怪獣酒場abyss   作:アイアンハイド

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どうもアイアンハイドです。新たな小説に挑戦します


怪獣酒場編
怪獣酒場abyss


ここは無数の怪獣や宇宙人たちが眠っている空間であり、多次元宇宙(マルチバース)の吹き溜まりの底といえる空間である怪獣墓場。基本的に薄暗く小惑星や浮遊大陸、その浮遊大陸の中央部には、「炎の谷」マグマの川のような地帯が存在している

その危険地帯のような怪獣墓場の浮遊大陸の端には何故か、怪獣や宇宙人が集まる酒場が存在していた。店は大きく、提灯が無数についており、何処か和風の出で立ちをしている。薄暗い怪獣墓場では目立つ場所である

 

その店の名は、怪獣酒場「abyss」

 

店内には様々な怪獣や宇宙人がおり

 

「おーい、もっと酒をくれ」

 

「こっちにも頼むぜ」

 

そう叫ぶのは金髪コンビの暗黒星人ババルウ星人とサーベル暴君マグマ星人

 

「もう〜〜〜飲めないぜ〜〜〜」 ダンッ!!

 

ジョッキを机に叩きつけ、顔を赤くしながら机に頭を乗せるヒッポリト星人

 

「ウィ〜〜アィりゃゃゃ〜」ヨロヨロッ

 

酔っ払って踊りだしてしまっている酔っ払い怪獣ベロン

 

等々、色々な怪獣や宇宙人達は各々楽しんでいた。そんな中、カウンター席ではある二人の宇宙人がヒソヒソと話をしていた

 

「なあなあ、この店のある噂を知っているか?」

 

酒を煽りながら隣の席に座る奴に話しかけるのは触角宇宙人バット星人

 

「何だ? その噂と言うのは。私はこの店は初めてなのでな」

 

そう言い隣のバット星人を見る凶悪宇宙人ザラブ星人

 

「何でも、この店の店主はあのウルトラマンベリアルからベリアル軍に勧誘を受けているらしいぞ」

 

「ベッベベ……ベリアルだとッ!?」

 

ザラブ星人は先程飲んだ酒を吹き出しそうになる

 

ウルトラマンベリアル…かつてザラブ星人の同族により、宇宙牢獄より脱獄し、ウルトラの星を襲撃、ウルトラ戦士を蹴散らし、光の国のプラズマスパークを奪い、凍結させるという暴れっぷりでこの宇宙では有名である

 

「ま…まさかデマではないのか」

 

「いや、実際にこの店でベリアルを見たって奴が騒いでたらしいぞ。その後、店主に騒がしいって店から追い出されてたらしいがな」

 

「それが本当なら恐ろしい店主なのだな。一体何者なのだ? その店主は?」

 

「さあな、謎の多い店主でな…「お待たせしました」おぉ、きたきた」

 

バット星人が何かを口にしようとしたその時、黒い服装に黒い仮面を被った店の従業員がバット星人の前に料理を運んできた

 

「バット星人タナコスさん、またいらして下さったのですね」

 

「おぉ、店主。当然だ、ここの酒と料理は宇宙でも最高だからな」

 

その両者の会話を聞いていたザラブ星人は驚いた

 

「あ…貴方がこの店の店主?」

 

「うん?…貴方はこの店初めてですか?」

 

そう質問するとザラブ星人は頭を縦に振る

 

「そうでしたか。初めまして、私がこの怪獣酒場「abyss」店主のアビスと申します。以後お見知りおきを」

 

 

そう言い、頭を深々と下げているこの男こそ怪獣酒場「abyss」店主であるアビスであった

 

 

(この男が…あのベリアルに)

 

ザラブ星人は注意深くアビスを見つめる 

 

(見た目的にはそれ程強そうには感じない、この男が……「あの……?」……!?)

 

思考に没頭していたザラブ星人は急に話しかけれ驚いてしまう

 

「あぁ…えぇッと何か?」

 

「何か注文しないですか?」

 

「おぉ、そうだぞザラブ。この店は料理も美味いぞ」

 

注文を聞くアビスに続くようにタナコスはザラブに料理を勧める

 

「じゃあ、タナコスと同じものを……」

 

「畏まりました」

 

注文を聞いたアビスは綺麗なお辞儀をして、その場を去っていく

 

「…本当に奴が、あのベリアルに?」

 

「さぁな、俺も噂で聴いただけだからな。それよりも今夜はもっと楽しもうぜ」カンッ

 

「……そうだな。せっかく酒が美味い良い店を知れたしな」カンッ

 

両者はそう言い、乾杯をし直すのであった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「よ〜し、今日もお疲れ様。全員解散」

 

「「「「お疲れ様です」」」」

 

今日の酒場の仕事が終わり、従業員達は店を出ていくなか店主のアビスだけは店の鍵締め等の最終チェックをして、店の裏手にある家(宇宙船)に帰っていく

 

(今日は何事もなく1日が終わって良かったな〜)

 

争い事もなく平和に終わった1日に喜びを感じながらアビスは自分の部屋へと帰っていった




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