とある科学の仮面ライダービルド   作:Ryo02913

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どうも、Ryoです。
ちょっとまだ主人公しか登場してないので、あらすじのくだりは次からになると思います。
これからも超スローペースですが、更新していくのでよろしくお願いします。

ではどうぞ


#1 電撃使い

俺がスマホでニュースを見ていると

ある人物から電話がかかってきた。

 

「どうした 黒子?」

 

電話の相手は白井黒子

彼女は常盤台中学の1年生で大能力者、つまりLevel4の

空間転移(テレポート)の能力者である。

 

空間転移の能力は

 

自身や触れたものを瞬時に移動させることができる

距離·重さ·個数発動条件などに制限があり、

テレポートの精度は転移させる物体の重量に関係はなく、飛距離が限界値に近いほど甘くなるらしい

加えて先程のとおり触れたものに限られるが、複数の物体を転移させることも可能だ

しかし彼女の場合は、連続で自身を転移させる際の直線での移動は時速に換算すると、約288k/hほどのことから

自身の連続転移では、一度テレポートしてから再度行うまでに1秒ほどのラグがある。

 

『お兄様、今どちらに?』

 

「どちらにって…家だけど」

 

嫌な予感がしながら答えた

 

「お兄様、一緒に来てください」

 

答えた瞬間、黒子が隣に現れ夏向の腕を掴んでそう言い、自分自身と夏向をテレポートさせた。

 

「ったく、 要件ぐらい言え」

 

「すみません、急いでいましたので」

 

「で、 どこで何が起こった?」

黒子のテレポートで空中を移動しながら俺が聞くと、

 

「───で暴漢があると初春から通報がありましたの」

 

「了解 挟み撃ちで捕まえるぞ

黒子、俺を近くで降ろしてお前は反対方向にいけ」

 

俺は黒子にそう言うと黒子は

 

「了解ですの!」

 

と答えた

俺は近くで黒子に降ろしてもらい目的地に向かい始めた。

 

すると、目的地に バリバリバリ!! と雷のような音がして

俺は嫌な予感が的中したと思い走って行くと

そこには

 

「んあ?あぁ黒子に夏向」

と言う御坂美琴と電撃をくらったであろう暴漢者達がいた。

 

俺は はぁ と呆れたようにため息し、黒子は

「お姉様!?」と叫ぶように大きな声で言った。

 

 

 

 

「…何度申し上げたら分かってくださるの」

 

ぐたーとした様子で黒子は言った後に俺は

 

「本当に、俺もあれほどやるなって脇が酸っぱくなるほど言っただろうが」

 

と、半分諦めた感じで言った。

 

「仕方ないじゃない、先に手を出してきたのはあっちだし。だいたい学園都市だって名前負けしてるのよ。街中にいろんなセキュリティ張り巡らしてもあの手のバカは絶滅しないし」

 

そう言いながら美琴は自販機の前で止まりつま先をとんとん叩き

 

「お姉――え」

 

黒子は一瞬戸惑ったがすぐに驚いた顔をした

それに対して夏向は美琴は常連犯なのでまたかと思いながら見ていた。

 

「ちぇいさーっ!!」

 

そして、美琴は自販機の側面に回し蹴りを叩き込むと

がたん、と音をたて 黒豆サイダー を出した

 

「ほとんど私たちの生活に関係ないじゃん」

 

と美琴が言うと、黒子が

 

「お姉様ったらまたスカートの下にそんな無粋なお召し物を」

と言ったら美琴が咳込むと

 

「どこ見てんのよ!」

 

と怒り口調で言った直後に警備ロボットが近づいてくるのが聞こえた

すると黒子が左手で俺の腕を掴み右手で美琴の口元を手で抑えながら倒れると同時に、近くのビルの屋上へとテレポートさせた

 

 

「軽率な行動はお慎みあそばせ、あらいけない急ぎませんと」

黒子がそう言うと美琴が

「あぁ 今日身体測定(システムスキャン)の日だっけ」

 

「んじゃ俺は一旦帰るわ、後でいつものファミレスで合流な 黒子、適当なとこ飛ばしてくれ」

 

「了解しました」

と言い俺をテレポートで飛ばした

 

◆◆◆

 

「私のファン?」

 

美琴がそう聞くと

 

