「ハガネのヒーローアカデミア ~ FULLMETAL ALCHEMIST HERO~」 作:レッドファイル
爆豪side
鋼野錬。こいつの名前だけは覚えてる。入試で俺と一緒のエリアだったのに、1位になりやがった。おかげで選手宣誓も代役をさせられた!こいつも、半分野郎も、デクも!完膚無きまでに叩き潰して俺が一番ってことを証明してやる!
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鋼野side
爆豪か…ヒーロー基礎学でも戦ったことないな。爆発自体を分解するのは今の俺には無理だしなぁ、アレができればいけると思うんだが。しかもあいつ、遠中近距離、オールレンジで戦えて一発もある。ぶっちゃけ、いっちばん苦手なタイプだな。油断してくんねぇかなぁ。まあ、緑谷とやってみたいし、勝つしかないか…!
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【成績優秀!個性の規模はトップクラス!!口は悪いがそこはご勘弁を!!爆豪勝己ィ!!!
相対するは鋼野!!個性は完全に使用者の想像力に依存!!!発想が命だぜぇ!
相性は五分五分!勝利の女神がほほ笑むのはどっちだァ!!
試合開始ィ!!!!!!】
マイクのゴングが鳴り、火ぶたは気って落とされる。
恵まれた個性を恵まれた才能によりフル活用する爆豪。その目標はトップに立つこと。その一歩として目の前の石を蹴飛ばしにかかる
BOM!!
爆豪が距離を詰める。
(確かに俺相手なら近接のほうがいいかもな)
「うぉっら!!」
相対する鋼野はコンクリートの壁を作り爆破を免れる。と同時に壁から攻撃を伸ばす。
BOM
「効かねえよ!こんなの」
(そう、こいつの爆破は俺の使うコンクリをやすやすと壊せる。今俺が使えるのはコンクリくらいしかない。だから相性は決してよくはないんですよ!!プロヒーロープレゼントマイク!!今のところは…だから)
「これならどうだ?」
【おおっとぉ!鋼野、コンクリで剣を作る!これを食らったら痛そうだぁ!】
自信満々に剣を作る鋼野。その剣は自らを守り盾とも、進撃する矛ともなる。
BOM!!
【折られたぁ!!】
否、ならなかった。
「…」
「なめてんのかぁ!!??」
(やっぱそうだよね!?素材が一緒だからね!!??これならどうだ?は恥ずかしかった!!…はぁ、じゃあ)
「これならどうだ?」
【鋼野、またもや剣を作る!】
先程折られたものと見た目一緒の剣で爆豪に斬りかかる。もちろんのことだが、反応に長けた爆豪は爆ぜさせる。
BOM!!
だが、結果は先程とは異なる。
【また折られ…てない!】
「!?くそがっ」
(よかった上手くいって)
【おいおいなんでだぁ!?さっきまで壊せてただろ!】
爆轟以上に興奮し驚くマイク。彼の観察眼がないのか、それとも観客のためか。おそらく後者のためであろう。解説として相澤が入る
【鋼野の様子を見るにおそらく…】
「密度か…!」
(さすがだな爆豪一発でわかるなんて…っ)
「いや早すぎね!?」
「ああ?んなもん見ればわかるだろ」
「ああヤダヤダ才能マン」
「あぁ!?」
(密度を大きくしたってことは重くなってるてこった。ここは手数で攻める!)
さすがに入試次席なだけあって頭の回転もそこらの人間とは違う。この判断能力、決断能力こそが彼を天才足らしめたのだろう。攻撃すべき、と判断するや否や弾けんばかりの猛打が鋼野を襲う。
BOM!!BOM!!BOM!!BOM!!
BOM!!BOM!!
【爆豪ラッシュゥ!!これはひとたまりもないぞ!】
【確かに重い剣を持った鋼野には有効だ。だが】(あいつの母親は…)
「寛解流 肆の太刀【胡蝶】」ドゴッ!
「ぐっ!」(こいつ!)
【んん?!鋼野のカウンター!けど何で爆豪に反撃できた!?あの剣はかなり重たいんだろ?】
【よく見てみろ、鋼野は爆豪の爆破を強化した剣でガードしてるだろ。
そしてそのあとだ。爆破の衝撃を消さずにそのまま剣を一回転させて爆豪に当てている】
【ええ!?爆豪もかなりの速さで攻撃してるぜ!?】
【その速さにカウンターを持ってこれる反射神経もすごいがそれ以上に手首だ
あの重さの剣をあのスピードで回したらふつう壊れる。いったいいつからやってんだ…】
(やっててよかった寛解流!君も8歳から始めればここまでできるようになるよ!!!!!……母親の趣味です、はい。あの人はね…うん…とはいえ実際に役には立ってる。この技はそもそも女性向けの技らしい。普通の棒でさえ少し重い女性のために相手の力を利用して攻撃する技。俺はこれを応用し剣の方を重くすることで使ったのだ。おかげでやっと)
「ダメージが入ったかな?ボンバーヘッド!」
「ぶっ殺す!!」
厨二病その1。剣術にハマる