結構僕飽き性なところがあってこの小説も更新はすごく遅いと思いますが
ぜひ暇潰し程度に読んでいってください!
嫌だ...嫌だ...嫌だ...まだ死にたくない.....まだ何もしてない、まだ何もやっていない....
誰か.......た.............................
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士道side
「あー......」
朝から気分は最悪だ....
「うー!っは!!」
これは偏見かも知れないが妹がいる人は起きたとき自分の腹やら胸やら頭やらを踏まれながら、サンバを踊られていたら
一部の特殊な人以外は皆気分は落ちるだろう......
四月十日、月曜日。
春休みも終わり今日から学校だ....
目がまだしょぼしょぼするが、目をこすり無理やり瞼をあけ、低く唸るような声を出した。
「あー、琴里よ。俺の可愛い妹よ?」
「おお!?」
俺が起きてることにようやく気がついたのだろう。俺のお腹の上に足をのっけていた妹__琴里が、中学校の制服を翻しこちらに顔を向けた二つに括られた長い髪が揺れ、どんぐりみたいな丸っこい目が俺を捉えた。
こんな朝っぱらから人を踏みつけといてる割には「しまった!」やら「ばれた!」みたいな後ろ暗さは全然見受けられない。
どっちかっていうと俺の起床を素直に喜んでいるように見えた。ちなみに言っておくと俺の位置からもろにパンツが見えてる。
パンチラとか言うレベルではない、これはもはやパンツを見せているのではないかと思うレベルである。はしたないにも程がある
「なんだ!?私の可愛いおにーちゃんよ!」
琴里が足をどけずにそう言ってくる。ちなみに俺は別に可愛くない。
「いや、下りろよ。重いよ」
俺がそう言うと琴里は頷きベットから飛び降りた....俺の腹にボディーブローのような衝撃を残して。
「ぐふっ!!!」
「あははは、ぐふだって!陸専用だー!あははははは!」
「........」
寝よう....
「あー!こらー!何でまた寝るんだー!」
琴里が大きく声を上げ、ゆっさゆっさと揺すってくる。
「あと十分....」
「だーめー!ちゃんと起きるのー!」
まだぼうっとする頭がシェイクされる感覚を味わいそれに眉をひそめながら、苦しげに口を開く。
「に、逃げろ.....」
「え?」
「....実は俺は『とりあえずあと十分寝ていないと妹をくすぐり地獄の刑に処してしまうウイルス』、略してT_ウイルスに感染してるんだ....」
「な、なんだってー!」
琴里が、宇宙人の隠されたメッセージを知った人の如く驚く。
「逃げろ....俺の意識があるうちに.....」
「で、でもおにーちゃんはどーなるんだ!?」
「俺のことはいい.....お前さえ助かってくれれば......」
「そんな!おにーちゃん!」
「がぁぁー!!!」
「ギャーーーーーーーーーー!!!!!」
布団を吹き飛ばし両手をわきわきさせながら叫んでやると、琴里は凄まじい悲鳴を上げて逃げていった。
「....ったく....何て時間に起こしてやがる....」
『それは士道君が昨日琴里ちゃんに目覚ましを頼んだからですよ?』
「あー....確かにそうだったな..」
『はい!』
寝ぼけてた脳が覚醒していくのと同時に、昨晩の記憶が甦ってくる。
昨日から父と母は仕事の関係で出張に行ってしまったのでしばらくの間は俺が台所に立つことになったんだが、寝起きの悪い俺のために琴里に目覚ましをを依頼したんだった。
『改めまして、おはようございます!士道君?』
「ああ、おはよう真冬」
俺がこの家に引き取られてきた時らへんに俺に挨拶をして来たのが真冬。
基本的にはは俺以外には声は聞こえないらしいどんな原理なんだ?と、昔訊ねてみたところ、『今あなたの頭に直接語りかけています』らしい。ちょっとカッコいいと思ったそんな感じで最初こそビックリして戸惑ったがしばらくして慣れてからは普通に会話をしている。
『士道君そろそろ部屋を出ませんか?琴里ちゃんも下にいるでしょうし』
「ああ、そうだなそろそろ降りるか」
琴里には少し悪いことをしたかなぁと頭をかきながら、むくりと身を起こす。
適当に寝癖を手で押さえながらあくびをし、のたのたと部屋を出る。と、その際壁に掛けられていた小さな鏡が目に入る。
『士道君そろそろ髪切ったらどうですか?あとコンタクトするとか?』
「うーん....まぁ今はまだいいよ」
『そうですか』
確かに最近散髪をしていないためだろう、前髪が視界に侵略されつつある男が、やぶにらみっぽい視線を向けてきた。
「........」
『なんか少し人相悪いですね怒っているみたいです』
「確かにそうみえんくもない」
『私は見えると思いますが』
「別にいいじゃないか気にしなくても」
『そういうものでしょうか?』
「そういうものだ。」