「あぁ 初春のことか」

 

俺も黒子達と同じ支部の風紀委員(ジャッジメント)なので彼女たちのことはよく知っている

 

「はい、風紀委員の第一七七支部でわたくしのバックアップを担当している子ですの

一度で良いからお姉様にお会いしたいと断るごとに」

 

美琴が はぁぁ と大きなため息をつくと

 

「初春は分別をわきまえた大人しい子、それにわたくしが認めた数少ない友人 ここは黒子に免じて一つ あ 勿論お姉様のストレスを最小限に抑えるべく予定はわたくしがバッチリと」

と言いながら自分のカバンからメモ帳を取り出すが

俺は何かあるなと思い美琴も同様のことを思っていたらしく黒子からメモ帳を取り上げ、俺は左手で黒子を抑えメモ帳を覗き込み、美琴は内容を読み終えると

 

「つまり大人しくて分別ある友人を利用し、自分の変態願望を叶えようと読んでるだけでスゲーストレス溜まるんですけど」

 

と言いながら黒子のほっぺをつなった

つねるのをやめると

 

「まぁ でも黒子の友達ならしょうがないか」

 

美琴が少し呆れ気味で言うと

 

「おー姉様! お姉様がそんなにも黒子のことを思っていたなんて 黒子はもうどうにかなって…」

 

と黒子は言いテレポートで一瞬にして美琴に抱きついた

その時窓ガラスの方を見ると初春と初春の友達がこちらを見ていた

 

そして案の定、店員が

「お客さま 申し訳ありませんが他のお客さまにご迷惑ですので」と言い

 

夏向たちは店の外に出てとりあえず夏向と美琴で一発ずつ黒子の頭を殴っておいた

 

「という訳でとりあえずご紹介いたしますわ

こちら 柵川中学1年 初春飾利(ういはるかざり)さんですの。」

 

黒子がそう説明すると初春は

 

「はじめまして 初春飾利です」

 

と照れ臭そうにもじもじしながら言った

「そしてこちらが」

 

黒子が言った後に

 

「どうもー初春のクラスメートの佐天涙子(さてんるいこ)でーす。なんだか知らないけど付いて来ちゃいましたー。 ちなみにレベルは0でーす。」

と佐天がいうと初春が

「さ さ 佐天さん何を!?」

と初春が少し動揺していると

美琴が

「初春さんに佐天さんね 私は御坂美琴よろしく」

と自己紹介をしたので、俺もと思い

「俺は桐生夏向だ よろしく」

と自己紹介をしたら初春たちが

「よ、よろしく」「おねがいします」

と言った

そして黒子があのメモ帳を持って

「ではつつがなく紹介も済んだところで、多少予定は狂ってしまいましたが今日の予定はこの黒子がバッチリと」

と嬉しそうに言ったが俺はさっきよりも強めに黒子の頭を殴ると、

「はうあっ」と嗚咽を漏らしうずくまった

 

「ゲーセン行こうぜゲーセン」

と俺が提案すると美琴が賛成してきたので決まった

 

「黒子 行くぞ」

とうずくまっている黒子の腕を引き上げながら言うと

「鬼を通り越して悪魔ですわお兄様」

と悪魔呼ばわりされたが適当に流した

 

美琴はポカーンとしている佐天と初春の二人に向かって小さく微笑んだ

 

◆◆◆

 

「まったく、お兄様もお姉様もゲームや漫画ではなく

もっとこうお花とか書道とか…お上品な趣味もってくださいの」

黒子が小姑みたいな文句を言うが

「そう言うお前は、変態が趣味じゃねえか」

そう言うと美琴が

「そうよ 大体、お花とかのどこが私らしいのよ」

たしかに美琴がお花とかやってると似合わなすぎる気持ち悪い と思ったがそれを口に出すと殴られそうなのでやめておいた

 

佐天と初春がすぐ後ろで驚いたように眺めていた

「なんかさ 全然お嬢様じゃなくない?」

「上から目線でもないですしねぇ…」

 

