には

 

 下を見る。以前は文字が黒く読めない、読めないはずだった一文が

 

 

 

 

 

【スキル:牙鬼血統(ファンガイア・ブラッド)】

 

・ファンガイアの力の覚醒、全ステータスの向上

 

 

 

 

 

 

 やはり、変化があった。あの時見た姿は一時のものではない。この子は目覚めたのだろう、この子自身も知らない、不可解な力に

 

「……ベルくん、君は…」

 

「……神様、僕は知りたいことがあります」

 

「………言っておくれ、答えられるかはわからないけど……それはきっと避けられないことだ。だから、打ち明けてくれないかい?」

 

 

 

「…………。一つだけ」

 

 手が震える。自分自身の全てにか変わることだ、生まれてきて今に至るまで気付いたもの、その全てが覆されないかもしれないのだ。

 

 だが、ここで踏み出さなくとも現実は進行する。ならば、少しでも有利になるためにはここで覚悟を示さなければならない。

 

 

 

 

「…………聞きたいことがあります。ファンガイアって、ファンガイアとはいったいなんですか…………!?」

 

 

 

 

 ついにベル自身の口から出た言葉、できるなら、もっと穏便に進めたかった問題だが、ことがこうも進んではどうしようもない。

 

「僕は神だ。こんな僕でも最低限、君たち子供たちのことは知っているつもりだ。……けど、僕にもわからない。でも、君の中にそのファンガイアっていう種族の血が流れていることは確かだ。」

 

「知ってたんですか?……もしかして、ステータスに」

 

「……ああ、君にはスキルがある。さっき、それを確認した」

 

 リアリスフリーゼは伏せたまま、もしかするとそれよりも厄介な問題を抱えさせてしまったのだろうか。

 

「……不安かい?」

 

「……不安じゃなかったら、こんなに悩んでいません」

 

 少し当てつけのような返しになるが、それでもやはりその心中は穏やかでないのだろう。

 

……あの時の感覚、確かに僕は強くなった。あのまま勝負が続いていたら神様の後押しが無くても勝利はしていたかもしれない。けど

 

 

 きっと、あれは使ってはいけない類のものだ。曰く付きの呪われたアイテムと同じだ、使えば必ずその身を蝕む。

 

「………。」

 

 怖い、急に自分自身が怖くなる。

 

 不安で心が沈む、また淀んだ沼に心がおぼれそうになる、だがその時

 

 

「………」

 

 言葉もなく、ベルの頭を優しくその暖かな胸で抱きしめる。

 

「……神、さま」

 

「…………」

 

 さっきのシルさんと同じく、優しく抱きしめながら子供をあやすように僕の背中を撫でる。

 

 どうにも、落ち込んだ自分はそんなに幼く見えるのだろうか。正直、この見た目も相まって、やたらと子ども扱いされるのは辟易するところもあるわけだが

 

 

 

……でも、今はそれが、この暖かさが何よりも心地いい

 

 

 

 

「……ベル君、君の種族の話だけど、今だから言うべきなんだと思う。いいかい」

 

「……」

 

 沈黙は肯定と受け取る。

 

「君の種族だけど、ステータスにはヒューマンとファンガイア、その両方がある。つまりはハーフだ。君の両親は「僕…知らないです 父親も母親もいないですし お爺ちゃんは人間です ファンガイアなんて聞いたことない けど」

 

「………なにか、引っかかるんだね」

 

「……お爺ちゃんは、両親のことについて何も言ってくれません。お爺ちゃんのことも、いつも女の人の話で…たぶんはぐらかされていたと思います。言いたくないことがあって」

 

 でも、と…埋めた顔を上げ、涙で晴らした目をこすり真っ直ぐ見つめなおす。

 

「……僕は、お爺ちゃんが大好きです。だから、それ以上でもそれ以下でもないです、わからないことが多いけど、だからって何もかもを悪く決めつけたくない。」

 

 

 ファンガイア、ローブの男、気になることは山ほどある。だけど、そんなときだから、せめて気持ちだけでも前を向きたい。自分のことも周りのことも、ちゃんと向き合って信じて、そうしないと納得する答えは得られない気がする。

 

「ふふ……なら、心配はいらないみたいだ」

 

 そっと、ベルの頬に手を当てる。色白で、まるで女の子のようなきれいな肌

 

「うん…僕の知っているベル君のほっぺだ。」

 

 ぐにぐにと、その感触を確かめるように手で弄る、くすぐったいような、やはり子ども扱いされているのか

 

「もう…神さまぁ」

 

