「ハガネのヒーローアカデミア ~ FULLMETAL ALCHEMIST HERO~」 作:レッドファイル
鋼野は観覧席に戻る。座ったところには先ほどまでいた緑谷にかわり、麗日がいた。
「おっす。今から緑谷達試合か?」
「あっ鋼野君!そう!デク君vs飯田くんだよ」
「おお、なかなかおもしろそうだな」
「うん!どっちにも勝ってほしいね!!」
「といいつつも?」
「庶民代表としてデク君に頑張って…って何言わせとんのよ!!」
「っはは!まあわかるよ。飯田は良いやつだけど…ジムに好きなだけ通える財力は正直気に入らん!!」
「そこまで?!ほら!応援しようよ!」
「冗談だよ」
『いよいよ準決勝!!お互い肉弾戦が得意!!緑谷は騎馬戦で飯田にやられてるからリベンジか?!
飯田対緑谷 試合開始!!!』
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緑谷side
【いよいよ準決勝!!お互い肉弾戦が得意!!緑谷は騎馬戦で飯田にやられてるからリベンジか?!
飯田対緑谷 試合開始!!!】
(たぶん飯田君は最初から蹴りで決めに来る。そこをあえてカウンターで決める!!)
緑谷の戦い方は常に予測と分析。友人である飯田ならそのうちの分析は済んでいる。あとは予測がどこまで及ぶかだが。
「レシプロバースト!!」
飯田が必殺技を叫び、ほぼ深しのスピードでの蹴りをお見舞いする。が、
ブンっ!!
(躱されたっ!!蹴りを読んでたか。しかし!)
ガツン!
【飯田のかかと落とし!そして緑谷の首根っこをつかんで場外へもっていく!!!このまま決まるかぁ!】
試合場は20メートル四方。飯田の脚力をもってすれば人ひとり抱えていても場外にやるのは容易である。
「君なら、そうすると、思ったよ!!!」
ダッ!!
首をつかまれ飯田に背を向けたまま引きずられていた緑谷。その勢いを活かし進行方向をずらすため、左足にワンフォーオールを使う。
「うおっ!!」
急な力に驚き力を緩める飯田。しかしこの力の前にその一瞬は命取りであった。
「うああああああ!!」
(足だけじゃなくて!!腕にも!!!ワンフォーオール5%!!)
場外への道は途中まで飯田が主導権を握っていたが進行をずらしたおかげでその慣性はすべて緑谷の者となる。あとはその慣性を飯田にぶつけるのみ。
今の緑谷の許容範囲内での最高の力を発揮し、飯田を場外へ投げ飛ばす。
ブオン!!!!
ズザザザザザザザ!!
「い、飯田君場外!勝者緑谷君!!」
【前の試合とうって変わって短期決着だぁ!】
「くっ、まさかレシプロの慣性を利用されるとは…..」
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鋼野side
「え、どういうこと?」
「つまり、レシプロで引きずられてるとき飯田に反発して逆方向に飛んでもパワー負けする。だから緑谷は飯田の進行方向の斜めに飛んで、そのまま飯田を投げ飛ばしたんだ。多分飯田もレシプロの時になにかされるとは思ってなかったんだろ。わかったか?緑谷好きの麗日さん?」
「?もちろん好きだよ?入試で助けてもらってるし!どしたん急に」
「あ、いや、何でもない…」
(緑谷の、麗日さんかわいいオーラが普段からすごいから茶々入れてみたんだけど…これは脈ありなのか?どうなんだ?)
「でもそっかー。デク君は相手の力を利用したわけだ。あれ?それって」
「ああ、発想はおれの【胡蝶】と一緒だ」
お、恐ろしい子…
「あれ、そういえば、鋼野君試合じゃないの?」
「げっ。早すぎんだろ…」
「がんばってね!!」ニコッ
「お、おう!」
緑谷。確かに麗日さんは、麗日でした。
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「お疲れさん緑谷」
「鋼野君。決勝まで来たよ」
「おお、まあまっとけ。すぐそっちに…」
「決勝に行くのは、優勝するのは俺だ」
氷のように冷えた発言をし登場する男、轟。
「轟、勝ちにこだわれよ??」
「??当たり前だ。敵に何言ってんだ」
「確認だよ。いい試合しようぜ。緑谷、待っとけ」
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【準決勝二戦目!!鋼野vs轟!!個性的に見れば!!鋼野有利か?
しかし相性なんざかんけえねぇと今まで試合でわかったぜ!!??
二人とも悔いだけは残すなよ!!
試合開始!!!】
少しですがスマッシュネタ入れてみました。スマッシュ、面白いですよね。また読みたい。