初春が手に持っていたチラシを佐天が見ながら

「何それ?」と聞き初春が

「新しいクレープ屋さんみたいですね 先着100名様にゲコ太マスコットプレゼントって…」

初春が答えると

「何、このやっすいキャラ 今どきこんなのに食いつく人なんて…うっ、すいま…」

佐天が歩きながら喋っていると立ち止まっていた美琴にぶつかる

「どうした 美琴?」

美琴の方を見ると美琴は初春と同じチラシを見ていて俺は察した

「クレープ屋に興味あんのか? いやお前はプレゼントの方か」

俺がそう言うと

「な、何言ってのよ!私は別にゲコ太なんてだってカエルよ 両生類よ どこの世界にこんな物貰って喜ぶ女の子がいるわけないじゃない」

と少し焦りながら言うが俺は

「俺は一言もゲコ太なんて言ってないぞ

しかもお前カバンにぶら下げてて言っても説得力ないぞ」

と言い美琴がこういうのが好きだとバレた

 

◆◆◆

 

そんなこんなでふれあい広場に到着したが、今度学園都市に入ってくるあろう子供たちで溢れかえっていてバスガイドの女性が

 

「休憩は一時間ですー! あまり遠くへ行っては駄目ですよー!」

 

と大声で注意していた

 

「タイミングが悪かったみたいですね」

 

初春がそんな光景を見ながら呟くいた

黒子は先に席を確保して置いた方が良いと考え

 

「先にベンチを確保してきますわ」

「あ じゃあ私も」

初春もそれに便乗し、二人は列を離れる

 

二人は離れる際に

「佐天さん私たちの分もお願いしますね」

「お金は後でお支払いしますわー」

 

しかし頼まれた佐天は言われた時に「え?」とマヌケな声を上げる

 

そう言って二人は席を確保しに向かった

 

佐天は振り向いた時に美琴が腕を組み指をパタパタさせている

「…え? 何?」

佐天の視線に気づいた美琴は順番がなかなか進まないのにイライラしていた

 

「いえ… あの…順番変わります?」

 

佐天がそう提案して一瞬 パァ!と顔を明るくするが

すぐに表情をもどし

 

「べ、別に順番なんて! 私はクレープが買えればそれで――」

そうは言うが彼女の視線はストラップを貰ってはしゃいでいる子供たちに目が行っている

 

「はぁ…」

 

思わず苦笑いをしてしまった

 

なんやかんやで順番が来た

 

「あ、俺は黒子の分買っとくから佐天は初春の分お願いな」

「はい、いいですよ」

 

短く交わし俺は自分の分と黒子の分を適当に買い

店員のお姉さんからクレープを貰いゲコ太のストラップを差し出してきた

 

「どうぞ。最後の一個ですよー」

「はい、最後の―――─え?」

 

その直後にガクンッ と勢いよく膝から倒れる音が聞こえた

その音に少しだけ驚いた俺は後ろを見ると美琴が絶望したようになっていた

 

「お、おい美琴?」

 

俺がゆっくりと声をかけると涙目でしかも猫みたいな目になっていた

ストラップを入手できなかったのがよほど悔しかったのであろう

 

「ほら、俺のやるから」

「え!? いいの!?」

「別に俺はいらねぇし」

「ありがとうー!!」

とストラップを上げただけでめちゃめちゃ感謝された

 

 

◆◆◆

 

「ほらお姉様ぁ、遠慮なさらずにぃ」

「要らないって言ってんでしょうが!! 何をトッピング

に納豆と生クリームなんか…」

 

初春と佐天はベンチに座り、俺は近くの木にもたれながら目の前で美琴と黒子が追いかけっこをしているという

光景を見ながら三人はクレープを食べていた

 

「よかったですね」

「え?」

 

ベンチでクレープを食べている初春が佐天に話しかける

彼女は一度食べるのを止めそのまま話を続けた

 

「御坂さん。お嬢様のイメージとはちょっと違ってたけど…思ったよりずっと親しみやすい人で」

 

初春に言われ改めて黒子から逃げている美琴を見て

 

「…うん、そだね」

 

そう静かに同意したが、

「けど、あんたの友達にはついていけないかも…」

「ははは…」

 

そう話している二人を見ながら俺も少しだけ笑みを零した

 

「…ん?」

不思議そうな顔をした初春がある一点を見つめているのに気がついた俺は初春と同じくその方向を見ると

そこには昼間から防犯シャッターが降ろされている銀行があった

 

