白狼伝説   作:のものもEX

1 / 1
始まりは突然に

(注)導入なので短いです


束の間の平和

拝啓、前世のお父様・お母様 先立つ不孝をお許しください。つーか、本当にいきなり死んだし、本人もびっくりだよ。今は、親父殿にはあった事が有りませんが、お袋殿と弟達に囲まれて楽しく(?)生きてます。ですが、どうしても判らないことが有るのです。それは・・・

 

「なんで犬なのさ・・・」

 

 

 

 

 

 

 

 

第1話 束の間の平和-俺の状況自体が平和じゃないんだが by一馬-

 

 

 

いやいやいや、なんで犬なのさ。いや、犬は好きだけどね?でも自分がなりたいかどうかは別問題だと思うんだ。おk、落ち着くためにちょっと整理してみよう。冷静に冷静に・・・『KOOL』になるんだ・・・。

 

脈絡なく心臓発作で死ぬ

     ↓

神様に出会う

     ↓

特に理由もなくバカにされる

 ↓

反抗する(ハゲと言いまくった)も返り討ち

 ↓

神「YOU、転生しちゃいなYO☆ 答えは聞いてない」

 ↓

俺、犬になる←いまここ

 

 

うん、自分で思い返しても意味わかんないね、これ。最初から最後まで、360度どこから見ても違和感しかないね。

いや、犬は好きだよ?モフモフだし、フサフサだし。でも、成りたいかって言われたら、普通皆NOだと思うんだ。

 

 

「ニーチャ、ニーチャ」

弟の1匹(隼)が声をかけてきた。

「なんだ弟よ、兄は今の状況に打ちひしがれるのに忙しいんだけど」

隼「?」

 

まぁ、そりゃそうだ。自分でも解らないものを、ましてや他犬、しかも生後2か月の弟が判るわけもない。

・・・あれ?俺も2カ月じゃなかったっけ?

隼「マンマ、マンマ」

「おぉ、そんなもうそんな頃合か。待ってな、狩って来るからさ」

隼「キャッキャ」

 

今の俺の家族は、お袋と弟2匹と妹1匹である。親父殿にはあった事がない。まぁ所詮犬だし、どっかで遊んでんじゃねーの?って感じなんだが。

ただ、問題なのがお袋の調子が良くないって事である。自分で狩りが出来ず、弟達も乳飲み仔である影響からか、少しずつ弱っているのが判る。

唯一狩りが出来る俺が、色々と調達しているんだが・・・。

え?なんでお前2カ月なのに乳飲まないで狩りが出来るんだって?

俺が聞きたいよ、心臓発作から犬になった下り迄全部。あのハゲ・・・覚えてろ・・・。

 

今俺が居るところは東京の西の山奥である。地理的には奥多摩よりさらに先あたりか。一回迷って町に降りた時、駅の名前が書いてた。

まぁ町にはあまり行けないけどね。最悪、保健所にヒアウィゴーになりそうだし・・・。

 

しかし犬になって判ったけど、人間って怖いわー。爆竹なんか鳴るのは日常茶飯事、あるところにはスリングショット(パチンコの上位版だと思ってくれればいいよ!)もあるし、農家も電気柵を用意してるところもある。

げに恐ろしきは人間って本当だね。

 

 

 

 

 

お、ウサギじゃん。今日はこいつにしよう。

隼「ニーチャ、オカー!」

「おう、ただ今。こら隼!先に食おうとするんじゃない!!椿と俊も何喧嘩してんだ!!全く・・・ただいまお袋。」

母「えぇ、お帰りなさい。人間に見つかったり、危ない目に合わなかった?」

「大丈夫だよ、見つからない様に森の深い所に行ってるからね。」

母「ごめんなさいね、私が病気なんかになっていなかったら、一馬に苦労を掛けずにすんだのに・・・」

「それは言わない約束ってやつだぜ」

 

こんな感じで、ゆるく毎日過ごしている。こんな生活がずっと続いていけばいいのにな・・・。え?なに?これフラグだって?マサカー

 

 

 

 

 

ところで、犬ってこんなに足早かったっけ?まだ2カ月なのに鹿とか余裕で追い越せるんだけど・・・。




名前:一馬(旧名:堀口 宏)
犬種:秋田犬(純白)

種族ボーナス:
嗅覚EX+
聴覚EX+
ジャンプ力EX+
モフモフ度EX+
フサフサ度EX+
凛々しさEX+
運動した後の「ハァハァ」音EX+


人間時からの引き継ぎボーナス:
人間の言葉が判る(人間の言葉はしゃべれない)
人間の道具の使い方が判る(犬だから使えない)
人間として教養(数学、現国とか)が判る(犬だから意味が無い)


転生ボーナス:
走るのは早い(ロケット兄弟を置き去りレベル)
ジャンプ力はすごい(公式チートの赤目と同じ)
力は並(佐助と同じレベル)


家族関係:

 行方不明


 秋田犬。
 4児の母で病にかかる。


隼:ハヤト
秋田犬(赤毛)
次男坊で、兄の颯が大好きで、いつも後ろをついて行っている。速力以外はパンピーな主人公を差し置いて、中々スペックがおかしい。


俊:シュン
秋田犬(黒虎毛)
三男坊でやんちゃ。椿といつもじゃれ合いをしているが、ヒートアップしすぎていつしか喧嘩となり、颯に怒られている。こいつもスペックがおかしい。


椿:ツバキ 
秋田犬(黒虎毛)末っ子の長女で、これまたやんちゃ。俊とじゃれ合うが力の加減を良くわかっておらず、本気で噛み付いているため、喧嘩の原因は大体椿にある。やっぱりスペックがおかしい。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。

評価する
一言
0文字 一言(任意:500文字まで)
※評価値0,10は一言の入力が必須です。参考:評価数の上限
評価する前に 評価する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。