視力の低下に伴って確かに少し悪くなってしまった人相にため息を溢しながら、階段を下りてリビングに入る。
「......あ?」
『おや?』
__と、そこにはいつもと微妙に違う光景が広がっていた。
リビングの真ん中に置かれていたテーブルが倒されていて、バリケードのようになっていた。ついでにその後ろには、ツインテールの頭がプルプル震えているのが見えた。
「........」
『まだやるんですか?』
「少しだけな?」
小声でそう言い足音を殺してテーブルの横側に回り込む。
そこには案の定琴里が体育座りをしながら身を震わせていた。
「がーっ」
「ギャー!ギャァァァ!」
俺が肩を掴むと琴里欠片も色気のない絶叫を上げ手足をばたつかせていた。
「落ち着け落ち着け。いつものにーちゃんだ」
「ぎゃー!ぎゃー.....あ?お、おにーちゃん?」
「そうそう」
「怖くない?」
「怖くない怖くない。俺、琴里トモダーチ」
『トモダーチです』
「何言ってんだ別に聞こえないぞ?」
『ノリです!』
「そっか、そう言うことだわかったか?琴里」
「お、おー」
俺と真冬が片言で言ってやると、強ばっていた琴里の顔から、緊張感が抜けていく。
まるで心を開いた野生のキツネリスのようだった。
「悪い悪い。すぐ朝飯準備するから」
言って琴里の手を取って立ち上がらせてからテーブルの位置をもとに戻すし台所に足を向ける。
二人揃って大手のエレクトロニクス企業に勤めている両親は、度々家を空けることがあり、その際の食事当番はいつも俺が担当しているので、もう手慣れたものである。正直に言うと俺は母よりも調理器具の扱いには自信がある。
「卵はどこかな?」
『目の前にありますよ士道君?』
「お!ほんとだ。ありがとう真冬」
『いえいえ』
そんなやり取りをやっているうちに背後からテレビの音声が聞こえてくる。どうやら落ち着いた琴里がテレビの電源をいれたらしい。そういえば琴里は正座占いと血液型占いをハシゴするのが日課だった。
『今日は士道君は何位でしょうか?私がちゃんと見ておきますね?』
「いや、その頃には俺も見れるから大丈夫だ。大体占いコーナーは番組の最後と最初って相場が決まってるからな。」
『よく知ってますね士道君!偉いですよ~』
「いつも見てればわかるだろ?」
【__今日未明、天宮し近郊の__】
「ん?」
真冬としゃべっているうちにいつもはBGMくらいしか役割を果たさないニュースの内容に、眉を跳ね上げる。
理由は単純。明瞭なアナウンサーの声で、聞き慣れた街の名前が発せられたからだ。
『ここから結構近いですね....』
「だな。何かあったのか?」
カウンターテーブルから身を乗り出すようにしながら目を細め、画面に視線を向ける。
テレビにはめちゃくちゃに破壊された街の様子が映し出されていた。
建造物や道路が崩落し、瓦礫の山と化している。
まるで隕石の衝突か空襲でもあったのかと疑いたくなるような惨状だった。
俺は眉をひそめると、息と共に言葉を吐いた。
「ああ...空間震か」
うんざりと首を振る。
『空間の地震と称される、広域震動現象。発生原因不明、発生時期不定期、被害の規模不確定の爆発、震動、消失、その他諸々の現象の総称でしたよね?』
「ああ、まるで大怪獣が気まぐれに現れ、街を破壊していくかのような理不尽極まりない現象だよな~」
この現象がはじめて確認されたのはおよそ三十年前のことである。
ユーラシア大陸のど真ん中__当時のソ連、中国、モンゴルを含む一帯が、一夜にしてくりぬかれるかのようにして消失した。
俺たちの世代になれば教科書の写真で嫌と言うほど目にしている。
まるで地上あるものを一切合切削り取るかのように、本当に、何もなくなっていたのだ。
死傷者、およそ一億五千万人。人類史上類を見ない最大最悪の災害である。
そしてそのあと半年間、規模は小さいものの、世界各地で似たような現象が発生している。
俺の覚えている限りではおよそ五十例。
地球上のあらゆる場所で発生が確認されている。無論、日本も例外ではない。
ユーラシア大空災の六ヶ月後、東京都南部から神奈川県北部にかけての一帯が、消しゴムでもかけたかのように、円上に焦土とかしたのである。 そう___ちょうど今俺がすんでいる地域だ。
「でもいっときは全然起こらなくなったんだろ?何でまた増え始めたんだろうな?」
「どうしてだろうねー」
『空間震も疲れちゃったんじゃないですか?』
「空間震て疲れるのかな.....」
そう。その南関東東大空災を最後に、空間震はしばらくの間確認されなくなったのだ。
だか五年ほど前、再開発された天宮市の一角で空間震が確認されたのを皮切りに、またちらほらと、その原因不明の現象が確認され始めたのである。 その多くが__日本で。
読んでくださりありがとうございました!
中途半端な場所で終わってしまい申し訳ございません.....
次回はなるべく頑張って早く投稿しますので気長にお待ちください!!