「どうした、初春?」

「いえ、あそこの銀行…どうしてまだ昼間なのに、どうして防犯シャッター降ろしているんでしょう?」

佐天も初春の視線が気になりその銀行を見ていたその瞬間

 

ボォゥン!! と激しい爆発音と共に防犯シャッターが内側から吹き飛んだ

 

 

『!?』

 

広場にいた人々に戦慄が走る

銀行から出てきたのは4人組の強盗だった

 

「初春!警備員(アンチスキル)への連絡と、怪我人の有無の確認!急いでください!」

「は、はい!」

 

「黒子、2人ずつやるぞ!」

「了解しましたの!」

 

「ジャッジメントだ!器物破損、強盗の罪でお前らを拘束する!」

俺が言い終えると男達が殴りかかってきたが、

俺は戦いはスマッシュ退治で慣れているため攻撃を交わし、男達を気絶させた。

 

黒子の相手の一人が逃げて、さっきの見学の子供を連れ去ろうとしていたが、それに気づいた佐天が必死に抵抗して男に顔を蹴られた。

男は車に乗り、俺達を引こうとするが美琴が

「黒子!夏向!こっからは私の個人的な喧嘩だから手、出させて貰ってもいいわよね」

佐天が蹴られたことに怒っているのだろう。

「程々にしとけよ」

美琴は向かってくる車に彼女の得意技、レールガンを放った。

弾のコインは車のフロント部分に直撃し、車はフロント部分から地面に突き刺さっているような状態になっていた。

 

俺達は強盗団を鎮圧して安心していると、

 

『ネビュラスチーム』

 

少し遠くの方でそう聞こえたと思ったら煙弾のようなものが、俺が気絶させた1人に覆うようになった。

そう、男はスマッシュになっていた。

 

「なんですの!?あの怪物は!?」

黒子がスマッシュに気付いて攻撃をしようとするが

「待て黒子、あいつは俺が倒す」

懐からビルドドライバーと2つのボトルを取り出し

ドライバーを腰につけた。

 

「さぁ 実験を始めようか」

ボトルを振り、ドライバーに刺した

 

『ラビット タンク ベストマッチ!』

 

ベルトのレバーを回すと周りにパイプが伸びていき前には、赤 後ろには 青 のアーマーをかたどっていった。

 

『Are you ready ?』

 

「変身!」

 

前後のアーマーが夏向に装着された

 

『鋼のムーンサルト!!ラビットタンク!!イエーイ!!』

 

「夏向が…「お兄様が…「「桐生さんが…変わった…」」」」

 

全員が驚いていたが俺は構わず

 

「勝利の法則は決まった!!」

決めゼリフを言いスマッシュに向かって走った。

 

ビルドとなった夏向はゴリラスマッシュに攻撃をするが、装甲が硬く攻撃が通じていなかった。

このままでは拉致があかないと思い、

ラビットボトルをハリネズミボトルに変えた。

 

「ビルドアップ」

 

手の針で攻撃を数回し、ハリネズミをラビットに戻した

 

「これでフィニッシュだ」

 

ドライバーのレバーを回し、スマッシュから少し距離を取ると白いグラフが具現化し、グラフのY軸めがけビルドがジャンプし、X軸の曲線がスマッシュを挟み込んだ。

 

『Ready Go‼』

『ボルテックフィニッシュ!!イエーイ!!』

 

曲線に沿ってビルドのライダーキックが炸裂し、タンクローラーフットがスマッシュを削りとった。

 

スマッシュの身体が爆発すると、俺はベルトのボトルを抜き変身を解いた。

 

変身を解き、懐からエンプティボトルを取り出しキャップを開け、スマッシュに向けた。

すると粒子状の光がスマッシュからボトルへと移り、怪物は元の男へと戻っていた。

 

 

美琴たちの方を見ると俺以外の全員が困惑していた。

 

「ちょっと何なのよ!さっきの怪物とあんたのあの姿は!?」

美琴が俺を殴るような勢いで質問してきた。

 

「えっと…話すと長くなるのでまた今度!!」

なんか美琴が怖く見えたのでマシンビルダーで逃げた。

「こらー!ちゃんと説明しろー!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




はい、いかがでしたでしょうか?
今年中にあと2,3話当校出来たらいいなって思ってます。

次回もお楽しみに!

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