「ああ、ごめんよ……君、何か美容法でもしているのかい。世の女性がうらやましがるよ」

 

「……それ、褒められてる気がしないです」

 

「あはは…そうかい。 …でも、君は君だ。どんなに変わっても、今ここに居るのはベル君なんだ。ちょっと顔に模様ができるぐらいで何も変ったりしない。もし、変わるなら」

 

 今度はヘスティアの手がベルの胸に触れる。

 

「ここだよ、ここが変わらない限り。君はベル・クラネルだ、それでいいじゃないか」

 

「………ッ! はい。わかりました…神さま」

 

 

 満面の笑みで、不安の影など一切ない純粋な笑顔

 

 僕を懸命に守ろうとしたこの子なら、きっと足を踏み外すことは無い。だから、僕は信じるんだ。

 

「ベル君……」

 

 互いに信頼を確かめ合う、部屋には二人きり、少しいいムードの中、ヘスティアの中にちょっとした欲望が生まれる。

 

 

……あれ、これひょっとしていけるんじゃないかい

 

  

 だって、こんなシチュエーションで、何も起きないはずがない!!

 

 もう少し、顔を

 

 少し体を寄せる。ベルの胸に手を付けたまま

 

……い、いける!…恋のABCとかなんとかは知らないけど、たぶんいける!!ほら、ベル君も!…いっていいよ、イッテイイヨー!!

 

 一人脳内で暴走するヘスティア、だが…ベルの方は

 

「あの、下の方…なにか騒がしくないですか」

 

「…あぁ騒がしいとも、今僕は胸の高まりがフルスロットルだ「ガッッシャァアアアアンッッ!!!?!?!?!?」よ…ってなんだいッ!!」

 

 

 下の店の方からなのか、あわただしく騒ぐ姦しい声が

 

 

……アーニャ!!あんた店に何持ち出してるんだい!!!

 

 

……ち、違うニャ!!ニャアは別に何もッ こいつが勝勝手ギニャァアアアアア!!!!?!?

 

 

ギィイイイインッ!ギュィイイイイイインッッ!!!!

 

 

……あんたぁ!!!店を壊す気かい、早く止めな!!?!?

 

 

……ミア母さん待って、それはベルさんの……!!

 

 

 ああ、そうか。僕が動かせるようにしたから。アーニャさんが興味本位でキーを回したのだろうか

 

……な、なんだこいつはってぐはぁああ!!!!

 

……お、おい、冗談だろ!こっちくんなってぐぼはぁああ!!!?!?

 

……あぁ、なんてことに…って、ミア母さんその魔剣どこで リューもお願いだから、あなたも手をっ!!

 

……あぁなるほど、お客さんを材料にしてハンバーグレストランを作るんですね。それはいい

 

……リュー!!正気に戻って、現実を見て!!貴方誰と話してるんですか!!?!?

 

 

「…………」

 

 だらだらと全身に冷や汗が流れる。マズイ、このままじゃバイクどころか店ごと木っ端みじんだ。

 

「こ、これ以上…借金を増やしてたまるかぁあああ!!!?!!?」

 

「……ベ、ベルくーーーんッ!!!!?!??!?」

 

 部屋を飛び出し、カオスとなった戦場に新たな断末魔要因となりに行ってしまった。

 

 

「………え、なにこれ」

 

 

 一人残されたヘスティア、とうにムードなど無く、聞こえるのは一階から聞こえる爆発音と断末魔のみ

 

 

「………寝るか」

 

 

 考えた結果、ヘスティアは現実から目を背けることにした。たまには全力で後ろを向くのも正しい。とりあえず、次にベル君に会えたらそんなアドバイスを送ろう……色々手遅れだけど

 

 

 

 

 

 

 

次回に続く

 

 

 

 

 

 

 

 

ベル・クラネル Lv.1

 

種族:ヒューマン/ファンガイア

 

力 : E 242 →423

 

耐久 : G 113 →214

 

器用 : F 261 →364

 

敏捷 : D 367 →576

 

魔力 : I 102 →180

 

 

 

《魔法》

 

【】

 

 

 

《スキル》

 

【憧憬一途】

 

・早熟する

 

・熱意と希望を持ち続ける限り効果持続

 

・熱意の丈により効果向上

 

 

【牙鬼血統(ファンガイア・ブラッド)】

 

・ファンガイアの力の覚醒、全ステータスの向上補正

 

 

 

 

 

 

 




以上で怪物祭編は終了です。次回からあの子を出して新章に入ります。
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